問題一覧
1
DSMやICDなどの診断基準は、操作的診断基準と呼ばれる
○
2
「対象の明確な」恐れを不安といい、「対象のない」恐れである恐怖と区別される
×
3
妄想は一般的に訂正可能である
×
4
血管性認知症では感情のコントロールが不能になる感情失禁がみられやすい
○
5
妄想は一般的に訂正可能である
×
6
思考途絶は躁状態で認める
×
7
うつ状態では観念奔逸となる
×
8
自分の考えが周囲に知られてしまうと感じることを考想化声と言う
×
9
意識は清明であるが周囲からの刺激に反応しない状態を昏迷という
○
10
統合失調症でみられる自発性の低下を無為といい、うつ病でみられる意欲の低下を制止(抑制)という
○
11
慢性期の統合失調症でみられる感情の平板化を感情失禁という
×
12
うつ病の妄想では誇大妄想が主体であり、心気妄想、貧困妄想、罪業妄想など微小妄想がみられることは少ない。
×
13
統合失調症で認める、連合弛緩、滅裂思考は思路障害である
○
14
改訂長谷川式簡易知的能力評価スケール(HDS-R)で15点のみで、アルツハイマー型認知症と診断できる
×
15
アルツハイマー型認知症の記憶障害は近時記憶障害とエピソード記憶障害が主体である
○
16
アルツハイマー型認知症では物盗られ妄想はみられない
×
17
記憶の構成要素には、記銘、保持、想起(再生)があり、認知症では記銘力障害が主体である
○
18
前頭側頭型認知症では、脱抑制、常同行動を認め、「我が道をいく行動(going my way behavior」が特徴的である
○
19
認知症の検査に画像検査は必要ない。
×
20
アルツハイマー型認知症の中核症状の治療薬には抗精神病薬がある
×
21
レビー小体型認知症でみられるパーキンソニズムには振戦や筋強剛がある
○
22
前頭側頭葉変性症では、常同行動の1つとして毎日決まった時刻に起床し、食事や散歩、テレビの時間などすべてスケジュール通りに行い、同じ時刻に就眠するような時刻表的生活が特徴的な症状である
○
23
レム睡眠行動障害はレビー小体型認知症を示唆する所見である
○
24
以下の疾患の内、幻視が特徴的であるものを2つ選んで下さい
レビー小体型認知症, アルコール離脱せん妄
25
統合失調症の発病率は( )人に1人程度
100
26
統合失調症発症年齢は( )
15歳〜35歳
27
統合失調症は脳内の神経伝達物質である( )が関与しているという説
ドパミン
28
統合失調症で障害されない精神機能はどれか
意欲
29
統合失調症の陰性症状はどれか
感情鈍麻
30
統合失調症患者が、自宅を訪問した看護師に「あなたは先週来たとき私のお金をとったでしょう」と言葉を荒げて尋ねた。解釈で正しいのはどれか
被害妄想がある
31
45歳の男性、既婚者。統合失調症と診断され、数回の入院歴がある。6か前から「周囲の人が自分の悪口を言っている」「盗聴器が仕掛けられている」などと言い、会社退職し再入院となった。薬物療法により被害妄想は改善されたが、手指の振戦と流涎が目立ったため薬物調整が行われた。その後、妻が離婚を要求し、本人も同意して子どもは妻が引き取ることになり、財産は妻に渡した。現在は引きこもりがちとなり、ぼんやりして臥床していることが多い。 薬物の副作用はどれか。
パーキンソニズム
32
統合失調症の症状は陽性症状と中間症状に分けられる
×
33
妄想は一般的に訂正可能である
×
34
てんかんの単純部分発作では意識が消失する
×
35
統合失調症の幻聴に特徴的なものは、音楽性の幻聴である
×
36
抗精神病薬は神経細胞のドパミン受容体に作用する
○
37
統合失調症の有病率は約1%であり、中年から高齢にかけて発症しやすい
×
38
統合失調症では陽性症状が改善したら速やかに薬物療法を中止する
×
39
抗精神病薬の副作用には、錐体外路症状、高プロラクチン血症、悪性症候群、水中毒など多岐に渡る
○
40
統合失調症の一般的な経過は、前駆期、急性期、消耗期、回復期、残遺期に分けられる
○
41
統合失調症で認める、連合弛緩、滅裂思考は思路障害である
○
42
精神症状を認める身体疾患は存在しない
×
43
第2世代抗精神病薬は定型抗精神病薬とも呼ばれる
×
44
統合失調症は約100人に一人の割合で発症する
○
45
入院中のうつ病患者が「この病棟の患者が落ち着かないのは、すべて私のせいです。私は皆に迷惑をかけている悪い人間です」と訴えている。患者にみられる症状はどれか
罪業妄想
46
うつ病について誤っているのはどれか
周囲の人達に励ましてもらう
47
躁状態の患者にみられる特徴的な訴えはどれか
「考えが次から次へと湧いてくる」
48
うつ病エピソードは少なくとも2週間は持続する
○
49
うつ病はほぼ全例が寛解(改善)する
×
50
うつ病では自尊心の肥大がみられやすい
×
51
双極性障害の治療に抗精神病薬を使用することはない
×
52
うつ病には身体症状が前景に出る事はまれであり、ほぼ全例が精神科を初診するため、診断は容易である
×
53
うつ病の妄想では誇大妄想が主体であり、心気妄想 貧困妄想、罪業妄想など微小妄想がみられることは少ない
×
54
双極性障害は遺伝的要因の関連が全くない
×
55
重症うつ病に対して電気けいれん療法が用いられる
○
56
双極性障害の治療薬には気分安定薬である、バルプロ酸やリチウムなどがある
○
57
どのタイプの気分障害か
双極1型障害
58
どのタイプの気分障害か
双極2型障害
59
どのタイプの気分障害か
大うつ病性障害単一エピソード
60
どのタイプの気分障害か
大うつ病障害反復エピソード
61
55歳の男性、会社員。半年前、定年後の再就職を心配していたところ、歩行中急に不安となり、動悸がして、気が遠くなり倒れそうな感じでしゃがみこみ、救急車で近くの病院へ運ばれた。一通りの検査を受けたが異常は見つからなかった。以後、不安、動悸、息苦しさ、めまいなどが発作的に 起こるようになった。身体的な病気を疑い、他の病院を受診し検査を受けたが異常は見つからなかった。このような発作にいつまた襲われるかもしれないと悩んでいた。本日、同様の発作が出現したので初めて精神科を受診した。認められる症状で正しいのはどれか
予期不安
62
心的外傷後ストレス障害(PTSD)に認められるのはどれか。
危うく死ぬような体験をし、恐怖を覚えた, 外傷の原因となった体験が何度もよみがえる
63
パニック障害の治療として抗不安薬や抗うつ薬であるSSRIが用いられる
○
64
パニック発作は何の前触れも無く生じ、10分以内にピークとなる。自律神経症状とこのままでは死ぬのではないかという恐怖に襲われる
○
65
心的外傷後ストレス障害の持続期間は1ヶ月未満である
×
66
強迫性障害では、本人も強迫観念は無意味または不合理と感じている
○
67
強迫性障害でみられる不潔恐怖とは、汚れや細菌汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯を繰り返すことや、ドアノブや手すりなど不潔だと感じるものを恐れて触れない症状である
○
68
21歳の女性。短大を卒業後親から独立し現在一人暮らし。過干渉な母親から付き合っている男性と別れるように言われた。「これからも母親がすべてに干渉してくると思うと何もかもいやになる」と交際相手に訴えた。最近は眠ろうとしても何時間も寝付けず、朝も起きられないため仕事もやめてしまった。食欲はなく体重はこの2週で5kg減少したため精神科外来を受診し開放病棟へ任意入院した。入院時患者の身長は160cm、体重は41kgである。入院後睡眠薬が処方された
入眠障害
69
断酒会やAA(alcoholicsanonymous)などの自助グループにはアルコールを思い出させてしまうため、なるべく参加しないほうが断酒率は高い
×
70
注意欠陥多動性障害は男児に多い
○
71
アルコールの酩酊状態は大きく 分けて、単純酩酊、複雑酩酊、病的酩酊である
○
72
睡眠段階はノンレム睡眠とレム睡眠に分けられる
○
73
アルコール依存症の治療としては、徐々に酒量を減らす節酒が基本である
×
74
ダウン症や妊娠中の風疹感染は精神遅滞の原因となる
○
75
自閉スペクトラム症でみられるタイムスリップ現象(フラッシュバック)は、過去に経験したことがあたかも現在生じているように感じることである
○
76
自閉スペクトラム症の診断基準では、言語発達の遅れは必須項目である
×
77
摂食障害では著しい身体像(ボディイメージ)の障害によりやせることへの異常な執着を特徴とする
○
78
虚偽性障害には外的動機が欠如する
○
79
神経性無食欲症では食欲が無くなり痩せていく
×
80
パーソナリティ障害では、人格傾向に柔軟性がなく不適応を示す。また、重要な機能障害や自覚的苦痛を認めることがある
○
81
摂食障害では痩せることを目的とするため、盗み食いや食品窃盗などの問題行動は絶対に認めない
○
82
転換性障害は神経疾患や身体疾患では説明できない神経症状が出現するが、患者が意図的に行っていると言われる
×
83
精神科疾患の国際的な診断基準には( )や( )がある
DSM, ICD
84
精神疾患は原因やメカニズムが明らかでないので、これらの診断基準はとりあえず症状だけで標準的な診断名を作っている( )
操作的診断基準
85
アルツハイマー型認知症の記憶障害は( )と( )が主体である
近時記憶障害, エピソード記憶障害
86
アルツハイマー型認知症の認知機能障害には、失語、失行、失認さらには、( )がある
実行機能障害
87
アルツハイマー型認知症の失語では( )から始まること多いが、構音や会話技術は保たれる
語想起困難
88
血管性認知症の症状
感情失禁, 神経症状, まだら認知症
89
レビー小体型認知症の中核症状
認知の変動, 幻視, パーキンソニズム
90
レビー小体型認知症の示唆的症状
REM睡眠行動障害, 重篤な抗精神病薬への過敏性
91
前頭側頭型認知症の症状
脱抑制, わが道を行く行動, 常同行動
92
統合失調症の発症時期としては( )( )に多い
思春期, 青年期
93
統合失調症の症状としては、( )が有名である
シュナイダーの一級症状
94
統合失調症の主要症状は、( )、( )、まとまりのない発語、( )の行 動などの陽性症状。( )などの陰性症状。
妄想, 幻覚, 緊張病性, 感情の平板化
95
統合失調症の幻聴の内容は( )と、( )の形式や、思考・行動を( )、( )する、( )を与える。
話しかけ, 応答, 批判, 批評, 注釈
96
統合失調症の幻聴には、( )や( )がある。 その他の幻覚には( )などがある。
機能性幻聴, 考想化声, 体感幻覚