メールを盗聴や改ざんなどから守るために米国RSA Data Sequrity社によって開発された技術で、公開鍵暗号技術を使用して「認証」「改ざん検出」「暗号化」などの機能をメールソフトに提供する仕組み。ただしこれを使用するにあたって送受信する当事者同士のメールソフトがこの企画に対応していることと、公開鍵の持ち主側が組織内CA(認証局)やパブリックCAなどから鍵と証明書を入手しておく必要がある。
No.7
公開鍵暗号方式を使用してファイルや電子メールの暗号化認証改ざん検知を行うツール。米国のphilip Zimmermann氏によって開発され、RFC4880として標準化されている。公開鍵の検証にフィンガープリント(電子指紋)というハッシュ値を使用し、さらに使用者が公開鍵に信頼度を設定し合う仕組み(Web of trust:信頼の輪)で公開鍵の正当性を確保しているため、認証局を必要としないことが特長である。S/MIMEと同様に、暗号化メールを送受信するには通信を行う両者のメールソフトがこの規格に対応していなければならない。