問題一覧
1
病理学的検査には( )、( )、( )がある。
病理組織学的検査(組織診) 細胞学的検査(細胞診) 病理解剖学的検査(剖検)
2
組織診は( )、( )、( )に分けられる。
生体組織検査(生検) 手術組織検査 術中迅速組織検査
3
組織標本作成の手順
固定ー切り出しー脱脂ー脱灰ー脱水ー脱アルコールー包埋ー薄切ー貼付ー伸展ー脱パラフィンー染色ー脱水ー透徹ー封入
4
架橋型固定剤 3つ
アルデヒド類、オスミウム酸、過マンガン酸カリウム
5
凝固型固定剤 5つ
エタノール、アセトン、酢酸、ピクリン酸、昇汞(塩化第二水銀)
6
望ましい固定液の量と温度、固定時間
組織片の10倍以上 常温(一部の特殊染色や電子顕微鏡標本では4℃) 24〜48時間
7
ホルマリンとは、ホルムアルデヒドを( )%含む水溶液を指す
約37
8
局方ホルマリンにはホルムアルデヒドが( )%、( )が( )%含まれる
35〜37、メタノール、10〜15
9
ホルマリンを扱う時の注意 3つ
ゴム手袋やマスクの着用 換気の実施、ドラフト内で作業 廃液の処理
10
ホルマリン系固定液 4つ
10〜20%ホルマリン 10%中性ホルマリン 10%等張ホルマリン 10%中性緩衝ホルマリン
11
ホルマリン以外のアルデヒド系固定液 4つ
2〜4%グルタルアルデヒド液 4%パラホルムアルデヒド液 PLP液 ザンボーニ液
12
アルコール系固定液での証明に適した物質 5つ
グリコーゲン、粘液、核酸、尿酸、ニッスル顆粒
13
アルコール系固定液 2つ
無水エタノール、カルノア液
14
カルノア液の調製
無水エタノール、クロロホルム、氷酢酸
15
酸を含む固定液 3つ
ブアン液 ザンボーニ液 1〜2%オスミウム酸液
16
ブアン液の調製
ピクリン酸飽和水溶液 ホルマリン原液 氷酢酸
17
重クロム酸カリウムを含む固定液 2つ
ミュラー液、オルト液
18
昇汞を含む固定液 4つ
ツェンカー液 ヘリー液 マキシモウ液 スーサ液
19
脱脂に要する時間
6〜48時間
20
脱脂液 4つ
無水エタノール アセトン メタノール・クロロホルム混合液 メタノール・キシレン混合液
21
望ましい脱灰液の濃度、量、温度と注意点
5〜10% 組織片の100倍以上 15℃前後、4℃(低温)、30℃(EDTA液) 容器は密栓しない
22
脱灰促進法に用いるもの 2つ
電気、イオン交換樹脂
23
無機酸脱灰液 2つ
塩酸、硝酸
24
有機酸脱灰液 2つ
ギ酸、トリクロロ酢酸
25
プランク・リクロ液(迅速脱灰液)の調製
塩化アルミニウム・一水和物 蒸留水 ギ酸 濃塩酸
26
脱灰後は( )に浸して脱灰液を除去する。無機酸やプランク・リクロ液を用いた場合は予め( )に漬けておく。
70%アルコール 5%硫酸ナトリウム
27
脱水剤1つと無水化に用いる物質2つ
無水アルコール 無水硫酸銅、モレキュラーシーブ
28
脱アルコール剤 5つ
キシレン(キシレン代替剤) クロロホルム トルエン ベンゾール ツェーデル油
29
疎水性包埋剤 4つ
パラフィン セロイジン メタクリル樹脂 エポキシ樹脂
30
親水性包埋剤 3つ
カーボワックス ゼラチン OCTコンパウンド
31
滑走式ミクロトーム 3つ
ユング型 シャンツェ型 テトランダー型
32
回転式ミクロトーム 2つ
ミノー型、ザルトリウス型
33
組織薄切面と刃面がなす角度を( )といい、ユング型では( )°、ミノー型では( )°に調整する
逃げ角、2〜5°、2〜10°
34
薄切方向に対して刃の交わる角度を( )といい、ミノー型では( )°である。ユング型では硬組織は( )°、軟組織は( )°で薄切するとよい。
引き角、90° 約45°、約90°
35
凍結標本作成の手順(固定前)
切り出しー凍結包埋ー薄切ー固定ー染色
36
凍結包埋に用いる包埋剤は( )である 包埋剤3つ
水溶性 OCTコンパウンド クリオマウント ホワイトティッシュコート
37
凍結切片作成用のミクロトームを( )といい、これは( )式である
クリオスタット、回転
38
術中迅速診断のHーE染色の場合、凍結切片作成後は( )を行う
湿潤固定
39
塩基製色素 7つ
メチル緑、メチレン青、 チオニン、トルイジン青、 クリスタル紫、ナイル紫、 サフラニンO
40
酸性色素 7つ
エオジン、ピクリン酸、 酸性フクシン、オレンジG、 アゾカルミンG、アニリン青、 ライト緑
41
両性色素1つと無極性色素2つ
エオジン酸・メチレン青 ズダンⅢ、オイル赤O
42
染色前に( )、( )、( )、染色後は( )、( )を行い、封入する。 必要であれば( )も行う(染色前)。
脱パラフィン、脱キシレン、親水 脱水、透徹 ホルマリン色素の除去
43
ホルマリン色素の原因と除去法2つ
酸化ヘマチン カルダセウィッチ法、ベロケイ法
44
HーE染色において、ヘマトキシリンは( )を、エオジンは( )や( )を染める
核 細胞質、細胞間質
45
進行性ヘマトキシリン液 2つ
マイヤー液 リリー・マイヤー液
46
マイヤー液の調製
ヘマトキシリン エタノール ヨウ素酸ナトリウム カリウムミョウバン クエン酸 抱水クロラール
47
退行性ヘマトキシリン液 4つ
カラッチ液 ギル液 ハリス液 デラフィールド液
48
カラッチ液の調製
ヘマトキシリン エタノール ヨウ素酸ナトリウム カリウムミョウバン グリセリン
49
免疫組織化学染色は( )を利用する。 主な役割は( )、( )、( )である。
抗原抗体反応 病理診断、予後の判定、治療薬適応
50
免疫染色は標的によって( )、( )、( )、( )に分けられる
酵素抗体法 蛍光抗体法 重金属標識抗体法 放射性同位体標識抗体法
51
免疫染色法の原理は( 1 )と( 2 )である 1に入る語句と方法2つ 2に入る語句と方法2つ
1・・・抗原抗体反応 直接法、間接法 2・・・可視化 酵素抗体法、蛍光抗体法
52
酵素抗体法に用いる酵素 2つ
西洋ワサビペルオキシダーゼ アルカリホスファターゼ
53
酵素抗体法の前処理 5つ
剥離防止剤塗布スライドガラスの使用 抗原性賦活化 内因性酵素活性のブロッキング 非特異反応のブロッキング 内因性ビオチンのブロッキング
54
抗原性賦活化について 処理法 2つ
蛋白分解酵素処理 加熱処理
55
内因性酵素活性のブロッキングについて 使用する溶液 3つ
過酸化水素メタノール 過酸化水素水 過ヨウ素酸水溶液
56
非特異反応のブロッキングについて ブロッキング液 3つ
正常動物血清 カゼイン溶液 ウシ血清アルブミン
57
内因性ビオチンのブロッキング
0.1%アビジン溶液を反応させ、洗浄後0.01%ビオチン溶液で処理
58
酵素抗体法の試薬について 洗浄・希釈用緩衝液 2つ 抗体希釈液 調製 発色液(DAB溶液) 調製
PBS、TBS PBSorTBS+ウシ血清アルブミン(1%濃度)+アジ化ナトリウム(0.02〜0.05%濃度) DAB+0.05Mトリス塩酸緩衝液+30%過酸化水素水
59
蛍光抗体法で使用する顕微鏡 2つ
蛍光顕微鏡 共焦点レーザー顕微鏡
60
蛍光抗体法について 主な蛍光色素 2つ 主な核染色試薬 1つ
FICT(緑黄色)、Cy3(赤橙色) DAPI(青色)
61
癌抑制遺伝子の欠損と疾患 網膜芽細胞腫・・・ ウィルムス腫瘍・・・ 神経繊維腫症・・・ 家族性乳癌・・・
RB, WT1, NF, BRCA
62
電子顕微鏡には( )と( )がある
透過型、走査型
63
透過型電子顕微鏡の手順
固定ー脱水ー置換ー包埋ー熱重合ー超薄切ー電子染色
64
走査型電子顕微鏡の手順
固定ー脱水ー置換ー乾燥ー金属イオン蒸着
65
電子顕微鏡の固定は( )と( )による二重染色である。 走査型では( )を行う場合がある。
グルタルアルデヒド液 オスミウム酸液 タンニン酸処理
66
透過型と走査型で置換に用いる物質
酸化プロピレン 酢酸イソアミル
67
透過型で、超薄切に用いるミクロトームとナイフ2つ
ウルトラミクロトーム ガラスナイフ ダイヤモンドナイフ
68
電子染色に用いる染色液 2つ
酢酸ウラン、クエン酸鉛
69
走査型の乾燥法 2つ
臨界点乾燥、凍結乾燥
70
透過型に用いる包埋剤は( )で、走査型は( )
エポキシ樹脂 包埋しない
71
走査型では、試料台に乗せた後( )を行う 方法2つ
金属イオン蒸着 イオンスパッタコーティング法 真空蒸着法