問題一覧
1
🌟◎慢性疾患 個人のセルフケアが病気の経過を大きく左右する要因となる ↓ 医療専門家への依存が( ) ↓ 出来なくなっている必要なセルフケアを自己にて確立できるように看護師が( )に関わることが重要
低い 支持的
2
◎生活習慣病 生活習慣病は慢性疾患の原因となりうる。 メタボリックシンドロームの診断基準 腹囲:男性( )cm以上、女性( )cm以上 HDLコレステロール:( )mg/dl未満 中性脂肪:( )mg/dl以上 血圧:( )mmHg以上 空腹時血糖:( )mg/dl以上
腹囲:男性87cm以上、女性90cm以上 HDLコレステロール:40mg/dl未満 中性脂肪:150mg/dl以上 血圧:130/85mmHg以上 空腹時血糖:110mg/dl以上
3
🌟◎慢性疾患における治療の特徴 長期にわたって患者がセルフマネジメントできるように( )を行って( )を促し、それを( )できるように支援すること 穴埋めじゃなくても答えれるといいカモ
動機付け 行動変容 長期に継続
4
🌟◎慢性期における看護師の役割 ①( )と( )を支える援助 ②( )を促す援助 ③( )を促すための( ) ④患者の( )および( )における関わり
①インフォームドコンセントと意思決定を支える援助 ②病気の受け入れを促す援助 ③セルフマネジメントを促すための継続的支援 ④患者の人権擁護及び倫理的問題における関わり
5
🌟◎インフォームドコンセントと意思決定を支える援助 インフォムードコンセントとは…( )と( )&( )と( ) 看護師の役割は、 ①医師が患者に説明する場に( )としての役割 ②互いの( )がうまく図れるように( )する役割 ③どうしても発言できない場合は患者の( )としての役割 ④患者が( )して医療が受けられるように支援する役割 ⑤患者の( )し患者が( )可能な説明をする
説明と同意&理解と選択 ①同席者 ②コミュニケーション、調整 ③代弁者 ④理解し納得 ⑤権利を尊重、同意・選択
6
🌟◎病気の受け入れを促す援助 4つの要素
積極的傾聴・受容・保証・共感
7
🌟◎アドボカシー 説明せよ
自己の権利を表明することが難しい寝たきりの高齢者や認知症患者、障害者に代わって代理人が権利を表明すること
8
◎チーム医療の目的 ①( )・( )を高める ②( )のある医療の提供 ③( )や( )を行う ④( )な問題解決のため
①満足感・QOLを高める ②継続性のある医療の提供 ③意思決定や症状マネジメントを行う ④倫理的な問題解決のため
9
🌟◎アドヒアランス アドヒアランス医療者と患者の( )関係である。 詳しく説明せよ。
パートナーシップ 医療従事者の指示に(自らの意思で実施しているか)を評価すること
10
🌟◎セルフマネジメント セルフマネジメントとは、簡単に言えば( )するということ。 慢性疾患を持つ場合は… 健康問題を抱えている個人が、医療専門家と( )して計画された活動を( )プロセス
自分自身で管理する 協働、意図的に実行する
11
🌟◎セルフマネジメント 説明せよ。
自分の行動や考えや感情を自分で観察記録すること
12
🌟◎病状マネジメント 慢性疾患を持つ人が自分の症状の( )を把握し、自らの( )に沿って( )を( )し、症状を持ちながらもどのような生活が可能かを( )、自分の活動に( )を持って症状を管理していくこと
パターン、価値観、対処方法、選択、見極め、計画性
13
◎教育的支援・相談 ( )・( )の予防のため行われる。 相談技術の過程を順に答えよ
急性増悪・合併症 環境・傾聴・質問・承認・提案
14
◎胆石症の症状 ( )の三徴→( )・( )・( )
シャルコーの三徴→上腹部痛・発熱・黄疸
15
🌟◎腹腔鏡下手術の長所 4つ答えよ
1.傷が小さく目立ちにくい 2.術後の疼痛が少ない 3.術後感染のリスクが少ない 4.術後癒着がしにくい
16
🌟◎腹腔鏡下手術の短所 4つ答えよ
1.傷の数が増える 2.気腹を行うことによる合併症がある。 3.手術手技が難しく手術時間が長い。 4.特殊機器を使用するため医師の習熟が必要。
17
◎気腹によるトラブル 1.ガス圧による呼吸・循環への影響 ①横隔膜が押し上げられると、肺が膨らみにくくなり、( )や( )の原因となる。 ②下大動脈を流れる( )する。その結果、( )、( )しやすくなる。
①無気肺、機能的残気量の低下 ②静脈環流が減少、心拍出量が低下、血圧も低下
18
◎気腹によるトラブル 2.吸収による血中炭酸ガスの増加 炭酸ガスが血管損傷部や腸間膜から体内に吸収されると、( )を生じることがある。炭酸ガスは不燃性であり、血液に溶けやすいため、このような症状が起きやすい。
高炭酸ガス血症
19
◎気腹によるトラブル 3.炭酸ガスによる末梢血管閉塞(呼吸障害) 手術操作で大血管損傷時に気腹圧を上げすぎたために、炭酸ガスが血管内に入り、( )が詰まり( )を起こすことがある。ただし、少量であれば炭酸ガスは血管内で吸収されるため、重篤なものは極めて稀である。
肺の末梢血管、呼吸障害
20
◎気腹によるトラブル 4.静脈還流减少による深部静脈血栓症 • 肺血栓塞栓症 静脈還流の減少により、( )が悪くなることで( )血栓症を形成する可能性が高くなる。血栓により( )塞栓症を起こすと、急変の可能性も高く、重篤である。
下肢への血流、深部静脈、肺血栓
21
◎気腹によるトラブル 5.冷たい炭酸ガスによる体温への影響 ポンベから乾燥した室温程度の炭酸ガスが腹腔内へ注入される。気腹装置のほとんどは加温機能をも たないため、体温よりも( )により腹腔内臓器が冷やされ、体温が低下する。低体温状態が特続すると、手術後に( )や( )、不整脈を起こすことがある。
低い温度の炭酸ガス、シバリング、低酸素血症
22
◎気腹によるトラブル 6.放散痛 横隔膜が過伸展され、( )の刺激により、術後に( )が出現することがある。多くの場合には自然に消失する。
横隔膜神経、肩への放散痛
23
◎気腹によるトラブル 7.炭酸ガスによる皮下気種 トロッカー挿入部から( )か入り込み、( )を形成することがある。
皮下に炭酸ガス、皮下気腫
24
🌟◎気腹によるトラブル 7つ全て答えよ こういう形式で聞かれるか、内容聞かれるかどっちかやと思う
1.ガス圧による呼吸・循環への影響 2.吸収による血中炭酸ガスの増加 3.炭酸ガスによる末梢血管閉塞(呼吸障害) 4.静脈還流减少による深部静脈血栓症 • 肺血栓塞栓症 5.冷たい炭酸ガスによる体温への影響 6.放散痛 7.炭酸ガスによる皮下気種
25
◎腹腔鏡下手術による合併症 ①全身麻酔の影響、気管挿管、麻酔薬などの影響による( )・( ) ②術中の同一体位、下肢の静脈還流の減少による( )・( ) ③限られた視野での手術のため、( )のリスクがある。 ④クリップの閉鎖不全や脱落のために腹痛や発熱が起きる( ) ⑤トロッカー挿入部からの炭酸ガスの皮下への流入による( ) ⑥気腹による横隔神経刺激による( ) ⑦胆嚢を消失したことにより、胆汁のし濃縮が行えず脂肪分解作用が減弱するため( )、( )、( )を起こす可能性がある。
①無気肺、肺炎 ②深部静脈血栓症、肺塞栓症 ③腹腔内出血 ④術後胆汁痛 ⑤皮下気腫 ⑥放散痛 ⑦下痢・胸焼け・腹痛
26
◎胃・十二指腸潰瘍の原因 4つ答えよ
感染・薬物・ストレス・生活の不摂生
27
◎胃・十二指腸潰瘍の食事療法 1.( )の良い食品や( )を選ぶ 2.栄養の( )を整える 3.( )食品を避ける 4.食事の( )を見直す
1.消化、調理法 2.バランス 3.刺激性 4.タイミング
28
◎上部消化管内視鏡検査 🌟検査前日 ①検査前の( )以降から、当日の朝食を含め、( )を禁ずる 🌟前投薬 ①( )の服用(内服) ②( )麻酔(ゼリー状の薬を5分以上含む) ③( )薬( )薬の使用
検査前日 ①21時、飲食 🌟前投薬 ①消泡薬の服用 ②咽頭麻酔 ③鎮静薬、鎮痛薬の使用
29
🌟上部消化管内視鏡検査の術後 ①咽頭麻酔が残るため検査後( )は( )である。まず水分を少量飲んでみて、( )を確認してから飲食してもらう。 ②生検を行った場合( )以降に飲食してもらう。その日は( )通常より( )食事にする。
①1時間、禁飲食、むせないこと ②1時間30分~2時間、アルコール・刺激物の飲食を禁じ、消化のいい
30
◎胃がん術後合併症 高張な食物が小腸内に一気に入ることで様々な症状を呈する症候群を( )という。
ダンピング症候群
31
◎術後の食事指導 3つ答えよ
①高タンパク、低炭水化物、過度な脂質食を避ける ②一回量を少なく5~6回に食事を分ける ③ゆっくりよく噛む
32
◎COPD COPDとは( )のことであり、( )かつ( )である。 一番の原因は( )であり、患者の90%に喫煙歴がある。有害物質を長期に吸引暴露することで生じる肺の( )である。 ( )指数が高いほどリスクが高い。
慢性閉塞性肺疾患、進行性、不可逆的 たばこ、炎症性疾患 ブリンクマン
33
◎COPDの症状 慢性的な( )・( )・( ) 身体所見を4つ答えよ
労作時の呼吸困難・咳嗽・喀痰 1.呼気の延長 2.胸鎖乳突筋の肥大 3.樽状胸郭 4.フーバー徴候
34
🌟◎COPDのスパイロメトリー ピンクと黄色の部分を答えよ
ピンク…閉塞性換気障害 黄色…拘束性換気障害
35
◎COPDのスパイロメトリー 1秒率が70%以上だと 1秒率が 70%以下だと
拘束性換気障害 閉塞性換気障害
36
◎COPDの治療 ステロイド吸入薬 吸引薬は直接気道に届くため、経口よりも( )薬剤量で効果があり、副作用が( )できる 不快感や刺激感などの副作用はあるが、( )を2回すれば90%以上洗い流せる
少ない、軽減、含嗽
37
🌟◎COPDの看護介入 ①効果的な( )方法の指導 ②( )ドレナージ ③暗出が困難な場合は( ) ④( )薬の吸入 ⑤( )ケア
①喀痰喀出 ②体位的 ③吸引 ④気管支拡張 ⑤口腔
38
◎抗がん薬の副作用 8個答えよ
1.血管外漏出 2.骨髄抑制 3.悪心・嘔吐 4.便秘 5.下痢 6.神経障害 7.皮膚障害 8.口内炎
39
◎放射線療法の副作用 早期反応を4つ 晩期反応を4つ答えよ
◎早期反応 放射線宿酔 放射線皮膚炎 放射線粘膜炎 急性浮腫 ◎晩期反応 皮膚・粘膜の難治性潰瘍 壊死 イレウス 穿孔
40
◎副作用に対する看護 放射線療法の早期副作用である 1.放射線宿酔には( )の必要がある。 2.放射線皮膚炎には( )の必要がある。 3.放射線粘膜炎には( )・( )の必要がある。 4.急性浮腫には( )する必要がある。
1.安静臥床 2.清潔保持 3.冷罨法・清潔保持 4.保護
41
正しい組合せはどれか。 1.腸の分節運動 ――― 水分呼吸機能 2.コレシストキニン ――― 胆嚢の外分泌液 3.トリプシン ――― 脂肪分解酵素 4.オッディ括約筋 ――― 胆汁排泄の調節
4
42
脂肪を乳化するのはどれか。 1.胆汁酸塩 2.トリプシン 3.ビリルビン 4.リパーゼ
1
43
肥石症について誤っているのはどれか 1.発作のある場合は糖質の摂取を制限する 2.発熱を伴う黄疸の場合は減黄処置がとられる 3.腹腔鏡下胆嚢摘出術は侵襲が少ない 4.胆嚢結石はコレステロール系結石が多い
1
44
胆石症について適切でないのはどれか。 1.疝痛発作が特徴である。 2.内視鏡下胆のう摘出術が行われる。 3.男性に好発する。 4.急性胆のう炎を合併しやすい。
3
45
急性胆管炎の代表的な3症状を示すCharcot〈シャルコー〉3徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。 1.黄 疸 2.嘔 吐 3.下 痢 4.発 熱 5.意識障害
1.4
46
Aさん(56歳、女性、主婦)は、胆石症と診断され、腹腔鏡下胆囊摘出術予定で入院した。Aさんは身長152cm、体重70kgである。Aさんは、数年前に脂質異常症を指摘されたが、治療は受けていない。Aさんにその他の特記すべき既往歴はない。 問題1 看護師が手術オリエンテーションを行い、術後の入院期間は5日程度であると説明した。これに対してAさんは「1年前に妹が同じ手術を受けたが、食事はしばらく食べられず3週間以上管が抜けなかった。自分にも妹と同じ合併症が起こるかもしれない」と心配そうに話した。 Aさんが心配している、妹に起こった合併症はどれか。 1.肺 炎 2.胆汁瘻 3.皮下気腫 4.深部静脈血栓症 問題2 Aさんは、全身麻酔下で気腹法による腹腔鏡下胆囊摘出術を受けた。 手術中にAさんに最も生じやすいのはどれか。 1. 褥 瘡 2. 高体温 3. 無気肺 4. 脳梗塞 問題3 Aさんの術後の経過は良好で、退院の許可が出た。 退院後の日常生活に関する説明で正しいのはどれか。 1. 「低蛋白食を摂取してください」 2. 「退院後1週間、シャワー浴はできません」 3. 「脂肪分の多い食事で下痢をするかもしれません」 4. 「傷口が赤く腫れてきたら、消毒をしてください」
問題1…2 問題2…3 問題3…3
47
抗癌薬による骨髄機能抑制症状はどれか。 1.嘔 吐 2.脱 毛 3.下 痢 4.歯肉出血
4
48
骨髄抑制が出現するのはどれか。 1.麻 薬 2.利尿薬 3.抗癌薬 4.強心薬
3
49
抗癌薬の有害な作用で起こりやすいのはどれか。 1.嘔 吐 2.失 禁 3.高血糖 4.光線過敏
1
50
非小細胞肺癌で化学療法を初めて受けた患者。治療開始10日目の血液データは赤血球300万/μL、Hb11.8g/dL、白血球1,000/uL、血小板12万/μL、クレアチニン1.0mg/dLであった。この時期に最も注意して観察するのはどれか。 1.色素沈着 2.尿量減少 3.感染徴候 4.脱毛
3
51
遅発性の反応として予測されるのはどれか。 1.皮膚炎 2.肺臓炎 3.放射線宿酔 4.頭髪の脱毛
2
52
64歳の女性。下咽頭癌と診断され放射線療法を開始した。 治療中の生活指導で適切なのはどれか。 1.脱毛が起こるのであらかじめ髪を短く切る。 2.倦怠感が出現したら治療を休んでよい。 3.痛みを伴う口内炎では含嗽は控える。 4.入浴時に照射部位をこすらない。
4
53
抗癌薬の静脈内注射を開始した直後に注意すべき観察項目はどれか。2つ選べ。 1.頻 脈 2.脱 毛 3.血圧の低下 4.口腔粘膜炎 5.白血球数の減少
1.3
54
Aさん(65歳、男性)は、右下葉の肺癌(T3N2M0)と診断され、抗癌化学療法(シスプラチン+エトポシド)1クール4日間を4クール行うことになった。入院時のAさんは、体温36.2℃、呼吸数18/分、脈拍72/分、血圧124/74mmHgであった。経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>は98%で、咳嗽が時々みられるが、痰の喀出はなく、胸部の聴診にて副雑音はない。Aさんの血液検査の結果は、白血球5,600/μL、アルブミン3.7g/dL、CRP0.3mg/dLであった。Aさんは20歳のころから毎日20本の煙草を吸っていたが、60歳のときに禁煙した。 問題1 抗癌化学療法が開始されて2日が経過した。Aさんは悪心・嘔吐、下痢が出現し、食事はほとんど摂れていない。 Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 1.吐き気があるのは薬が効いている証拠だと話す。 2.無理して食べなくてもよいと話す。 3.嘔吐後の口腔ケアは控える。 4.経管栄養を検討する。 問題2 抗癌化学療法が開始されて5日が経過した。Aさんの血液検査の結果は、白血球2,100/μL(好中球50%)である。 看護師が行うAさんへの感染予防の対策で適切なのはどれか。 1. 加熱食に変更する。 2. マスクの着用を促す。 3. 面会者の入室を禁止する。 4. クリーンルームに入室とする。
問題1…2 問題2…2
55
メタボリックシンドロームの判定項目に含まれるのはどれか。 1.体 重 2.胸 囲 3.腹 囲 4.皮下脂肪厚
3
56
疾患と原因となる生活習慣の組合せで適切なのはどれか。 1.低血圧症 ― 飲 酒 2.心筋梗塞 ― 長時間労働 3.悪性中皮腫 ― 喫 煙 4.1型糖尿病 ― 過 食
2
57
成人へのインフォームドコンセントで最も適切なものはどれか。 1.初めに家族に説明する 2.形式的に病状の説明をする 3.患者が理解したか確認する 4.その場での意思決定を促す
3
58
セルフケア行動を継続するための支援で適切なのはどれか。 1.看護師が患者の目標を設定する。 2.目標は達成が容易でない水準にする。 3.行動の習慣化が重要であることを伝える。 4.これまでの経験は忘れて新たな方法で取り組むよう促す。
3
59
セルフケア行動継続への援助で適切なのはどれか。 1.目標評価は看護師が行い患者に伝える。 2.達成可能な目標を看護師が立て患者に提示する。 3行動の定着には習慣化が不可欠であることを伝える。 4. それまでの経験は捨て新たな方法で取り組むよう促す。
3
60
患者の自立支援で適切なのはどれか。2つ選べ。 1.不足している知識を補う。 2.発病前の生活習慣を尊重する。 3.支援目標を看護師があらかじめ定める。 4.できないことに焦点を当てて行動を修正する。 5.支援者である看護師が上位の関係が望ましい。
1.2
61
慢性疾患の患者に対する自己管理の支援で最も適切なのはどれか。 1.患者自身の失敗体験をもとに指導する。 2.病気に関する広範囲な知識を提供する。 3.症状に慣れる方法を身につけるように促す。 4.自分の身体徴候を把握するように指導する。
4
62
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。 1.行動の習慣化を促す。 2.医療者が患者の目標を設定する。 3.結果を優先して評価することを促す。 4.うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
1
63
自己管理を行う上で自己効力感を高める支援として最も適切なのはどれか。 1.自己管理の目標はできるだけ高くする。 2.必要な知識をできるだけ多く提供する。 3.自己管理の方法で不適切な点はそのたびに指摘する。 4.自己管理で改善できた点が少しでもあればそれを評価する。 5.対象者が自己管理できない理由を話したときは話題を変える。
4
64
成人への個別の健康教育で適切なのはどれか。 1.健康管理の達成目標はできるだけ高く設定する。 2.対象者が実施可能な方法を選択できるように支援する。 3.対象者の間違った健康管理の方法はすぐに中止させる。 4.対象者の関心よりも成人一般にリスクが高い問題をテーマとする。
2
65
ヘリコバクターピロリ菌が生息する部位はどれか 1.胃 2.肺 3.肝臓 4.大腸
1
66
胃潰瘍の患者にみられる少量の吐血の特徴はどれか。 1. 泡沫状 2. アルカリ性 3. アンモニア臭 4. コーヒー残渣様
4
67
Aさん(50歳、男性)は、上腹部痛が突然出現したため、冷や汗をかき腹部を押さえながら家族と来院した。Aさんは十二指腸潰瘍の既往がある。 このときに観察する徴候として最も適切なのはどれか。 1. Romberg〈ロンベルグ〉徴候 2. Blumberg〈ブルンベルグ〉徴候 3. Courvoisier〈クールボアジェ〉徴候 4. Trendelenburg〈トレンデレンブルグ〉徴候
2
68
空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか。 1.虫垂炎 2.胆石症 3.腸閉塞 4.十二指腸潰瘍
4
69
消化性潰瘍について誤っているのはどれか。 1. 十二指腸潰瘍の好発部位は球部である。 2. 胃潰瘍の好発部位は胃角である。 3. 癌化しやすい。 4. プロトンポンプ阻害薬が治療に役立つ。
3
70
胃潰瘍の治療薬はどれか 1.ヒスタミンH2受容体遮断薬 2.アドレナリン8受容体遮断薬 3.副腎皮質ステロイド薬 4.蛋白分解酵素阻害藥
1
71
上部消化管造影検査を受ける患者への説明で適切なのはどれか。 1. 検査前24時間は絶飲食である。 2. 発泡剤は検査1時間前に内服する。 3. 検査後は緩下薬を服用する。 4. 検査後の白色便は異常である。
3
72
胃内視鏡検査を受ける患者への説明で適切なのはどれか 1.「前日の昼食から絶飲食になります」 2.「前処置のため当日の朝は浣腸を行います」 3.「咽頭麻酔剤はしばらく飲み込まないようにしましょう」 4. 「検査終了後はすぐに食事ができます」
3
73
胃癌について誤っているのはどれか。 1. 早期癌の浸潤は筋層までである。 2. 進行癌はリンパ節転移が多くみられる。 3. ボールマン4型はびまん浸潤型である。 4. 組織型では腺癌が多い。
1
74
胃癌についての組合せで正しいのはどれか。 1. 腎臓転移 ― Wilms〈ウィルムス〉腫瘍 2. 肝臓転移 ― Schnitzler〈シュニッツラー〉転移 3. 卵巣転移 ― Krukenberg〈クルッケンベルグ〉腫瘍 4. 胃周囲リンパ節転移 ― Virchow〈ウィルヒョウ〉転移
3
75
胃全摘出後の縫合不全の出現時期で最も頻度が高いのはどれ? 1 術当日 2 術後48時間後 3 術後3~7日 4 術後2週前後
3
76
全摘術を受けた患者が、2週目ころから食後30分前後に眩量、動悸、腹痛および嘔吐を訴えた。考えられるのはどれか。 1.食道空腸吻合物が伸展し、縫合不全が起こった。 2.急激な吸収による高血糖にインスリンが反応した。 3.癒着性イレウスが起こった。 4.高張な食物が小腸に運ばれ、循環血液量が低下した。
4
77
手術後にビタミンB12欠乏症が生じるのはどれか。 1. 胃全摘術 2. 脾臓摘出術 3. 胆嚢摘出術 4. 肝臓部分切除
1
78
胃がんのVirchow〈ウィルヒョウ〉転移が生じる部位はどれか。 1. 腋 窩 2. 鼠径部 3. 右季肋部 4. 左鎖骨上窩
4
79
2型糖尿病の患者の胃全摘術後における管理で適切なのはどれか。2つ選べ。 1. 血糖値が安定するまでは、2~6時間ごとに血糖を測定する。 2. 1日1回ドレーンの排液の糖濃度を測定する。 3. 創の発赤を認めたら創感染を疑う。 4. 術後2日目に腸蠕動の低下を認めたら腸閉塞を疑う。 5. 排ガスが認められた日から全粥食(1,600kcal)摂取が可能になる。
1.3
80
巨赤芽球性貧血の原因はどれか。 1. ビタミンA欠乏 2. ビタミンB12欠乏 3. ビタミンC欠乏 4. ビタミンE欠乏 5. ビタミンK欠乏
2
81
次の文を読み問題1に答えよ。 Aさん(55歳、男性)。胃癌のため胃全摘出術を受けた。術中の出血量は300mLで、輸血は行われなかった。既往歴に特記すべきことはない。入院時身長166cm、体重78kg。手術後1日、硬膜外持続鎮痛法が行われているが、Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く、離床はできていない。このときのバイタルサインは、体温37.1℃、呼吸数22/分、脈拍120/分、血圧162/90mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下)。Hb13.8g/dL。尿量60mL/時。意識清明、心音および呼吸音に異常なし。頸静脈怒張なし。下肢に浮腫なし。創部に熱感や発赤を認めない。腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが、膿性ではなく、異臭もない。 問題1 このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。 1. 貧血のため脈拍が速い。 2. 疼痛のため血圧が高い。 3. 創部感染のため体温が高い。 4. 心不全のため呼吸数が多い。 問題2 手術後5日からAさんの食事が開始された。Aさんは食事の後に、めまい、顔面紅潮、動悸、下腹部痛を伴う下痢が出現し、冷汗がみられるようになった。 現状で最も考えられるのはどれか。 1. 術後せん妄 2. 乳糖不耐症 3. 偽膜性大腸炎 4. ダンピング症候群 問題3 手術後14日、Aさんは食後に出現していた症状が落ち着き、退院が決まった。 Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか。 1. 1回の食事量を増やす。 2. 海草を積極的に摂取する。 3. 食後の冷汗が出現した際には身体を温める。 4. 空腹時はコーヒーなどの刺激物の摂取を避ける。
問題1…2 問題2…4 問題3…4
82
スパイロメトリーの結果による換気機能診断図を示す。 閉塞性換気障害と診断される分類はどれか。 1. A 2. B 3. C 4. D
4
83
フローボリューム曲線を図に示す。 慢性閉塞性肺疾患の患者の結果はどれか。 1. ① 2. ② 3. ③ 4. ④
2
84
慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。 1. 1秒率の低下が特徴的である。 2. 肺活量の低下が特徴的である。 3. 在宅酸素療法の適応にならない。 4. CO2ナルコーシスの場合は高濃度の酸素吸入を行う。
1
85
肺活量の低下は著しくないが、1秒率が低下するのはどれか。 1. 肺塞栓症 2. 肺線維症 3. 気管支喘息 4. 重症筋無力症 5. 過換気症候群
3
86
肺気腫の患者が、歩行時の息切れが強くなってきたため受診した。呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。 この患者について正しいのはどれか。 1. 1回換気量が増加している。 2. 病状が進行するとPaCO2が上昇する。 3. 呼気よりも吸気を促すと効果的である。 4. 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>は上昇している。
2
87
Aさん(58歳、女性)は、10年前に肺気腫を指摘されたが喫煙を続け、体動時に軽い息切れを自覚していた。Aさんは、肺炎で救急病院に入院し経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉86%でフェイスマスクによる酸素投与(4L/分)が開始された。抗菌薬投与後6日、鼻腔カニューラによる酸素投与(2L/分)でAさんの経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉94%まで回復した。夜間Aさんは眠れているようだが、早朝に頭痛を訴え、日中も傾眠傾向になった。 Aさんへの対応で適切なのはどれか。 1. 抗菌薬の変更 2. 酸素投与量の増加 3. 動脈血液ガス分析の実施 4. 胸部エックス線撮影の実施
3
88
気管支喘息に対する副腎皮質ステロイドの吸入療法について正しいのはどれか。 1. 副作用は内服より少ない。 2. 吸入後に含嗽はしない。 3. 食後の吸入が食前より効果的である。 4. 吸い込むタイミングで効果に差はない。
1
89
慢性閉塞性肺疾患の患者にワクチン接種を勧めるのはどれか。 1. B型肝炎 2. 日本脳炎 3. 流行性耳下腺炎 4. インフルエンザ
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肺気腫の患者への日常生活の指導で適切なのはどれか。 1. 胸式呼吸 2. 水分の制限 3. 低カロリー食の摂取 4. 下肢の筋力トレーニング
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