問題一覧
1
呼吸や循環系の調節機構について記載してある。誤っているものを2つ選べ
交感神経は副腎皮質に働き、カテコラミンの分泌を促す, 交感神経系が刺激されることにより、前負荷が増大する
2
左室収縮力について記載した文章の中で間違いを1つ選べ
健康な人では肺動脈楔入圧よりも中心静脈圧が高い
3
酸化ヘモグロビンが多く含まれる血管を3つ選べ
肺静脈, 腎動脈, 肝動脈
4
患者が息苦しさを訴えているときの呼吸や循環動態で間違っているものを1つ選べ。
1 回換気量は小さくなる
5
循環動態に関する文章の中で間違っているものを1つ選べ。
心音の音が聞かれるときに頸静脈波は陰圧のx波となる
6
ショックに対する生体反応について記載した以下の文章で正しいものを3つ選べ。"
レニンはアンギオテンシンⅡの分泌を誘導して静脈血管を収縮させ て、静脈還流量を維持しようとする。, 血漿の浸透圧の上昇を感知してADH が分泌される。, アンギオテンシンⅡは動脈血管の収縮により血圧維持に働く
7
次の疾患で発症初期からノーリア・スティーブンソン分類で cold-dryを呈するのはどれか。1 つ選べ。
出血性ショック
8
ショックの病態について、誤った記載となっているのはどれか1つ選べ。
敗血症は心源性ショックである。
9
ショックの5徴に含まれないものはどれか1つ選べ。
圧痕水腫: pitting edema
10
右心不全によくみられる症候や兆候を2つ選べ。
易疲労感, 肝腫大
11
脱水症についての文章で正しいものを1つ選べ。
高張性脱水では細胞内脱水になっている
12
低栄養と疾患の関係で誤っているものを1つ選べ。
ビタミンB12欠乏=壊血病
13
脱水や低栄養についての文章のうち誤っているものを1つ選べ。
脱水により尿量が低下している場合は BUN の低下がみられる。
14
低栄養についての文章で正しいものを1つ選べ。
マラスムスでは老人様の顔貌となり体幹、四肢ともに皮下脂肪は低 下する
15
低栄養についての文章で誤っているものを1つ選べ。
蛋白質は栄養源とならない。
16
体液に関する文章で誤っているものを1つ選べ。
細胞外液と細胞内液では細胞外液の方が浸透圧が高い
17
脱水に関する記載で誤っているものを1つ選べ。
全身に浮腫が著明な症例では、血管内脱水になることはない
18
浸透圧についての文章で正しいものを2つ選べ。
浸透圧は1Lの溶液中の粒子の個数で表される。, 血漿の浸透圧は、2Na+ 10 で概算できる。
19
尿量に関する文章で誤っているものを1つ選べ。
腎血流量は心拍出量の約5%程度を占める。
20
体重60kg 胃切除術当日の患者。1時間の尿量が10ml でした。輸液は、生理食塩水 50ml/brで持続点滴されていた。以下の文章で誤っているものを1つ選べ。
脱水症があると一般的に頻脈がみられる前に血圧低下が起きる
21
尿比重や尿浸透圧についての文章で間違っているものを1つ選べ。
尿比重は尿浸透圧と反比例の関係がある
22
血液検査の生化学についての文章で間違っているものを1つ選べ。
高血糖の患者の低ナトリウム血症にはまずナトリウム補充を行う
23
うっ血性心不全の理学所見で間違っているものを1つ選べ。
徐脈
24
洗面器3分の1程度の吐血の40歳男性患者が1日経過して来院した。血圧は110/ 60mmHg 保たれているが脈拍120/分、SpO296%であった。間違っているものを1つ選べ。
BUN/Cr<10の可能性が高い
25
血液検査の血算についての文章で間違っているものを2つ選べ。
ヘマトクリットの成人の正常値は55~65%である, 出血後間もない症例でもヘモグロビンは低下する
26
輸液製剤に関して記載してある。正しいものを1つ選べ。
1 号輸液と3号輸液では、1号輸液のほうがナトリウム濃度は高い
27
水分必要量について記載している。間違っているものを1つ選べ。
血漿Kの増減で脱水量を推定できる。
28
60歳男性、体重50kg、胃食道逆流症にて食事がほとんどとれず救急外来を受診した、絶食 にて点滴加療することになった。以下の文章で正しいものを1つ選べ。
維持輸液1日2000ml を点滴する
29
高カロリー輸液を実施するときに考慮すべきことが記載されている。正しくないものを1つ選べ
BMIが大きい人ほど、体重当たりの必要カロリーは高い。
30
40歳女性、拒食症で動けなくなっているところを発見され救急外来に搬入された。身長150 cm 体重30kg 意識はありバイタルは保たれている。経管栄養は拒絶された。Na145mEq/L Ht42%, BUN25mg/dl,Cr2.0mg/dl、血糖90mg/dl であった。以下の文章で正しいものを1つ選べ
3 号輸液を維持輸液として1L/日、5%ブドウ糖を是正輸液として0.5L/日を加えた
31
電解質、水代謝について正しいものを1つ選べ。
脱水時には ADH が分泌される
32
栄養素について正しいものを1つ選べ。
脂肪は重要なエネルギー源である。
33
次の中で正しいものを1つ選べ。
脂肪の貯蔵はひと月分である
34
栄養障害について正しいものを1つ選べ。
低栄養は脱水を伴うことが多い。
35
脱水と低栄養について正しいものを1つ選べ。
経口摂取が十分な場合でも低栄養になる
36
サルコペニアに関して正しいものを1つ選べ。
握力が指標となる
37
栄養素について正しいものを1つ選べ。
タンパク質が低下した場合脂質が過剰だと脂肪肝になりやすい
38
主観的栄養評価について正しいものを1つ選べ。
検者の主観によって決める
39
客観的栄養評価について正しいものを1つ選べ。
身体測定からおおよその栄養状態を評価できる。
40
栄養障害に関して正しいものを1つ選べ。
エネルギーは足りていても蛋白摂取量が不足すると栄養障害を生じる
41
高カロリー輸液について正しいものを1つ選べ。
脂肪乳剤は高カロリー輸液と混合して投与してはいけない
42
中心静脈栄養について正しいものを1つ選べ。
末梢静脈穿刺中心静脈カテーテルのほうが感染リスクは低いとされる
43
アミノ酸製剤について正しいものを1つ選べ。
バリン、ロイシン、イソロイシンは分岐鎖アミノ酸である
44
腸管栄養について正しいものを1つ選べ。
静脈栄養より先に考慮されるべきである。
45
末梢静脈栄養について正しいものを1つ選べ。
NPC/N は低くなりがちである。
46
末梢静脈栄養について正しいものを1つ選べ。
NPC/N比が低いので窒素負荷に注意する
47
栄養評価について正しいものを1つ選べ。"
アルブミン値が1.5g/dL は高度栄養障害にあたる。
48
高カロリー輸液について正しいものを1つ選べ。
ビタミンB1の投与を怠ると意識障害を生じる恐れがある
49
アミノ酸製剤と脂肪製剤について正しいものを1つ選べ。
病態に合わせて製剤が市販されており利用できる。
50
糖代謝について正しいものを1つ選べ。
グルコース代謝にビタミンB1が関与している。
51
細胞内外の電解質について正しく述べているものを1つ選べ。
細胞内液のほうがイオンの電荷濃度が高いが、細胞内外の総モル濃度は等しい
52
1日の水分出納について誤って述べているものを1つ選べ。
栄養分の代謝の過程で、400kcal あたり 50mLの水分が失われる
53
Naバランスの調節について誤って述べているものを1つ選べ。
抗利尿ホルモンは口渇感を緩和する
54
腎臓について誤って述べているものを1つ選べ。
糸球体で濾過された血漿の99%は尿として排出される。
55
体液の組成について誤っているものを1つ選べ。
細胞外液の1/4程度は細胞間質液である。
56
脱水の血液検査や尿検査の変化について誤って述べているものを1つ選べ。
ループ利尿薬を使っている人では Fe Na を脱水の指標に用いる
57
脱水のフィジカルアセスメントにおいて、もっとも陽性尤度比が低いものを1つ選べ。
口腔や鼻腔粘膜の乾燥
58
脱水における中心静脈の評価について誤って述べているものをを2つ選べ。
頸静脈圧の測定は、外頸静脈拍動の観察を行う, 中心静脈圧の正常値は 10mmHg 以上である
59
脱水によるバイタルサイン変化について誤って述べたものを1つ選べ。
心拍数は減少する
60
Frank-Starling の法則について誤って記載しているものはどちらか。-
心拍数と、心臓の後負荷と、心筋の収縮性が一定ならば、心臓の拍出量は収縮期の心室内圧によってきまる
61
輸液製剤について誤って述べているものを1つ選べ。
酢酸リンゲルに含まれる酢酸は肝不全では代謝されず蓄積される
62
張度について誤っているものを1つ選べ。
張度が低い方に水は移動する
63
輸液製剤や電解質補充液について誤って述べているものを1つ選べ。
リン酸2カリウムは希釈が必要ない
64
輸液製剤について誤って述べているものを1つ選べ。
5号液は5%ブドウ糖液で自由水である。
65
張度の変化に関わらない物質を1つ選べ。
生理食塩水
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脱水治療の弊害について誤って述べているものを1つ選べ
低Na血症では中心性橋壊死を防ぐため1日 10mEq/L以上のペー スで補正する
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脱水について誤って述べたものを1つ選べ。
高張性脱水では細胞外液が減少しない。
68
輸液補正についての文章の中で誤って述べたものを1つ選べ。 長期間にわたり経口摂取や 飲水ができていない場合、【高張性脱水】となる。このような場合、できるかぎり【自由水】を投与する。嘔吐や下痢が持続して体重が減少している場合【等張性脱水】となる。足りないものは【細胞外液】だが、下痢の場合、輸液は【生理食塩水よりリンゲル液】が望ましいと考えられる。
自由水
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輸液補正についての文章の中で誤って述べたものを1つ選べ。 発熱や発汗が持続し体重が 減少している場合【低張性脱水】となる。不汗蒸泄の増加ではできるかぎり【自由水】を投与し、大量発汗がある場合には【細胞外液】を投与する。多尿が持続し体重が減少している場合【高張性脱水】となる。水分欠乏量は以下の式で求められる。【体内総水分量×([Na]-140)/140】
低張性脱水
70
腎機能低下と溢水について誤って述べているものを1つ選べ。
血清Crが正常であれば腎機能は正常である