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国際金融論Ⅰ

国際金融論Ⅰ
10問 • 1年前
  • ささみ
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    問題一覧

  • 1

    信用状を利用した取引について説明せよ

    登場人物は、日本側が輸出業者A、取引銀行X、アメリカ側は、輸入業者B、取引銀行Yである。 ①輸出入契約をAとBの間で結ぶ。その際、国際的統一基準である、ICCのインコタームズに沿って契約する。インコタームズとは、例えばFOB、CIFである。FOBは本船渡といい、売主は船積みまでの費用と危険を負い、飼い主が船積地、船舶の指定をする。CIFが運賃保険料込であり、売主が運賃や保険料を先に負担し、船も手配して荷を送り、船舶書類を飼い主に提供する。飼い主は船積書類をもらったら代金を支払う、という形である。現在はCIFの方が一般的である。 ②信用状を発行する。信用状とは、YがAに対して輸入代金の支払いを保証するものである。Aは代金が必ずもらえるし、Bも商品の品質を確保できて、お互い利点がある。 ③船積みをする。売主が船積みしたら、船会社は船積書類を発行する。船積書類には3つあり、一つは商業送り状、もう一つは船荷証券という、運送品を受け取った証、そして証券の所持人に荷を渡すことを約束したものである。最後は保険証券である。 ④輸出手形の振出、買取をする。AはYあてに外国為替手形を振り出し、Xに買い取りを依頼する。XはAに代金を支払う。 ⑤手形の発送と引受をする。Xは手形と船積書類をXの支店またはコルレス先に送る。取引銀行はYに手形の引受を求める。 ⑥手形の取り立てと銀行間の代金決済が行われる。代金はYからXの支店またはコルレス先の勘定に振り込まれる。

  • 2

    貿易外取引のメカニズムを説明せよ

    貿易外取引とは、国際間の取引のうち、貿易取引と資本取引を除いたものを指す。決済方法は三種類あり、送金為替・郵便送金・電信決済である。 送金為替は、送金小切手を使って取引をする。まず貿易外取引契約を結び、送金人は送金小切手を、本邦外国為替銀行で購入する。そして送金人は送金小切手を受取人に送り、それを受け取った受取人は外国銀行に提示し、代金を受け取る。しかしこれでは、自分で郵送するので紛失の危険が生じる。 そこで郵便送金という方法も手段としてある。郵便送金は、銀行側が支払指図書を郵送して支払いを委託するので、紛失の恐れがない。 しかし現在は、電信送金が最も利用されている。電信送金は支払指図書を電信で送る方法である。送金が迅速かつ安全に行われるメリットがある。

  • 3

    外国為替手形の種類について説明せよ

    為替手形とは、手形の振出人が支払人に対し、一定期日に一定金額を受取人またはその指図人に支払いを請求する支払指図書である。 外国為替手形は、形態による分類がある。 ①為替の移動と資金の移動の関係からの分類 為替と資金が逆方向で移動するものを逆為替と言い、代表例として輸出為替が挙げられる。また、為替と資金が同方向で移動するものを並為替と言い、送金為替が例に挙げられる。 ②為替の取組地による分類 為替の取組地から見た為替を仕向け為替と言い、為替が仕向けられた場所から見た為替を被仕向け為替と言。 ③銀行の売買から見た分類 顧客から為替を買うと、銀行は演歌を支払うので買為替となる。代表例は輸出為替である。また、顧客へ為替を売ると銀行は円貨を受け取るので売為替となる。例は送金為替である。 日本と外国で見た為替の関係は、例えば貿易取引のとき、日本は銀行が輸出業者から為替を買うので「買為替」となる。一方外国では、銀行は為替を売り代金を取り立てるので「取立為替」となる。 貿易外取引で送金為替を利用した場合、日本は銀行が送金人に為替を売るので「送金為替」となるが、外国側から見ると、銀行は為替の所持者から為替を買って代金を支払うため「支払為替」となる。

  • 4

    決算方法の種類について説明せよ

  • 5

    名目為替相場の問題点、実質為替相場と実効為替相場の説明と計算方法を説明せよ

    名目為替相場は、外国と日本の物価の差を反映していないが、国際競争力はインフレ率格差も加味しなければいけないという点において、名目為替相場は問題である。 そこで登場するのが実質為替相場だ。これは名目為替相場をインフレ率格差で調整した為替相場である。実質為替相場は、以下の計算式で計算できる。 実質為替相場=名目為替相場×(外国の物価指数/自国の物価指数) 自国に比べて相手国のインフレ率が高いと、実質為替相場は下落し、国際競争力上自国通貨が有利になる。 実効為替相場は、ドル相場とその他通貨との為替相場を加重平均したものである。

  • 6

    直物為替相場について説明せよ

    直物為替相場は、銀行間相場と対顧客相場に分かれる。また日本の場合、対米ドル相場が基準相場であり、その他の通貨との間の相場は、基準相場をもとに算定される裁定相場として提示される。

  • 7

    外国為替市場では、対顧客市場で生じた為替持ち高の過不足をどう調整しているか

    対顧客市場で生じた為替持ち高の調整は、銀行間市場で行われる。対顧客市場では、円安になると為替差損が発生する売持ちと、円高になると為替差損が発生する買持ちがある。それを持高スクエア、つまり買為替と売為替が同じ値になれば、為替差損を回避できる。

  • 8

    外国為替市場の構成について述べよ

    外国為替市場とは、一国の通貨が他国の通貨と交換される場である。広義と狭義があるが、広義には対顧客市場も含まれ、狭義には含まれない。一般的に外国為替市場は、銀行間市場のみを指す。形態は取引関係者が個々に為替取引を行うオープンマーケットで、物理的空間がない抽象的な市場であるため、24時間取引が可能である。参加者は銀行、外国為替ブローカー、顧客、通貨当局がある。外国為替ブローカーとは、銀行間の外国取引為替を仲介するものであり、為替取引の出会いをとる。売買成立の場合、両銀行から仲介手数料をとる。しかし、現在は銀行間直接取引が増加しつつあり、地位は低下しつつある。ブローキングは、電話を使用するボイスブローキングとコンピューターを利用する電子ブローキングがあり、半々の確率で使用されている。顧客は輸出入企業が先物為替予約をする。また、資本筋、投機筋、海外筋なども利用している。通貨当局は、ファンダメンタルズに照らして為替介入を行う。

  • 9

    国際収支の定義と、その詳細について説明せよ

    定義は、一定期間にその国の居住者と外国の居住者(非居住者)との間に行われたあらゆる経済的取引を体系的に記録したものである。 一定期間とは通常は一年であり、居住者と非居住者は国籍とは無関係で、主たる経済利益の中心地による区分である。また、あらゆる経済的取引とは、貨幣を使用する者だけでなく、実物贈与やバーター、無償取引などの貨幣を使用しない取引も含める。体系的に記録とは、記帳原理はIMF独自のものであるが、複式簿記の原理で記帳する。

  • 10

    国際収支の項目について説明せよ

    国際収支には①経常収支②資本移転等収支③金融収支④誤差脱漏がある。 ①の経常収支は、商品・サービス等の経常取引であり、さらに細かく見ると貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支がある。 資本移転等収支は、対価のない資金援助である資本移転と、天然資源等の取引の非金融非生産資産の取得・処分に分かれる。 金融収支は、直接投資と証券投資、金融派生商品、その他投資、外貨準備がある。現・預金も含まれるため、その他投資の割合は大きい。 経常収支+資本移転等収支-金融収支+誤差脱漏=0という等式が成り立つ。そこからさらに経常収支+資本移転等収支=金融収支-誤差脱漏となり、資本移転等収支と誤差脱漏を無視すると、最終的には経常収支=金融収支になる。

  • 税務会計I

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    ささみ · 22問 · 1年前

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    22問 • 1年前
    ささみ

    問題一覧

  • 1

    信用状を利用した取引について説明せよ

    登場人物は、日本側が輸出業者A、取引銀行X、アメリカ側は、輸入業者B、取引銀行Yである。 ①輸出入契約をAとBの間で結ぶ。その際、国際的統一基準である、ICCのインコタームズに沿って契約する。インコタームズとは、例えばFOB、CIFである。FOBは本船渡といい、売主は船積みまでの費用と危険を負い、飼い主が船積地、船舶の指定をする。CIFが運賃保険料込であり、売主が運賃や保険料を先に負担し、船も手配して荷を送り、船舶書類を飼い主に提供する。飼い主は船積書類をもらったら代金を支払う、という形である。現在はCIFの方が一般的である。 ②信用状を発行する。信用状とは、YがAに対して輸入代金の支払いを保証するものである。Aは代金が必ずもらえるし、Bも商品の品質を確保できて、お互い利点がある。 ③船積みをする。売主が船積みしたら、船会社は船積書類を発行する。船積書類には3つあり、一つは商業送り状、もう一つは船荷証券という、運送品を受け取った証、そして証券の所持人に荷を渡すことを約束したものである。最後は保険証券である。 ④輸出手形の振出、買取をする。AはYあてに外国為替手形を振り出し、Xに買い取りを依頼する。XはAに代金を支払う。 ⑤手形の発送と引受をする。Xは手形と船積書類をXの支店またはコルレス先に送る。取引銀行はYに手形の引受を求める。 ⑥手形の取り立てと銀行間の代金決済が行われる。代金はYからXの支店またはコルレス先の勘定に振り込まれる。

  • 2

    貿易外取引のメカニズムを説明せよ

    貿易外取引とは、国際間の取引のうち、貿易取引と資本取引を除いたものを指す。決済方法は三種類あり、送金為替・郵便送金・電信決済である。 送金為替は、送金小切手を使って取引をする。まず貿易外取引契約を結び、送金人は送金小切手を、本邦外国為替銀行で購入する。そして送金人は送金小切手を受取人に送り、それを受け取った受取人は外国銀行に提示し、代金を受け取る。しかしこれでは、自分で郵送するので紛失の危険が生じる。 そこで郵便送金という方法も手段としてある。郵便送金は、銀行側が支払指図書を郵送して支払いを委託するので、紛失の恐れがない。 しかし現在は、電信送金が最も利用されている。電信送金は支払指図書を電信で送る方法である。送金が迅速かつ安全に行われるメリットがある。

  • 3

    外国為替手形の種類について説明せよ

    為替手形とは、手形の振出人が支払人に対し、一定期日に一定金額を受取人またはその指図人に支払いを請求する支払指図書である。 外国為替手形は、形態による分類がある。 ①為替の移動と資金の移動の関係からの分類 為替と資金が逆方向で移動するものを逆為替と言い、代表例として輸出為替が挙げられる。また、為替と資金が同方向で移動するものを並為替と言い、送金為替が例に挙げられる。 ②為替の取組地による分類 為替の取組地から見た為替を仕向け為替と言い、為替が仕向けられた場所から見た為替を被仕向け為替と言。 ③銀行の売買から見た分類 顧客から為替を買うと、銀行は演歌を支払うので買為替となる。代表例は輸出為替である。また、顧客へ為替を売ると銀行は円貨を受け取るので売為替となる。例は送金為替である。 日本と外国で見た為替の関係は、例えば貿易取引のとき、日本は銀行が輸出業者から為替を買うので「買為替」となる。一方外国では、銀行は為替を売り代金を取り立てるので「取立為替」となる。 貿易外取引で送金為替を利用した場合、日本は銀行が送金人に為替を売るので「送金為替」となるが、外国側から見ると、銀行は為替の所持者から為替を買って代金を支払うため「支払為替」となる。

  • 4

    決算方法の種類について説明せよ

  • 5

    名目為替相場の問題点、実質為替相場と実効為替相場の説明と計算方法を説明せよ

    名目為替相場は、外国と日本の物価の差を反映していないが、国際競争力はインフレ率格差も加味しなければいけないという点において、名目為替相場は問題である。 そこで登場するのが実質為替相場だ。これは名目為替相場をインフレ率格差で調整した為替相場である。実質為替相場は、以下の計算式で計算できる。 実質為替相場=名目為替相場×(外国の物価指数/自国の物価指数) 自国に比べて相手国のインフレ率が高いと、実質為替相場は下落し、国際競争力上自国通貨が有利になる。 実効為替相場は、ドル相場とその他通貨との為替相場を加重平均したものである。

  • 6

    直物為替相場について説明せよ

    直物為替相場は、銀行間相場と対顧客相場に分かれる。また日本の場合、対米ドル相場が基準相場であり、その他の通貨との間の相場は、基準相場をもとに算定される裁定相場として提示される。

  • 7

    外国為替市場では、対顧客市場で生じた為替持ち高の過不足をどう調整しているか

    対顧客市場で生じた為替持ち高の調整は、銀行間市場で行われる。対顧客市場では、円安になると為替差損が発生する売持ちと、円高になると為替差損が発生する買持ちがある。それを持高スクエア、つまり買為替と売為替が同じ値になれば、為替差損を回避できる。

  • 8

    外国為替市場の構成について述べよ

    外国為替市場とは、一国の通貨が他国の通貨と交換される場である。広義と狭義があるが、広義には対顧客市場も含まれ、狭義には含まれない。一般的に外国為替市場は、銀行間市場のみを指す。形態は取引関係者が個々に為替取引を行うオープンマーケットで、物理的空間がない抽象的な市場であるため、24時間取引が可能である。参加者は銀行、外国為替ブローカー、顧客、通貨当局がある。外国為替ブローカーとは、銀行間の外国取引為替を仲介するものであり、為替取引の出会いをとる。売買成立の場合、両銀行から仲介手数料をとる。しかし、現在は銀行間直接取引が増加しつつあり、地位は低下しつつある。ブローキングは、電話を使用するボイスブローキングとコンピューターを利用する電子ブローキングがあり、半々の確率で使用されている。顧客は輸出入企業が先物為替予約をする。また、資本筋、投機筋、海外筋なども利用している。通貨当局は、ファンダメンタルズに照らして為替介入を行う。

  • 9

    国際収支の定義と、その詳細について説明せよ

    定義は、一定期間にその国の居住者と外国の居住者(非居住者)との間に行われたあらゆる経済的取引を体系的に記録したものである。 一定期間とは通常は一年であり、居住者と非居住者は国籍とは無関係で、主たる経済利益の中心地による区分である。また、あらゆる経済的取引とは、貨幣を使用する者だけでなく、実物贈与やバーター、無償取引などの貨幣を使用しない取引も含める。体系的に記録とは、記帳原理はIMF独自のものであるが、複式簿記の原理で記帳する。

  • 10

    国際収支の項目について説明せよ

    国際収支には①経常収支②資本移転等収支③金融収支④誤差脱漏がある。 ①の経常収支は、商品・サービス等の経常取引であり、さらに細かく見ると貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支がある。 資本移転等収支は、対価のない資金援助である資本移転と、天然資源等の取引の非金融非生産資産の取得・処分に分かれる。 金融収支は、直接投資と証券投資、金融派生商品、その他投資、外貨準備がある。現・預金も含まれるため、その他投資の割合は大きい。 経常収支+資本移転等収支-金融収支+誤差脱漏=0という等式が成り立つ。そこからさらに経常収支+資本移転等収支=金融収支-誤差脱漏となり、資本移転等収支と誤差脱漏を無視すると、最終的には経常収支=金融収支になる。