問題一覧
1
FIM(機能評価)の意義は何か
EBMの確立 リハビリ医療の質の向上 治療効果、治療効率の評価
2
FIMの基本原則として以下の点数はどの様な内容でつけられるか 7:完全自立 6:修正自立 5:監視・準備 4:最小介助 3:中等度介助 2:最大介助 1:全介助
7:完全自立ー安全に通常の時間内で遂行 6:修正自立ー補助具使用、通常以上の時間、安全への配慮 5:監視・準備ー身体に触れないで監視、準備、指示 4:最小介助ー自分で75%以上している 3:中等度介助ー自分で50%以上している 2:最大介助ー自分で25%以上している 1:全介助ー自分で25%未満しかしていない
3
食事FIMで何点? 1口の中に食べ物が溜まっていないか介助者が指で確認する必要がある 2きざみ食や嚥下食など、食事形態の工夫をしているが、一人で食べられる 3しょうゆやドレッシングをかけてもらう 4エプロンをつけてもらう 5咀嚼や嚥下は可能であるが、食べ物を口には全く運べない 6胃痩であるがチューブ類を自分で管理している
順に 4、6、5、5、1、6
4
整容FIMで何点? 1頭部外傷のためほとんどのことに指示をもらわないと整容を行えない 2化粧をしない女性患者で、整容の残りの4活動のうち1活動に介助が必要である 3右手に入浴用手袋をつけてもらえば洗顔および顔を拭くことができるが、手洗い、整髪、 歯磨き、髭剃りはできない
順に 5、4、1
5
清拭FIMで何点? 1上下肢はすべて洗える、背中とお尻を洗ってもらう 2右足先は洗えないが、洗ってもらうわけではなくいつも放置している 3 10ヶ所のうち、3ヶ所は自分で洗っていて、 7ヶ所は介助している
順に 4、7、2
6
更衣FIMで何点? 1通常の3倍の時間がかかる、または安全性の考慮が必要だが介助者は必要ない 2Tシャツの麻痺側を通してもらう、自分でかぶれるが、その後直す際に介助してもらう 3短下肢装具の装着は介助してもらうが、その他は自分で行う。 4介助者がパンツやズボンを膝まで通すと、残りを自分で行う。靴下と靴は介助してもらう
順に 6、3、5、2
7
トイレ動作FIMで何点? 1ある程度立位を支えてもらうと、 ズボンを下ろせるが上げるのは介助、拭くことはできる 2排便後拭いてもらう、排泄前後の衣服の上げ下げの際、身体を左右に動かすのみ 3日中は自立。夜間は安全のため介助者が監視をしている 4服を下げ、お尻を拭くことはできるが、服を上げることは介助である 5ズボンの上げ下げは手すりにつかまって自力で行い、拭く動作も自立
順に 3、1、5、3、6
8
排尿管理FIMで何点? 1患者が尿器を必要とする場合常に看護師に伝えており、看護師は尿器を支えているだけ、または尿器を置くだけである 2失禁はしないが、夜間用いるポータブルトイレの準備のみをしてもらう 3介助者によるバルーンカテーテル管理を受けている 4オムツ内に排尿し、失敗はなく、自力でオムツを交換している 5 2~3日に1回失敗する
順に 4、5、1、6、3
9
排便管理FIMで何点? 1毎日便の失敗あり、おむつを要する 2便失敗はあるが1週に1回はない 3便失禁はあるが、紙おむつを用いて排泄された便を受け、自分できれいにできる
順に 1、4、6
10
移乗FIMで何点? 1身体を持ち上げながら回してもらう必要がある 2手を添えてもらい、ある程度引き上げてもらうと可能
2、3
11
移乗(トイレ)FIMで何点? 1ベッド脇のポータブルトイレの手すり使用で自立している 2日中は居室のトイレで手すり使用で自立。夜間はベッド脇のポータブルトイレを使用し行えるが監視が必要
6、5
12
移乗(浴槽)FIMで何点? 機械浴利用
問答無用で1
13
移動FIMで何点? 1義足を使用しているが完全に自立している 2車椅子を15m以上自立してこげる 3車椅子を50mこげ、方向の微調整のみ手伝ってもらう 4 1人に支えられ、4点杖で20m歩く 5介助者がしっかり支え、足の振り出しを介助し、50m歩行可能
順に 6、5、4、2、3
14
階段FIMで何点? 1 12-14段の階段昇降が可能であるが、転落の危険性のため監視を要する 2療法士の助けを借りて、 4段の階段を昇降できる 3通常階段を使わないが必要ならば問題なく使える 4 8段の階段昇降を触る程度の介助で可能
順に 5、2、7、2
15
移乗動作の構成要素は何か
立ち上がり、方向変換、しゃがみ込み
16
長時間座っていることで起きる弊害はなにか
変形、拘縮、褥瘡
17
良い姿勢とは ・(1)に安定 ・生理的に(2)しにくい ・心理的に安定 ・作業効率からみて効率がよい ・(3)
(1)力学的(2)疲労(3)美しい
18
シーティングの目的は (1)機能の改善 (2)、(3)機能の改善 脊柱起立筋の筋力維持・強化と姿勢制御 (4)障害の予防(変形・拘縮・褥瘡) (5)・(6)の改善 目と手の協調性、上肢機能の改善 (7)・(8)時間の拡大 コミュニケーションの拡大 介護が容易化 社会参加、学校、就労
(1)心肺(2)消化(3)排泄(4)二次的(5)摂食(6)嚥下(7)食事(8)作業
19
褥瘡が起こる原因は何か
皮膚の同じ部位への圧迫が持続することで起きる
20
脊髄損傷におけるZancolliの分類でC5残存の時の残存機能(筋、関節の動作)を答えよ
上腕二頭筋、上腕筋 肘関節屈曲
21
脊髄損傷におけるZancolliの分類でC6残存の時の残存機能(筋、関節の動作)を答えよ
長・短橈側手根伸筋 手関節伸展
22
脊髄損傷におけるZancolliの分類でC7残存の時の残存機能(筋、関節の動作)を答えよ
総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋 手外筋による手指伸展
23
脊髄損傷におけるZancolliの分類でC8残存の時の残存機能(筋、関節の動作)を答えよ
深指屈筋、示指伸筋、長母指伸筋、尺側手根屈筋 手外筋による手指屈曲と母指伸展
24
脊髄損傷において、C3〜L4で各レベルごとの残存機能筋と獲得可能ADL動作を答えよ
C3以上:胸鎖乳突筋、僧帽筋→全介助、呼吸器使用 C4:横隔膜→全介助、一部食事は装具を用いて可能 C5:上腕二頭筋、上腕筋→装具、補助具を用いて食事、整容が可能。電動車イス、平地での車イス駆動が可能 C6:橈側手根伸筋→更衣、自己導尿、ベッドと車イスの移乗、車イス駆動、自動車運転が可能 C7:上腕三頭筋、指伸筋→日常生活全般は一部介助〜ほぼ自立、車イス駆動、移乗、入浴可能 C8〜T1:指屈筋群、手内筋→普通型車イスでADL自立 T12:腹筋群→長下肢装具とクラッチで歩行可能、実用には車イス L3〜4:大腿四頭筋→短下肢装具(+杖)で実用歩行可能
25
THAにおいて脱臼肢位は何か
前方アプローチ:股関節伸展、内転、外旋 後方アプローチ:股関節屈曲、内旋、内転
26
looseningとは ·人工関節と骨組織間の(1)のこと ·(2)動作は、ゆるみを誘発するため禁忌 ·施術年齢が若いほど、活動性が高いので、looseningを起こしやすい。
(1)ゆるみ(2)しゃがみ込む
27
呼吸器・循環器疾患患者のSpO2低下のサインはなにがあるか
·呼吸回数の増加 ·喘鳴の出現 ·呼吸補助筋の筋緊張亢進 (胸鎖乳突筋、斜角筋群、腹筋群) ·チアノーゼ ·表情のこわばり ·呼吸副雑音(痰の貯留) ·心拍数増加
28
HOT使用時の注意点は何か
・更衣の際は衣服を着終わってからカニュラを付け替える ・洗顔や入浴はカニュラをつけたまま行ってよい ・火器の近く、温度上昇しやすい電化製品の近くには置かない ・携帯酸素ボンベ使用時は鼻呼吸を徹底する など
29
両松葉杖を用いた免荷歩行・2動作パターンそろえ型を図示せよ
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30
両松葉杖を用いた部分荷重3点負荷・2動作パターン前型を図示せよ
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31
片ロフストランド杖・T字杖を用いた部分荷重歩行・3動作パターンそろえ型を図示せよ
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32
片ロフストランド杖・T字杖を用いた部分荷重歩行・2動作パターン前型を図示せよ
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33
2本杖による4動作・2動作歩行そろえ型をそれぞれ図示せよ
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34
歩行器(固定、交互)による免荷歩行を図示せよ
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35
歩行器(固定、交互)による部分荷重歩行を図示せよ
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36
両松葉杖を用いた免荷歩行・部分荷重歩行による階段昇降(昇段・降両方段)図示せよ
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37
T字杖・多点杖を用いた部分荷重歩行による階段昇降(昇段・降段 表記はT字杖のみで可)図示せよ
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38
T字杖・多点杖のまたぎ動作
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39
四脚杖と四点杖(幅広・幅狭)における安定性と操縦性の比較(どのように使い分けるか)
・四脚杖 支持基底面が広く重量もあるため、安定性はあるが持ち上げる腕力や広いスペースがないと取り扱いが困難となる。 ・四点杖 コンパクトで使う場所は狭くても使え、軽量で取り回しが容易である反面、支持基底面が広くは取れないため、バランス不良の人は危険。