問題一覧
1
胃の粘膜下腫瘍で頻度の高い疾患3つ答えよ
GIST(消化管間質腫瘍)、筋原性腫瘍、神経原性腫瘍
2
胃間葉系腫瘍の鑑別方法を答えよ
Kit、CD34, desmin,S-100蛋白で病理染色する
3
胃GISTは基本的には悪性として扱う
○
4
胃GISTの治療について述べよ
2022ガイドラインでは 可能例では外科的切除が第一。そのぼイマチニブによる術後化学療法を行う
5
胃MALTリンパ腫の治療を述べよ
まずはピロリ陽性なら除菌。→これだけで良くなることも多い だめなら、DLBCL同様、R-CHOP
6
セツキシマブは上皮成長因子受容体拮抗薬で、上皮由来の癌(結腸癌など)に用いられる
○
7
ラムシルマブは胃がんの2ndline 以降にもちちられる。
○
8
食道静脈瘤に対して、結紮術の方が硬化薬注入療法より利用される
○
9
食道静脈瘤破裂では待てる症例であれば脾静脈塞栓術(IVR)も適応である。
○
10
慢性型偽性腸閉塞は、絞扼などなければ経過観察可能である
○
11
慢性偽性腸閉塞の続発疾患に、強皮症が多い
○
12
アカラシア治療は薬物療法は短時間しか効かないため、内視鏡的バルーン拡張術、外科的治療(Heller筋層切開術+噴門形成術が行われる
○
13
アカラシアは食道がんの合併率が高く5%、内視鏡検査による定期的フォローが必要
○
14
メッケル憩室meckel憩室は10代の小腸出血の原因で最も多い
○
15
meckel憩室は臍腸管遺残によるもので異所性胃粘膜の迷入を伴うことが多い
○
16
meckel憩室は腸管膜対側に存在し、テクネシウムシンチで胃粘膜と同様に取り込まれる
○
17
胃酸分泌作用のある物質は?
ガストリン、アセチルコリン
18
胃酸分泌抑制に働く消化管ホルモンは?
十二指腸からセクレチン、コレシストキニン VIP
19
グレリンは胃から分泌され摂食促進に働くが胃酸分泌には関与しない
○
20
吸虫症の治療は総じてブラジカンテル。
○
21
日本住血吸虫症はミヤイリガイが宿主。経皮感染。
○
22
日本住血吸虫症は慢性期には門脈に虫卵塞栓がおこり肝硬変の原因となる
○
23
B型肝炎抗体陽性、DNA陰性患者に化学療法を行う場合は、B型肝炎再活性化に注意する。リツキシマブ使用の場合は1-3ヶ月ごとに定量検査を行い、終了後も12ヶ月間はHBV-DNAのモニタリングが必要である
○
24
肝硬変患者では握力と、生存率が相関するため、サルコペニアのスクリーニングは必ず行う
○
25
NASH の定義にアルコール摂取量が男性では40g/day未満、女性では20g/day未満がある
○
26
薬剤性肝障害が疑われた場合、原因薬剤を中止し、他に変更可能な薬剤がある場合は変更する。一般に再投与は行わない
○
27
糖尿病はHCCの、リスクである
○
28
肝細胞癌では門脈腫瘍塞栓を伴うものもある
○
29
HCCは肝原発性悪性腫瘍の中で最多
○
30
HCCのうち、HCV感染は60%程度である。
○
31
nonBNonCの肝癌では、進行がんで見つかることが多く腫瘍破裂が初発症状であることも稀ではない
○
32
腸管内ガス大量貯留では腹水穿刺は禁忌である
○
33
進行肝癌例に急性腹症様の症状が見られ、血性腹水が採取された場合は肝癌の腹腔内破裂が強く疑われる
○
34
糖尿病に膵癌を合併すると急激に糖尿病のコントロールが悪化することがある
○
35
イマチニブはCMLの急性転化や胃GISTの治療薬である
○
36
エベロリムスはmTOR阻害薬であり、腎臓移植後の拒絶反応予防、腎癌、乳癌に症される
○
37
印刷業における1,2ジクロロプロパン、ジクロロメタンは胆管癌のリスクとされる
○
38
四塩化炭素は脱脂溶剤、ドライクリーニングの溶剤として使用されていたが、肝障害などを惹起するため使用禁止となった。
○
39
パラジクロルベンゼンはシックハウス症候群の原因となる
○
40
膵管拡張をきたす疾患を3つ答えよ
膵癌 慢性膵炎 膵管内乳頭粘液性腫瘍
41
膵管内乳頭粘液性腫瘍では通常型膵癌が合併しうるため、膵管狭窄が新に出現した場合は膵癌の精査をする
○
42
インスリノーマで見られる、Whippleの3主徴を答えよ
空腹時、運動時の低血糖症状 低血糖症状時、血糖値50mg/dl以下 ブドウ糖投与による症状改善
43
インスリノーマの治療は?
90%は良性。しかし、機能性腫瘤のため、切除が第一選択。腫瘍核出術
44
切除不能胆嚢がんの1st lineはゲムシタビン+シスプラチンである
○
45
イリノテカンはトポイソメラーぜ阻害薬で抗悪性腫瘍薬であるが、単独で用いられることはない
○
46
ゲムシタビンが1st lineになるしっかん
膵癌、切除不能胆嚢癌
47
自己免疫性膵炎では膵外病変で涙腺、唾液腺炎を生じる
○
48
自己免疫膵炎では閉塞性黄疸が初発で見つかる症例も多い
○
49
自己免疫性膵炎を見たらIgG4関連疾患の関与を考える
○
50
自己免疫膵炎では口渇感で受信する例も多い
○
51
急性大動脈解離でステントグラフト挿入術を検討するのはStanfordB型解離である
○
52
StanfordA型解離はステントグラフトの適応にならない
○
53
Debeky分類はエントリーが上行大動脈にある場合は1or2型、下行大動脈にある場合は3型となる
○
54
徐脈頻脈症候群で最も頻度が高い頻脈は心房細動である
○
55
無症候性の持続性洞徐脈はペースメーカー治療の適応である。まるかバツか
×
56
Wenckebach2型の房室ブロックは迷走神経過緊張に起因することが多い。まるかバツか
○
57
AFの抗凝固薬適応のためのCHADS2スコアの項目を述べよ
C うっ血性心不全 H 高血圧 A 年齢 75歳 D 糖尿病 S/S 脳梗塞、TIAの既往 2点 1点
58
CHA2DS2-VAScスコアも2010年から提唱されている
○
59
ABCD2スコアはなんのスコアか、項目も述べよ
TIAの脳梗塞リスクのスコア A age 60 B BP C clinical fiture 2/1 D diabetes D duration of symptoms 2/1 3点以上で入院の上、治療開始
60
well’sスコアは何のスコアか
PEのリスク分類のスコア。ddimer と一緒に用いる
61
左主幹部や多枝病変では左室心内膜側に広範な虚血を生じ、これは12誘導例では広範なST降下とaVR誘導のST上昇として反映される。まるかバツか
○
62
MI 、心電図カンペ
理解する
63
迅速ACTH付加試験の適応疾患は?
副腎不全
64
GHRH負荷試験の適応疾患は?
成長ホルモン分泌不全症候群
65
先端巨大症の診断基準は?
主徴候(3つ)のいずれか一つ、および検査所見(2つ)を満たすもの。
66
インスリン低血糖試験
副腎不全のCRH、ACTHの反応をみる試験
67
デキサメタゾン抑制試験の適応疾患は?
クッシング症候群が疑われる状況
68
身長168cmの標準体重を述べよ
62-63kg 1.68*1.68*22
69
事務職の標準1日摂取カロリーを答えよ
標準体重×軽労作25-30kcal
70
糖尿病の診断基準は?
空腹時血糖 126mg/dl以上 110-125 境界型 100以下 正常型 負荷後2時間血糖値 200 糖尿病型 140-199 境界型
71
糖尿病の診断に、必要なHbA1cの基準は?
HbA1c 6.5%以上
72
目の所見がでてくる代謝疾患は?
Wilson病 褐色角膜輪
73
FH ヘテロ接合体の診断基準は?
未治療のLDL-C 180 mg/dl以上 腱黄色腫あるいは皮膚結節黄色腫(眼瞼黄色腫を含まない) FHあるいは早発性冠動脈疾患の家族歴
74
FHホモ接合体の診断にLDL-Cは含まれない
○ TC 600 mg/dl以上で小児期から黄色腫、動脈効果疾患、両親がヘテロせつごうたいであることより臨床診断する。
75
OGTTでの糖尿病の診断基準は?
75gOGTTの2時間あと血糖値が200mg/dlの場合
76
妊娠糖尿病の概念を述べよ
妊娠中に初めて発見、または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常
77
妊娠糖尿病の診断基準は?
75gOGTTで空腹時92 1時間180 2時間153のいずれかを満たしたら診断。
78
妊娠糖尿病の初期対応を述べよ
経口血糖降下薬は禁忌 インスリン治療開始前に食事療法 ★血糖自己測定開始 保険適応 糖質/総エネルギー比は50-60% 30 kcal/標準体重とする。
79
膜性増殖性糸球体腎炎ではIFでC3の、沈着が強く、低補体血症を呈する
○
80
膜性増殖性糸球体腎炎ではHAV感染によるものが多い
× 二次性はHCV感染に多い
81
補体が低下する腎炎疾患は?
SLE、膜性増殖性腎炎
82
PDKのトルバプタン(バソプレシンV2受容体拮抗薬)の治療適応を述べよ
総腎容積750cc以上 年増大率5%以上が適応 かつADPKDの難病申請ができる
83
発症したら悪性腫瘍検索が必要な全身疾患
膜性腎症 10%に、合併 糖尿病の、急性増悪 膵癌
84
IgG4関連疾患の概念を述べよ
リンパ球やIgG4陽性形質細胞の著しい浸潤と繊維化なより、臓器腫大や結節、肥厚性病変などを認める慢性炎症性疾患
85
IgG4の腎病変の表現型は?
尿細管間質性腎炎
86
IgG4関連疾患の包括診断基準は?
1. 罹患臓器の画像所見 2.★血液学的に高IgG4血症を認める 135 mg/dl 3.病理学的な特徴所見(IgG4/IgG陽性細胞比40%以上かつIgG4陽性形質細胞が10/HPFを超える
87
医療介護関連肺炎の定義を述べよ
4つ。長期療養型、もしくは介護施設に入居している。90日以内に退院した。PS3以上で介護を要する。通院にて定期的に血管内治療を継続している
88
ΔHCO3を求める理由を述べよ
アイシドーシス下において代償できているかを判断するため
89
嚥下機能障害のスクリーニング検査の方法は?
反復唾液飲み込み試験、改訂水飲み試験、飲み込み状態の病歴聴取
90
回復期リハビリテーション病棟への入院要件として定められているのは?
発症日からの日数
91
日常生活動作の尺度として使われるBarthel Indexの10項目を答えよ
食事、車椅子からベットへの移動、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段動作、着替え、排便コントロール、排尿コントロール→介護に必要なこと
92
Cornett徴候について述べよ
患者の体の前で両腕をクロスさせ、軽く上体を起こしたまま腹部診察を、行う方法。腹壁疾患だと疼痛が増悪し、腹腔内疾患だと疼痛は和らぐ
93
腸腰筋徴候とはどのような徴候か述べよ
股関節の屈曲によって疼痛が増悪する徴候。腸腰筋膿瘍で見られる
94
閉鎖筋徴候とはどのような徴候か。述べよ。
虫垂炎が後腹膜に進展しているときに生じる。患者を左側臥位にし、右足を進展させたまま背中方面にに他動的に伸ばすと疼痛が増悪する所見。(腸腰筋を伸ばすと疼痛が増悪する所見)
95
腹壁前皮神経絞扼症候群の治療を述べよ
繰り返す症例ではリドカイン局注
96
Centorスコアの項目、6つ述べよ
年齢①15歳未満+1 ②45歳以上-1 ③咳嗽なし+1④38度以上の発熱⑤前頸部リンパ節の主張、圧痛⑥扁桃の滲出物、白苔
97
伝染性単核球症の原因を5つ述べよ
EBウイルス、CMV、HHV6、HIV、トキソプラズマ
98
伝染性単核症の3大主徴を述べよ
発熱、全身リンパ節主張、末梢血中の異形リンパ球増加
99
EBウイルスが関連する疾患3つ答えよ
伝染性単核症、バーキットリンパ腫、上咽頭癌
100
SBARとは
S Situation B background A Assessment R recommendation