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動物臨床看護学各論Ⅰ前期
  • とぅくとぅん

  • 問題数 53 • 8/21/2024

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    問題一覧

  • 1

    犬糸状虫症の感染部位は_である

    右心系

  • 2

    犬糸状虫症の症状として正しいのは_

    虚脱

  • 3

    犬糸状虫症の治療薬に注意が必要な犬種は_

    シェルティ

  • 4

    ノミアレルギー性皮膚炎の症状部位は_

    腰背部

  • 5

    ヘモプラズマ症に感染し、重症化するのは_

  • 6

    ヘモプラズマ症の臨床症状は_

    貧血

  • 7

    犬に寄生し、赤血球内に感染するのは_

    バベシア

  • 8

    アナフィラキシーショックは_

    1型アレルギー

  • 9

    犬パルボウイルス感染症の臨床症状は_

    出血性水様便

  • 10

    犬パルボウイルスに若齢時に感染すると__が認められる

    心筋症

  • 11

    ノミやノミアレルギー性皮膚炎に関して正しいのはどれか。

    2.動物病院で診察を受けた時点でノミの成虫が発見されないことが多い。

  • 12

    幼齢期の犬や猫がかかりやすい疾患に関する記述について、正しいのはどれか。

    5.ケンネルコフの主な症状は、咳、鼻水、発熱、苦しそうな呼吸である。

  • 13

    原虫が原因の犬の感染症はどれか。

    クリプトスポリジウム症

  • 14

    犬糸状虫症で最もよくみられる症状はどれか。

    発咳

  • 15

    図は犬糸状虫の生活環を示している。この寄生虫予防薬の一般的な作用箇所はどれか。

    L3〜L4

  • 16

    図は咳と腹水貯留を主訴とする犬の血液中に観察された病原体である。この病原体はどれか。

    犬糸状虫の子虫

  • 17

    図は子猫の小腸を開いたところである。この寄生虫はどれか。

    瓜実条虫

  • 18

    瓜実条虫の感染を媒介する生物はどれか。

    ネコノミ

  • 19

    成犬から図のような外部寄生虫が検出された。この寄生虫に関する記述として誤っているのはどれか。

    2.バベシア原虫を媒介する。

  • 20

    人獣共通感染症はどれか。

    重症熱性血小板減少症(SFTS), レプトスピラ症

  • 21

    プリオン病でないのはどれか。

    重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

  • 22

    猫白血病ウイルス(FeLV)に感染した猫の管理として適切でないのはどれか。

    FeLV ワクチンを接種する。

  • 23

    子犬の社会化トレーニングに関する記述として誤っているのはどれか。

    すべてのワクチン終了前から屋外の環境に慣らす。

  • 24

    不活化ワクチンに関する記述として正しいのはどれか。

    副反応がおこることがある。

  • 25

    狂犬病に関する記述として正しいのはどれか。

    有効なワクチンがある。

  • 26

    感染症に関する記述として誤っているのはどれか。

    ワクチン接種により感染経路を遮断することができる。

  • 27

    人獣共通感染症でヒト用のワクチンが存在するのはどれか。

    狂犬病

  • 28

    図は市販の犬パルボウイルス抗原検査キットを用いて得られた結果である。原理はどれか。

    イムノクロマトグラフィー法

  • 29

    消化器疾患の動物を看護する際に、優先度が最も低い評価項目はどれか。

    排尿

  • 30

    犬のウイルス感染症はどれか。

    ジステンパー

  • 31

    犬糸状虫症とは何を引き起こす寄生虫感染症ですか?

    循環機能および呼吸機能の障害

  • 32

    犬糸状虫症の感染宿主として本来の動物は何ですか?

    犬科動物

  • 33

    犬糸状虫症の症状·重症度において、大静脈症候群に分類されるのは何型か?

    4型

  • 34

    肺動脈に寄生した犬糸状虫の成虫は、何を障害することがあるか?

    血管内膜

  • 35

    犬糸状虫の感染に伴って形成された血栓や虫体の死骸が、肺動脈内に詰まってしまうことで_が引き起こされる。

    肺動脈血栓塞栓症

  • 36

    犬糸状虫が寄生し、血管機能低下や塞栓症による血流障害が起こると、肺循環の負担を増大させて結果的に_を引き起こす

    肺高血圧症

  • 37

    犬糸状虫寄生による肺高血圧症が原因となって右心系の容量負荷が増大すると、何の状態へと病態が進んでいくか?

    うっ血性右心不全

  • 38

    犬糸状虫症 4型に分類される_は、通常であれば_内に寄生する虫体が、右心房および大静脈へと逆行性に移行することによって重篤な臨床症状を示すものである。右心房へと移行した虫体は、三尖弁に絡みつき、物理的な血管内溶血や三尖弁逆流を急性に引き起こす。三尖弁逆流は前述の_を悪化させる要因となり、血管内溶血は_を招き、同時に_の原因となる。 循環器や呼吸器以外への影響として、虫体抗原に対する免疫複合体が沈着することで糸球体腎炎を誘発することが知られている。

    大静脈症候群, 肺動脈, うっ血性右心不全, 貧血, 血色素尿

  • 39

    犬糸状虫症 臨床症状を引き起こす原因となる_の寄生は、_材料を用いた_によって確認される。また、_にて肺動脈や右心房、大静脈といった部位を観察することで、成虫の寄生部位を確認することが可能である。心エコー検査ならびに_では、肺動脈の拡張や右心の拡大といった犬糸状虫症に伴う心臓の形態的な変化を評価することができる。また、_によっても右心房の拡張や右軸偏位といった所見が得られ る。胸部X線検査では心臓だけでなく、肺野の評価にも用いられる。

    成虫, 血液, 抗原検査, 心エコー検査, 胸部X線検査, 心電図

  • 40

    犬糸状虫症:特徴的な検査所見 1.血液検査⇒ 2.胸部X線検査⇒ 3.心エコー検査⇒ 4.尿検査⇒

    犬糸状虫成虫抗原陽性、ミクロフィラリア陽性、溶血性貧血(4型), 肺動脈拡大、肺動脈の蛇行および切り詰め像、右心拡大、間質-肺胞パターン, 肺動脈拡張、右心房拡張、成虫虫体の寄生(“=”のような二本の線状高エコー構造物が平行に並んだ像), 血色素尿(4型)、タンパク尿(糸球体腎炎)

  • 41

    犬糸状虫症:治療 _による_が重篤である場合には、酸素吸入を実施し、動物を安楽な状態に保つことが必要になる。同時に、症状を緩和するための_が検討される。

    肺動脈血栓塞栓症, 呼吸機能障害, 薬物療法

  • 42

    犬糸状虫症:治療 一般的には、_による成虫の駆除ならびに、うっ血性心不全および肺高血圧症の改善を目的とした_が選択される。_といった駆虫薬の投与によって死亡した虫体が肺動脈に詰まり、_を引き起こす可能性があるため、駆虫による有害反応に備えた薬物治療(_など)を併用し、適切な観察を欠かすことなく治療にあたる必要がある。ただし、成虫の寄生が確認されたすべての症例で、駆虫が実施されるわけではなく、循環機能ならびに呼吸機能の改善のみを目的に薬物療法が実施される場合もある。 成虫の寄生あるいはミクロフィラリアの感染が確認された場合には、成虫だけでなくミクロフィラリアの駆虫を目的としたマクロライド系薬剤による薬物療法も行われる。

    駆虫薬, 薬物治療, メラルソミンやマクロライド系薬剤, 肺動脈血栓塞栓症, デキサメタゾン、ジフェンヒドラミン

  • 43

    犬糸状虫症:治療 _を発症した場合には、_に虫体を摘出する治療が適用される。_から挿入された_を用いて盲目的に、あるいはX線透視下で虫体の摘出を行う。

    大静脈症候群, 外科的, 外頸静脈, アリゲーター鉗子

  • 44

    犬糸状虫症:治療 軽度または中等度の犬糸状虫症では、その予後は比較的良好であるが、重度の場合には注意が必要である。また、_や、重度の_やうっ血性心不全を伴う症例の予後は不良であり、時に致死的である。

    大静脈症候群, 肺動脈血栓塞栓症

  • 45

    _(Ctenocephalides felis)は寒暖に強く、活動的であり、一般的に犬と猫のノミ刺咬症(ノミ刺され)の原因寄生虫である。 _(Ctenocephalides canis)は寒暖に弱く、低温、低湿度で生存はできないため、温帯での寄生虫である。そのため、イヌノミの感染は全国的には少ない。

    ネコノミ, イヌノミ

  • 46

    ノミの生活環 卵、幼虫、蛹、成虫の_で、最短で_の期間である。しかし、ノミが活動する環境(気温18~27℃、湿度75 ~85%)から逸脱すると、蛹の期間が延長して6ヵ月程度までサイクルが延びる。蛹では周囲のゴミを集め、繭を形成するが、やがて繭の中で羽化したノミ成虫は、宿主動物の発する、_などが刺激となり、繭から飛び出して動物へ飛び移り、_を行う。雌は短い寿命の中で吸血から産卵まで_で行う。 地上から動物の体表面まで活動するため、診察時の検査で動物から虫体が発見されない場合でもノミの_。

    完全変態, 14日が1サイクル, 体温や振動、二酸化炭素, 吸血, 宿主の体表, 感染を否定できない

  • 47

    ノミアレルギー性皮膚炎はアレルギー性疾患の側面があるため、ノミ刺咬症(ノミ刺され)の場合と違い、ノミ刺され以外の皮膚症状(慢性湿疹(慢性皮膚炎))がある。犬の典型的な症状は_の広範囲の_である。 アレルギー性疾患のためノミの_。主にノミ唾液中のタンパクが主要アレルゲン(抗原)であり、吸血の際にアレルギー性皮膚炎を発症させる。ノミが口器を皮膚に差し込んで吸血する際に、血液を凝固させない作用のある唾液を注入するため、アレルゲンとして感作される。猫では_の原因の一つとなる。

    腰背部, 湿疹病変, 感染数や感染機会が少ない場合にも生じる, 粟粒性皮膚炎

  • 48

    ノミアレルギー性皮膚炎 初発年齢は1~6歳に発症が多く、ノミの感染歴がある。確定診断は体表にいるノミの寄生を確認することである。そのため、ノミとり櫛を使った検査で_を検出する。しかし、罹患動物の2/3は成虫を認めず、1/3は成虫もノミ糞も認めないという報告がある。そのため、ノミの_する診断的治療も決め手となる。

    虫体やノミ糞, 駆虫によって症状が改善するのか確認

  • 49

    ノミアレルギー性皮膚炎 ノミの_。看護動物に薬剤を投与する方法が一般的である。殺虫作用のある薬剤を内服する以外に、_など幅広く製剤が揃っている。 イソオキサゾリン系薬剤の抗寄生虫薬が1回投与で効果が長期間続くため、近年よく使わ れている。また、_を組み合わせた駆除剤は、発生源対策を含めた治療を目的とする。 ノミアレルギーによる瘙痒に対しては、_などの抗瘙痒薬を使用する。また、_ため、その治療も併用する。

    駆虫が診断と治療を兼ねる, スポットオンタイプ、シャンプータイプ, 昆虫成長阻害剤, ステロイド製剤, 犬アトピー性皮膚炎を併発している場合が多い

  • 50

    ノミアレルギー性皮膚炎 注意点として、_および環境中に_も同時に行う必要がある。

    同居動物の治療, ノミの繁殖場所(コロニー)の対策

  • 51

    犬に寄生する_が赤血球内に感染し、_を引き起こす疾患である。日本においては西日本での発生が多く、_の2種類のうち、前者の感染が多い。_やクリイロコイタマダニが媒介するが、闘犬や輸血など、感染した血液を介して感染する場合もある。

    バベシア原虫, 溶血性貧血, Babesia gibsoniとBabesia canis, フタトゲチマダニ

  • 52

    バベシア症:検査 _にて_あるいは大型の洋梨状虫体(Babesia canis)が観察される。しかしながら、特にBabesia gibisoniでは虫体が小型であるため、血液塗沫で見落としやすい。 現在は、特異的プライマーを用いた_でバベシア原虫遺伝子を増幅することで、分子生物学的に検出することが可能である。

    血液塗沫, 赤血球内に指輪状の小型虫体(Babesia gibisoni), PCR法

  • 53

    バベシア症:治療および予後 ジミナゼン製剤が治療に使用されるが、肝障害や神経症状などの強い_が問題とな る。現在は副作用の少ないアトバコンが使用されることが多い。どちらも原虫の薬剤耐性 による再発の危険性が高いため、アジスロマイシンやクリンダマイシンと併用することが推奨されている。_の可能性が高いため、予後は比較的不良である。

    副作用, 再発