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世界史 オリエント、西アジア
  • 一吹

  • 問題数 33 • 5/16/2024

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  • 1

    オリエントの周辺のくらしや地理的な特徴を答えよ。 指定語句〔乾燥、遊牧生活、農業、大河の流域、灌漑農業〕

    秋から冬にかけての雨季以外には降雨がほとんどなく、乾燥して気温が高いため、砂漠、草原や岩山が多い。羊やらくだを飼育する遊牧生活に加え、沿海や河川流域の平野、あるいはオアシスで大麦、小麦、豆類、オリーブ、ナツメヤシなどを栽培する農業が行われてきた。ティグリス川、ユーフラテス川、ナイル川などの大河の流域では、定期的な増水を利用して、早くから灌漑農業が行われ、高度な文明が発達した。

  • 2

    ★オリエント社会と神権政治との結び付きについて70字程度で説明しなさい。 指定語句〔治水・灌漑、宗教の権威、神権政治〕

    広大な乾燥地帯の治水・灌漑には大規模な共同作業が必要だった。その統合のため、宗教の権威が利用され、王が神官を兼ねる神権政治が発達した。(67字)

  • 3

    オリエント西の地中海とその周辺の地理的特徴を説明せよ。 指定語句〔重要な交通路、沿岸部、果樹栽培、牧畜〕

    地中海は重要な交通路として役立ち、沿岸部の都市を中心に文明が発達した。土壌はやせた石灰岩質で、穀物生産に適したエジプト、黒海沿岸などを除けば、大部分の土地はオリーブ、ブドウなどの果樹栽培やヤギ、羊の牧畜に適している。

  • 4

    ①、②の河の名前を答えてね。 また、③ウル、ウルクは、何人の都市ですか?

    ①ユーフラテス河 ②ティグリス河 ③シュメール人

  • 5

    ★シュメール人が形成した階級社会の仕組みとその影響について、80字程度で説明せよ。 指定語句〔王、階級社会、莫大な富、シュメール文化〕

    シュメール人は王や神官、富裕層からなる階級社会を形成した。莫大な富が神殿や王の手に集中し、これが大規模な灌漑工事や都市建設を可能にし、シュメール文化の発展に繋がった。(83字)

  • 6

    シュメール人により発達した文化を、次から全て選べ。 太陽暦、アマルナ美術、二十進法、六十進法、太陰暦、楔形文字

    太陰暦、六十進法、楔形文字

  • 7

    ウルク王の冒険譚を描き、旧約聖書に大きな影響を及ぼした世界最古の文学作品は何か。

    ギルガメシュ叙事詩

  • 8

    メソポタミアで建設された神殿を頂く建造物は何か。

    ジッグラト

  • 9

    ★シュメール人が都市国家を築いてから、全メソポタミアが統一されるまでの経過を、勢力変化に注意して130字程度で説明しなさい。 指定語句〔シュメール人、アッカド人、セム語系、アムル人、バビロン第一王朝、ハンムラビ王〕

    シュメール人が多数の都市国家を築いたメソポタミアは、後にセム語系のアッカド人が前24世紀に統一した。その支配が衰えると、今度は同じくセム語系のアムル人が勢力を拡大し、前19世紀初めにバビロン第一王朝を建国、やがてハンムラビ王の時代に全メソポタミアを統一した。(129字)

  • 10

    ★バビロン第一王朝による統治の特徴を70字以内で説明せよ。 指定語句〔神の代理、治水・灌漑、ハンムラビ法典、法〕

    王が首都バビロンで神の代理として治水・灌漑事業を行い、中央集権化を進めた。ハンムラビ法典という成文法を制定し、社会秩序を確立した。(65字)

  • 11

    ★ハンムラビ法典の特徴を30字程度で説明せよ。

    復讐法の原則にたっていたが、刑罰は被害者の身分によって違った。(31字)

  • 12

    ★前15〜14世紀以降のオリエントでは、諸王国が並立し複雑な国際情勢を呈した。それについて、220字程度で説明せよ。 指定語句〔ヒッタイト、アナトリア、バビロン第一王朝、カッシート、ザグロス山脈、ミタンニ王国、エジプト〕

    まずアナトリアでは、製鉄技術を独占するヒッタイトが強大化し、バビロン第一王朝を滅ぼす。メソポタミア南部では、ザグロス山脈方面から侵入したカッシートがバビロン第一王朝の滅亡後に支配を確立する。一方、北メソポタミアからシリアにかけてはミタンニ王国が台頭し、強力な戦車部隊を擁して勢力を拡大。これに対し、エジプトも新王国時代に入り、ヒクソスを追放してシリア・パレスチナ地域への進出を図り、これらの大国が互いに外交や戦争を繰り広げた。(213字)

  • 13

    ★エジプトで早くから統一的な支配体制が発達した理由を40字程度で説明せよ。 指定語句〔ナイル川、指導者〕

    ナイル川の治水には、住民の共同労働と、彼らを統率する指導者が必要だったから。(38字)

  • 14

    ★前15世紀から前6世紀ごろまでヘブライ人の活動について、270字程度で説明しなさい。 指定語句〔モーセ、イスラエル王国、ユダ王国、アッシリア、新バビロニア、バビロン捕囚、ヤハウェ、選民思想、メシア、ユダヤ教〕

    前15世紀頃、ヘブライ人はモーセに率いられてエジプトを脱出し、唯一神ヤハウェを信仰する一神教を確立していった。紀元前10世紀頃にはイスラエル王国を建国するも、ソロモンの死後、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂。北のイスラエル王国は前722年、アッシリアに滅ぼされ、多くのヘブライ人が強制移住させられた。南のユダ王国も、前586年に新バビロニアに滅ぼされ、指導者層がバビロンへ強制連行されるバビロン捕囚を経験した。この苦難の中で、ヘブライ人はヤハウェとの契約に基づく選民思想を強め、メシアの出現を期待するユダヤ教の信仰を確立した。(266字)

  • 15

    ★旧約聖書と新約聖書の違いを80字程度で説明しなさい。

    旧約聖書はユダヤ教とキリスト教の正典で、神から授けられた掟を記したもの。一方新約聖書は旧約聖書と合わせてキリスト教の正典であり、イエス・キリストとの契約書。(78字)

  • 16

    ★エジプト新王国時代にアメンヘテプ4世が行った改革の内容とその結果について、130字程度で説明せよ。 指定語句〔テル=エル=アマルナ、アテン、アマルナ美術〕

    アメンヘテプ4世は、テーベのアメン神官団の勢力を抑えるため、都をテル=エル=アマルナに遷し、太陽神アテンの一神教を強制した。また、自らイクナートンと改名した。その結果、従来の神々を否定する写実的なアマルナ美術が生まれたが、改革は一代で終わり、アメン神信仰が復活した。(133字)

  • 17

    ★アメンホテプ4世の宗教改革の目的と内容を100字程度で説明しなさい。

    エジプト新王国の領土が広大になり、地域ごとで信じる神や文化が異なっており、統治の安定化が必要だった。アメンホテプ4世は自らの神格化と一神教への移行をはかり、唯一の絶対神としてアトン神信仰を創り出した。(100字)

  • 18

    ★エジプト文明の文化について、文字や宗教、暦の観点から90字程度で説明しなさい。

    宗教では、死後の来世を重視する多神教が発展し、ミイラが作られ、ピラミッドや岩窟墓が築かれた。また、神聖文字や民用文字がパピルスに記され、ナイル川の氾濫を予測するため太陽暦が用いられた。(92字)

  • 19

    ★シリア・パレスチナ地方で前13世紀頃にセム語系のアラム人、フェニキア人、ヘブライ人の活動が活発化した理由を60字程度で説明せよ。 指定語句〔「海の民」、エジプト、ヒッタイト〕

    ギリシア・エーゲ海地方から海の民が進出し、シリア・パレスチナ地方を支配していたエジプト、ヒッタイト人の勢力が後退したから。(61字)

  • 20

    はじめて表音文字を作った、セム語系の民族は何か。

    カナーン人

  • 21

    ★前1200年頃の東地中海で起こった民族移動の結果について、以下の語句を用いて60字以内で説明せよ。 指定語句〔「海の民、 鉄器、ミケーネ文明〕

    「海の民」の侵入によりヒッタイト王国が崩壊。鉄器の製法を継承したドーリア人がギリシアへ南下し、ミケーネ文明を崩壊させた。(60字)

  • 22

    ★アラム文字が、楔型文字に代わりオリエントで広く使われるようになったのはなぜか、50字以内で説明せよ。

    アラム人がシリアのダマスクスを中心に中継貿易で活躍し、アラム語が国際商業語として広まったから。(47字)

  • 23

    エーゲ文明とはなにか。

    ギリシアの東地中海沿岸で、オリエントからの影響のもとに、ヨーロッパにはじめて起きた青銅器文明。

  • 24

    ★クレタ文明とは何か、70字程度で説明せよ。 指定語句〔クレタ島、宮殿建築、エヴァンズ、開放的〕

    クレタ文明は、紀元前2000年頃からクレタ島で栄えた青銅器文明。エヴァンズによって発掘されたクノッソス宮殿に代表される開放的な宮殿建築が特徴だ。(72字)

  • 25

    これはクノッソス宮殿に描かれた壁画である。これからうかがえる、クレタ文明の特徴を挙げなさい。

    クレタ文明は、明るく開放的で、平和な文明であった。

  • 26

    ミケーネ文明について説明せよ。

    ギリシア本土に、前2000年頃に北方から移住してきたインド=ヨーロッパ語系のギリシア人が、クレタやオリエントの影響を受け、前16世紀に築いた。ドイツのシュリーマンに発掘された。クレタやアナトリアのトロイアまで勢力を拡大するなど、軍事に関心の高い戦闘的な文明だった。イギリスのヴェントリスにより線文字Bが解読され、王が役人組織を使い地方の村から農産物や家畜、武器などの手工業製品を王宮に集め、それを需要に応じて地方へ再分配していたことが分かった。突然滅んだが、理由はよく分かっていない。

  • 27

    これはミケーネ城塞の獅子門である。これは一般に何を象徴するか。

    軍事的関心の高さと王の権力の大きさ。

  • 28

    空所補充 前2000年紀に北メソポタミアに起きた(①)王国は、アナトリア方面との交易で栄えたが、前15世紀には一時(②)王国に服属した。しかし、その後に独立を回復し、(③)製の武器や戦車、騎兵隊などで前7世紀前半に前オリエントを統一した。

    ①アッシリア ②ミタンニ ③鉄

  • 29

    空所補充 エジプトを除いたらもっとも古いアフリカ人の国として知られる(①)王国は、アッシリアの侵攻を受け南方へ後退し、首都も(②)から(③)へ移した。

    ①クシュ ②ナパタ ③メロエ

  • 30

    空所補充 アッシリア王は、政治や軍事、宗教など様々な面で強大な権力を持つ(①)であり、国内を州にわけ、(②)を設け、各地に総督をおいて統治した。しかし、重税や圧政による服属民の不満を招き、前(③)年に滅びた。

    ①専制君主 ②駅伝制 ③612

  • 31

    空欄補充 (①)はアッシリア王国の最盛期を築き、首都(②)に図書館。設置した。

    ①アッシュルバニパル ②ニネヴェ

  • 32

    世界初の金属貨幣を作ったのはどこの国か。

    リディア

  • 33

    ★被支配民族の宗教や慣習に寛容であったアケメネス朝ペルシアでは、さまざまな言語と文字が使用された。主要な言語・文字の使用状況について、次の用語をすべて使用して80字程度で簡潔に述べなさい。ただしその際、どの言語がどの文字で表記されたかに留意すること。 指定語句〔古代ペルシア語 楔形文字 共通語〕

    古代ペルシア語が公用語とされ、楔形文字を表音化したペルシア文字で記されたが、商業活動でオリエント世界の共通語だったアラム語やアラム文字も使用された。(77字)