問題一覧
1
転移 (Transference) について正しいものを選んでください。
クライエントがセラピストに対して過去の重要な他者への感情や態度を投影すること
2
逆転移 (Countertransference) に関して正しい記述を選びなさい。
セラピストがクライエントの感情を過剰に共有し、適切に対処できなくなること
3
転移の特徴 として正しいものを選んでください。
無意識的である
4
逆転移 を適切に管理するための方法として最も適切なものを選んでください。
自己洞察やスーパービジョンを活用する
5
転移と逆転移がセラピーに与える影響 について正しい記述を選びなさい。
適切に扱われることで、治療同盟が深まることがある
6
ロジャーズの自己理論における「自己概念」とは何を指しますか?
自分自身に対する信念や感情の総体
7
ロジャーズが提唱する「自己一致」とはどのような状態を指しますか?
理想自己と現実自己が一致している状態
8
ロジャーズのクライエント中心療法において、セラピストが持つべき態度条件に該当しないものはどれですか?
客観的な評価
9
ロジャーズの理論における「条件付価値(条件づけられた価値)」がもたらす影響として最も適切なものはどれですか?
自己概念が歪む可能性がある
10
ロジャーズが提唱する「完全に機能する人間(fully functioning person)」の特徴として正しいものを選びなさい。他人の評価を優先する他人の評価を優先する他人の評価を優先する他人の評価を優先する
現在の体験を受け入れ、自己成長を続ける
11
クライアントが,過去の重要な人物との間で体験していた感情を,セラピストとの間で体験する現象を何と言うか。次の中から,正しいものを一つ選びなさい。
転移
12
ロジャーズ(Rogers, C. R.)によるカウンセリングの特徴について述べた,次の中から,誤っているものを一つ選びなさい。
クライアントが言ったことを,そのままオウム返しする「リフレクション」を,重要な技法として重視し,これができれば誰でもカウンセリングをすることができると主張した。
13
ロジャーズのカウンセリング理論について述べた次の中から、適当でないものを一つ選びなさい
リフレクション(オウム返し)や共感的理解などを、クライアントに変化を生じさせるためのカウンセリングの「技法」として推奨した。
14
ロジャーズ派のカウンセリングの日本への導入および展開について述べた,次の中から,正しいものを一つ選びなさい。
戦後に日本で急速に広まったのは,このカウンセリングの考え方が戦後民主主義の理念に合致したことも一因である。
15
ロジャーズのクライエント中心療法の日本での展開について述べた、次の中から正しいものを一つ選びなさい
民主主義な教育の理念に合致するものとして、歓迎された。
16
質問紙法で用いる尺度について誤っているもの一つ選べ
信頼性とは、測定結果にどれほど信頼がおけるかを意味する
17
心理アセスメントの技法 大きく3つ
観察法 面接法 検査法
18
法則定立的接近と個性記述的接近の違いは
アセスメントにおいて、法則定立的接近は人間行動の一般的、普遍的原理を追求すること。個性記述的接近はながめ的ではなく、かかわり的診断を目指す、客観性を重んじて個を見失うことなく、かといって主観的な見方に偏重しないように気を付けること。
19
次の選択肢から、誤ってるものを一つ選べ
活用度の高い投映法には、ロールシャッハ法、時計描画テスト、文章完成法などがある
20
DSMとは
DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)は、アメリカ精神医学会(APA)が作成した精神疾患の診断基準をまとめたマニュアルのこと! 簡単にいうと、**「精神疾患を診断するためのルールブック」**みたいなもの。
21
DSMとは何の略称か?
Diagnostic and Statistical Manual
22
DSMを作成している機関はどこ?
APA(アメリカ精神医学会)
23
DSMー5について正しい記述はどれか
DSM-5では自閉症スペクトラム症とADHDが同じ神経発達症群のカテゴリーに分類された。
24
DSM-5で廃止されたものは?
多軸診断システム
25
DSMとICDの違いは?
すべて正しい
26
DSM-5で導入された「スペクトラム」とは何か?
精神疾患を連続的なものと考える概念
27
精神疾患は、現状では精神症状の組み合わせで診断するしかない。このことをなんというか
操作的診断基準
28
DSM-5において自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)に統合されたものは
1. 自閉性障害(Autistic Disorder) 2. アスペルガー障害(Asperger's Disorder) 3. 特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS: Pervasive Developmental Disorder-Not Otherwise Specified) 4. 小児期崩壊性障害(Childhood Disintegrative Disorder)
29
DSM-5で「神経発達障害群」に新しく分類された疾患はどれか?
ADHD(注意欠如・多動症)
30
ADHD
31
すべての精神疾患がスペクトラム分類に含まれる
32
DSMⅣからDSM5にかけてPTSDは何から何に分類変更されたか
不安症候群からトラウマ・ストレス因関連障害群
33
ASDを略称としている疾患二つ
⓵ Autism Spectrum Disorder(自閉スペクトラム症) 発達障害の一つで、対人関係やコミュニケーションの困難さ、限定された興味や行動のパターンが特徴。DSM-5で「自閉症」「アスペルガー症候群」などを統合した診断名。 ⓶ Acute Stress Disorder(急性ストレス障害) 強いストレスやトラウマとなる出来事の直後に起こる精神的な反応。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の前段階とも考えられ、1か月以内に回復するか、PTSDへ移行するかの分岐点となる。
34
PTSDとASDの違いは
ASD トラウマ直後の一時的な反応(解離が特徴) PTSD 1か月以上続く慢性的なストレス障害(否定的認知の変化が重要)
35
PTSDを重要関連用語を含めて3行でまとめて
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、トラウマ体験後1か月以上持続する精神疾患で、フラッシュバック・回避・過覚醒が主症状。 否定的認知の変化(自己否定・罪悪感・世界への不信感)が特徴的で、機能障害(仕事・学業・対人関係への影響)が大きい。 治療には認知行動療法(CBT)・曝露療法・EMDRが有効とされる。