問題一覧
1
心細げなる有様、(いかで/いかでか)過ぐすらんと 頼りなげなありさまで、( )過ごしているのだろうかと
どのように
2
あはれ、(いかに)し給はむずらむ。 ああ、( )なさるのだろうか。
どのように
3
(など/などか/なじかは/などて)答へもせぬ ( )返事もしないのか
どうして
4
うぐひすばかりぞ(いつしか)音したるを うぐいすだけが( )来て鳴いていたのを
いつの間にか
5
(おのづから)人の上などうち言ひそしりたるに ( )ある人の悪口を言っていた時に
たまたま
6
世の中に(なほ)いと心憂きものは、 世の中で( )とてもいやなものは、
なんといってもやはり
7
散ればこそ(いとど)桜はめでたけれ 散るからこそ( )桜は素晴らしい
ますます
8
この歌よしとにはあらねど、(げに)と思いて人々忘れず。 この歌はよいというほどではないが、( )(そのとおりだ)とおもって人々は忘れない。
本当に
9
(かく)うつくしうおはする御髪を ( )美しくていらっしゃる御髪を
このように
10
(かかる)目見むとは思はざりけむ。 ( )目に遭うだろうとは思わなかっただろう。
このような
11
必ず(さ)おぼす故はべらむかし。 きっと( )お思いになるわけがあるのでしょうよ。
そのように
12
昔の若人は、(さる)好ける物思いをなむしける。 昔の若者は、( )一途な恋の苦悩をしたものである。
そのような
13
大将も、(しか)見奉り給ひて、ことわりに思す。 源氏の大将も、( )ご推察申し上げなさって、それもごもっともなことだとお思いになる。
そのように
14
(しかるに)、禄いまだ賜はらず。 ( )、褒美をまだいただいていない
そうであるのに
15
(と)言ひ(かく)言ひ、恨み給ふ。 ( 1 )言ったり( 2 )言ったりなさって、恨みなさる。
ああ, こう
16
薬も食はず。(やがて)起きもあがらで、病みふせり。 薬も飲まない。( 1 )起き上がらないで、病気になって伏していた。 名を聞くより(やがて)面影は推しはからるる心地するを、 名前を聞くや否や( 2 )その人の面影が想像される気持ちがするのに、
そのまま, すぐに
17
「歌仕うまつれ」と仰せられければ、(すなはち)詠みたてまつりける。 「歌を詠め」とおっしゃったところ、( )お詠み申し上げた。
すぐに
18
春は曙。(やうやう)白くなりゆく山際、・・・ 春は夜明け前。( )白くなりつつある山際の空が、・・・
しだいに
19
奥の方より(やをら)覗いたるも、いとをかし。 部屋の奥のほうから( )覗いているのも、とてもおもしろい。
そっと
20
(なかなかに)寝も寝られず。これは夢かとのみ覚ゆ。 ( )眠ることもできない。これは夢ではないかとばかり思われる。
かえって
21
祇王はもとより思ひまうたける未知なれども、(さすがに)昨日今日とは思いよらず。 祇王は以前から予想していたことではあるけれども、( 1 )昨日今日とは思いもよらない。 男君も、(さすがに)貴人の子なれば、 男君も、( 2 )高貴な方の子であるので、
そうはいってもやはり, なんといってもやはり
22
(かたみに)言ひかたらふ人、筑前に下り後 ( )に語り合っている人が筑前に下って後
互いに
23
花も散りたるのちは、(うたて)ぞ見ゆる。 桜の花も散ってしまった後は、( 1 )見える。 驚き給へれな。灯も消えにけり。(うたて)思さるれば、太刀を引き抜きて はっとお目覚めになったところ、灯火も消えてしまった。( 2 )お思いになったので、太刀を引き抜いて
いやな感じに, 異様に怪しく
24
(なべて)心やはらかに、 ( )心が穏やかで、
一般的に
25
(わざと)目でたき冊子ども ( )立派な物語の本などを
特に
26
女御、行為(あまた)さぶらい給ひけるなかに、 女語、行為が( )お仕えなさっていた中で
たくさん
27
物語は、(ここら/そこら)あるが中にも、 物語は、( )あるその中でも、
たくさん
28
この球たはやすく(え)取ら(じ)を この球は簡単にとる( )に、
ことはできないだろう
29
や、(な)起こしたてまつり(そ)。 おい、起こし申し上げる(1)。 さ(な)せ(そ)。 そのようにし( 2 )。
な, てはならない
30
人をやりて見するに、(大方)あへるものなし。 人をやって見せるが、( )会った者はいない。
まったく
31
(さらに)まだ見ぬ骨のさまなり。 ( )まだ見たこともない骨の様子である。
まったく
32
空をあふぎて、(世に)心得ぬけしきにて帰りてけり。 空を仰いで、( )わからない様子で帰ってしまった。
まったく
33
世の中に(たえて)桜のなかりせば 世の中に( )桜がなかったならば
まったく
34
やがて末まではあらねども、すべて(つゆ)たがふことなかりけり。 そのまあすぐに下の句まではないが、すべて( )間違うことはなかった。
少しも
35
かかる忘れ形見を給はり候ひぬる上は、(ゆめゆめ)粗略を存ずまじ候ふ。 このような忘れ形見をいただきました以上は、( )粗略を思うつもりはありません。
決して
36
木の葉をかきのけたれど、(つやつや)物も見えず。 木の葉を掻き退けたが、( )何も見えない。
まったく
37
冬枯れの気色こそ秋には(をさをさ)おとるまじけれ。 冬枯れの様子は秋には( )劣らないだろう。
ほとんど
38
今は(よも)烏にとられじ。 もう今は( )烏にとられることもないだろう。
まさか
39
(あなかしこ)、人に語り給ふな。 ( )、他人に語りなさるな。
決して
40
大将も、とみにえ(ためらひ)たまはず 大将も、すぐには( )なさることができない。
気持ちを諦め
41
ひたぶるに待つともい言はば(やすらは)でゆくべきものを君が家路に ひたすらまっていると言ってくれるならば、( )ないでゆくだろうに、あなたの家に向かう道に
ためらわ
42
(かたらは)ばなぐさむこともありやせむ ( )ならば慰められることもあるだろうか。
親しく語り合う
43
男、(すま)ずなりにけり。 男は、( )なくなってしまった。
通わ
44
なほこのこと、かちまけなくて(やま)せ給はん、いとわろかるべし。 やはりこのことを、勝ち負けなくて( )せなさるようなことは実によくないだろう。
そのまま終わら