問題一覧
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問1.昭和 53 年職業訓練法改正後の職業訓練に関する記述として、次のうち誤って いるものを1つ選びなさい。 (1) 新規学卒者を対象とした養成訓練の質的向上を図るため、普通訓練課程及び専 門訓練課程の 2 区分により行うことになった。 (2) 労働者に対して行われていた向上訓練と再訓練を、在職労働者に対する訓練と して統合し向上訓練とした。 (3) 公共職業訓練施設で実施してきた訓練を、民間が行う専修学校、各種学校等に 訓練委託ができるようにした。 (4) 職業能力開発協会は、事業主の行う職業訓練の指導、援助、相談及び広報につ いても行うとともに、技能検定の実施、その他技能評価制度の振興のための諸事 業を行うこととされた。 (5) 雇用促進事業団が設置する技能開発センターでは、向上訓練及び能力再開発訓練の他に、新たに養成訓練の実施が組み込まれた。
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問2.下記の文章は、ジョブ・カード制度に関する説明である。この文中の(イ)~(ハ) 内に入る語句の組み合わせとして、正しいものを【選択肢群】から1つ選びなさい。 「ジョブ・カード制度の特徴は、(イ)を受けながらジョブ・カードを作成すること、(ロ) という企業実習と教育訓練機関等における座学とを組み合わせた実践的な訓練、 さらに訓練修了後の(ハ)による評価を含んでいることである。」 【選択肢群】 (イ) (ロ) (ハ) (1) キャリアコンサルティング 職業能力形成プログラム 評価シート (2) キャリアコーディネーティング 職業能力形成プログラム 評価シート (3) キャリアコーディネーティング 実践型教育訓練プログラム 評価カード (4) キャリアコーディネーティング 実践型教育訓練プログラム 評価カード (5) キャリアコンサルティング 実践型教育訓練プログラム 評価カード
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問3.技能照査に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 技能照査は、長期間の訓練課程において、必ず実施しなければならない。 (2) 普通課程の普通職業訓練の技能照査に合格した者は、1 級技能検定学科試験が 免除される。 (3) 技能照査は、訓練生の技能習得意欲を高めることにつながる。 (4) 技能照査に合格したものは、「技能士補」と称することができる。 (5) 技能照査によって、訓練修了者の技能水準の社会的な評価の確立が図れる。
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問4.訓練実施計画に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 当該地域の産業界の要請をすべて網羅したものでなければならない。 (2) 訓練目標とは、訓練修了時に訓練生が到達すべき知識・技能の高さと幅を具体的 に決めておくもの である。 (3) 職業能力開発促進法施行規則第 10 条に示す、普通課程の訓練期間及び訓練 時間は、最低限の基準を 示したものであり、これを下回ってはならない。 (4) 訓練の計画予定表の作成に当たっては、特定の学科と特定の実技を関連付ける 実施時期とする。 (5) 実技の訓練計画は技能検定2級に含まれているような作業の要素も必要である。
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問5.訓練目標設定に当たって目安とすべき事項として、次のうち誤っているものを1 つ選びなさい。 (1) 職業訓練に関する基準 (2) 当該地域の産業界のニーズ (3) 当該地域の訓練生のニーズ (4) 教科編成指導要領 (5) 既存の教材
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問6.実技訓練の初期において考慮すべき点に関する記述として、次のうち誤ってい るものを1つ選びな さい。 (1) 正しい作業方法と労働安全に関する指導を含める。 (2) 一時に多くの作業をさせたり、必要以上に早く作業をさせたりしない。 (3) 悪い習慣がつかないように、正しい作業態度、作業習慣の形成を図る。 (4) 機械の台数が少ない場合は、他の訓練生の実習を見学させるなどにより訓練を実施する。 (5) 実習前の準備や終了後の整理整頓も訓練に含まれる。
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問7.指導における4活動に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさ い。 (1) 動機づけは、訓練生が「訓練を受けたい」、「学びたい」という気持ちにさせる働きかけである。 (2) 提示の段階では、実技の場合、作業の方法を見せ、カンどころは整理するが、コ ツは訓練生自身につかませる。 (3) 適用の段階では、提示で説明したことを訓練生自身にやらせる。 (4) 評価の段階では、習得状況を確認するため質問に答えさせたり、適用の様子を観 察する。 (5) 評価の段階では、できていること、できていない事を確認する。
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問8.学科指導の特徴に関する記述として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 (1) 習得したかどうかの確認が容易である。 (2) 多人数に一定の知識を伝えやすい。 (3) 体系的な知識の伝達には向いていない。 (4) 興味や注意力を持続させるための工夫は特に必要ない。 (5) 指導員の指導能力に関係なく、一定の訓練効果を得ることができる。
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問9.訓練での質問のしかたに関する記述について、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 (1) 指導員の言ったとおり、教科書に書いてあるとおり答えられるように質問をする。 (2) 「はい」、「いいえ」で答えられるように質問をする。 (3) 理解しているかを確かめたいときは、具体的に要点を 2 つか 3 つ質問をする。 (4) 1つの質問に幾つかの問題を含ませて質問をする。 (5) 答え方が分かりにくい質問をする。
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問 10.教科書に関する記述について、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 訓練生は同じ教科書を持っているので、指導員相互間の訓練内容や進度などの 連絡調整が容易になる。 (2) 訓練生は同じ教科書を持っているので、標準として示された各教科の科目につい て、同一水準が保たれる。 (3) 教科書によって訓練生の理解度は早まるが、訓練活動は消極化する。 (4) 教科書は科学的裏づけに立脚して編集されているので、標準作業を最初から正しく行わせることができる。 (5) 訓練内容に関することを全て記憶することは難しいが、教科書があれば必要な場合取り出して調べることができる。
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問 11.実技試験に関する記述として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 (1) 記述尺度法は、製作された課題作品について、評定尺度をつくって技能の習得 状況を判定する。 (2) 一対比較法は、製作された課題作品を一つずつ、基準となる製品と比較対照して 評価する方法である。 (3) 数人を班別で試験を行う時は、さまざまな条件下で行うと、より実践的な試験とな ので良い。 (4) 課題は商品価値のある製品にしなければならない。 (5) 寸法精度など判定箇所が多いときでも、総得点は 100 点とする。
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問12.訓練生の理解と支援に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びな さい。 (1) 職業訓練指導員には、総合的視点から、カウンセラーの公的資格が必要である。 (2) 訓練生の個々の職業意識を十分把握しながら、自発的な職業能力の開発を促す必要がある。 (3) 訓練生の心理状況は、キャリア形成を支援する立場から総体的に理解しておく必要がある。 (4) 訓練生を取り巻く社会環境の変化は、訓練生の受講心理に多大な影響を与えている。 (5) 職業能力開発を実施する過程で知り得た個人情報は、その取扱いに留意しなけ ればならない。
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問13.訓練生を理解するための面接時に面接者が判断を誤る要因に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 人物を評価する際に、ある側面で望ましい特性を持っていると、事実の確認もなし に他の諸側面まで望ましいと見なしてしまうことをハロー効果という。 (2) 全体として、評価が甘くなる傾向を寛大化傾向という。 (3) 評価者と同じタイプの対象者に対して、過大評価あるいは過小評価をしてしまうこ とを対比誤差傾向という。 (4) 中心化傾向とは、評価結果にばらつきがなくなり、評定尺度の中心に評価結果が 集まる傾向をいう。 (5) ステレオタイプとは、思考や観念、態度、ものの見方などについて、同じ傾向を示 す集団全般に対し、画一化し固定化した観念でイメージすることをいう。
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問14.技能の習熟の特徴に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさ い。 (1) 若年者は、一般に、中高年齢者よりも作業の勘やコツを素直に早く身につけ,正 しい動作ができるようになる。 (2) 中高年齢者は、正しい動作に自ら統制しようと手がかりを感覚的に得ようとする傾向がある。 (3) 技能の習熟が進むと、作業速度が速くなる。 (4) 技能の習熟が進むと、反応が正確になる。 (5) 技能の習熟が進むと、正しい作業ができる
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問15.訓練生の技能の習熟と個人差に関する記述として、次のうち誤っているものを 1つ選びなさい。 (1) 職業訓練指導員は、個人差に応じた指導をするためには、常に訓練効果を考慮 しながら指導技法の改善を図らなければならない。 (2) 班編成での訓練では、役割分担による責任感、積極性を養うこと等、集団による 効果的な面を活用すべきである。 (3) 班編成での訓練は、協力や競争の意義が理解されるよう、細やかな観察も不可欠 な要素である。 (4) 作業の習熟は、作業習熟曲線で表すと直線上昇的に進行し、個人差は、その上 昇の角度(傾き)によって表現される。 (5) 同一条件で指導を行った場合、個人差により訓練の効果に差異が見られる。
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問16.生活指導の考え方に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさ い。 (1) 職業訓練における生活指導は、技能訓練と一体となって行われる。 (2) 生活指導は、年齢や経験などを問わず対象者に応じた方法により行うことが要 求されている。 (3) 生活指導を行う職業訓練指導員は、時代に合った画一的な指導能力を身につ けることが重要である。 (4) 訓練生一人ひとりの人権・プライバシーを確実に守ることを前提に行う。 (5) 個人の生活や心情に必要以上に踏み込む生活指導は避けなければならない。
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問17.職業指導に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 派遣やパートを含め、各人の希望する多様な働き方の支援を行う。 (2) 訓練生がより適切な職業選択ができるよう、求人状況などの雇用情報を整備し情 報提供する。 (3) 訓練生の職業キャリアは個人情報であるから、指導員は把握してはならない。 (4) 職業相談や面接により、就職希望職種、就職希望地、待遇等の、求職に関する 希望・条件を把握する。 (5) 訓練修了時点で就職の決まらなかった者に対して、引き続き就職支援を行う。
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問18.カウンセリングに関する記述として、次のうち正しいものを1つ選びなさい。 (1) どんなことでも秘密が保持され、信頼感が高められることが望ましい。 (2) どの訓練生のどんな問題についても、先入観をもって善悪の批判をすることが望 ましい。 (3) カウンセリングは、その訓練生の心理状態が興奮しているときを選ぶのが望ましい。 (4) 訓練生の緊張をとるため、最初の話題から問題点に焦点を当てることが、望まし い。 (5) 相談者の服装は、訓練生に大きな影響を与えることはない。
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問19.職業安定機関における職業紹介に関する記述として、次のうち正しいものを1 つ選びなさい。 (1) 高等学校の長が当該学校の卒業者または卒業予定者の無料職業紹介を行う ときは、公共職業安定所長の許可を受けなければならない。 (2) 職業紹介事業を行うためのしくみとしては、各都道府県労働局長が、厚生労働大 臣の指揮監督のもと、公共職業安定所の業務の連絡統一に関する業務をつかさ どり、公共職業安定所長を指揮監督することとなっている。 (3) 求人者が持参した求人の申込みについては、いかなる求人条件であっても受理 しなければならない。 (4) 有料職業紹介事業は、職業紹介に関し対価を徴収して行う職業紹介事業をい い、労働者保護等のルールを踏まえた適切な職業紹介を行えるよう、届出制とな っている。 (5) 公共職業安定所は、学校を卒業する者に対して学校が行う職業指導に協力する 必要はない。
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問20.就業規則に関する記述として、次のうち誤っているものを1つ選びなさい。 (1) 就業規則には、始業・終業の時刻、休憩時間、休日、休暇、賃金、退職等に関 する事項について記載しなければならない。 (2) 労働者を使用する事業において、そのすべての事業の使用者は、就業規則を 作成し、労働基準監督署長に届け出る義務を負っている。 (3) 職業訓練に関する定めをする場合は、これに関する事項について就業規則に 記載しなければならない。 (4) 労働者の過半数で組織する労働組合のある事業場が就業規則を変更するとき は、その労働組合の意見を聴かなければならない。 (5) 安全衛生に関する定めをする場合は、これに関する事項について就業規則に 記載しなければならない
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