問題一覧
1
社会変動の原動力を階級間の闘争に求めた
マルクス
2
史的唯物論によれば、生産力と生産関係からなる下部構造の変化が先に起こり、それが文化的・イデオロギー的な上部構造の変化を促すことによって社会構造全体の変動を推進する
マルクス
3
資本家と労働者の階級闘争では、労働者が勝利し、資本家だけが没落する
マルクス
4
法律家の議論の形式は科学的ではない
コント
5
封建制度を解体するだけでその後の混乱を招いたフランス革命を批判し、計画的に新しい社会を構想する学問として社会学を提唱
コント
6
実証主義を提唱し、形而上学を乗り越えるべき対象とした
コント
7
社会は生物のような有機体であるとした自由放任主義者
スペンサー
8
社会進化論の立場から進化とは同質なものから異質なものへの変化である
スペンサー
9
人間の精神は、神学的段階、形而上的段階を経て実証的段階に達し、社会は軍事的段階から、法学的段階、産業的段階へと発展する
コント
10
相互に類似した同質的な成員が結合した機械的連帯の社会から、独立した人格を持った異質の成員が自らの個性を能動的に生かしながら、分業に基づいて相互に結びつく有機的連帯へ移行するという社会変動を想定
デュルケム
11
社会現象を理解するためにその特徴的な一面を研究者の問題関心に即して取り出し作り上げた
ウェーバー
12
主意主義的行為理論を初期に主張
パーソンズ
13
行為のシステムの下位システムが社会システムであるとした
パーソンズ
14
社会体系論では、パーソナリティシステム、社会システム、文化システムという三つのシステムの連関を論じた
パーソンズ
15
AGIL図式
パーソンズ
16
日常的調査に必要な個々の作業仮設を積み上げることで、中範囲の理論を構築することを目指した
マートン
17
社会的性格とは一つの集団の大部分の成員がもっている性格構造の中核であり、その集団に共通する基本的経験と生活様式の結果、発達したもの
フロム
18
アメリカ人の社会的性格を分析して権力志向型、金銭志向型、趣味志向型という3つの類型を掲示
リースマン
19
イデオロギーを全体的イデオロギー、部分的イデオロギーに区別し、前者をさらに普遍的イデオロギー、特殊型イデオロギーとに区別した
マンハイム
20
イデオロギーとユートピア
マンハイム
21
適応、目標達成、統合、潜在的パターンの維持及び緊張の処理という四つの機能要件が満たされなければならない
パーソンズ
22
他人指向型を期待や好みといった他者からの信号に敏感に反応し、それに応じて自己の生活目標を変えていく社会的性格であり、現代の大衆社会に支配的な性格類型であるとした
リースマン
23
他者の反応で自我を形作っていく、鏡に映った自我
クーリー
24
家族や仲間集団など、対面的、親密的、共同的な集団が、自我の形成に重要な機能を持つ。これを第一次集団と呼んだ
ミード
25
複数の他者の多様な役割期待を組織化、一般化して、一般化された他者の役割期待に応えていくようになる段階をゲーム段階
ミード
26
人間の自我は他者の役割、態度を取得する過程の中で形成されるとし、I/meの二側面に分け考察
ミード
27
超自我、自我、イドの三側面
フロイト
28
アイデンティティを自己アイデンティティと自我アイデンティティのに側面に分けて論じた
エリクソン
29
日常生活が繰り広げられる生活世界において、人々がどのように他者を理解しリアリティを構成しているのか考察した現象学的社会学
シュッツ
30
人々が普段の生活の中で自明な領域を作り維持している過程を、違背実験を通じて研究し、造語としてエスノメソドロシーを展開
ガーフィンケル
31
人を社会という劇場で演技する俳優に例えたドラマトゥルギー
ゴフマン
32
交換概念を軸に、ミクロな権力からマクロな権力までの権力の成立過程を論じている
ブラウ
33
オートポイエシスの概念を取り入れ、社会システムについて、自己を構成する要素を自ら生み出し姿を変える、自己言及的なオートポイエティックシステムとして定式化
ルーマン
34
公共性の構造転換
ハーバーマス
35
コミュニケーション的行為の理論
ハーバーマス
36
生活世界の植民地化
ハーバーマス
37
狂気の歴史
フーコ
38
リスク社会
ベック
39
孤独なボウリング
パットナム
40
フリーライダー問題について提起し、集合行為について論じた
オルソン
41
社会的ネットワークとそこから生じる互酬性と信頼性の規範である社会関係資本について論じ、同一集団内の効用を高める社会関係資本と、異なる集団間で効用を高め合うよう社会関係資本を区別
パットナム
42
象徴的(シンボリック)相互作用論
ブルーマー
43
犯罪学の始祖
ロンブローゾ
44
名望ある社会的地位の高い人物が犯罪者になるホワイトカラー犯罪
サザーランド
45
後期近代社会では、神や伝統を含め、あらゆる事柄が吟味の対象となりうるものとなり、反省的に捉え返されて、再起的に再編成される
ギデンズ
46
相互行為において、個人が期待された役割を演じることで、社会秩序を保っているとした。また、公的空間で見知らぬ他人に対してあえて無関心を装うことを儀礼的無関心と呼んだ
ゴフマン
47
行為者の内的側面を重視する立場から人間の行為は趣味に基づいてなされ、その意味は他者との社会的相互作用において形作られ解釈されるとする象徴的相互作用論を説いた
ブルーマー
48
機能について、社会システムの適応にプラスとなる順機能とマイナスとなる逆機能に、また、顕在的機能と潜在的機能に区別
マートン
49
状況を誤って定義してしまうことにより、当初の誤った考えが実現してしまうことを、予言の自己成就と呼び、その例として、健全経営を行なっていた銀行が、支払い不能に陥ったという噂によって実際に支払い不能になる事態をあげた
マートン
50
シンボリック相互作用論の三つの前提として、第一に、人間物事に意味を付与し、その意味に基づいて行動するということ、第二に、意味は社会的相互作用の中から形成されるということ、第三に、意味は人間によって解釈されるということを挙げた
ブルーマー
51
ラベリング理論は、規則に反した行動をして人が逸脱者のラベルを貼られることによって逸脱が生み出されるとするものである。この理論によれば、逸脱の定義にとって、規則に反した行動それ自体よりも、そうした行動に対する他者の反応が重要である
ベッカー
52
構造=機能主義を代表する社会学者
パーソンズ
53
システムが均衡し相続するために充足しなければならない要件として、A(適応)G(目標達成)I(統合)L(潜在的パターンの維持)の四つを挙げ、図式を記した
パーソンズ
54
リキッドモダニティなどの著書において、現代社会をソリッドモダニティからリキッドモダニティへの変化として特徴づけ、セキュリティ社会や消費社会のありようなど、現代社会の現状について分析した
バウマン
55
ディスタンクシオンを著し、ハビトゥスや文化資本について研究した
ブルデュー
56
社会理論の最前線を著し、構造化理論について研究
ギデンズ
57
世論と群衆を著し、公衆について研究
タルド
58
群集心理を著し、群衆について研究
ル・ボン
59
孤独な群衆を著し、人間の社会的性格を三つに分類
リースマン
60
ゲマインシャフトとゲゼルシャフト
テンニース
61
一定地域に住む人々の共同生活全体であるコミュニティと、利益や便宜を獲得するために人為的につくる機能集団であるアソシエーションを規定
マッキーヴァ
62
アノミーを文化的目標と制度的手段の葛藤と定義
マートン
63
青少年の非行集団に共通してみられる下位文化を分析
コーエン
64
人との社会的なつながりを四つの要素に分類し、青少年を対象とした自己申告データを使って、そのそれぞれが非行に対する抑制効果を持つという仮説を検証
ハーシ
65
家族の形態を三つに分け、核家族は普遍的な中核であるとした
マードック