問題一覧
1
問診の注意点は?
1.専門用語を用いない 2.答えを誘導するような質問をしない 3.無理に聞き出したり、立て続けに質問したりしない
2
視診のポイント
1.観察する部位をしっかり露出し、他の部分は覆う 2.部屋の室温に注意する 3.適切な明るさのもとで行う 4.左右対称性、色、位置、形状をみる
3
触診のポイント
1.爪は短く手は温めておく 2.浅い触診からはじめる 3.圧痛のある部位は最後に触れる
4
打診のポイント(たたく指、たたく部位、たたき方)
1.利き手の中指の爪のすぐ下付近 2.利き手でない手の中指のすぐ下の関節 3.手首の力を抜きスナップをきかせら垂直に2回ずつトントンと確実に叩く たたかれる指全体を患者さんの皮膚に押し付け中指以外は浮かせる
5
聴診ポイント
1.イヤーピースを正しくフィットさせる (ハ) 2.膜式とベル式を使い分ける 3.患者さんに当てる部位を温めておく 4.静かな環境で行う
6
手背
皮膚温の確認
7
指先
脈拍触知、臓器腫瘤などの組織の性状や可動性
8
指の付け根、尺骨側表面
振動、声音振盪
9
打診の種類
共鳴音 濁音 鼓音
10
共鳴音の特徴と臓器
ハリがある響きのある音 低い 含気量が多い 臓器は、肺
11
濁音の特徴と臓器
鈍く詰まったような音 密度が高い 臓器は、筋肉
12
鼓音の特徴と臓器
太鼓を叩いたような音 高い 空洞があるところ 臓器は、胃
13
聴診 聴く音4つ
呼吸音 心音 血管音 腸蠕動音
14
気管分岐部は何と同じ高さか?
胸骨角
15
肺の区域 (右肺と左肺)
右肺 3葉10区域 左肺 2葉8区域
16
肺の位置 気管分岐部
胸骨角 第2肋骨
17
肺の位置 水平裂
鎖骨中線と第4肋骨の交点
18
肺の位置 斜裂
第3胸椎棘突起
19
肺の位置 肺尖
前面:鎖骨内側1/3より上方約3cm 後面:第7頚椎棘突起の高さ
20
肺の位置 肺底部
鎖骨中線と第6肋骨の交点第10胸椎棘突起の高さ
21
膜式の特徴と聞こえる音
高調な音 呼吸音、腸蠕動音、正常心音 密着させる
22
ベル式の特徴と聞こえる音
低調な音 異常心音 軽く当てる
23
聴診器の使い方、聴き方、体位
膜面を密着させる 聴き方:大きな口呼吸 体位:座位 前面 仰臥位 側面 側臥位
24
聴取部位と順序
上から下へ 左右対称に
25
ブリンクマン指数とは
1日で吸うタバコの本数×年数
26
胸骨下部が高度に陥没したものをなんというか
漏斗胸
27
胸骨角の異常突出をなんというか
鳩胸
28
胸郭の前後径が拡大し水平することをなんというか
樽状胸
29
呼吸器系で大切な客観的指標は?4つ
ばち状指 胸部X線像 胸郭の変形 側弯症
30
気管呼吸音の特徴 (吸気:呼気)
粗く高い大きな音 1:1
31
気管支呼吸音の特徴 (吸気:呼気)
やや低く小さな音 1:2
32
気管支肺胞呼吸音の特徴(吸気:呼気)
中間的な音質 ほぼ1:1
33
肺胞呼吸音の特徴(吸気:呼気)
最も小さな音 3:1
34
正常では無い呼吸音をなんというか
複雑音
35
呼吸音の減弱、消失の原因は?
呼吸音が発生しづらい、伝わりづらい
36
呼吸音の増強の原因は?
呼吸音が発生しやすい
37
呼気延長の原因は?
呼出するのに時間がかかる
38
気管支呼吸音化の原因は?
呼吸音が伝わりやすい→伝播が亢進