問題一覧
1
パーキンソン病に見られる起居動作4つ
動作が遅い 動作範囲が小さい 重力に抗して伸展が出来ない 身体を分節的に動かせない
2
パーキンソン病の重症度を示す評価指標2つ
Hoehn&Yahrの重症度分類 統一パーキンソン病評価尺度(UPDRS) (合計点数が大きい程症状が重い)
3
バランステスト6つ
Romberg試験(静的) Mann試験(静的) 片足立ち検査 FRT(動的)体幹前屈による距離 TUG(動的)動作の組み合わせ BBS:静的、動的を組み合わせたテスト
4
パーキンソン病の理学療法の目標と介入方法 ステージⅠ~Ⅱ(ADL自立)
社会生活の維持(社会生活上の問題への助言) 患者や介護者の疾患理解(患者、介護者へ助言、教育)
5
パーキンソン病の理学療法の目標と介入方法 ステージⅢ~IV(一部介助)
生活自立度の維持(柔軟性等の向上の為の運動療法や呼吸、嚥下等の活動維持) 活動性の維持、向上(代償的な動作やADLの指導・練習) 転倒予防(転倒に配慮した環境調整)
6
パーキンソン病の理学療法の目標と介入方法 ステージⅤ(ADL全介助)
基本的生命活動の維持(褥瘡、拘縮、変形予防)
7
パーキンソン病の呼吸・嚥下障害の基本
拘束性の換気障害
8
すくみ足の対応策
進行方向に対して横線を引く スペースの幅を広くする 一旦足を後ろに下げてから前に踏み出す
9
手がかり刺激の種類と与え方 視覚キュー 聴覚キュー 体性感覚キュー
視覚(進行方向と垂直に等間隔に横線を引く) 聴覚(リズム刺激(メトロノーム)やかけ声) 体性感覚(身体の一部を軽く叩く)
10
パーキンソン病は〇が多く 2/3は〇の訴え(不良姿勢筋緊張)
嗅覚・疼痛
11
小脳の機能と障害された時の症状
酩酊(めいてい)様歩行(失調性歩行の1つ) 測定障害(鼻指鼻試験) 反復拮抗運動不足(手回内試験) 小脳性構音障害(断綴(だんてつ)性言語)
12
MSA-C(オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA))の特徴 〇・〇に萎縮が見られる 〇症状を初発症状 脊髄失調は〇 小脳失調は〇
小脳・脳幹・小脳・+・-
13
Shy-Drager症候群 Horner症候群の四徴候 (瞳孔異常をきたす代表的疾患)
眼瞼下垂(軽微), 縮瞳, 眼裂狭小, 病側顔面の発汗低下
14
システム理論として 姿勢制御(バランス)する為の8要素
筋の骨格系, 内的表象(イメージ), 予期的機構, 適応的機構, 感覚戦略, 神経系, 感覚系, 神経筋共同筋活動
15
足関節戦略と股関節戦略 足関節戦略は→〇 股関節戦略は→〇
外力が小さい, 外力が大きい
16
SCA-Ⅲの病とその特徴
マシャドジョセフ病 小脳失調症が特徴的
17
遺伝性のフリードライヒ運動失調症の障害
深部感覚障害
18
脊髄小脳変性症(SCD)の中でパーキソニズムを呈する共通の特徴をもつ疾患群が〇 症状としては小脳性運動失調が強く現れる〇 パーキソニズムが強く現れる〇に分けられる
MSA(多系統萎縮症), MSA-C, MSA-P
19
SCD患者の運動失調による協調運動障害 協調運動障害とは種々の原因で身体運動全体が〇や〇を欠いた状態の事 1目標位置に正確に合わせられない〇 2運動の軌跡が滑らかでない〇 3繰り返し運動のリズムが一定に保てない〇 4運動の開始や終了が遅れる
正確性・円滑性 測定障害・運動分解・反復運動障害
20
運動失調時、バランス障害が強く現れる場合どの様に展開したら良いか
重心位置を低くする 支持基底面を広くする 動作のスピードを緩やかに変化させる
21
支持基底面の中で実際に重心線を移動する事が出来る範囲
安定性限界
22
SCD(脊髄小脳変性症)を完治させる治療法
ない
23
BESTest(バランス能力の包括的評価指標)の様子観察
座位や立位の姿勢保持 椅子座位からの立ち上がりと着座
24
脊髄性失調症と小脳性失調症の違い 脊髄性は〇 小脳性は〇
脊髄後索病変により深部感覚が障害されて起こる運動失調, 運動をコントロールする小脳が障害されて起こる運動失調
25
障害部位の残存部分の視覚・聴覚・触覚を利用し運動を随意的にコントロールする為に行う体操
フレンケル体操
26
PNF(固有受容性神経筋促通法)と、その内 リズミック・スタビリゼーションの説明
PNF:身体に抵抗や伸張刺激等を加え、収縮を促す RS:身体の対角線上に抵抗を掛け、体幹の同時収縮を図る
27
重錘負荷法の役割
バランス障害や協調性障害の改善
28
弾性緊迫帯法の作用
圧迫による感覚入力の増大 身体の動揺を抑える
29
バランス障害による動作の難易度と練習課題の関連性
運動学習による動作の安定性の維持・改善を図ると共に低い動作も練習する
30
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは?
上位・下位運動ニューロンの細胞体が散発性、進行性に変性する神経変性疾患
31
上位運動ニューロンの徴候 運動器 筋緊張 腱反射 筋萎縮 線維束の攣縮 病的反射
〇 亢進 亢進 なし なし 陽性
32
下位運動ニューロンの徴候 運動器 筋緊張 腱反射 筋萎縮 線維束の攣縮 病的反射
〇 低下 低下 あり あり 陰性
33
ALSの徴候 筋萎縮 筋力低下 線維束性収縮 筋緊張 痙縮 腱反射 病的反射
高度 高度 出現 亢進 あり 亢進 陽性
34
ALSの四大陰性徴候
眼球運動障害, 感覚障害, 膀胱直腸障害, 褥瘡を生じにくい
35
(ALS)球麻痺の障害
嗄声(声帯筋の麻痺) 鼻声(軟口蓋の閉鎖不全) 嚥下障害(特に固体) 舌萎縮・線維束性収縮
36
ALSの自立期に伴う目標 〇の自立度を維持する事 それに対する介入
日常生活活動 筋力維持・持久力運動・呼吸法の指導・ROM-ex
37
ALSの部分的自立期に伴う目標 〇を維持し、進行予防 それに介入する策
残存機能 上肢(スプリント) 下肢(短下肢装具) 歩行(杖・歩行器・車椅子) ポジショニング(体位変換) (下垂足・尖足)
38
ALSの非自立期に伴う目標 〇や〇などの生命維持に必要な機能の維持と二次的合併症を予防すること それに介入する策
嚥下・呼吸 座位保持装置 NPPV(非侵襲的陽圧換気) 気管切開での人工呼吸器 PEG(胃に直接繋げる手術) 経管栄養
39
脱髄とは?
何らかの原因で髄鞘が破壊されること
40
多発性硬化症(MS)の特徴 〇の疾患 〇に多い(15~50(20がピーク)) 初期症状は〇 眼球の解離性運動障害(〇) 〇(こむら返り) 〇(神経因性膀胱) 〇徴候(背中下方に雷撃的痛み) 上記の症状が〇を繰り返す
中枢性脱髄 女性 急激な視力低下 MLF症候群 有痛性強直性けいれん 排尿障害 Lhermitte 再発と寛解
41
Lhermitte徴候とは?
頚部の前屈で背中から下方に雷撃的な痛みが放散する症状
42
多発性硬化症(MS)の髄液検査の所見
細胞数・総蛋白の軽度増加 IgGの増加(γ-グロブリン↑)
43
多発性硬化症の急性増悪期の治療
ステロイドパルス療法(点滴で大量投与)
44
多発性硬化症のUhthoff徴候とは?
体温上昇により神経症状が悪化する事
45
ステロイドパルス療法を行う上で 〇でステロイドを行うと 〇や〇の副作用が起こる+〇
長期 骨粗鬆症・骨壊死 クッシング症候群 (中心性肥満・満月様顔貌・高血圧・糖尿病・皮膚線条・筋力低下・骨粗鬆症)
46
多発性硬化症の重症度分類
Kurtzke総合障害度評価尺度(EDSS)
47
過用性筋損傷とは? またそれを予防する為の原則3つ
安全な運動域の範囲が正常な筋よりも狭くなっている事, 翌日に疲れを残さない事, 求心性収縮を中心に行う, 短時間で少量頻回の運動をする
48
筋力・運動麻痺の検査方法
MMT, Brunnstormステージ
49
感覚の検査方法
感覚テスト
50
視機能の検査方法
視力検査, 視野検査
51
関節可動域の検査方法
ROM-T
52
筋緊張の検査方法
MAS
53
腱反射の検査方法
深部腱反射, 病的反射
54
バランスの検査方法
FR(動的)(パーキンソンの指標), BBS(静的及び動的バランスを要する), TUG(動的バランス評価)
55
協調性・運動失調の検査方法
指鼻指試験, 手回内・回外試験, 踵膝試験, foot pat
56
疲労に関する要因 〇(一日の中で遅い時間程倦怠感が増加) 〇・室温・〇・精神的ストレスがある
疾患特有の倦怠感(夕方の方が症状が悪化する), 気温(25°以下), 体温の上昇
57
疲労の管理
患者自身の自己管理と疲労の理解, Borgスケール13(ややきつい), 再発や急性増悪時は基本安静(二次障害の予防)
58
課題思考型アプローチとは?
ある動作を用いた反復練習
59
ギラン・バレー症候群の特徴 〇の障害 70%の〇→その病原体は〇 多くは〇以内に〇する 80%は〇し、20%は〇、稀に〇 ステロイドは〇 協調運動障害は主に〇によるもの
末梢神経・先行感染・カンピロバクター 6ヶ月・自然回復 自然回復・後遺症・死亡 無効 感覚障害
60
ギラン・バレー症候群の髄液検査
細胞数の増加は伴わないが、蛋白は増加する
61
ギラン・バレー症候群は急性末梢神経障害が起こると 運動麻痺(〇・〇) 感覚障害〇 自律神経障害
四肢筋力低下、脱力, 呼吸筋麻痺, 四肢遠位部優位の痺れ (手袋、足袋型の感覚障害)
62
ギラン・バレー症候群 脱髄型と軸索型の血液検査
軸索型は抗ガングリオシド抗体陽性
63
ギラン・バレー症候群の治療法
免疫グロブリン療法, 血液浄化療法
64
CMTとは下肢遠位部に始まる〇を主徴とする遺伝性疾患 特に下肢の筋萎縮・筋力低下による〇(コウノトリ足)がみられる
慢性進行性の多発ニューロパチー, 逆シャンパンボトル型筋萎縮
65
ギラン・バレー症候群の急性期における理学療法の主な目標
呼吸機能の維持・二次障害の予防
66
ギラン・バレー症候群のプラトー期における理学療法の主な目標
呼吸機能の改善・疲労の管理
67
ギラン・バレー症候群の回復期における理学療法の主な目標
機能障害の最大限の回復・社会復帰と社会活動への適応
68
Seddonの分類 ○(神経遮断)とは?
ニューラプラキシア 軸索は保持された状態
69
Seddonの分類 ○(軸索断裂)とは?
アスソノトメーシス 軸索の崩壊、遠位のワーラー(Waller変性)変性を伴う
70
Seddonの分類 ○(神経断裂)とは?
ニューロトメーシス 神経が解剖学的に完全に断裂
71
末梢神経損傷における特殊検査 Tinel(ティネル)徴候とは? Faren(ファレン)徴候とは? Froment(フローマン)徴候とは?
ティネル徴候とは神経傷害部を叩くと支配領域に疼痛が放散(神経回復がみられる), ファレン徴候とは両手の手背を合わせると症状(痺れ、電撃感)が悪化する, フローマン徴候とは母指と示指で紙を摘んで引っ張る時に母指のIP関節が曲がれば陽性
72
中枢性の髄鞘をつくっているのは〇 末梢性の髄鞘をつくっているのは〇
オリゴデンドログリア, Schwann(シュワン)細胞
73
フィッシャー症候群の三大徴候
外眼筋麻痺, 小脳性運動失調, 深部腱反射消失
74
SCD (孤発性) MSA MSA-C MSA-P SDS (遺伝性・常・優) SCA-Ⅲ (常・劣) Friedrich運動失調症 ALS (脱髄疾患) MS ギラン・バレー症候群
脊髄小脳変性症, 多系統萎縮症, オリーブ橋小脳萎縮症, 線条体黒質変性症(パーキソニズム), Shy-Drager症候群, マシャドジョセフ病, フリードライヒ, 筋萎縮性側索硬化症, 多発性硬化症, ギラン・バレー症候群
75
Hoehn&Yahrの重症度分類 ステージ1症状は〇性 ステージ2症状は〇性 ステージ3は〇障害が明らかになる
一側, 両側, 姿勢反射
76
パーキンソン病のレボドパによる副作用の症状
不随意運動(ジスキネジア), 精神症状, Wearing off現象, On-Off現象
77
ドパミンは○がある為脳内に入れないが○は通過出来る
血液脳関門, レボドパ
78
パーキンソン病の四大症状
安静時振戦, 無動, 固縮(筋強剛), 姿勢保持障害
79
レボドパを急に中断すると意識障害等の精神症状を示す症候群
悪性症候群