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臨床薬物動態学
  • 田渕希望

  • 問題数 80 • 7/9/2024

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  • 1

    血液流量が 250 mL/min の透析装置の流入部及び流出部における薬物 A の血中濃度はそれぞれ 30 µg/mL及び 12 µg/mL であった。この透析装置における薬物 A のクリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。

    150

  • 2

    血液流量が 200 mL/min の透析装置の流入部及び流出部における薬物 A の血中濃度はそれぞれ 20 µg/mL及び 5 µg/mL であった。この透析装置における薬物 A のクリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。

    150

  • 3

    体内動態が線形性を示し、肝でのみ代謝を受ける薬物について以下のデータを得た。この薬物を経口投与したときに肝初回通過効果を受けて体内から消失する薬物量は経口投与量の何%か。最も近い値を1つ選べ。ただし、この薬物を経口投与したときの消化管吸収率は 100%とする。

    20

  • 4

    薬物を静脈内投与したとき、表に示すパラメータが得られた。この薬物の全身クリアランスに関する記述として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、この薬物は肝代謝と腎排泄によって体内から消失し、肝血流量は 100 L/h とする。

    肝血流量の変動の影響を顕著に受ける。

  • 5

    ある薬物を体重 60 kg のヒトに静脈内注射したときの体内動態パラメータを下表に示す。 この薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、この薬物は線形 1− コンパートメントモデルに従った薬物動態を示す。また、肝血流速度は 1,500 mL/min、クレアチニンクリアランスは 120 mL/min、腎以外には肝から消失されるとする。

    全身クリアランスは血漿タンパク結合の影響をあまり強く受けないので、血漿アルブミン値などの変化を特に注意する必要はない。

  • 6

    体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従い、肝代謝と腎排泄によって体内から消失する薬物を静脈内投与したところ、表に示すパラメータが得られた。この薬物の体内動態に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。ただし、肝血流速度は、90L/hとする。

    消失半減期は約2時間である。, 肝代謝酵素活性の変動の影響を顕著に受ける。

  • 7

    肝クリアランスに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    アンチピリン、テオフィリン、トルブタミドの肝クリアランスは、いずれも肝固有クリアランスの変動の影響を受けやすい。 , 肝抽出率が 90%の薬物の肝クリアランスは、肝血流速度の変動の影響を受けやすい。

  • 8

    クリアランスに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    全身クリアランスは、各臓器クリアランスの和として表される。, 肝クリアランスは、肝固有クリアランスと肝血流速度及び血漿タンパク非結合形分率により規定される。

  • 9

    下図は健常人における 6 種の薬物の血漿タンパク結合率と肝抽出率をプロットしたものである。これらの薬物の体内動態の変動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    肝血流速度が減少すると、ニカルジピン、リドカイン、プロプラノロールの肝クリアランスは低下する。, アンチピリン、テオフィリン、トルブタミドの肝クリアランスは、いずれも肝固有クリアランスの変動の影響を受けやすい。

  • 10

    肝代謝のみで消失する薬物を経口投与する場合において、以下の変化が生じたとする。血中濃度時間曲線下面積(AUC)が 2 倍に上昇するのはどれか。2つ選べ。ただし、この薬物の消化管からの吸収率は 100%とし、肝臓での挙動は well-stirred model に従うものとする。

    肝代謝酵素の阻害により肝固有クリアランスが 1/2 倍に低下した場合, 結合タンパク質の増加により血中非結合形分率が 1/2 に低下した場合

  • 11

    ある薬物 100 mg をヒトに静脈内投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が 2.5 µg・h/mL であった。この薬物の肝クリアランスが 1/2 に低下したとき、薬物 100 mg を経口投与後の AUC は、肝クリアランス低下前の経口投与後の AUC に対して何倍になるか。最も近い値を1つ選べ。 ただし、この薬物の体内動態は、線形 1-コンパートメントモデルに従い、肝代謝のみで消失し、消化管から 100%吸収されるものとする。また、肝血流速度は 80 L/hr とする。

    3,0

  • 12

    ある薬物 60 mg をヒトに静脈内投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が2.0 mg・h/L であった。この薬物の肝クリアランスが 2/3 に低下したとき、経口投与後の AUC は、肝クリアランス低下前の経口投与後の AUC に対して何倍になるか。最も近い値を1つ選べ。ただし、この薬物の体内動態は、線形 1-コンパートメントモデルに従い、肝代謝のみで消失し、消化管から 100%吸収されるものとする。また、肝血流速度は 80 L/h とする。 (※ 経口投与量は静注と同じ 60 mg として考えて下さい。問題文の不備です。)

    1,8

  • 13

    母集団薬物速度論(PopulationPharmacokinetics)に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

    患者の 1 点の血中濃度測定値及び患者情報と母集団の平均薬物動態パラメータ及び変動情報を用いて、ベイズの統計理論により患者個々の薬物動態パラメータが推定できる。

  • 14

    治療薬物モニタリング(TDM)に活用されている母集団薬物速度論に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

    母集団薬物速度論を用いても、薬物投与後の血液採取時間に関する情報がなければ、患者の薬物動態パラメータの推定は不可能である。 , 1 点の血中濃度測定値から、その患者の薬物動態パラメータが推定できるのは、母集団パラメータを事前情報として用いるからである。

  • 15

    以下の薬物のうち、特定薬剤治療管理料を算定できるのはどれか。全て選べ。

    バンコマイシン, テイコプラニン, アルベカシン, ゲンタマイシン, トブラマイシン, アミカシン, ボリコナゾール

  • 16

    以下の薬物のうち、特定薬剤治療管理料を算定できるのはどれか。全て選べ。

    フェノバルビタール, フェニトイン, カルバマゼピン, バルプロ酸, ラモトリギン, ガバペンチン, プリミドン, トピラマート, ラコサミド

  • 17

    以下の薬物のうち、特定薬剤治療管理料を算定できないのはどれか。全て選べ。

    ビソプロロール, ピンドロール

  • 18

    薬物の測定手法の一つである「化学発光免疫測定法」の略称として正しいのはどれか。1つ選べ。

    CLIA

  • 19

    腎糸球体ろ過速度を推定する際に、血清クレアチニン値ではなくシスタチン C 値を用いた方が良いのはどのような患者か。1つ選べ。

    筋ジストロフィーの患者

  • 20

    Cockcroft-Gault 式に使用する患者情報はどれか。1つ選べ。

    血清クレアチニン値

  • 21

    Cockcroft-Gault 式に使用しない患者情報はどれか。1つ選べ。

    身長

  • 22

    Augsberger 式はどれか。1つ選べ。

    小児薬用量={(年齢×4)+20}÷100×成人薬用量

  • 23

    年齢を用いて小児の薬用量を算出する式はどれか。2つ選べ。

    Augsberger 式, young 式

  • 24

    コンパニオン診断に該当するのはどれか。1つ選べ。

    トラスツズマブを投与する前に、乳がん組織の HER2 発現を測定する。

  • 25

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 患者のがん細胞の EGFR 遺伝子変異の有無を調べて、ゲフィチニブの投与の可否を判断することを[ ]診断という。

    Companion

  • 26

    以下の[ ]に入る語句を答えよ。 薬物代謝の場合では、代謝物の生成能力(代 謝能)が通常(高い)か、低いかによって区別する。 通常あるいは高い場合をextensive metabolizer [ 1 ]、低い場合をpoor metabolizer[ 2 ]と呼ぶことがある。

    EM, PM

  • 27

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 [ ]コードする遺伝子に多型が存在すると、イリノテカンを投与した際に骨髄抑制等の副作用が増強される恐れがある。

    UGT1A1

  • 28

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 [ ]の発現量の少ない患者では、ワルファリン の作用が強く現れる(投与量を減らす必要あり)。

    VKORC1

  • 29

    以下の[ ]にあてはまるのはどれか。1つ選べ。 [ ]をコードする遺伝子に多型が存在して活性が低いと、イソニアジドを投与した際に末梢神経障害等の副作用が増強される恐れがある。

    NAT2

  • 30

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 ピオグリタゾンを投与された患者では、[ ]の発生リスクが増加する可能性があると言われている。

    膀胱がん

  • 31

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 フィブラート系とスタチン系の併用は、薬力学的にも、また腎障害のある場合には更にフィブラート系の血中濃度が高まるため、[ ]の危険性が増す。

    横紋筋融解症

  • 32

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 メトホルミンを投与された患者では、[ ]の発生リスクが増加する可能性があると言われている。

    乳酸アシドーシス

  • 33

    以下の[ ]に当てはまるのはどれか。1つ選べ。 ラモトリギンの用法・用量を守らないと重篤な[ ]が現れることがある。

    皮膚障害

  • 34

    以下の[ ]に入る語句を答えよ。 エゼチミブの血中濃度変化グラフのように分布の山が複数見られることを[ ]という。

    多峰性

  • 35

    次のうちペオフィブラマートと併用禁忌の薬剤はどれか。2つ選べ。

    シクロスポリン, リファンピシン

  • 36

    肝硬変の程度を表す分類で、肝代謝型薬物の投与量設計の際に参考にするのはどれか。1つ選べ。

    チャイルド・ピュー分類

  • 37

    ローディングドーズ(負荷投与)を行う必要のある薬物の特徴として、妥当なのはどれか。1つ選べ。

    半減期が長い

  • 38

    分配係数は、オクタノール/水分配係数ともいう。オクタノールへの移行性が高いと、脂溶性、水溶性どちらになるか。

    脂溶性

  • 39

    バルプロ酸の血中濃度が中毒域に達した場合生じる恐れのある副作用はどれか。1つ選べ。

    高アンモニア血症

  • 40

    自施設の測定値が真の値に近いかどうかを、第三者機関から標準血清(ある濃度の薬物が含まれている)を送ってもらって測定することをなんと言うか。1つ選べ。

    コントロールサーベイ

  • 41

    バンコマイシン投与時に、短時間で点滴静注を行うと顔・頸・躯幹の紅斑性充血、痒みや血圧低下等が現れる事がある。この疾患をなんと言うか。1つ選べ。

    red neck 症候群

  • 42

    アルベカシンの腎排泄率(体内からの消失における腎排泄の寄与率)として妥当なのはどれか。1つ選べ。

    ほぼ 100 %

  • 43

    1 日 1 回の投与であれば、朝食後とする薬剤はどれか。1つ選べ。

    プレドニゾロン錠

  • 44

    1 日 1 回の投与であれば、夕食後とする薬剤はどれか。1つ選べ。

    シンバスタチン錠

  • 45

    1 日 1 回の投与であれば、夕食後または就寝前とする薬剤はどれか。1つ選べ。

    テオフィリン徐放錠

  • 46

    1 日 1 回の投与であれば、就寝前とする薬剤はどれか。1つ選べ。

    ファモチジン錠

  • 47

    一般に、血中濃度の単位を「mEq/L」で評価するのはどれか。1つ選べ。

    リチウム

  • 48

    一般に、血中濃度の単位を「mol/L(M)」で評価するのはどれか。1つ選べ。

    メトトレキサート

  • 49

    一般に、血中濃度の単位を「g/L」で評価するのはどれか。3つ選べ。

    ラモトリギン, テオフィリン, フェノバルビタール

  • 50

    有効性は Cmax/MIC に依存するため、1 日量が同じであれば分割せずに 1 回で投与した方が有効性が高 い抗菌薬・抗生物質はどれか。2つ選べ

    レボフロキサシン, アルベカシン

  • 51

    有効性は AUC/MIC に依存するため、1 日量が同じであれば分割せずに 1 回で投与した方が有効性が高 い抗菌薬・抗生物質はどれか。2つ選べ

    テイコプラニン, バンコマイシン

  • 52

    有効性は %T>MIC に依存するため、1 日量が同じであれば分割せずに 1 回で投与した方が有効性が高い抗菌薬・抗生物質はどれか。2つ選べ

    アモキシシリン, セファレキシン

  • 53

    半減期が 48 時間である薬物を 1 日 1 回経口投与したとき、定常状態に達するまでの時間として、 妥当なのはどれか。1つ選べ。

    10日

  • 54

    薬物血中濃度測定を行う際には、測定試料として全血を用いるのはどれか。2つ選べ。

    タクロリムス, シクロスポリン

  • 55

    シクロスポリンやタクロリムスの TDMを行う際には、測定資料として全血を用いる。その理由として正しいのはどれか。1つ選べ。

    赤血球へのシクロスポリンの移行量が大きいため。

  • 56

    慢性腎不全の患者における薬物動態の変動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    メトトレキサートの半減期は長くなる。, リチウムの消失速度定数は小さくなる。

  • 57

    腎障害のある患者における薬物動態の変動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    急性腎不全の患者では、バンコマイシンの全身クリアランスは低下する。, 慢性腎不全の患者では、セファレキシンの消失速度定数は小さくなる。

  • 58

    慢性腎不全の患者における薬物動態の変動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    フェノフィブラートの半減期は長くなる。, アログリプチンの消失速度定数は小さくなる。

  • 59

    薬物の体内動態の変動に関する記述のうち、誤っているのはどれか。3つ選べ。

    小児(7~10 歳)におけるフェニトインの代謝能は成人に比べて高いため、体重当たりの投与量(mg/kg)は若年成人よりも多くなる。 , 乳児(1歳前後)における薬物の腎排泄能は、若年成人とほぼ同じである。, 高齢者(65 歳以上)における胃内 pH は若年成人に比べ低いことがあり、そのような高齢患者ではイトラコナゾールの消化管吸収率が上昇する。

  • 60

    高血圧治療薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    カンデサルタンシレキセチルはプロドラッグであり、体内で代謝されて活性体となる。 , イミダプリルは体内で活性代謝物であるイミダプリラートに変換され、主に腎排泄により体内から 消失する。

  • 61

    高血圧治療薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    アテノロールは、オクタノール/水 分配係数がプロプラノロールよりも小さいため、体内からの消失における腎排泄の割合がプロプラノロールよりも高い。, フェロジピンは、グレープフルーツジュースの摂取により、血中濃度時間曲線下面積が大きくなる。

  • 62

    脂質異常症治療薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    フェノフィブラートとベザフィブラートは、いずれも腎排泄が主な消失経路である。, エイコサペンタエン酸エチルは食後に投与すると、空腹時に比べて最高血中濃度が上昇する。

  • 63

    脂質異常症治療薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    フェノフィブラートとベザフィブラートは、いずれも腎排泄が主な消失経路である。, エゼチミブは腸管循環するため、経口投与後の血中濃度推移は多峰性を示す。

  • 64

    糖尿病治療薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

    ナテグリニドを食直前に服用すると、食後服用に比べて吸収が良好になる。

  • 65

    糖尿病治療薬の体内動態に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    ナテグリニドは、主に腎排泄により体内から消失する。

  • 66

    スニチニブの血中濃度を測定すると、特定薬剤治療管理料を算定できるがん種はどれか。1つ選べ。

    腎細胞がん

  • 67

    血中濃度を測定しても、特定薬物治療管理料を算定できない抗悪性腫瘍剤はどれか。1つ選べ。

    ゲフィチニブ

  • 68

    抗真菌薬のうち特定薬物治療管理料を算定できる薬物はどれか。1つ選べ。

    ボリコナゾール

  • 69

    1日 1回40 mgを静脈内投与する薬物を、クレアチニンクリアランスが30 mL/min(正常値:120 mL/min) の患者に投与する際の用量(mg)として妥当なのはどれか。1つ選べ。ただし、腎機能が正常な患者におけるこの薬物の総尿中未変化体排泄率は 80%とする。

    16

  • 70

    1日 1回30 mgを静脈内投与する薬物を、クレアチニンクリアランスが20 mL/min(正常値:100 mL/min) の患者に投与する際の用法・用量として妥当なのはどれか。2つ選べ。ただし、腎機能が正常な患者におけるこの薬物の総尿中未変化体排泄率は 85%とする。

    1回 10mg、1日 1回, 1回 20mg、48 時間毎

  • 71

    70 歳、男性、体重 50 kg(ほぼ標準体重)の心不全患者にジゴキシンを投与することになった。目標血中濃度を 1.0 ng/mL とするとき、維持投与量(µg/日)として最も近い値はどれか。1つ選べ。ただしこの患者の、血清クレアチニンは 2.2 mg/dL、ジゴキシンのバイオアベイラビリティは 80%とする。 なお、この患者のクレアチニンクリアランス(CLcr)は、 CLcr(mL/min)=(140-年齢)×体重÷(血清クレアチニン×72) より計算せよ。 また、ジゴキシンクリアランス(CLDigoxin)は、 CLDigoxin(L/hr)= 0.0213×体重(kg) + 1.06×CLcr(L/hr) として計算せよ。

    74

  • 72

    60 歳、男性、体重 70 kg(ほぼ標準体重)の心不全患者にジゴキシンを投与することになった。目標血中濃度を 1.0 ng/mL とするとき、維持投与量(µg/日)として最も近い値はどれか。1つ選べ。ただしこの患者の、血清クレアチニンは 2.2 mg/dL、ジゴキシンのバイオアベイラビリティは 80%とする。 なお、この患者のクレアチニンクリアランス(CLcr)は、 CLcr(mL/min)=(140-年齢)×体重÷(血清クレアチニン×72) より計算せよ。 また、ジゴキシンクリアランス(CLDigoxin)は、 CLDigoxin(L/hr)= 0.0213×体重(kg) + 1.06×CLcr(L/hr) として計算せよ。

    110

  • 73

    ジゴキシンを服用中の外来患者に対して午前中の診察時に採血して血中濃度を測定したところ、前回 (1 ヶ月前)のトラフ値(0.90 ng/mL)のほぼ半分の値(0.48 ng/mL)であった。以下のうち、妥当な理由はどれか。2つ選べ。

    最近、患者がセント・ジョーンズ・ワートを摂取しはじめた。 , 最近、患者が自己判断により、薬を服用していないことが度々ある。

  • 74

    ジゴキシンを服用中の外来患者に対して午前中の診察時に採血して血中濃度を測定したところ、前回 (1 ヶ月前)のトラフ値(0.90 ng/mL)のほぼ倍の値(0.48 ng/mL)であった。以下のうち、妥当な理由はどれか。2つ選べ。

    今回、患者が診察前に薬を服用してしまった。, 最近、患者の腎機能が低下した。

  • 75

    薬物 A を静脈内投与した場合、尿中未変化体排泄率はほぼ 100%である。この薬物を健常人に静脈内投与して腎クリアランスを求めたところ、300 mL/min であった。この結果から、薬物 A は腎尿細管においてどのトランスポーターに認識されると考えられるか。2つ選べ。

    MATE1, P-糖タンパク質

  • 76

    薬物 A を静脈内投与した場合、尿中未変化体排泄率はほぼ 100%である。この薬物を健常人に静脈内投与して腎クリアランスを求めたところ、300 mL/min であった。この結果から想定できる薬物Aの特徴として、最も妥当なのはどれか。1つ選べ。

    トランスポーターを介した尿細管からの分泌を受ける。

  • 77

    薬物Aは腎排泄ならびに肝代謝により体内から消失することが知られており、腎機能が正常な患者に対して薬物 A を100mg経口投与したときの腎クリアランスならびに血中濃度時間曲線下面積は、表のような値を示す。薬物 A の腎外クリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、薬物 A の経口投与後のバイオアベイラビリティは75%とする。

    150

  • 78

    図のバンコマイシン塩酸塩投与量ノモグラムを用いて、患者(男性、30 歳、体重 70 kg[ほぼ標準体重]、血清クレアチニン値 1.40 mg/dL)におけるバンコマイシン塩酸塩の 1 回の投与量(mg)として最も近い値どれか。1つ選べ。ただし、この患者にはバンコマイシン塩酸塩を 1日 3 回 8 時間毎に、均等分割して投与するものとする。 なお、この患者のクレアチニンクリアランス(CLcr)は表の式より求めよ。

    400

  • 79

    図のバンコマイシン塩酸塩投与量ノモグラムを用いて、患者(男性、40 歳、体重 65 kg[ほぼ標準体重]、血清クレアチニン値 1.40 mg/dL)におけるバンコマイシン塩酸塩の 1 回の投与量(mg)として最も近い値どれか。1つ選べ。ただし、この患者にはバンコマイシン塩酸塩を 1 日 2 回に 、均等分割して投与するものとする。 なお、この患者のクレアチニンクリアランス(CLcr)は表の式より求めよ。

    500

  • 80

    以下の薬物のうち、特定薬剤治療管理料を算定できるのはどれか。全て選べ。

    シクロスポリン, タクロリムス, エベロリムス, ミコフェノール酸モフェチル, クロザピン, イマチニブ, スニチニブ, メトトレキサート