マネジメントとは、物事を成し遂げる際に通常効果上げるために様々な資源、資産、リスクを管理することをいう。

看護管理とは、看護を管理することであり、看護の⽬的に向けた活動 が、効率的に⾏われ、最終的に最⼤の成果を得られるようにすることである。

看護ケア管理とは、⼀⼈の看護職員が対象者へ看護援助を⾏う際看護を管理することである。

臨床現場での看護管理者やリーダーはプレインマネージャーになってはならない。

病院は、人の命や健康に関わる医療という活動を行う非営利組織である。

病院経営に必要な収入のほとんどが医療保険制度における診療報酬によるものという特徴がある。

組織理念とは組織の持つ価値観を表したものであり、主に1組織の願望・理想像（ミッション）、2組織の存在目的や事業（ビジョン）、3組織の価値観（バリュー）が明示されている。

チーム医療はそれぞれの職種の垣根を超えた活動であり、チーム力の高さが医療の質を向上させている。

グループはメンバーの間の協働により、効率的に成果を上げることが期待されている。

タックマンは、チームの発達段階を3段階に分けて示し、チームの連携と協働を進めるためには、対立を避けることが大切である。と述べている。

チームに結束力と一体感が生まれ、チームの活動が目標達成に向けられる段階を統一期という。

WHOは1948年のオタワ宣言において、人々の健康を守り推進するには、保険部門のみならず、社会的・経済的部門との協働、そして専門職への教育の重要性について言及している。

ライン・アンド・スタッフとは、組織形態の一つであり、ラインとは命令系統を持ち組織の業務遂行に直接関わる機能であり、スタッフとはラインの業務を補佐する機能である。スタッフはラインに対して命令機能を持たない。

看護部の組織化とそこで提供する看護ケアの質が病院の経営状態にも影響するほど、看護部は病院組織の中核として大きな存在となっている。

看護業務基準は、看護実践の基準と看護実践の組織化の基準からなる。

看護師の離職率は2016年の日本看護協会の調査では10.9%で2010年以降ほぼ横ばいであり、年齢階層別の離職率では、30後半から40代にかけて低下している。

看護師は一度辞めてしまうと復職する者が少ないという特徴が見られる。復職していない理由は「結婚・子育て」が一位である。

「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、勤務間隔を8時間以上あけることや、連続夜勤は2日間までとすることが提言されている。

多重課題に直面した時は、患者への影響が最小限になるよう優先順位をつけて効率的に対応しなければならない。それにはシュミレーション教育が有効である。

「日勤→深夜勤」のサイクルは、十分な休息が取れないまま次の勤務に入ることになるため、夜勤帯は医療ミスが生じやすいと言われている。

衛生委員会は、職種に関わらず100人以上の事業場では設置しなければならない。

組織と個人の関わり合いを通し、組織が求める人材の育成と個人のキャリア目標の両方が実現できるよう、キャリアを形成していくことをキャリアデザインという。

看護の提供システムのことを看護方式と言い、いくつかの種類がある。2つ以上の看護方式の長所を組み合わせた看護を提供するのは望ましくない。

トーマスとキルマンは、コンフリクトへの対処方法として競争的、受容的、回避的、妥協的、協調的の５つのパターンを示した。

マグレガーは人間の本性をどのようにとらえるかによって管理方法が異なるというX理論・Y理論を提唱している。

最も眠気が強まるとされる深夜帯に活動するなど、サーカディアンリズムに沿わない生活を繰り返すことによって、月経不順や発癌リスクが上昇するなど健康面への影響が報告されている。

一人一人が役割を理解し力を発揮しながら成果を上げるには、マネジメントする力やリーダーシップよりも個人の力が重要となる。

チームナーシングとは、一つの看護単位で一定の患者を受け持ち、リーダーシップとチームメンバーが輪番制で看護に当たる。

プライマリーナーシングの長所は複数の看護師が一人の患者のケアにあたるため、看護師が患者を全体的に把握することができる。

PNSを成功に導くには、パートナーシップマインドについて理解し、実践することが重要である。

セル看護提供方式は、麻生飯塚病院が開発した方式で、看護師の「動線」に着眼し、改善手法わ用いて「動線」の無駄を省いたものである。

看護単位とは、ある一定の場所、施設において、患者の集団に対して看護を提供する集団のこと。病棟とほぼ同様である。

診療報酬とは、医療行為を行なった病院・診療所が保険者から受け取る対価であり、病院・診療所の収入源である。

患者（被保険者）が窓口で支払う金額は、一部を除き診療報酬の30%（3割負担）である。

診療報酬は一点20円で点数化されており、受信料や薬代、注射、手術などの技術料、入院基本料、施設基準を満たしている場合に算定される。

診療報酬は、社会情勢を鑑みながら2年ごとに改定される。

診療報酬の支払い方式には出来高払いと診断群分類包括支払い制度の2種類がある。

看護師配置数による入院基本料の収益は病院経営に大きな影響を与えている。しかし、入院基本料は看護師の配置人数の要件を満たせばいいものではない。

「重症度・医療・看護必要度」とは、実際にどのような看護サービスが提供されたのか、その結果はどうであったのかについて評価するための数値である。

重症度・医療・看護必要度の評価項目は、手術等の医学的状況に関連する（A項目）、患者の状況等に関連する（B項目）、患者に行われたモニタリング及び処置等（C項目）である。

キャリア開発とは、自らが主体的に自分のキャリアを計画し、組み立てていくことである。

社会人基礎力には、1前に踏み出す力、2考え抜く力、3チームで働く力の３つの能力とそれらを構成する12の能力要素がある。

実際に仕事をしながら、先輩や上司、同僚などからその場で、その業務を行うために必要な知識や技術を学ぶ方法をOff- JTという。

プリセプターシップとは、先輩看護師が一対一で指導・助言・相談を行う教育制度であり、通常、卒後2年目までの教育制度である。

専門看護師は、卓越した実践、コンサルテーション（相談）、コーディネーション（調整）など六つの役割を果たすことが期待されている。

認定看護師は、熟練した看護技術を用いた看護の実践、実践を通じた看護職者への指導、コンサルテーションの実施（相談）という３つの役割を期待されている。

認定看護管理者とは、管理者として優れた資質を持ち、実務研修が5年以上であることが要件となる

専門看護師、認定看護師、認定看護管理者は5年ごとに更新が必要である。

特定行為に係る看護師の研修制度は21区分38行為で構成されている。

公益社団法人日本看護協会は、日本の看護職が所属する最大の職能団体で、47都道府県看護協会と連携している。

看護職は「感情労働者」であるから、自分の感情を表出し業務を実践する必要がある

ネガティブ感情に対処する方法として活動活性化を図ることやリラックスできる方法を探すことは効果的である