問題一覧
1
官僚制の活動は規則で客観的に定められた権限に基づいて行われるもの
権限の原則
2
近代官僚制の構成要件として、職員は上司によって任命されるとしたもの
任命制の原則
3
官僚制はなんの典型例であるか
合法的支配
4
支配の正統性の観点から支配の類型を3つに分けた人物
ウェーバー
5
支配の正統性によって分けられた支配の類型
伝統的支配、カリスマ的支配、合法的支配
6
石膏事業所の事例研究を通じて懲罰型官僚制と代表的官僚制を区別した人物
グールドナー
7
組織の上位者が下位者に規則の強制を行う官僚制
懲罰型官僚制
8
両者の同意に基づく官僚制
代表的官僚制
9
規則を守ること自体が目的化すること
目的の転移
10
規則の遵守が強調され、目的の転移による弊害が起こることを指摘した人物
マートン
11
身分制に基づく上下関係を基盤として形成されたピラミッド型システム
家産官僚制
12
職務上の上下関係を基盤として形成されたピラミッド型システム
近代官僚制
13
客観的に定立された規則に基づいて、業務が行われる官僚制の特質
規則による規律
14
規則に定められた明確な権限の範囲内で業務が行われる官僚制の特質
明確な権限
15
上下の指揮命令系統が一元的に確立されている官僚制の特質
明確な階統構造
16
業務を行うために必要な行政手段は職場で提供される官僚制の特質
公私の分離
17
最終決定、処分、指令などは全て文書の形で保存される官僚制の特質
文書主義
18
公開競争試験などを通じて一定の能力の保持者を採用する官僚制の特質
資格任用制
19
当該業務の遂行を各職員が自己の主たる職業としている官僚制の特質
専業性
20
ウェーバーは官僚制をなんであると評価しているか
純粋技術的に卓越した存在
21
官僚制の逆機能を論じた人物
マートン
22
規則を守れの逆機能
規則万能主義
23
権限をわきまえよのの逆機能
縄張り主義、セクショナリズム
24
上下関係を守れの逆機能
権威主義的態度
25
文書で保存せよの逆機能
繁文縟礼、レッドテープ
26
テネシー渓谷開発公社を対象に下位部局の官僚制は政府全体の目的から逸脱してしまうと主張した人物
セルズニック
27
職業安定所などを対象に、社会的凝集性が弱い組織は規範への過剰同調や変化に対する抵抗が強まるとした
ブラウ
28
1960年代までの日本の官僚制で優越した地位に置かれた官僚の総称とそれを唱えた人物。
古典的(国士型)官僚、辻清明
29
1970年代の日本の官僚制で調整を行う官僚の総称とそれを唱えた人物。
政治的(調整型)官僚、村松岐夫
30
1980年代以降の日本の官僚制で、政治の設定した目的を実現することで公益を達成しようとする官僚の総称とそれを唱えた人物。
吏員型官僚、真渕勝
31
ウェーバーによると近代官僚制はなににおいても成立しているか
私企業
32
職員の心情と態度が、時と場合によって過剰に表れる現象
訓練された無能力
33
訓練された無能力を唱えた人物
マートン
34
ウェーバーは近代以降の社会における合法的支配を支えているものはなにと主張したか
近代官僚制
35
「官僚制現象」の著者でフランスの官僚現象を分析した人物
クロジェ
36
官僚制と軍隊組織は類似しているか否か
類似している
37
誘因と貢献のバランスがとれたとき組織は維持されるとする組織均衡論を唱えた人物
バーナード
38
1980年代のイギリスやニュージーランドで提唱された行財政改革に関する理論
新公共管理(NPM)理論
39
外勤警察官やケースワーカーのような対象者との直接的な接触を日常業務としている職員にあたる官僚制
ストリート・レベル
40
官僚制が政治の質や量に悪影響を与えるとした人物
バジョット
41
セルズニックはテネシー川流域開発公社(TVA)の事例研究を通じて何の重要性を指摘したか
包摂
42
組織から独立した専門性を重視する官僚制
専門指向型官僚制
43
特定の組織に固有のノウハウやルールを重視する官僚制
組織指向型官僚制
44
官僚制を専門指向型と組織指向型に分類した人物
シルバーマン
45
3人1組論を提唱した人物
ダンサイア
46
各行政機関が権限や管轄を巡る争いを繰り広げ、自らの政策上の領域を拡大しようとしているという仮説を提唱した人物
ダウンズ
47
ストリート・レベルの行政職員の概念を提示した人物
リプスキー
48
ストリート・レベルの行政職員は何を持つが全ての業務を時間内に遂行することが不可能であるとされているか
エネルギー振り分けの裁量
49
ストリート・レベルの行政職員は法適用の裁量を持つか否か
持つ
50
代表的官僚制の概念を提唱し、人種や階層などの人口構成比に配慮しつつ職員構成を決定すべきであると主張した人物
キングズレー
51
国立病院や国立大学のように各方面の専門家によって構成される組織
プロフェッション組織
52
プロフェッション組織では裏方を除いて、各職員のなにが重んじられているか
自律性
53
限られた資源を総動員しつつ省庁ごとに一丸となって活動している日本のシステム
最大動員型システム
54
課ないし係を単位として業務上の権限と責任が定められており、同室の職員は協力し合いながら業務を処理する日本の官僚制システム
大部屋主義
55
日本の官僚制において文書をタライ回しにしてハンコを推していくボトムアップ型の意思決定方式
稟議制
56
稟議制は官庁と民間企業どちらで用いられているか
どちらにも用いられている
57
井上誠一は日本の意思決定方式をなにとなに分類したか
稟議書型と非稟議書型
58
稟議書型はなにとなに分類されるか
順次回覧決裁型お持ち回り決裁型
59
非稟議書型はなにとなにに部類されるか
文書型と口頭型
60
持ち回り決裁の具体例
法令案、要綱
61
文書型の具体例
予算の概算要求の決定、国会答弁資料の作成
62
口頭型の具体例
会議への出欠席
63
大部屋主義を唱えた人物
大森彌
64
行政資源の希少性が最大動員型システムの原因であるとした人物
村松岐夫
65
上位の職位と下位の職位が単一の命令系統によってこなしていく形態
ライン
66
ラインの指揮命令系統
一元化の原理
67
組織に与えられている課題に間接的な財政や人事など、ラインを補佐する機能
スタッフ
68
各部門に共通の職務を担当するスタッフ、トップ・マネジメントを補佐するスタッフ
サービス・スタッフ、ゼネラル・スタッフ
69
ラインとスタッフの起源
プロイセンの軍隊
70
ひとりが統制しうる人数には限界があるというラインの原理
統制の幅原理
71
命令の出どころは1箇所に限るべきであるというラインの原理
命令系統一元化の原理
72
同質な業務はひとつの部署にまとめるべきというラインの原理
同質性の原理
73
日本のスタッフ機構
専従のスタッフ機構は必ずしも必要では無い
74
組織における意思決定のやり方はなにとなにに大別されるか
独任制、合議制
75
一般の行政機構の意思決定形態
独任制
76
合議制がとられている一部行政機構
審議会、行政委員会
77
部局編成の基準が目的別や顧客別の基準だと形態はなにになるか
垂直的組織
78
部局編成の基準かま物品別や方法別、地域別だと形態はなにになるか
水平組織
79
現在の組織観においてスタッフとラインどちらの機能が重視されているか
同等
80
内閣府は国家行政組織法の適用を受けるか否か
受けない
81
府省にはスタッフ職としてなにがおかれているか
総括整理職
82
庁の長官はなにの指揮下に置かれているか
主任大臣
83
中央省庁再編の際に審議会の数はどうなったか
半減した
84
特殊法人の所管府省はどこか
様々
85
各省の内部機構の詳細は内閣が自由に再編することができるか否か
できる
86
内閣法の改正は何回もされているか否か
されている
87
閣議における決定はなにでとられているか
全会一致制
88
内閣の運営に基づく3つの原則
合議制の原則、分担管理の原則、首相指導の原則
89
閣議を主宰・招集する人物
内閣総理大臣
90
次官連絡会議は現在も開催されているか否か
されている
91
日本国憲法、大日本国帝国憲法において内閣総理大臣はなにとされているか
内閣の長、同輩中の首席
92
経済財政諮問会議などの重要政策会議はどこに設置されているか
内閣府
93
内閣府はなににより接地された組織か
内閣府設置法
94
内閣法制局はなにを行うか
審査事務、意見事務
95
各大臣が閣議を求められる案件は、自分の管轄だけか否か
自分の管轄だけではない
96
内閣官房の主任の大臣
内閣総理大臣
97
内閣総理大臣は国務大臣を自由に罷免できる権利を持っているか否か
持っている
98
国家公務員の給与勧告は人事院がどこに対して行っているか
国会、内閣
99
内閣法制局はなにの法案の審査を行うか
内閣が提出する法案
100
東日本大震災を契機として環境省になにが置かれたか
原子力規制委員会