問題一覧
1
【1】電子制御装置の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H30.3]
1.問診のポイントとして,直接関係がないと思われるような過去の不具合,整備歴などは参考とならないことから,できるだけ新しい情報を多く聴取し不具合現象との関連を整理する。
2
【1】再現性の乏しい不具合に対する故障診断を実施する場合に,外的要因を車両停止状態において加えることで行う「再現手法」に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H29.3]
1.雨天時に不具合が発生すると思われる場合は,車両に水を掛けながら点検する手法があり,エンジン·ルームや電子部品に直接水を掛けて温度,湿度を変えて不具合の発生がないか点検する。
3
【1】図のヘッドライト回路において,②番ヒューズを外した状態でライティングスイッチ(SW)をヘッドライトON,ディマスイッチをHIにした場合の左右ヘッドライト(HI,LOバルブ)の点灯状況に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[H25.3]
4
4
【1】図に示す回路の故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。 [R5.3]
3.スイッチ1とスイッチ2をONにした後,スイッチ3をONにしたときに,ヒューズ2が溶断した場合は,B点とG点との線間短絡が考えられるが,©点とH点との線間短絡は考えられない。
5
【2】図に示す回路の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,それぞれのヒューズの容量は,その回路の負荷の電流を満たすだけで余裕はないものとする。[H30.3]
4.スイッチ1とスイッチ3をONにしたときに,ヒューズ3が溶断した場合は,D点とF点との線間短絡が考えられるが,F点とG点との線間短絡は考えられない。
6
【3】図に示す回路において,スイッチ1とスイッチ2を同時にONしたとき負荷2が作動を始め,その状態でスイッチ3をONしたときにヒューズ2が溶断した。この回路の不具合箇所として,適切なものは次のうちどれか。ただし,それぞれのヒューズの容量は,その回路の負荷の電流を満たすだけで余裕はないものとする。[H28.3]
2
7
【1】エンジンの故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。 [H31.3]
2.外部診断器による最小表示値が0.35g/sであるエア·フロー·メータの点検において,エンジン回転速度を変化させたとき,外部診断器の表示が0.35g/sで変化しないときは,信号線の断線,信号線の短絡(地絡)が考えられるが,アース線の断線は考えられない。
8
【2】エンジンの故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。 [H27.3]
4.外部診断器による最大表示値が145kPaのバキューム·センサの点検において,バキューム·センサのコネクタを外し,そのハーネス側コネクタの信号線とアース線を短絡させたときに外部診断器の表示が145kPaで変化しない場合,バキューム·センサ以外の断線は考えられるが,バキューム·センサの断線は考えられない。
9
【3】エンジンの故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。 [H26.3]
3.外部診断器による最小表示値が0kPaのバキューム·センサの点検において,バキューム·センサのコネクタを外したとき,外部診断器の表示が0kPaで変化しないときは,バキューム·センサ以外の短絡(地絡)は考えられない。
10
【4】図1に示す特性をもつ図2のバキューム·センサ回路の外部診断器を用いた故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H28.3]
4.外部診断器の表示が145kPaのときに,コネクタAを外して端子④と端子⑥間を短絡させると表示が0kPaに変化する場合,バキューム·センサの不良は考えられないが,エンジンECUアース線の不良は考えられる。
11
【1】エンジン警告灯が点灯した自動車において,ダイアグノーシス·コードを確認したところ,「水温センサ系統の短絡」を表示したため,外部診断器等を用いて図1に示す水温センサ回路の点検を行った。点検結果から考えられる不具合原因として,適切なものは次のうちどれか。[R2.3]
2
12
【2】図1に示す特性をもつ図2の水温センサ回路において,エンジン警告灯が点灯したので,外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「水温センサ系統」を表示した。図をもとに外部診断器を用いて故障診断を行った結果として,不適切なものは次のうちどれか。[R4.3]
1.外部診断器の水温表示が「-40℃」で,コネクタAを外して端子②と端子④を短絡させたときに表示が「-40℃」のまま変化しなかった場合,水温センサの内部断線,信号線の断線は考えられるが,コネクタA内の端子②と端子④の短絡は考えられない。
13
【3】図1に示す特性をもつ図2の水温センサ回路において,エンジン警告灯が点灯したので,外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「水温センサ系統」を表示した。図をもとに外部診断器を用いて故障診断を行った診断結果として,適切なものは次のうちどれか(図1と図2は【2】と同じ)。 [H29.3]
4.外部診断器の水温表示が「140℃」で,コネクタAを外したときに表示が「-40℃」に変化した場合,水温センサの内部短絡は考えられるが,コネクタA内の端子②と端子④の短絡は考えられない。
14
【4】エンジン警告灯が点灯したので,外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「吸気温センサ系統」を表示した。図をもとに外部診断器を用いて故障診断を行った結果として,不適切なものは次のうちどれか。 [R3.3/H27.3]
2.外部診断器の吸気温度表示が「140℃」で,コネクタAを外したときに表示が変化せず,コネクタBを外しても表示が変化しない場合,エンジンECUの不良及びアース線の不良(断線·短絡(地絡))が考えられるが,吸気温センサの不良及び信号線の不良(断線·短絡(地絡))は考えられない。
15
【1】エンジン警告灯が点灯し,水温センサ系統のダイアグノーシス·コードを表示している場合の,図に示す水温センサ回路の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H26.3]
4.コネクタAを外し,端子②とボデー間の電圧がOVの場合は,アース線の断線が考えられる。
16
【1】図1に示す信号特性をもつ図2のスロットル·ポジション·センサ回路の外部診断器を用いた故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[R2.3]
1.エンジンECUデータが100%の場合,③の箇所での断線及び短絡(地絡)が考えられる。
17
【2】図1に示す信号特性をもつ図2のスロットル·ポジション·センサ回路の外部診断器を用いた故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか(図1と図2は【1】と同じ)。[H26.3]
3.エンジンECUデータが100%の場合,①と③の箇所での線間短絡は考えられるが,①と②の箇所での線間短絡は考えられない。
18
【3】ダイアグノーシス·コードを点検したところ,スロットル·ポジション·センサ系統の異常を示すコードを表示した。図1と図2に示す回路において,点検結果から考えられる不具合原因として,適切なものは次のうちどれか。 ただし,正常時のスロットル·ポジション·センサの信号電圧は,スロットル·バルブ全閉時が0.5V,全開時が4.5Vとする。[H31.3]
4
19
【4】ダイアグノーシス·コードを点検したところ,スロットル·ポジション·センサ系統の異常を示すコードを表示した。図に示す回路において,点検結果から考えられる不具合原因として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,正常時のスロットル·バルブの信号電圧は,スロットル·バルブ全閉時0.5V,全開時4.5Vとする。[R3.3/H27.3]
2
20
【1】Lジェトロニック方式エンジンの不具合点検において,暖機後無負荷アイドリング状態におけるO2センサ信号電圧の点検結果に対して考えられる(イ)から(チ)の不具合原因の組み合わせとして,適切なものは次のうちどれか。 [R3.3/H27.3]
1
21
【2】Lジェトロニック方式エンジンの不具合点検において,暖機後無負荷アイドリング状態におけるO2センサ信号電圧の点検結果と故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[R4.3/H28.3]
1.O2センサ信号電圧が1V付近で一定の場合,「エア·フロー·メータの信号電圧のHi側への特性ずれ」が考えられ,「エア·フロー·メータのアース線の接触抵抗増大」も考えられる。
22
【3】Lジェトロニック方式のエンジンの不具合点検で,暖機後に無負荷アイドリング状態でO2センサ信号電圧の点検を行った結果,OV付近で一定であった。この場合に考えられる故障原因として,適切なものは次のうちどれか。
4.エア·フロー·メータの信号線の接触抵抗增大
23
【4】Lジェトロニック方式エンジンの故障診断で,暖機後無負荷アイドリング状態でO2センサ信号電圧の点検を行った結果,約1V付近で一定であった。この場合に考えられる故障原因として,不適切なものは次のうちどれか。[R2.3]
4.フューエル·ポンプのリリーフ·バルブの開側への固着
24
【5】Lジェトロニック方式エンジンの不具合点検で,暖機後無負荷アイドリング状態でO2センサ信号電圧の点検を行った結果,1V付近で一定であった。この場合に考えられる故障原因として,不適切なものは次のうちどれか。 [H26.3]
4.プレッシャ·レギュレータ不良による燃圧の低下
25
【1】カム角センサ系統の異常を検出している自動車において,図2に示す信号電圧特性をもつ図1のカム角センサ回路の故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[H30.3]
4.クランキング時の端子⑤と端子⑦間において,コネクタBを外したときに図2の信号電圧波形が測定できた場合は,エンジンECU本体の不良,コネクタB内での端子⑥と端子⑧間の短絡が考えられるが,カム角センサ本体の不良,信号線の断線,信号線の短絡(地絡)は考えられない。
26
【2】カム角センサ系統の異常を検出している自動車において,図2に示す信号電圧特性をもつ図1のカム角センサ回路の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか(図1と図2は共に【1】と同じ)。[R5.3]
2.クランキング時の端子⑤と端子⑦間において,OV一定の信号電圧波形が測定でき,コネクタAを外したときの端子①と端子③間において,図2の信号電圧波形が測定できた場合は,エンジンECU本体の不良が考えられるが,信号線の断線,カム角センサ本体の不良は考えられない。
27
【1】「エンジンが始動しない。(ダイアグノーシス·コードは正常コードを表示)」という自動車において,外部診断器を使用してアクティブ·テストを行い,フユーエル·ポンプを強制駆動させた。このときの図における各端子の電圧測定結果の表をもとに診断した推定原因として,適切なものは次のうちどれか。 [R2.3]
4.エンジンECUの不良
28
【2】燃圧が発生しないという自動車において,外部診断器を使用してアクティブ·テストを行い,フューエル·ポンプを強制駆動させた。このときの図に示すフューエル·ポンプ駆動回路における各端子の電圧測定結果の表をもとに診断した推定原因として,不適切なものは次のうちどれか。[R4.3/H29.3]
4.端子⑧から端子⑩の配線とボデーとの短絡(地絡)
29
【1】外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「イグナイタ系統」を表示したため,図をもとにイグナイタ系統回路の電圧点検を行った。故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H31.3]
4.イグニション·スイッチONの状態で,端子④とボデー間の電圧がOVの場合は,点火確認信号線の短絡(地絡),イグナイタ内蔵イグニション·コイルの不良が考えられるが、エンジンECUの不良は考えられない。
30
【2】図(【1】と同じ)に示すイグナイタ系統回路において,エンジン警告灯が点灯したので,外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「点火確認信号系統」を表示した。図をもとに電圧点検を行った結果として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,点火指示信号は正常なものとする。 [R4.3/H28.3]
2.クランキング時の端子④とボデー間の電圧が0V一定の場合,点火確認信号線の短絡(地絡)は考えられるが,エンジンECUの不良は考えられない。
31
【3】外部診断器でダイアグノーシス·コードを確認したところ,「点火確認信号系統」を表示したため,図(【1】と同じ)をもとにイグニション·スイッチONの状態でイグナイタ系統回路の電圧点検を行った。故障診断の判断として,不適切なものは次のうちどれか。[R3.3/H26.3]
4.コネクタBを外したとき,端子⑦とボデー間の電圧が0Vから5Vに変化した場合は,エンジンECUの不良が考えられるが,イグナイタ及びイグニション·コイルの不良は考えられない。
32
【1】図に示すインジェクタ回路におけるインジェクタ1が作動しない不具合について,表の点検結果から考えられる不具合原因として,適切なものは次のうちどれか。[R5.3/H30.3]
1
33
【1】エンジン警告灯が点灯している自動車における,図1の信号電圧波形を示す図2のISCV回路のアイドリング回転速度時の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[H29.3]
4.端子②の電圧波形が12V一定の場合,信号線の短絡(地絡)は考えられないが,ISCVの電源線の断線,アース線の断線は考えられる。
34
【1】Dジェトロニック方式のエンジンにおいて,「暖機後,無負荷運転状態でもアイドル回転速度が高い。」という現象が発生している自動車について,故障探求を外部診断器を使用して行った。暖機後の測定値から次に行う故障探求として,適切なものは次のうちどれか。[R3.3/H27.3]
4
35
【1】エンジンの故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。 [R4.3]
3.Dジェトロニック方式エンジン搭載車において,暖機後でもアイドル回転速度が高いという不具合の推定原因として,吸入系統へのエアの吸い込み,水温センサの不良は考えられるが,ノック·センサの不良は考えられない。
36
【2】エンジンの故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.Dジェトロニック方式エンジン搭載車において,初爆はあるが完爆しないという不具合の推定原因として,バキューム·センサ,水温センサ及びインジェクタの不良は考えられるが,スパーク·プラグ及びプレッシャ·レギュレータの不良は考えられない。
37
【1】図に示すCANシステム回路の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,テスタの内部抵抗は測定値に影響を及ぼさないものとし,ボデー·アース間との測定においては,ECU1からECU3のすべてを取り外して測定したものとする。[R5.3/H30.3]
2.AB間の抵抗が120Ωで,Cとボデー·アース間,Dとボデー·アース間がともにoΩの場合は,メイン·バス·ラインのCAN-H線の断線が考えられるが,メイン·バス·ラインのCAN-L線の断線は考えられない。
38
【2】図1に示すCAN通信回路において,外部診断器を用いてCANバス診断を行ったところ,図2のメッセージが表示された。この結果から考えられる故障状態として,適切なものは次のうちどれか。なお,外部診断器のCANバス診断では,通信が成立しているECU名が表示される。[H29.3]
3.ECU2のサブ·バス·ラインの2本(CAN-H線とCAN-L線)が線間で短絡
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【3】図に示すCANシステムの回路において,ECU3のサブ·バス·ラインが断線した場合,端子AとB間の抵抗値として,適切なものは次のうちどれか。ただし,テスタの内部抵抗は測定値に影響を及ぼさないものとし,測定においてはECU1~3のすべてを取り外して測定したものとする。[H31.3]
2
40
【4】故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[R2.3]
3.外部診断器によるCAN通信系統の点検において,CAN通信線が正常の場合は接続しているすべてのECUが表示されるが,断線によりCAN通信線に異常が発生した場合は,通信ができないECUは表示されない。