問題一覧
1
次の文の( )の①と②のうち適当な方を選び、それが順に並べてあるものを ⑴〜⑷から1つ選びなさい。 軟鋼と18Cr-8Ni系ステンレス鋼の異種金属を溶接する場合、溶接材料には ステンレス鋼被覆アーク溶接棒の(①ES410、②ES309)などを用いる。この場合、 軟鋼溶接棒で溶接すると溶接金属にステンレス鋼の(①C、②Cr)やNiが溶け込み、 組織は(①マルテンサイト、②フェライト)化して硬化し、割れなどの原因となる。
②、②、①
2
次の図に示す継手を溶接するのに適当な溶接棒を、⑴〜⑷から1つ選びなさい。
ES309
3
次の⑴〜⑷の文は、SUS304鋼と軟鋼との異材溶接に用いる溶接材料について 記述したものである。適当なものを1つ選びなさい。
被覆アーク溶接棒として、フェライトを多く含むES309を用いた。
4
次の文は、オーステナイト系ステンレス鋼と炭素鋼との異材溶接に関して 記述したものである。( )内の①〜③のうち正しいものを選び、それが 順に並べてあるものを⑴〜⑷から1つ選びなさい。 異材溶接部の溶接棒としては、一般に(①ES308、②ES309、③ES4316)を用いる。 高温環境では、炭素鋼とステンレス鋼の(①熱膨張係数、②融点、③熱伝導率)の違いが 大きいため、異材溶接部は熱応力が発生する。これが問題となる場合の溶接棒には (①マルテンサイト系、②インコネル系、③ニ相ステンレス系)が適している。
②、①、②
5
次の⑴〜⑷の文は、オーステナイト系ステンレス鋼と炭素鋼との突合せ溶接施工 について記述したものである。正しいものを1つ選びなさい。
被覆アーク溶接では、溶接速度を遅くする方が溶込みは減るので、 速度は遅めが好ましい。
6
次の⑴〜⑷の文は、オーステナイト系ステンレス鋼と炭素鋼との異材溶接に、 ES308ではなくES309溶接棒を用いる理由を記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
溶接金属がマルテンサイト組織となるのを避けるため。
7
次の⑴〜⑷の文は、オーステナイト系ステンレス鋼と炭素鋼との異材溶接に、 ES309溶接棒を用いる理由を記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
溶接金属の組織がフェライト組織を含むようにするため。
8
次の⑴〜⑷の溶接棒から、SUS316と軟鋼の突合せ溶接を行う場合に 適当なものを1つ選びなさい。
ES309Mo
9
次の⑴〜⑷の文は、18%Cr-8%Niステンレス鋼と低炭素鋼の溶接について 記述したものである。正しいものを1つ選びなさい。
ES309の溶接棒を用いる。
10
次の⑴〜⑷の文は、18%Cr-8%Niステンレスクラッド鋼の、炭素鋼と ステンレス鋼の境界の溶接について記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
ES309溶接棒を使用する。
11
次の⑴〜⑷の溶接棒から、SUS304クラッド鋼の突合せ溶接の、 母材と合わせ材との境界に用いるのに適当なものを1つ選びなさい。
ES309
12
次の図の、18%Cr-8%Niステンレスクラッド鋼の溶接に際し、 正しいものを⑴〜⑷から1つ選びなさい。
合わせ材側の溶接は適正な溶接棒を用い、境界部は電流を低くして 母材の希釈をできるだけ少なくするよう注意する。
13
次の⑴〜⑷の文は、ステンレスクラッド鋼について記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
オーステナイト系ステンレスクラッド鋼では、母材と合わせ材の境界部の 溶接に、合わせ材よりもCrおよびNi含有量の高い溶接棒を用いるのがよい。
14
次の図は、炭素鋼にSUS304鋼の薄板を内張りする方法を示している。 次の⑴〜⑷の文から不適当なものを1つ選びなさい。
A部の溶接には、ES308を使用した。
15
次の⑴〜⑷のステンレス鋼のうち、非破壊試験として磁粉探傷試験ができないものを 1つ選びなさい。
SUS304
16
次の⑴〜⑷の試験方法のうち、オーステナイト系ステンレス鋼の、 溶接部の試験方法として不適当なものを1つ選びなさい。
磁紛探傷試験
17
次の項目のうち、溶接部のブローホールを検出するために最も適した 非破壊試験方法はどれか。正しいものを1つ選びなさい。
放射線透過試験
18
次の⑴〜⑷の試験方法のうち、オーステナイト系ステンレス鋼の、溶接内部欠陥検出の ための非破壊試験方法として適当なものを1つ選びなさい。
放射線透過試験
19
次の⑴〜⑷の試験方法のうち、非破壊試験方法に該当しないものを1つ選びなさい。
曲げ試験
20
次の⑴〜⑷の外観試験について記述した文の中から、誤っているものを1つ選びなさい。
外観試験は、非破壊試験ではない。
21
次の⑴〜⑷の非破壊試験について記述した文の中から、正しいものを1つ選びなさい。
放射線透過試験は、溶接部のスラグ巻き込みを検出できる。
22
次の⑴〜⑷の文は、浸透探傷試験について記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
割れの深さを知ることはできない。
23
表面欠陥を検出するための一般的な非破壊試験のうち誤っているものを1つ選びなさい。
放射線透過試験
24
次の⑴〜⑷の文は、アーク溶接で発生するヒュームの防止対策について 記述したものである。誤っているものを1つ選びなさい。
全体換気装置による換気を実施すると、防じんマスクを着用する必要がない。
25
次の⑴〜⑷の語句の中から、ヒュームによる障害の防止器具として 不適当なものを1つ選びなさい。
耳栓
26
次の⑴〜⑷の文は、呼吸用保護具について記述したものである。 正しいものを1つ選びなさい。
活性炭入りろ過材は、オゾンを分解できる。
27
次の⑴〜⑷の文は、アーク光による障害について記述したものである。 ( )内に入る適当な語句を1つ選びなさい。 眼に異物または砂が入ったような激しい痛みを伴う表層性角膜炎(電気性眼炎)は、 主として( )による障害である。
紫外線
28
次の⑴〜⑷の文は、しゃ光保護具について述べたものである。 正しいものを1つ選びなさい。
液晶式溶接用保護面の規格は、JISに規定されていない。
29
次の⑴〜⑷の語句の中から、アーク光による障害の防止器具として 不適当なものを1つ選びなさい。
防じんマスク
30
次の⑴〜⑷の語句の中から、電撃による障害の防止器具として 不適当なものを1つ選びなさい。
シャント
31
次の⑴〜⑷の文は、アーク溶接で発生する障害について述べたものである。 正しいものを1つ選びなさい。
人体に20mA程度の電流が流れると、握った電線を自分で離すことができない。
32
次の⑴〜⑷の文は、アーク溶接で発生する障害の対策について述べたものである。 誤っているものを1つ選びなさい。
母材の電位上昇を防ぐために、母材またはこれを保持する治具、 定盤などにK種接地を行う。
33
次の⑴〜⑷の文は、溶接作業について記述したものである。 誤っているものを1つ選びなさい。
高周波を発生する溶接電源の近くで、電子機器を使用する。