問題一覧
1
整形外科的検査では運動器をみる場合どこを評価するか。
骨、関節、靭帯、筋肉を評価する。
2
整形外科学的検査では視診ではどのような体勢を見て、触診ではどのような体制をみるか。
視診では起立姿勢、歩様をとる。 触診では、起立位、横が位をみる。
3
整形外科的検査を行う前にすることを二つ答えよ。
①問診 ↓ ②一般身体検査 ↓ ③視診、触診
4
整形外科疾患に対するその他の検査を答えよ。①
①X線写真 ②透視 ③関節造影・脊髄造影 ④コンピューター断層撮影 ⑤Magnetic Resonance Imaging ⑥Nuclear Imaging ⑦超音波 ⑧フォースプレート解析 ⑨試験的関節切開 ➉関節穿刺
5
関節疾患にかかると二次的に何にかかる可能性が高いかを答えよ。
関節疾患にかかると二次的に骨関節炎に進行する可能性が常に存在している。
6
骨関節炎の発症要因を答えよ。
原発性/一次性関節炎 -発症原因はよくわからない。 続発性/二次性関節炎 -関節疾患
7
これらの骨折の名前を答えよ。 また、一番右の写真と、右から2番目の写真は整復可能なものであるかを答えよ。
左から 横骨折 斜骨折 螺旋骨折 粉砕骨折(整復可能) 粉砕骨折(整復不可能)
8
骨端軟骨板骨折の分類を答えよ。
以下の写真に答えがある。
9
骨折した骨に対する負荷によってどのように骨折するかを答えよ。 ・屈曲負荷 ・ねじれ ・軸圧負荷
以下の写真に答えがある。
10
このような固定方法をなんというかを答えよ。
創外固定装置
11
創外固定装置の利点と欠点を答えよ。
利点→・比較的安価に始められる。 ・飼い主の金銭的負担が比較的に少ない ・難易度:中程度 ・閉鎖的整復及び除去が可能 ・開放性整復も可能 ・骨折部への侵襲が少ない ・強固な固定 欠点→・ピン・骨間のルーズニング ・上腕骨及び大腿骨にはType2 固定を適用できない ・軟部組織への侵襲 ・患者の不快度 ・除去する必要がある。
12
髄内ピンはどこの骨折に使用されるか。 また、髄内ピンはどのような力に抵抗力が強くて、どのような力に抵抗力が弱いかを答えよ。
髄内ピンの特徴→骨幹骨折に使用される。 強い→屈曲負荷に抵抗力強い 弱い→回転負荷に抵抗力弱い 軸圧負荷に抵抗力弱い。
13
髄内ピンの利点と欠点を答えよ。
利点→・安価に始められる ・飼い主への金銭的負担が少ない ・良好な整復 ・比較的容易 ・閉鎖性に除去可能な場合もある 欠点→・強固な固定ではない ・ピンの状態
14
キルシュナーワイヤーとはどのように使用されるかを答えよ。
・クロスピンとして使用 ・一時固定に使用 ・IMピンとして使用
15
整形外科ワイヤーとはどのような方法でワイヤーを使用するか。 また、整形外科ワイヤーは単独で用いられるかを答えよ。
・サークラージワイヤー -骨の全周に設置 ・ヘミサークラージワイヤー -骨に作成した穴に通す。 単独では使われずに、他の固定手技と併用をする。
16
骨プレートの適用範囲はどのくらいか。 または他の特徴について答えよ。
・適用範囲が広い ・術後早期に負重が期待出来る ・骨折の型に関わらず適応可能である
17
骨プレートの利点と欠点を答えよ。
利点→・強固な固定 ・適用範囲が広い ・信頼性が高い ・患者の快適度 欠点→・始める際に費用がかかる ・飼い主の金銭的負担が大きい ・閉鎖性には除去可能
18
インターロッキングネイルの固定方法を答えよ。
・髄内に挿入したNailsをスクリューにより固定する ・全ての方向の負荷に対して抵抗力を持つ ・骨幹中央部の骨折に適用 ー上腕骨 ー大腿骨 ー脛骨
19
インターロッキングネイルの利点と欠点を答えよ。
利点→・強固な固定 ・骨プレートと比較して飼い主の金銭的負担が少ない ・患者の快適度 欠点→・始める際には費用が比較的かかる ・閉鎖性には除去不可能 ・難易度高い(髄内ピンを穴に通すことが難しい)
20
骨の変形は何故起こるか。
骨の変形する理由は二つあって、 ・成長異常 ・骨折後の変形癒合
21
橈尺骨骨折はどのような犬種に多く、橈骨尺骨のどの部分が骨折するかを答えよ。また、猫であったら橈骨尺骨のどの部分が骨折するかを答えよ。
トイ犬種 遠位1/3〜1/5 遠位成長板骨折 猫 骨幹部
22
膝蓋骨脱臼(MPL)の重症度分類と、内容について答えよ。
Grade1:徒手により脱臼するが、自然に整復する Grade2:屈伸により脱臼と整復を繰り返す。 Grade3:常時脱臼 徒手により整復可能 Grade4:常時脱臼 整復不可能
23
若齢期と、成熟動物におけるCHDの症状を答えよ。
CHD(=股異形成) 若齢動物→股関節の亜脱臼、疼痛の原因は滑膜炎 成熟動物→股関節の骨関節炎
24
肘異形成について。犬の肘関節に一般的に良く認められる発育性疾患の総称を答えよ。
肘突起癒合不全 離断性骨軟骨症 こう状突起離断 関節不整合性
25
橈骨尺骨骨折の原因を答えよ。また、どのような骨折が多いかを答えよ。
・外傷 数10cmの高さからの落下 交通事故 ・開放/非開放性骨折
26
橈尺骨骨折の外固定と、内固定の方法を答えよ。
外固定・・・キャスト 内固定・・・骨プレート 創外固定
27
橈尺骨骨折で、骨幹部の骨折が起こったらどのように固定をするかを答えよ。また、骨端・成長板で骨折が起こったらどのように固定するかを答えよ。
骨幹部→外固定 骨プレート 創外固定 骨端・成長板 →複数のKワイヤー:クロスピン テンションバンドワイヤー
28
橈尺骨骨折の固定方法で禁忌なものを答えよ。
髄内ピン
29
橈尺骨骨折でトイ種はどのような合併症を引き起こすかを答えよ。
癒合不全/癒合遅延 →血管分布が少ないから癒合不全が起こりやすく治りずらい。
30
骨折に対する治療方針の決定方法を上から三つ答えよ。
第一位→骨折を起こしている骨 第二位→骨折を起こしている骨の部位 第三位→骨折の型
31
以下の写真を見て、骨折部位に発生する力学的な負荷の名前を答えよ。
①屈曲負荷 ②回転負荷 ③圧迫負荷
32
前十字靱帯断裂(CrCLR)の発症後、長期間経過した場合どのようなことが認められるかを答えよ。
患者の膝関節内領域が肥厚するMedial buttress(メディアルボトルス)が認められることが多い。
33
前十字靱帯(CrCLR)が起こる動物を答えよ。
犬、猫
34
前十字靱帯に対する保存的治療と、内科的治療を答えよ。
保存的治療→体重、運動管理、食事管理、軟骨保護剤 内科的治療→非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を中心とした鎮痛管理
35
前十字靱帯断裂に対する治療で、関節外制動術と関節内制動術はどちらの方が使われているかを答えよ。
関節外制動術
36
関節外制動術と、関節内制術で関節炎の進行を抑制することは可能であるかを答えよ。
術後の骨関節炎の進行を抑制することは不可能である。
37
前十字靱帯断裂の診断で、放射線学的検査の特徴的な所見について答えよ。
①関節腔内の関節液の貯留 ②骨増殖体形成。 ③軟骨下骨の硬化
38
外固定の主要な機能を四つ答えよ。
1.軟部組織の保護 2.浸出液の吸収 3.軟部組織の圧迫 4.骨折部の安定化
39
包帯変法の使用材料について答えよ。
1.粘着テープ 2.綿 3.伸縮ガーゼ 4.伸縮テープまたはVetrap
40
外固定に関連した合併症を答えよ。
1.関節の剛性(=物体の形の変化に対する弾性。弾性体が曲げ、ねじりなどの力に対して歪まない性質) 2.関節の緩み 3.患肢の腫脹 4.皮膚のびらん及び潰瘍 5.包帯の緩み
41
橈尺骨骨折に対する固定法である。この固定法をなんと言うかを答えよ。
骨プレート固定法
42
この方法は橈尺骨骨折に対する固定法である。なんの固定法であるかを答えよ。
創外固定法
43
骨盤骨折は何箇所どこの部位が骨折したことを言うか。
骨盤骨折は腸骨・坐骨・恥骨、三箇所同時に骨折する。
44
骨盤骨折のシグナルメント、ヒストリー、身体検査、画像診断の方向を答えよ。
シグナルメント-種差なし 年齢差なし ヒストリー-交通事故、外傷 身体検査-非負重性はこう ・部分的な負重が可能な場合もある 打撲 ・尿道損傷 腹部触診 坐骨神経の機能 画像診断-・腹背方向像X線写真 ・外側方向像X線写真 ・骨盤への損傷程度 ・骨折面の方向
45
骨盤骨折の血液・血液生化学検査検査の所見を答えよ。
・特異所見なし ・膀胱または尿道断裂 ・高窒素血症 ・高カリウム血症 ・麻酔が可能かどうか評価
46
オルトラニー試験とは何か。
一回脱臼させて、脱臼させたやつを戻して、外側に行ってハマったらオルトラニー試験陽性=股関節の緩みがある。
47
バーデン試験とは何か
股関節における外側方向への緩みを検出する方法
48
脛骨の前方引き出し試験とは何か
膝関節の前後方向の不安定性を評価
49
テンションバンドワイヤーの適用部位を答えよ。
大転子 肘頭 肩甲骨の関節上結節。
50
関節疾患(関節不安定性、関節不整合性)が起こると何が進行する可能性が常に存在するかを答えよ。
関節疾患が起こると2次的に骨関節炎に進行する可能性が常に存在する。
51
小脳低形成の発症し始める時期と小脳徴候を答えよ。
発症し始める時期→歩き始める頃(生後3-4週齢) 小脳徴候→小脳運動失調、測定過大、企図振戦
52
脳腫瘍の発症年齢と、どこに発症しやすいかを答えよ。
脳腫瘍は、中年から老齢で発症して、発症しやすい部位は髄膜腫が最も多い。
53
水頭症とは何かを答えよ。また、水頭症は先天性か後天性かを答えよ。
水頭症状→脳脊髄液(CSF)の産生、循環、吸収のバランスに不均衡を生じ、脳室またはくも膜下腔に過剰にCSFが貯留した状態
54
外水頭症と内水頭症の違いを答えよ。
外水頭症→くも膜下腔に過剰にCSFが貯留した状態 内水頭症→脳室経路内に過剰にCSFが貯留した状態
55
神経の局在診断の思考プロセスについて答えよ。 まず、①の検査を行い、大きく異常を捉え、次に②の検査を行い、Aの異常が、UMNに由来するのかLMNに由来するのかを判断する。
①姿勢反応 ②脊髄反射
56
これはなんの画像であるかを答えよ。
小脳萎縮
57
ビタミンD過剰摂取、カルシウム過剰摂取が原因で、チョーク様不透過性を示す疾患はどれか。
大理石病
58
海面骨がX線低吸収(黒)になることを、①、高吸収(白)になることを②と言う。
①骨硬化 ②骨吸収
59
骨肉腫に見られる新生骨形成の方法を答えよ。
コッドマン三角
60
X線所見の①の部分では何が起こっているかを答えよ。
滑膜塊の増大
61
髄内ピンの挿入方法を答えよ。
順行性と逆行性
62
髄内ピンはどのような抵抗力に強いかを答えよ。
屈曲負荷に抵抗力が強い。
63
髄内ピンはどの様なことに抵抗力が弱いかを答えよ。
回転負荷に抵抗力弱い 軸圧負荷に抵抗力弱い。
64
サークラージワイヤーは単独で使用しても良いかを答えよ。
サークラージワイヤーは単独では使用してはならない。 サークラージワイヤー関わらず、整形外科ワイヤーが単独では使用してはならない。
65
触診で確認する項目を答えよ。
腫脹、熱感、不正な骨のランドマーク、ネンぱつ音、筋萎縮
66
T13-L1の椎間板ヘルニアと診断した犬において、診断翌日から、元気消失、両後肢の深部痛覚消失、両後肢の脊髄反射の低下から消失が発現下。皮筋反射の消失部位は昨日より頭側へ移動していた。これらの所見からどの様な病気が生じている可能性が高いと判断した。
進行性脊髄軟化症
67
てんかんは原因別に二つに大別される。その二つは何かを答えよ。
特発性てんかん 構造的てんかん
68
特発性てんかん、構造的てんかん、反応性発換の意味を答えよ。
特発性転換→脳の電気的変化以外に明らかな、あるいは証明のしうる異常を持たない 構造的てんかん→普通のてんかん、大脳の神経細胞の突然の過度 の放電により生じる意識低下、痙攣、筋緊張の低下、異常感覚など様々な症状 反応性発作→頭蓋外原因 中毒、代謝性疾患など。
69
神経学的検査にて両側の威嚇瞬目反応消失、四肢の測定過大を認めた。水を飲ませたところ、鳥がついばむ様子に頭部の上下運動を複数回しながら水を飲む様子が認められた。
小脳
70
小脳に障害が起こった時にどのような反応が起こるかを答えよ。
①測定障害 ②企図振せん ③威嚇瞬目反応消失
71
神経疾患や脳疾患の主たる病態機序として免疫の介在が疑われている疾患はどれかを答えよ。
咀嚼筋筋炎 NE
72
特発性てんかん薬
フェノバルビタール、臭化カリウム、ゾニサミド
73
股異形成に関連する症状は、若齢期と成熟後でどのように変わってくるかを答えよ。
若齢動物(3-12ヶ月齢)-股関節の亜脱臼、疼痛の原因は滑膜炎 成熟動物(2-12歳齢)-股関節の骨関節炎
74
オルトラニ試験が陰性の場合、股関節の構造は正常であるか。
股関節の緩みがないかもしれない
75
股異形成についてどのような大きさの犬、猫に発症するかを答えよ。
全犬種に罹患する可能性があるが、大型〜超大型犬に起こるのが一般的。
76
脳脊髄炎の検査について答えよ。 ①この検査は全身麻酔、局所麻酔どちらで実施されるか ②CSF検査のみで病名診断発くか。 ③なんの診断に必須であるか。 ④脳脊髄液検査の意義を答えよ。 ⑤どのような時にCSF検査をするのが要注意であるか。
①全身麻酔 ②この検査のみで病名診断つくことは少ない ③ほとんどの髄炎、脊髄炎、髄膜炎の診断に必須である。 ④CNS内で何が起こっているかリアルタイムの情報を提供する ⑤脳圧亢進を疑う場合は要注意である。
77
ホルネル症候群の特徴を答えよ。
①縮瞳 ②眼球陥没 ③眼瞼下垂(眼瞼裂狭小) ④瞬膜突出
78
犬の肘関節に一般的に良く認められる発育性疾患の総称を答えよ。
①肘突起癒合不全 ②離断性骨軟骨症 ③鈎状突起離断 ④関節不整合性
79
この図を見て最も疑われる疾患を答えよ。
前十字靱帯断裂。
80
これはなんの画像所見であるかを答えよ。
膝蓋骨外方脱臼
81
脊髄・脊髄の画像診断所見について、正しい記述を選びなさい。 また間違えているものはどこが間違えているかを答えよ。 ①脊髄造影は骨の輪郭が明瞭に描出される。 ②MRIは造影剤を使用しなくても椎間板ヘルニアの診断が可能である。 ③脊髄・脊柱の診断は矢状断像のみで充分である。 ④DISHは重篤な臨床症状を示す。 ⑤逸脱椎間板物質は石灰化を伴うため、単純X線検査で全て診断できる。
①脊髄造影は骨の輪郭が明瞭に描出される。→脊髄の硬膜と、脊髄の間に造影剤を入れることによって、脊髄を可視化できるようになる。 ②MRIは造影剤を使用しなくても椎間板ヘルニアの診断が可能である。→何も書いてないからそうなのかと ③脊髄・脊柱の診断は矢状断像のみで十分である。→正中矢状面でも見なくては診断できない ④DISHは重篤な臨床症状を示す。→一般的に痛みは軽度でしばしば無症状 ⑤逸脱椎間板物質は切灰化を伴うため、単純X線検査で全て診断できる→全ての椎間板物質が切灰化するとは限らず、単純X線検査で顕著な所見を示さないこともある。
82
骨折に対する内固定法の髄内ピン法について、どのような力に抵抗力が強くて、どのような力に抵抗力が弱いかを答えよ。
抵抗力強い→屈曲負荷に抵抗力強い 抵抗力弱い→回転負荷に抵抗力弱い 軸圧負荷に抵抗力弱い
83
まず(A)の検査を行い、大きく異常を捉え、次に(B)の検査を行い、Aの異常がUMNに由来するのかLMNに由来するのかを判断する。
(A)→姿勢反応 (B)→脊髄反射
84
脊髄空洞症の好発犬種と、どのような病気か、また、臨床症状を答えよ。
好発犬種→キャバリア どのような病気→脊髄実質に体液貯留が生じ、空洞性病変が形成される疾患 臨床症状→神経因性疼痛、知覚過敏、感覚異常Phantom scratching 、側弯、四肢不全麻痺、感覚性運動失調
85
髄膜腫は何の鑑別リストに載っているかを答えよ。
軸外腫
86
MRI、CTはなんの診断に優位であるかを答えよ。
MRI=軟部組織に優位 CT=骨の診断に優位
87
若齢の小型犬に多く発生が認められる後肢の整形外科的疾患は何かを答えよ。
レッグカルベペルテス病
88
脳腫瘍に対する直接的な治療として化学療法は有効であるかを答えよ。
抗がん剤は直接的には脳腫瘍に対しては効果がない。抗がん剤を投与しても血液脳関門まで入っていかない。
89
脳腫瘍の好発犬種、好発年齢、治療法を答えよ。
好発犬種→ゴールデン・レトリバー、ラブラドールレトリバー、ボクサー、シェルティー、フレンチブルドック 好発犬種→中年から老齢 治療法→外科的切除、放射線治療、化学療法、補助療法
90
外転試験と、脛骨の前方引き出し徴候は何を評価するものかを答えよ。
外転試験-肩甲骨の内側領域の安定性を評価 脛骨の前方引き出し徴候-大腿頸関節における前後方向の不安定を評価
91
責任病変が少ない神経徴候を七つ答えよ。
①てんかん発作 ②行動異常 ③捻転斜頸 ④各脳神経の異常 ⑤企図振セン ⑥旋回 ⑦頭位回旋
92
運動制限とは何週間ケージ内のみで管理することを言うか
4-6週間
93
神経変性疾患を疑う所見を答えよ。
①特定品種、特定発症時期 ②慢性進行性の神経徴候 ③疼痛なし
94
先天性代謝異常症とは 先天性代謝異常症を疑う所見を答えよ。
特定の細胞内分解酵素の先天的欠損や機能不全のため、代謝基質の蓄積や必要物質の不足を引き起こし、中枢神経障害をはじめとした全身性の障害が生じる疾患の総称。欠損する酵素の種類に応じて様々な病気があり、症状も異なる。 先天性代謝異常症を疑う所見 特定疾患=特定品種=特定の発症時期、特定の徴候
95
咀嚼筋筋炎の確定診断に有効な検査を答えよ。
血中の抗タイプⅡM抗体価測定
96
後天性重症筋無力症の確定診断に有用な検査はどれかを答えよ。
神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体に対する自己抗体
97
以下の文章で何が間違っているかを答えよ。 運動管理としての運動制限とは、3-4週間ケージ内のみで厳格に管理することを意味する。
1週間運動制限を行なってその後に、続けて運動制限を行うか、手術するかを決める。
98
Medial Buttressとは何かを答えよ。
慢性前十字靱帯疾患の患側の膝関節内側領域が肥厚すること。
99
前十字靱帯断裂に対する保存的治療と、内科的治療、外科療法の二つを答えよ。
保存的治療→体重、運動管理、食事管理、 内科的治療→NSAIDsを中心とした鎮痛管理。 外科療法→関節外制動術
100
前十字靱帯損傷に関する治療が成功しても何の進行を制御することは不可能であるかを答えよ。
骨関節炎の進行を抑制することは不可能。