問題一覧
1
いまだしき学者 →___学者
未熟な
2
なかなか長きよりもこよなういまめかしきものかな。 →かえって長い髪よりも格段に____ものだなあ。
現代風な
3
いみじくうれしきにも涙落ちぬ。 →___うれしいにつけても涙が落ちた。
とても
4
あないみじ。犬を蔵人二人してうち給ふ。死ぬべし。 →ああ___。犬を蔵人が二人でお打ちになっている。死ぬにちがいない。
ひどい
5
し得たりし心地は、いみじかりしものかな。 →うまくし遂げた気持ちは、_____たものだよ。
とてもすばらしかっ
6
三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。 →三寸ほどの人が、たいそう____様子で座っている。
かわいらしい
7
いやしき下臈なれども、聖人の戒めにかなへり。 →____下賎の者であるが、その言葉は聖人の教訓に一致している。
身分が低い
8
ただ文字一つに、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらむ →ほんの言葉づかい一つで、上品にも___にもなるのは、どういうわけだろうか。
下品
9
その日の、髪上げうるはしき姿、唐絵ををかしげに描きたるやうなり。 →その日の内侍の髪を結いあげた____姿は、まるで中国風の絵を美しく描いたようだ。
端正な
10
今日よりは、おとなしくなり給へりや。 →今日からは、_____なられたか。
大人らしく
11
かなしからん親のため、妻子のためには、恥をも忘れ、盗みもしつべきことなり。 →___ような親のため、妻子のためには、恥も忘れ、盗みもしかねないものである。
いとしい
12
この酒をひとり食べんがさうざうしければ、申しつるなり。 →この酒を1人で飲むようなのが____ので、お呼びしたのです。
物足りない
13
下衆の家の女主人。痴れたる者。それしもさかしうて、まことにさかしき人を教へなどすかし。 →身分の低い家の女主人。愚かな者。これがまた①____て、本当に②____人にものを教えたりなどするのだよ。
こざかしく, かしこい
14
遅桜、またすさまじ。 →遅咲きの桜は、これまた___。
興ざめだ
15
すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める二十日あまりの空こそ、心細きものなれ。 →___ものとして眺める人もない月が、寒そうに澄み渡っている二十日過ぎの夜空は、物寂しいものである。
殺風景な
16
冬はつとめて。・・・いと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし。 →冬は早朝(がよい)。・・・とても寒い朝に、火などを急いでおこして、炭をもって行き来する姿も実に(冬の朝に)______。
似つかわしい
17
よろしき男を、下衆女などのほめて、「いみじうなつかしうおはします」など言へば、やがて思ひおとされぬべし。 →それ相応の身分の男を、身分の低い女などがほめて、「とても______いらっしゃる」などと言うと、途端に(男は)見下されてしまうにちがいない。
好ましく
18
はづかしき人の、歌の本末問ひたるに、ふとおぼえたる、我ながらうれし。 →_____人が、和歌の上の句・下の句を(私に)尋ねた際に、すっと思い出されたときは、われながらうれしい。
立派な
19
何をか奉らむ。まめまめしき物はまさなかりなむ →何を差し上げようか。_____物は、きっとよくないだろう。
実用的な
20
用ありて行きたりとも、そのこと果てなば、とく帰るべし。久しくゐたる、いとむつかし。 →用事があって(人の所へ)行ったとしても、その用事が終わったならば、すぐに帰るのが良い。長居をしているのは、(相手にとって)とても_______。
わずらわしい
21
初めより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給ふ。 →(宮仕えの)初めから自分こそは(帝のご寵愛を受けるはずだ)と自負していらっしゃったお妃方は、(桐壺の更衣を)_____者としてさげすみ憎みなさる。
気に食わない
22
「げにもすきたるかな」と、めざましう見給ふ」 →「なるほど風流なことよ」と______ご覧になる。
思いのほかすばらしいと
23
世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば。 →この世の中を____と(思い)、身も細るばかりだと思うけれども、(どこかへ)飛び立って行ってしまうことはできない、鳥ではないのだから。
つらい
24
いみじうやさしかりける人の妻に成りにけり。 →たいそう______た人の妻になった。
優雅だっ
25
月かげゆかしくは、南面に池を掘れ。さてぞ見る。 →月明かりが____ならば、屋敷の南正面に池を掘れ。そうして(池の水面に映る月を)見るのだ。
見たい
26
ゆゆしき身に侍れば、(若宮ガ)かくておはしますも、いまいましう、かたじけなくなむ。 →(私は娘に先立たれた)_____身ですので、若宮がこうして(私と一緒に)いらっしゃるのも、縁起でもなく、恐れ多いことです。
不吉
27
おのおの拝みて、ゆゆしく信おこしたり。 →それぞれ拝んで、_____信心をおこした。
はなはだしく
28
また、野分の朝こそをかしけれ →また、台風の(あった)翌朝(のありさま)は_____。
興味深い
29
雨など降るもをかし。 →(夏の夜に)雨などが降るのも_____。
趣がある
30
童のをかしげなる、糸をぞよる。 →少女の召使いで______子が、糸を縒っている。
かわいらしい
31
ただ文字一つにあやしう、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらむ。 →ただ(用いる)言葉一つで不思議に、___も下品にもなるのは、どうしてだろうか。
上品に