問題一覧
1
3層構造 ①中心部は、《病的空洞》。 ②最内層はマラッセの上皮遺残に由来する《非角化重層扁平上皮》 ③中間層は肉芽組織 ④最外層は線維性組織 ⑤炎症細胞の浸潤やコレステリン結晶もある
歯根囊胞
2
アタッチメントロスがある
歯周炎
3
歯槽骨の吸収がある
歯周炎
4
歯周炎では、 プラークから出る内毒素によって 刺激され、免疫機構、炎症が働き、 その過程で代謝された副産物によって 【 】が活性化し組織破壊 (【 】)が起こる
破骨細胞, アタッチメントロス
5
アタッチメントレベルを測ったとこから次の経過を見たときに減った分を【 】 そのときにアタッチメントレベルが増えていれば【 】
アタッチメントロス, アタッチメントゲイン
6
歯周病は、感染症である。 約10種類の特異的な歯周病細菌の 【 】で生じる【 】の炎症性病変
日和見感染, 慢性化膿性
7
歯周病の直接的原因は【 】
炎症性プラーク
8
歯周治療後の治癒 「歯」と「歯肉・骨」の付着 通常の傷の沿り方。 歯肉が歯にへばりついた状態。 (吸盤でくっついたような状態) くっつきかたは弱く、容易に剥がれる。
上皮性付着
9
理想的歯周組織の治癒 歯と歯肉がコラーゲン等の線維により、 がっちりくっついた状態。 簡単には破壊されない。
結合組織性付着
10
歯周病の罹患率は高く、 40歳以上の約【 】%に歯周症状がある。 その約40%が、4mm以上の歯周ポケットがある。
80
11
歯周病の罹患率 全年層:30% 20歳前後:【 】% 50歲前後:90%
65
12
《薬物性歯肉増殖症》 抗痙攣薬(てんかん薬)の【 】は、 プラークコントロール不十分な場合 約50%に発現する。
フェニトイン
13
《薬物性歯肉増殖症》 降圧剤(高血圧薬)である 【 】の副作用により、約20%に発現し、歯槽骨の吸収もみられる。
ニフェジピン
14
《薬物性歯肉増殖症》 免疫抑制剤である【 】の副作用で、 プラークコントロール不十分な場合に 20〜30%に発現する。
シクロスポリン
15
①プラークの埋積で生じる ②全年齢に生じる ③発赤・腫脹・出血がみられる ④炎症は歯肉に限局し、歯槽骨の吸収はない ⑤慢性歯周炎の前駆病変
プラーク性歯肉炎
16
①プラーク性歯肉炎の状態で特定の薬物(3種類)の服用により生じる。 ②歯肉増殖は全顎的、特に前歯部が強い。 ③上皮下結合組織(コラーゲン線維)の著明な増殖。
歯肉増殖
17
①急速に歯槽骨が吸収する。 ②10~30歳に好発。 ③プラーク付着量は少ない ④女性に多い ⑤遺伝性・好中球の機能異常がある。
侵襲性歯周炎
18
①紡錘菌やスピロヘータの混合感染 ②歯肉に膜形成 ③全身状態(免疫)が低下している人に発症 ④出血・疼痛・発熱・リンパ節腫脹あり
壊死性歯周疾患
19
【 】は、常染色体劣性遺伝病で、 掌と足底の慢性角化と《重度の歯周病》が起こる。
パピヨン・ルフェーブル
20
ダウン症候群では重度の歯周炎がおこる
○
21
歯肉部に生じた限局性の良性腫瘤の総称 炎症性または反応性の有茎性の増殖物
エプーリス
22
口腔粘膜上皮は【 】からなる。
重層扁平上皮
23
歯肉・口蓋・舌背
錯角化上皮
24
舌下面・口腔底・口唇粘膜
非角化上皮
25
メラニン色素沈着症は、【 】によって産生されるメラニンが多量に沈着した状態。 全身性と局所性があり、局所性は口呼吸や【 】の歯肉で見られる。
メラノサイト, 喫煙者
26
悪性黒色腫(【 】)は、 皮膚、眼窩内組織、口腔粘膜上皮などに発生する【 】由来の《悪性腫瘍》。
メラノーマ, メラノサイト
27
ヘルペスウイルスは、一度感染すると人間の【 】の中に隠れ潜む。 ヘルペスウイルスの特徴である【 】を起こす。
神経細胞, 潜伏感染
28
ヘルペスの治療薬 ゾビラックス(有効成分・【 】)
アシクロビル
29
単純ヘルペスウイルスの初期感染後に潜伏していたHSVの再活性化。
ヘルペス性口唇炎
30
初期感染:小児では水痘症(水疱瘡) ↓ 再活性化:【 】(免疫力低下)
帯状疱疹
31
単一ウイルスによる疾患ではなく、 コクサッキーウイルスA群やエンテロウイルスなどのよる小児の発疹性疾患。 ウイルスの伝染性が強い。 発熱、食欲不振などの全身症状が起こり、水分補給や症状への対症療法を行う。
手足口病
32
口腔カンジダ症は、口腔内で発生するカンジダによる【 】感染症。
日和見
33
口腔カンジダ症は【 】が原因となる。
真菌
34
口腔カンジダ症は、 高齢者・幼児・HIV感染患者などや、【 】やステロイド治療、 抗生物質の不適切な長期使用、 またSTD(性行為感染症)でも生じることがある。
免疫不全
35
白色の病変で、舌や唇、頬粘膜 に発生した小さな白斑が 徐々に融合して、網状、環状、白斑状になり、さらに白い線状を呈する。 両側性に多発することが多い。
扁平苔癬
36
扁平苔癬は全人口の2%ほどの患者数で【 】に多い。
中年女性
37
扁平苔癬は、歯肉において【 】の像を呈する
慢性剥離性歯肉炎
38
自己免疫疾患のひとつでII型(細胞傷害型)アレルギーが関与する。 棘融解が生じて上皮内に破れやすい水疱形成が起こる。 (表皮細胞間接着・デスモゾームの障害)
天疱瘡
39
天疱瘡は自己免疫疾患で【 】が関与する。
II型アレルギー
40
自己免疫疾患。 上皮下に破れにくい水疱形成をする。 水疱が破れたあとのびらんが治りやすい。 (皮膚の表皮と真皮間の細胞接着・ヘミデスモゾームの傷害)
類天疱瘡
41
若年層に多い
天疱瘡
42
舌に毛が生えたように見える状態を【 】という。 しばしば着色を伴い、その多くは黒色で、このようなものを【 】という。
毛舌, 黒毛舌
43
《毛舌・黒毛舌》 【 】や、口腔内の不潔、飲食物やタバコが関係する場合もある。 【 】で、黒色色素を産生する嫌気性菌や真菌が増殖したもの。 また胃腸障害、糖尿病、腎障害なども誘因としてあげられる。
抗生剤, 菌交代現象
44
《地図状舌》 小児や若い女性に多くみられる。 自覚症状はなく、【 】を合併していることがある。 治療の必要はないが、しみる場合は【 】を用いる。
溝状舌, ステロイド軟膏
45
舌乳頭の萎縮のため舌表面が平滑となる。 舌苔が形成されないため舌は赤くみえる。
萎縮性舌炎
46
《萎縮性舌炎》を引き起こす疾患 ①【 】 ②【 】鉄欠乏性貧血によるもの ③【 】悪性貧血によるもの
シェーグレン症候群, プランマービンソン症候群, ハンター舌炎
47
麻疹の初期症状として、皮膚の発疹に先駆けて口腔粘膜に現れる。 麻疹の90%の以上で認められる頬粘膜に認められる白色の斑点。
コプリック斑
48
《フォーダイス顆粒》 本来なら存在しない粘膜に皮脂腺があると【 】色の点状に見える。 思春期以降に増加し、発現率や斑点の数が、加齢と共に増加していく傾向にある。
黄
49
組織内に形成された病的空洞
嚢胞
50
嚢胞様の形態をとるが、裏装上皮をもたないもの
偽嚢胞
51
歯を形成する組織に由来する嚢胞
歯原性嚢胞
52
代表的な《発育性歯原性嚢胞》 《歯冠(埋伏歯)》を含む顎内の 《単房性》の病変 10~30歳代の下顎智歯部や 上顎前歯部の正中過剰埋伏歯部に見られる。
含歯性嚢胞
53
《含歯性嚢胞》 代表的な発育性歯原性嚢胞 【 】(埋伏歯)を含む顎内の 【 】性の病変 10~30歳代の下顎智歯部や上顎前歯部の 正中過剰埋伏歯部に見られる。
歯冠, 単房
54
顎骨内の嚢胞の中で、最も頻度が高い。 う蝕に続発する《慢性根尖性歯周炎》に発生する炎症性嚢胞。 自覚症状は乏しく、《打診痛・違和感》が起こる。《単房性透過像》を示す。
歯根嚢胞
55
《歯根嚢胞》 顎骨内の嚢胞の中で、最も頻度が高い。 う蝕に続発する【 】に発生する炎症性嚢胞。 自覚症状は乏しく、《打診痛・違和感》が起こる。【 】性透過像を示す。
慢性根尖性歯周炎, 単房
56
顎骨の非歯原性嚢胞 鼻口蓋管(切歯管)嚢胞は、上顎骨の【 】部、左右 中切歯 間の骨内に発生。
正中
57
《顎骨の非歯原性嚢胞》 術後性上顎囊胞は、上顎洞蓄膿症の手術後の続発症として、10年以上経過して発症する嚢胞。【 】内に起こる。
上顎骨
58
《軟組織の非歯原性嚢胞》 唾液腺由来の偽嚢胞。 *小唾液腺では、下口唇が多い *大唾液腺では顎下腺・舌下腺が多い(ガマ腫)
粘液嚢胞
59
《軟組織の非歯原性嚢胞》 粘液嚢胞は、唾液腺由来の【 】。 *小唾液腺では、【 】が多い *大唾液腺では顎下腺・舌下腺が多い(【 】)
偽嚢胞, 下口唇, ガマ腫
60
先天的(遺伝)あるいは後天的(生活習慣)な要素によって、【 】の活性化や【 】の不活性化などの異常が生じ腫瘍が発生する。
がん遺伝子, がん抑制遺伝子
61
【 】は、《良性歯原性腫瘍》で、 もっとも代表的な歯原性腫瘍。 発育中のエナメル器やその上皮の遺残に由来する。 *単房性/多房性の透過性病変 *「石けん泡状所見」「ナイフカット状」の歯根吸収 を特徴とする。
エナメル上皮腫
62
【 】は、《良性歯原性腫瘍》で エナメル質・象牙質・セメント質が存在する硬組織塊の奇形。 *集合【 】と複雑【 】がある。 *単房性/多房性の《不透過性》病変
歯牙腫
63
《良性歯原性腫瘍》のうち、 単房性/多房性の《透過性病変》
エナメル上皮腫
64
《非歯原性腫瘍》 乳頭腫
良性上皮性腫瘍
65
《非歯原性腫瘍》 多形腺腫
良性上皮性腫瘍
66
《非歯原性腫瘍》 線維腫
良性非上皮性腫瘍
67
《非歯原性腫瘍》 骨腫
良性非上皮性腫瘍
68
《非歯原性腫瘍》 扁平上皮癌
悪性上皮性腫瘍
69
《非歯原性腫瘍》 〜肉腫
悪性非上皮性腫瘍
70
《良性上皮性腫瘍》で、 舌・頬粘膜・歯肉・口蓋に好発。 *カリフラワーの乳頭状小突起を伴う。 *慢性刺激による反応性病変
乳頭腫
71
《良性上皮性腫瘍》で、 もっとも代表的な唾液腺腫瘍。 耳下腺、口蓋腺に好発し、口唇・粘膜にも生じる。
多形腺腫
72
上皮内に部分的に正常とは異なる様々な組織変化(異型)が出現する。 軽度~高度に分類される。
上皮性異形成
73
上皮性異形成には【 】や【 】がある。
白板症, 紅板症
74
口腔粘膜に生じる白色の板状/斑状の 角化性病変。擦過によって除去できない。 中年以降の男性に多い。
白板症
75
白板症の癌化率は【 】%である。
5
76
口腔粘膜のビロード状の鮮紅色の斑状/板状の病変。 舌側縁、歯肉、頬粘膜、口底、硬口蓋にみられる。
紅板症
77
紅板症の癌化率は【 】%
50
78
《悪性上皮性腫瘍》で、 口腔粘膜の重層扁平上皮から発生する。 口腔領域に発生する悪性腫瘍で最も多い。 《癌真珠》(中心部の角化)が見られる。
扁平上皮癌
79
扁平上皮癌は、【 】を起こしやすく、口腔癌全体の5年生存率は【 〜 】%となっている。
転移, 40〜60
80
40代以降の女性に多い
多形腺腫
81
経過が短い
扁平上皮癌
82
【 】は、骨とその内部の骨髄を含めた骨組織に生じた炎症。 両顎に発生するが、特に下顎骨臼歯部に多くみられる。 歯性感染から、嚢胞や腫瘍の二次感染によるものがある。
骨髄炎
83
【 】とは、皮質骨表層に限局した炎症で、ドライソケットは【 】に限局している。
骨炎, 歯槽骨
84
抜歯窩に血餅が満たされないため歯槽骨が露出し、強い痛みが 出現すること。
ドライソケット
85
【 】は、黄色ブドウ球菌やレンサ球菌などの化膿菌の感染した骨髄炎。 歯髄炎・根尖性歯周炎・抜歯創の感染が原因で、《炎症の5大徴候が顕著》となる。 《骨組織の壊死(腐骨)》を防ぐため、 【 】をできるだけ早く投与する必要がある。
急性化膿性骨髄炎, 抗菌薬
86
リンパ球の浸潤⇒肉芽組織⇒瘻孔と排膿が起こる。
慢性化膿性骨髄炎
87
慢性化膿性骨髄炎では、腐骨や血行障害により、抗生物質が十分行き届かないため、 【 】となる場合が多い。
手術
88
慢性的に炎症性刺激を受け、骨が増生し、硬化した骨髄炎。ほとんどが下顎骨に生じる。
慢性硬化性骨髄炎