問題一覧
1
見参に入る
(貴人に)お目にかかる、(貴人に)お目にかける
2
そのこととなく
これということもなく
3
くるしからず
不都合ではない、差し支えない
4
させる
たいした(~ない)
5
心置く
心を留める、気にかける、気兼ねする、遠慮する
6
とばかり
ちょっとの間、しばらく
7
ありし
以前の、あの、生前の
8
ありありて
生き続けて、結局
9
いふかひない
言ってもかいがいない
10
~やおそきと
~するとすぐに
11
いさ~知らず
さあ、~分からない
12
ありつる
先程の、例の
13
こころ(を)やる
気晴らしをする、心を慰める、得意になる、満足する
14
ただならずする
懐妊する、妊娠する
15
さらでだに
そうでなくてさえ、ただでさえ
16
人となる
一人前になる、成人する、正気に戻る
17
さるものにて
言うまでもないことで、もちろん、ともかくとして、一応もっともだが
18
そばめにかく
横目で見る、軽く見る、馬鹿にする、冷たい目で見る
19
さればよ
思った通りだ、案の定だ
20
色にでづ
(こらえきれず)表情にでる
21
いはむかたなし(言はむ方なし)
言いようもない
22
いざ(させ)給へ
さあいらっしゃい
23
ひとやりならず
他人からさせられるのではない、自分のせいである
24
あからめもせず
よそ見もしない
25
こころあり(=なさけあり)
情趣を解する、風流心がある、道理を解する、分別がある、思いやりがある
26
目もあやなり
眩しいほど立派だ
27
さるべき
そうなるはずの、ふさわしい、適当な、立派な、相当な
28
さらぬ(然らぬ)
そうではない、それ以外の
29
なんでう(読み:なんじょう)
なんという(連体詞的用法)、どうして(副詞的用法)
30
またの
次の
31
例の
いつものように、いつもの
32
こころゆく
満足する、納得する、気が晴れる
33
寝を寝(いをぬ)
寝る
34
あらぬ
別の
35
~(と)いふもおろかなり
(~という言葉では)言い尽くせない
36
さるべきにや(ありけむ)
そうなるはずの前世からの因縁であったのだろうか
37
さはれ、さばれ
どうとでもなれ、ままよ、それはそうだが、しかし
38
~ままに
~するとすぐに、~するやいなや、~ので、~につれて、~に従って
39
いちのひと(一の人)
摂政、関白
40
音を泣く
声を上げて泣く
41
あかず(飽かず)
満足しない、飽きることがない
42
世にあり
この世に生きている、世間に認められている、世間で評判が高い
43
名に(し)負ふ
名前を持つ、有名である
44
あれかにもあらず
呆然としている
45
例ならず
いつもではない、普段と違う、体調がいつも通りでない、病気である、懐妊している
46
やらん
~であろうか
47
~のがり
~のもとへ
48
昔の人
亡くなった人、昔の知人、昔馴染みであった人
49
何(に)か(は)せむ
いったい何になろうか、何にもならない
50
あなかま
ああ、うるさい、静かに
51
やるかたなし
(心を)晴らしようがない、どうしようもない
52
なんでふ(読み:なんじょう)
なんという(連体詞的用法)、どうして(副詞的用法)
53
ときにあふ
ちょうどいい時期に出会う、時流に乗って栄える、時めいている
54
音に聞く
噂に聞く
55
何条(読み:なんじょう)
なんという(連体詞的用法)、どうして(副詞的用法)
56
力なし
どうしようもない、しかたない、どうにもならない
57
いかがはせむ
どうしようもない
58
なでふ(読み:なじょう)
なんという(連体詞的用法)、どうして(副詞的用法)
59
せきあへず(塞き敢へず)
(涙などを)せき止められない、我慢できない、こらえきれない
60
ところう(所得)
良い地位を得る、得意になる、いい気になる
61
ときしもあれ
ほかに時もあろうに、よりによってこんな時に
62
数ならず
物の数では無い、取るに足らない
63
さらぬ(避らぬ)
避けられない
64
何(に)か(は)せむ
いったい何になろうか、何にもならない
65
~ばこそあらめ
~ならばともかく(←実際はそうではない)
66
えならず
言いようもなく素晴らしい
67
けしきばかり
ほんの少し、形ばかり
68
心の闇
心の闇、分別を失った(思い乱れる)親心
69
いともなし
たいしたこともない
70
いふもさらなり(言ふも更なり)
言うまでもない