問題一覧
1
医薬品の副作用によって無菌性髄膜炎が生じることがあるが、早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどである
〇
2
十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液のトリプシノーゲンがトリプシンになる
〇
3
舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している
〇
4
大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する
〇
5
飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起こるときには、咽頭の入り口にある弁(咽頭蓋)が反射的に開くことにより、飲食物が食道へ送られる。
×
6
副腎髄質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される
〇
7
ボウマン嚢から1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している
〇
8
食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する
〇
9
女性は尿道が短いため、細菌などが侵入した時に膀胱まで感染を生じやすい
〇
10
骨は生きた組織であり、成長が停止した後は破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われなくなる
×
11
骨には身体各部の支持機能、臓器保護機能のほか、カルシウムを蓄える貯蔵機能がある
〇
12
筋組織は、筋細胞と結合組織からできている
〇
13
随意筋は、自律神経系に支配されている
×
14
軽度の肝機能障害の場合は自覚症状がなく、健康診断などの血液検査で初めて判明することが多い
〇
15
黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる
×
16
医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される
〇
17
原因と考えられる薬物を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある
〇
18
間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り込んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである
〇
19
間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用から1~2時間程度で起こることが多い
×
20
間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が繊維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある
〇
21
喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない
×
22
脾臓にはリンパ球が増殖、密集するリンパ組織があり、血流中の細菌やウイルス等に対する免疫応答に関与する
〇
23
リンパ液の流れは主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである
×
24
骨格筋は、血管壁、膀胱等に分布し、強い収縮力と持久力を兼ね備えている
×
25
古くなって柔軟性が失われた赤血球は、脾臓の組織に存在するマクロファージによって壊される
〇
26
リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージが密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される
〇
27
筋組織は筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される
〇
28
骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると、横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる
〇
29
随意筋は体性神経系(運動神経)で支配されているのに対して、不随筋は自律神経系に支配されている
〇
30
脊髄は脳と末梢の間で刺激を伝えており、末梢からの刺激はすべて脳を介している
×
31
脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子は少分子でも、イオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しやすい
×
32
小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい
〇
33
脳は、知覚、運動、記憶、情動、意思決定等の働きを行っている
〇
34
骨には造血機能があり、主に胸骨、肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨などの骨髄が担っている
〇
35
骨は、骨の成長が停止するまでの間に限り、破壊(骨吸収)と修復(骨形成)とが互いに密接な連絡を保ちながら進行し、骨の新陳代謝が行われる
×
36
骨組織を形成する有機質(タンパク質および多糖体)は骨に硬さを与え無機質(炭酸カルシウムなど)は骨の強靭さを保つ
×
37
骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われており、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている
〇
38
全身作用を目的とする医薬品では、その有効成分が消化管等から吸収されて、循環血液中に移行することが不可欠である
〇
39
錠剤、カプセル剤などの固形剤は胃で有効成分が溶出し、主に大腸で吸収される
×
40
坐剤は、直腸内で有効成分が溶出し直腸内壁から吸収されるもので、内服薬よりも全身作用が穏やかに現れる
×
41
一般用医薬品である点鼻薬は、局所作用を目的として用いられるが、その有効成分が循環血液中に移行しやすく、全身性の副作用を生じることがある
〇
42
皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症はいずれも、一旦発症すると、多臓器障害の合併症などにより致命的な転帰をたどることがある
〇
43
皮膚粘膜眼症候群は、最初に報告した医師の名前にちなんで、ライエル症候群とも呼ばれる
×
44
医薬品の服用後に38℃以上の高熱や広範囲の皮膚の発赤等の症状が持続したり、又は急激に悪化したりする場合は、原因と考えられる医薬品の服用を中止する
〇
45
皮膚粘膜眼症候群が発症する可能性がある医薬品の種類は少なく、発症の予測は容易である
×
46
消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる
〇
47
イレウス様症状は、医薬品の作用によって腸管運動が亢進した状態で、激しい腹痛、嘔吐、軟便や下痢があらわれる
×
48
消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある、
〇
49
イレウス様症状は、小児や高齢者では発症のリスクが低い
×
50
接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしている特徴がある
〇
51
接触皮膚炎は、原因と考えられる、医薬品の使用を中止することで、通常1週間程度で症状はおさまり、再びその医薬品に触れても発症しない
×
52
光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある
〇
53
薬疹は、これまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある
〇
54
薬疹は医薬品の使用後1~2週間で起きることが多い
〇
55
交感神経系の機能を抑制する成分を配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、残尿感がある等の症状を生じることがある
×
56
膀胱炎様症状では、尿の回数の増加(利尿)、排尿時の疼痛、残尿感などの症状が現れる
〇
57
排尿困難や尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある男性にのみ現れる
×
58
腎障害では、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐き気、嘔吐などの症状が現れる
〇
59
歯冠の表面は象牙質で覆われ、象牙質の下にはエナメル質と呼ばれる硬い骨状の組織がある
×
60
飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときは、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に開くことにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へ送られる
×
61
胃は、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる(胃適応性弛緩)
〇
62
胃粘膜に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収に重要な役割を果たしている
〇
63
膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている
〇
64
肝臓で産生された胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にし、また、水溶性ビタミンの吸収を助ける
×
65
大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下降結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある
×
66
肛門には動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる
×
67
心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれており、心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を排出する
×
68
血管壁にかかる圧力(血圧)は、通常、上腕部の動脈で測定され、心臓が収縮した時の血圧を最小血圧という
×
69
四肢を通る静脈では血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる
〇
70
消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る
〇
71
角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている
×
72
メラニン色素は、皮下組織にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある
×
73
毛球の下端のへこんでいる部分を毛乳頭といい、毛乳頭には毛細血管が入り込んで、取り巻く毛母細胞に栄養を運んでいる
〇
74
汗腺には、アポクリン腺とエクリン線の二種類があり、アポクリン腺は手のひらなどの毛根がないところを含め全身に分布する
×
75
骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。
〇
76
骨組織を構成する無機質は骨に硬さを与え、有機質(タンパク質および多糖体)は骨の強靭さを保つ。
〇
77
平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので、横紋筋と呼ばれる
×
78
不随意筋は体制神経系で支配されているのに対して、随意筋は自律神経系に支配されている
×
79
内服薬以外の用法で使用される医薬品には、適用部位から有効成分を吸収させて、全身作用を発揮させることを目的とするものがある
〇
80
鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやすく、初めに肝臓で代謝を受けて全身に分布する
×
81
咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少ない
〇
82
有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度による影響を受けない
×
83
医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される
〇
84
黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる
×
85
軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断などの血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い
〇
86
肝機能障害が疑われた場合、原因と考えられる医薬品を使用し続けても不可逆的な病変(肝不全)が生じることはない
×
87
偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる
×
88
アルドステロン症は、主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ、むくみ(浮腫)などがある
〇
89
偽アルドステロン症は、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる
〇
90
偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある
〇
91
胆汁に含まれてる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける
○
92
肝臓で産生される胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である
○
93
腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻される
×
94
肝臓では、必須アミノ酸を生合成する事ができる
×
95
大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下降結腸、S状結腸からなる管状の臓器で、直腸は含まれない
✕
96
大腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛(柔突起ともいう)に覆われてビロード状になっている
×
97
腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸などの電解質の吸収が行われ、固形状の糞便が形成される
○
98
大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKなどの物質も産生している
○
99
呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、そのうち、鼻腔から咽頭・喉頭までの部分を上気道という
○
100
咽頭の後壁にある扁桃は、リンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に進入してくる細菌、ウイルスなどに対する免疫反応が行われる
○