問題一覧
1
空腸に特徴的な構造は?
輪状ひだ(Kerckringひだ)
2
回腸に特徴的な構造物と機能は?
パイエル板, IgA産生
3
結腸に特徴的な構造物は?
ハウストラ, 大網ヒモ, 間膜ヒモ, 自由ヒモ
4
直腸の区分3つとその区分の分け方をかけ
RS:岬角~, Ra:〜腹膜反転部, Rb:〜恥骨直腸筋付着部
5
過敏性腸症候群で行う薬物療法は?(初期治療2つ、症状に応じた治療薬それぞれ4つ)
初期治療:高分子重合体(ポリカルボフィル), 初期治療:プロバイオティクス, 便秘:クロライドチャネルアクチベーター(ルビプロストン), 下痢:セロトニン受容体拮抗薬(ラモセトロン), 腹痛;抗コリン薬, 不安など:抗不安薬、抗うつ薬
6
過敏性腸症候群で見られる臨床像は?
腹痛, 下痢(水様便), 便秘(兎糞様便)
7
機能性ディスペプシアで見られる臨床所見は?
食後のもたれ感, 早期飽満感, 心窩部痛, 心窩部灼熱感
8
急性虫垂炎で見られる臨床症状は?
心窩部痛・臍部痛, 右下腹部痛, 腸雑音低下(便秘に), 腹膜刺激症状
9
虫垂炎の圧痛点を、虫垂の場所とともに
Mcburney点(虫垂根部), Lanz点(虫垂先端)
10
虫垂炎で見られる特徴的な血液検査所見は?
核の左方移動(桿状核好中球20%以上)
11
虫垂炎で見られる代表的な徴候は?
Blumberg徴候, Rosenstein徴候, Rovsing徴候, 腸腰筋徴候
12
虚血性大腸炎における、虚血の要因(大きく分けて2つ)と大きく分けて2つ)と、症状(2)をそれぞれ答えよ。
血管(動脈硬化):加齢、高血圧、糖尿病、喫煙, 腸管(内圧上昇):便秘, 症状:突然の腹痛, 症状:下血
13
虚血性大腸炎の診断方法(3)と治療法(1)
下部消化管内視鏡:縦走潰瘍(クローン病と同じ), CT:腸管壁の肥厚・浮腫, 中腸造影:母子圧痕像, 治療:保存的治療(絶食・補液)
14
上腸間膜動脈閉塞症の原因(2)と、進行時に見られる臨床所見(4)
原因:動脈硬化, 原因:心原性血栓(心房細動), 麻痺性イレウス, ショック, アシドーシス, 腹膜刺激症状
15
上腸間膜動脈閉塞症における、診断のための検査と治療は?
造影CT(SMAの血栓による閉塞を確認する), 緊急手術
16
主な薬剤性腸炎3つとそれぞれ原因菌、特徴(便や好発する人)、好発部位、治療法を書け
偽膜性腸炎: 原因:クロストリジウムディフィシル、 特徴:水様下痢、高齢者 好発部位:S状結腸〜直腸 治療法:バンコマイシン(内服)orメトロニダゾール 原因薬剤の中止, 出血性腸炎: 原因:クレブシエラ・オキシトーカ 特徴:血性下痢、若者 好発部位:上行結腸〜横行結腸 治療法:原因薬剤の中止, MRSA腸炎: 原因:MRSA 特徴:水様下痢(緑色)、胃切除後 好発部位:主に小腸 治療法:バンコマイシン(内服) 原因薬剤の中止
17
大腸ポリープの分類3つと、それぞれのポリポーシスをきたす疾患を書け
腺腫性ポリープ:家族性腺腫性ポリポーシス(FAP), 過形成性ポリープ:Cronkhite-Canada症候群, 過誤腫性ポリープ:Peutz-Jeghers症候群
18
腺腫性ポリープの分類3つを癌化リスクの高い順に書け。また、腺腫性ポリープの好発部位を書け
絨毛腺腫, 腺管絨毛腺腫, 腺管腺腫, 直腸・S状結腸
19
消化管ポリポーシス3種類をそれぞれの遺伝型、組織型、癌化率、合併症に分けてかけ
家族性腺腫性ポリポーシス: 遺伝型:常・優 組織型:腺腫 癌化率:高い 合併症:顎骨種、軟部組織腫瘍、中枢神経腫瘍(Turcot症候群), peutz-jeghers症候群: 遺伝型:常・優 組織型:過誤腫 癌化率:低 合併症:口唇・手足の色素沈着、出血、腸重積, Cronkhite-Canada症候群: 遺伝型:なし 癌化率:低 合併症:爪甲萎縮、蛋白漏出胃腸炎
20
消化管カルチノイドの好発部位(1)と、特徴(2)
好発:直腸, 特徴:粘膜下腫瘍, 特徴:セロトニンを分泌
21
消化管カルチノイドの症状3つ
喘鳴, 下痢, 皮膚紅潮
22
消化管カルチノイドの生検で見られる所見2つ
索状配列, ロゼット様配列
23
大腸癌のリスク6つ
高脂肪食, 高タンパク食, 低繊維食, FAP(家族性腺腫性ポリポーシス), Lynch症候群, 潰瘍性大腸炎
24
軸捻転について、好発部位と特徴的な画像処腱は?
S状結腸, コーヒー豆
25
直腸癌の、癌の位置に合わせた術式をかけ(3)
高位前方切除術, 低位前方切除術, 腹会陰式直腸切断術
26
腸結核の好発部位、内視鏡やX線で見られる所見(1)、病理所見(2)述べよ
回盲部, 輪状狭窄, 乾酪性肉芽腫, 全層性炎症
27
GERDの誘因となるものは?
強皮症, 食堂裂孔ヘルニア, 高脂肪食, Ca拮抗薬, 亜硝酸薬, 腹圧高(肥満、妊婦), 胃酸分泌多い(食後), 臥位・前屈位
28
GERDの治療法は?
減量や就寝時の上半身挙上, PPI, ボノプラザン
29
胃酸の逆流といった自覚症状はあるが、内視鏡検査では粘膜障害はない病気の名前は?またどのような人に起こりやすいか?
NERD, 痩せた若年女性
30
アカラシアは、何が原因で起こるのか・
LESの弛緩不全, 蠕動運動の消失(Auerbach神経叢の変性・消失による)
31
アカラシアを診断する上で行う検査と所見は?
食道造影検査(鳥のくちばし像、狭窄より口側の食道拡張), 食道内圧測定(蠕動運動の消失、嚥下性弛緩の消失)
32
アカラシアの治療法は?
Ca拮抗薬, 亜硝酸薬, 内視鏡的治療:POEM(筋層切開術)、バルーン拡張, Heller筋層切開術
33
特発性食道破裂でもちいる造影剤は?
ガストログラフィン
34
内視鏡治療において、ESDとEMRはどのように違うか?
あ
35
食道・胃静脈瘤の、未破裂時における危険徴候は?
結節状・連珠状, 青色, 発赤所見あり(Red Color Sign)
36
食道・胃静脈瘤の破裂時の対応は?
バイタルの安定化(急速輸液・輸血)+バソプレシン静脈内投与, 緊急内視鏡止血(EVL,EIS)
37
食道静脈瘤と胃静脈瘤の、特徴(破裂しやすかどうか、治療しやすいかどうか)、診断、治療をそれぞれ比較せよ
あ
38
EISとEVLの違いは?
あ
39
消化性潰瘍の原因2つ
NSAIDs, H.pylori
40
胃潰瘍と十二指腸潰瘍を、好発部位、心窩部痛が起こる時、年齢、胃酸の強さ、特徴に分けてそれぞれかけ
胃潰瘍:胃角部、食後、高齢者、胃酸はそこまで、出血しやすい, 十二指腸潰瘍:球部前壁、食後軽快、若年者、胃酸は強い、穿孔多く、再発しやすい。また下血>吐血
41
胃十二指腸潰瘍穿孔の診断の方法と所見は?また打診下場合はどのような所見下場合はどのような所見が見られるか?
立位X線、腹部CT→free air, 打診:肝濁音界消失
42
胃十二指腸潰瘍穿孔において、軽症例で行う保存的治療ではどのようなことを行うか?
絶飲食・補液, 経鼻胃管留置(胃液・内容物の持続吸入), 抗菌薬投与, PPI経静脈投与
43
検診にて、1回目に便潜血(+)、2回目(-)だった。 今後の対応として正しいのはどれか?
内視鏡検査
44
腹膜偽粘液腫の原発巣はどこか?
卵巣, 虫垂
45
結腸粘膜生検組織の標本にて写真のようなものが見られた。矢印の名前と、それが見られる代表的な疾患は?
陰窩膿瘍, 潰瘍性大腸炎
46
食道にある生理的狭窄部位は?
食道入口部, 気管分岐部, 食道裂孔部
47
炎症による虫垂炎の分類を進行順にかけ
カタル性虫垂炎, 蜂窩織炎性虫垂炎, 壊疽性虫垂炎
48
腸管膜を有さず、固定されている臓器4つ?
十二指腸(球部以外), 上行結腸, 下行結腸, 直腸(下部)
49
後腹膜腔に固定されている器官は?
腎, 膵, 大動脈