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lpic 101 システムの起動
  • サラリーマンサラリーマン

  • 問題数 75 • 6/23/2024

    記憶度

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    28

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    0

    苦手

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    問題一覧

  • 1

    各サービスの稼働状況や起動設定を管理するコマンドは?

    systemctl サブコマンド [Unit名]

  • 2

    systemctlのサブコマンドであるdisableの用途とは?

    サービスの自動起動を無効にする

  • 3

    systemctlのサブコマンドであるenableの用途とは?

    サービスの自動起動を有効にする

  • 4

    systemctlのサブコマンドであるget-defaultの用途とは?

    次回起動時のターゲットを表示する

  • 5

    systemctlのサブコマンドであるhaltの用途とは?

    システムを停止しhalt状態にする

  • 6

    systemctlのサブコマンドであるis-activeの用途とは?

    サービスが稼働しているかを表示する

  • 7

    systemctlのサブコマンドであるlist-unit-filesの用途とは?

    すべてのUnit定義ファイルを一覧表示する

  • 8

    systemctlのサブコマンドであるrebootの用途とは?

    システムを再起動する

  • 9

    systemctlのサブコマンドであるreloadの用途とは?

    サービスの設定ファイルを再読み込みする

  • 10

    systemctlのサブコマンドであるrestartの用途とは?

    サービスを再起動する

  • 11

    systemctlのサブコマンドであるset-defaultの用途とは?

    次回起動時のターゲットを設定する

  • 12

    systemctlのサブコマンドであるstartの用途とは?

    サービスを起動する

  • 13

    systemctlのサブコマンドであるstatusの用途とは?

    サービスの状態を表示する

  • 14

    systemctlのサブコマンドであるstopの用途とは?

    サービスを停止する

  • 15

    systemctlのサブコマンドであるpoweroffの用途とは?

    システムを停止し電源を切断する

  • 16

    systemdで動作するsystemdというデーモンプロセスとは?

    systemdの本体となるプロセスで、initの代わりに常駐する

  • 17

    systemdで動作するsystemd-journaldというデーモンプロセスとは?

    systemdが制御する、各サービスが出力するログを扱う

  • 18

    systemdで動作するsystemd-logindというデーモンプロセスとは?

    システムへのログイン、起動停止、電源ボタン操作などを管理する

  • 19

    systemdで動作するsystemd-udevdというデーモンプロセスとは?

    従来のudevdに代わり、デバイスの動的変更、検出を行う。

  • 20

    systemdで扱う処理はどの単位で管理する?

    Unit 設定ファイルであり、Unitの設定に従ってsystemd自体が処理を実行する。各機能ごとに拡張子が割り当てられている。

  • 21

    systemdのUnitであるdeviceの機能は?

    各種デバイスを管理する

  • 22

    systemdのUnitであるmountの機能は?

    ファイルシステムのマウントを管理する

  • 23

    systemdのUnitであるserviceの機能は?

    サービスを制御する

  • 24

    systemdのUnitであるswapの機能は?

    スワップ領域を管理する

  • 25

    systemdのUnitであるtargetの機能は?

    複数のサービスを一つのグループにする

  • 26

    systemdのプロセスのリソース管理の方法は?

    cgroupsというlinuxカーネルの機能

  • 27

    systemdで期待するサービス群を起動するには?

    default.targetをSysVinitでのランレベルに相当するUnitへのシンボリックリンクときて作成する

  • 28

    システム起動時に最初に読み込まれるUnitは?

    /etc/systemd/system/default.target

  • 29

    SysVinitのランレベルとsystemdのターゲットはどのように対応する?

    0…poweroff.target 1…rescue.target 2,3,4…multi-user.target 5…graphical.target 6…reboot.target

  • 30

    systemdのターゲットはどこに格納される?

    「/lib/systemd/system」配下

  • 31

    SysVinitとの関連性がわかりやすいように何が用意されている?

    runlevel0.target〜runlevel6.targetまでのシンボリックリンク

  • 32

    systemctlで自動起動設定を行った際の動作は?

    自動起動設定したサービスのシンボリックリンクが「/etc/systemd/system/[実行ターゲット名].wants/[サービス名].service」に作成される。

  • 33

    systemdは.targetUnitの実行時に何を行う?

    「/etc/systemd/system/[実行ターゲット名].wants」ディレクトリを参照し、格納されているUnitを自動起動する。

  • 34

    自動起動設定がどのターゲットに対して有効となるかはどこに記載されている?

    各Unit定義ファイル内の[WantedBy]項目

  • 35

    サービスの自動起動を無効にするとどうなる?

    作成されたシンボリックリンクが自動で削除される

  • 36

    Upstartとは?

    SysVinitを改善した仕組み。RedHat Enterprise Linux(RHEL)やUbuntuに採用されていたが、現在はsystemdへの置き換えが進む。 一度だけ実行させたい処理(タスク)を「ジョブ」と呼び、ジョブ単位で起動処理の管理を行う。 各ジョブの実行に必要な前提条件を「イベント」で管理し、前提条件がすべて成立した時点でジョブを実行する。 SysVinitのように順次起動するのではなく、サービスの起動に必要な条件が成立した時点で起動処理が行われるため不要な待機時間がなくなる。 各ジョブの実行が並列に行われ、関連のないサービスは同時に起動できる。 イベントはinitctlコマンドで発行することもできる。

  • 37

    カーネルが出力するメッセージが格納されるリングバッファの内容を出力するコマンドは?

    dmesg

  • 38

    手動でリングバッファの内容をクリアするには? また、なぜそれをする?

    rootユーザで「dmesg --clear」を実行する。 リングバッファはマシンの再起動やシャットダウンによってリセットされるが、運用中に一杯になると古い情報から上書きされていくから。

  • 39

    リングバッファとは?

    一時的にデータを貯めておくバッファ領域のうち、終端と先端が論理的に連結され、循環的に利用されるようになっているもの。

  • 40

    Linuxがハードディスクから正常に起動できなくなった場合、インストールDVDを用いて試してみるべきことは?

    ・レスキューモードでの起動を試みる ・ハードディスク内のログを確認する

  • 41

    Linuxが正常に起動できない場合、レスキューモードで起動できた場合はどうすべき?

    CPU/メモリといったハードディスク以外の装置には問題がないと考えられるため、レスキューモードで起動したシステムから起動に失敗するハードディスクのファイルシステムをマウントできるかを確認する。 その場合、「/var/log」配下のログでエラーを確認したり、重要なファイルを取り出せる可能性がある。

  • 42

    Linuxシステムのブートプロセスとは?

    BIOS、ブートローダ、カーネル、initの順に進行する

  • 43

    BIOS(Basic I/O System)とは?

    最もハードウェアに近い部分を司るシステムで、物理的なハードウェア(マザーボード)に書き込まれている。

  • 44

    BIOSの動作は?

    コンピュータの電源を入れると、BIOSが起動し、記憶装置(HDD)等に関して最低限の認識をして起動デバイスの優先順位を決定する。その後、優先順位に従って各デバイスの先頭セクタにあるMBR(ブート用の特殊領域。ブートローダが格納されている)を読み込み、得られたブートローダに制御を移す。ブートローダが得られない場合は次のデバイスのMBRを読み込む。

  • 45

    ブートローダとは?

    MBRに格納されている第一段階部分と、記憶装置内の別の場所に格納されている第二段階部分がある。記憶装置内のカーネルをロードし、初期RAMディスク(initramfs)の内容と共にメモリ上に展開する。第一段階のブートローダはMBRの先頭446バイトの領域にインストールされる。

  • 46

    MBRとは?

    起動デバイスの先頭セクタにあるブート用の特殊領域。ブートローダが格納されている。

  • 47

    カーネルは起動されると何を行う?

    高度にハードウェアを認証・制御し、ルートファイルシステムのマウントなど様々な初期化処理を行う。メモリ上に展開された初期RAMディスク内の、ファイルシステムへアクセスするために必要なドライバやスクリプトを使用してルートファイルシステムをマウントする。その後、initという特別な最初のプロセスをルートファイルシステムから起動する。

  • 48

    カーネルイメージと、カーネルのバージョンに対応する初期RAMディスクはどこに格納される?

    /bootディレクトリ

  • 49

    初期RAMディスクとは?

    Linuxシステムの起動の途中で一時的に利用される小さなルートファイルシステムのこと。必要最低限のコマンドやデバイスファイルなどが含まれている。

  • 50

    初期RAMディスクはなぜ必要?

    カーネル本体を小さい状態に維持するため。Linuxのカーネルモジュールは、カーネルが必要とする機能を必要な時にメモリにロードするようになっており、目的のルートファイルシステムのマウントへの一時的なルートファイルシステムの役割を果たすためには必要最低限の機能のみをロードするべきだから。

  • 51

    initramfsとは?

    初期RAMディスクのファイルの形式の一つ

  • 52

    ルートファイルシステムとは?

    内蔵ハードディスクやSSDなどのストレージ装置内に設けられたファイルシステムのうち、ルートディレクトリが割り当てられたものを指す。内部にはシステムの起動に必要なディレクトリやファイルが置かれ、一般的には「/bin」「/sbin」「/etc」「/lib」などが格納されている。

  • 53

    ルートディレクトリの実際のサブディレクトリ以外の要素にアクセスするには?

    起動時の処理や起動後の利用者の操作により、mountコマンドなどでルートディレクトリ配下にマウントする

  • 54

    initとは?

    最初に起動されるプロセスで、PID(プロセスID)は必ず1。全てのプロセスの先祖(直接・間接的な呼び出し元)として存在し続ける。

  • 55

    SysVinitと呼ばれる従来のinitプログラムの場合はどう動作する?

    「/sbin/init」が起動。設定ファイル「/etc/inittab」の記述に基づいて、自動起動するべきプロセスを立ち上げる。

  • 56

    systemd-journaldのログを表示するには?

    journalctl [オプション][検索文字列]

  • 57

    systemd-journaldとは?

    systemdから起動したプロセスの標準出力やsyslogへのログメッセージをバイナリ形式で記録する。catコマンドなどで中を表示することはできない。

  • 58

    syslogとは?

    System Logging Protocolを略した言葉で、システムログなどをsyslogサーバーと呼ばれる特定のサーバーに送信するために使用されるプロトコルのこと。複数のコンピュータからさまざまなログを収集する。

  • 59

    syslogサーバとは?

    syslogによって送信されたログを収集するサーバー

  • 60

    syslogで送信するシステムログのFacilityとSeverityとは?

    Facilityはログの種類、Severityはログの重要度(優先度)を指している。syslogではこの種類と重要度に基づいてログの保存先を分けることができる

  • 61

    rsyslogとは?

    Linux でログ管理を行うためのソフトウェア。システムやアプリケーションからログを収集し、ログファイルとして保存したり、ログの内容を別のサーバへ転送する機能がある。syslogの拡張版であり、タイムゾーン付きのタイムスタンプやTCPでの通信、暗号化、認証、DBエンジンを使用したログ記録などができる。

  • 62

    journalctlコマンドのオプションで、dmesgコマンドと同じ情報を得られるオプションは?

    「-k」オプション、「--dmesg」オプション 起動時にカーネルが出力したメッセージが出力される

  • 63

    BIOSのセットアップを行うには? また、何ができる?

    コンピュータの起動時に特定のキー(DEL、F2など)を押すと、セットアップ画面を呼び出せる。 起動デバイスの優先順の変更や、マザーボードにある機能のオンオフ切替、ハードウェアの状態を診断するBIOSプログラム実行など

  • 64

    ファームウェアとは?

    ハードウェアやシステムが正常に機能するための基本的なソフトウェア。 BIOSやUEFIなど。

  • 65

    UEFI(Unified Extensible Fireware Interface)とは?

    IntelがBIOSの後継として考案したEFIの統一仕様。設定時にGUIを使用できる。データ管理の面では、GPT(GUID Partition Table)方式を利用できる。

  • 66

    MBR方式とGPT方式の共通点と違いは?

    どちらもストレージ全体をパーティション(領域の論理的な分割)によって管理する方式。 ストレージの制限↓ MBR…最大2.2TB GPT…最大9,4ZB ブートプロセス↓ BIOS…BIOS、ブートローダ、カーネル、initの順に進む。ブートローダはMBRというデータ領域を利用して二段階で読み込む。 UEFI…UEFI、(ブートローダ)、カーネル、initの順に進む。GPT方式のストレージにあるESP(EFIシステムパーティション)に置かれたブートローダを読み込む。二段階式は必須ではない。ESPには起動に必要なドライバやプログラムも置かれる。ブートローダを使用せずに、カーネルを直接起動することもできる。

  • 67

    ESPとUEFIの関係は?

    UEFIは、ESPで使用されるFATファイルシステムを理解し、ESP上のファイルを直接読み込める。ESPには、FATベースのファイルシステムを使用してフォーマットするようにUEFI規格で指定されている。

  • 68

    FATとは?

    米マイクロソフト(Microsoft)社のWindowsシリーズが標準で対応しているファイルシステムの一つ。 仕様が公開されており、管理領域の容量が小さくシンプルなプログラムで高速に読み書きできるなどの特徴がある。

  • 69

    ESPがディレクトリとしてOSに認識されるようになるには?

    /boot/efiにマウントされる

  • 70

    ブートローダからカーネルに渡されたパラメータを確認するには?

    /proc/cmdlineファイルで確認できる

  • 71

    フォーマットとは?

    HDD(ハードディスク)などの記憶媒体を「初期化すること」。記憶媒体に保存されているデータはすべて消えてしまう。

  • 72

    HDDなどをフォーマット(初期化)する必要があるのはなぜ?

    フォーマットとは、データの記憶媒体をその機器で利用できるようにするため、どこにどんなデータが記録されているか管理する領域を設定する操作。つまり、本などの目次を作る作業と同じだから。

  • 73

    レスキューディスクとは?

    システムを起動できない場合に利用するディスク。パソコンがレスキューディスクによって起動できれば、ハードディスク内のファイルへのアクセスや、システムファイルの破損の修復ができる可能性がある。購入する他にも、自分でプログラムを入手し書き込み用CDなどに保存することで、レスキューディスクを用意できる。

  • 74

    syslogとは?

    デーモンやアプリケーションのメッセージを一括で管理する。rsyslogというログ管理システムによって管理されている。いつ、どのサービスがどのように動作したかがわかるようになっている。

  • 75

    ディレクトリ「/var/log」に格納されているログファイルの例は?

    ・/var/log/messages : 各種アプリケーションのログ。Ubuntuなど一部のディストリビーションでは「/var/log/syslog」 ・/var/log/boot.log : OS起動時のログ ・/var/log/secure : 認証に関するログ ・OSの情報以外にも、各アプリケーションが「/var/log/<アプリケーション名>」というディレクトリを作成し、ログを配置することもある。