問題一覧
1
自己
自分自身。
2
他者
自己とは異なる存在。
3
近代的自我
他者とは異なる自己として認識される自分。
4
理念
目指すべき理想。
5
概念
一般性・客観性のある意味内容。
6
観念
ある物事についての漠然としたイメージ。
7
パラドックス
常識とは反するように見えて、実は一面の真理をついた表現。矛盾。
8
アポリア
解き難い矛盾や難問。
9
実存
実際に存在すること。
10
弁証法
矛盾しあう事柄を統合することで、より高い次元の認識や結論に至ろうとする思考。
11
ニヒリズム
真理や既成の価値観を否定し、あらゆるものを無意味なものとする思想。虚無主義。
12
ジレンマ
相反する事柄の間で、どちらを選択しても不利益があるため、決めかねる状態。板挟み。
13
決定論
あらゆる現象は、何らかの外的な原因によってあらかじめ決められているとする立場。
14
文化
人間の精神活動により生まれたもの。
15
文明
高度な技術によって生み出されたもの。
16
自分化中心主義
自らの文化の価値観を絶対視し、それを他文化にも適用しようとする態度。エスノセントリズム。
17
文化相対主義
どの文化も絶対的なものとせず、多様な文化を尊重すべきとする考え方。
18
多文化主義
一国内・一地域内で複数の文化の対等な共存を評価する立場。
19
エスニシティ
同じ伝統・言語・文化を共有する人間同士が持つ仲間意識。
20
オリエンタリズム
西洋の人々が東洋の人々を偏った見方で捉えようとする態度。
21
クレオール
植民地支配により、複数の人種・民族が混合して形成された言語や文化。
22
エートス
ある社会・文化の人々に共有されている精神性・気風。
23
コード
ある文化において、人々の行動や思考様式を決定する約束事。記号。
24
ハレ
非日常的なさま。
25
ケ
日常的なさま。
26
表象
心に浮かぶイメージ。
27
恣意
論理的必然性がないこと。
28
分節(化)
連続した世界に言葉によって切れ目を入れて、世界を認識・理解しようとすること。
29
差異
ある物事と比較した時の違い。
30
体系
それぞれの部分が互いに関わり合いながら秩序だってまとまったもの。システム。
31
記号
一定の意味内容を表すもの。
32
象徴
具体的なもので抽象的な意味内容を表すこと。
33
テクスト
言葉で書かれたもの。
34
コンテクスト
ある物事を取り巻く背景。文脈。
35
標準語
国家が規範的に国民に使用させる言語。
36
共通語
ある地域に広く通用する言語。
37
国語
ある国家の公用語。
38
母国語
自分が属する国家の公用語。
39
母語
幼児期に自然に習得した言葉。
40
レトリック
文章を飾るための技巧。修辞。
41
物心二元論
世界を、認識する精神と認識される物体に分ける考え方。
42
合理主義
理性的な思考や態度を重んじるありかた。
43
進歩主義
絶え間なく進歩していくことを、良い事とする近代的な価値観。
44
世俗化
宗教的な価値観や束縛から解放されること。
45
啓蒙主義
人間の理性を信頼し、合理的であろうとする態度。
46
ロマン主義
感性や情緒を重視する芸術的態度。
47
国民国家
同じ国民であるという一体感を持った人々で構成される、近代の国家。
48
市民社会
自由で平等な個人からなる社会。
49
個人
自分の意思を持つ理性的・主体的な人間。
50
ナショナリズム
国民国家を前提として、自分の所属する国を極端に重んじる態度。
51
帝国主義
軍事力や経済力を背景に他国へと侵略して、領土を拡大しようとする国家のあり方。
52
大きな物語
社会全体で共有された、それを追求すると幸福になると信じられている価値観。
53
社会
個人からなる集合。
54
世間
個人より集団の倫理が支配的な日本特有の人間関係。
55
共同体
地縁や血縁など、感情的に強く結びついた人々からなる集団。
56
封建的
身分的な上下関係を重視するさま。
57
制度
社会的に確立された仕組みや決まり。人々が暗黙の了解として従っているもの。
58
セックス
生物学的な性。
59
ジェンダー
社会的・文化的に決められた男らしさや女らしさ。
60
消費社会
生理的欲求としてではなく、社会的な欲望を満たすための消費が広く行われる社会。
61
監視社会
現代の情報技術の進展や治安悪化などを背景に、人々の行動の監視が強化された社会。
62
リスク社会
科学技術の高度化によって、リスク(危険)がかえって増大している社会。
63
格差社会
経済的収入や社会的地位などが階層化し、その差が埋めにくくなっている社会。
64
大衆社会
自律的に判断・行動しない人間(大衆)が大多数を占める、現代に特徴的な社会。