問題一覧
1
次の文は、図1に示す溶接部の斜角探傷における面と側について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
片面両側を探傷するように指示があった場合、探傷はAとBの面より探傷する。
2
次の文は、JIS Z 3060による鋼溶接継手の斜角探傷を行う場合の、探傷面と探傷方法について述べたものである。最適なものを一つ選び、記号で答えよ。
突合せ継手を片面両側から探傷する場合は、直射法及び一回反射法が指定される。
3
次の文は、NDT 指示書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
NDT指示書は、レベル2技術者が、NDT手順から書き換えることができる。
4
次の項目は、試験記録に必要なものの組合せである。最適なものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷技術者氏名,探傷条件,製品材質及び寸法
5
次の文は、試験記録を作成するときに注意すべきことについて述べたものである。最適なものを一つ選び、記号で答えよ。
試験記録は、誤字や脱字がないように注意して記述する。
6
次の文は、超音波探傷における小さなきずを検出するための条件について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
超音波の波長が短い探触子を使用する。
7
次の文は、鋼溶接部のきずを斜角探傷で検出する場合について述べたものである。最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。
V形開先溶接部のルート溶込み不良は、通常エコー高さが大きく検出しやすい。
8
次の文は、鋼溶接部の探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
割れの面に垂直に超音波が人射する場合,斜めに人射する場合に比べて、エコー高さが高い。
9
次の文は、鋼溶接部の斜角探傷におけるきずの検出特性について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
割れの面に垂直に超音波を入射させるとエコー高さが高い。
10
次の文は、鋼溶接部の斜角探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
面状きずでは、超音波ビームがきずの面に対して垂直に入射したときに最大エコー高さが得られる。
11
次の文は、鋼溶接部の斜角探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
V形開先浴接部のルート溶込み不良は、ブローホールよりエコー高さが高いことが多い。
12
次の文は、鋼溶接部の斜角探傷におけるブローホールの検出について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
ブローホールを検出するには、探傷感度をかなり高めた方がよい。
13
次の文は、超音波探傷における試験波数の選定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷面が粗い場合には、低い周波数が適している。
14
次の文は、超音波ときずの関係について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
できるだけ小さなきずまで検出するためには、波長の短い超音波を使う。
15
次の文は、超音波探傷試験における試験周波数の選定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
小さいきずを検出する場合には、一般に高い周波数が適している。
16
次の文は、レベル1探傷技術者が超音波探傷を行い、結果をまとめる手順について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
NDT指示書の確認を行い、探傷結果を照合し、きずの分類を行う。
17
次の文は、超音波探器のゲイン調整機能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
表示器上のエコーの高さを変化させることができる。
18
次の文は、超音波探傷器の表示器から得られる情報について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷図形におけるエコーのビーム路程は、反射源の位置情報となる。
19
次の文は、超音波探傷器の測定範囲調整機能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
表示器上の探傷可能範囲を変化させることができる。
20
次の文は、超音波探傷装置及び超音波探傷器について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷器には、探触子から超音波を送信し、探触子が受信した超音波信号を表示器上に表示する機能がある。
21
次の文は、5Z20Nの探触子を用いて測定範囲を125mmに調整する方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
STB-A1の25 mm厚さ方向に探触子を接触させて保持し、B1とB2のビーム路程差が表示器上 25.0mmになるように音速値を調整する。その後B1のビーム路程が25.0mmとなるように零点を調整する。
22
次の文は、超音波探傷における探傷機器と斜角触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
超音波探傷器は、探傷を開始する前に、測定範囲と感度を調整しておかなければならい。
23
次の文は、超音波探傷における探傷装置の調整について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
測定範囲の調整は、STB-A1で行うが、垂直探傷では、STB-NIで行うこともある。
24
次の文は、超音波探傷器の表示器上のエコー高さの調整方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
ゲイン調整機能で変えることができる。
25
次の文は、超音波探傷器の測定範囲調機能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
表示器上のエコーの間隔を変化させることができる。
26
次の文は、超音波探傷器の表示器上の探傷図形を変化させる調整機能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
測定範囲調整機能は、表示器上の時間軸を探傷試験体の探傷距離に調整する機能である。
27
次の文は、探傷装置の性能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
近距離分解能が低下すると、探傷面に近いきずを見逃すことがある。
28
次の図は、斜角探触子の入射点を測定するために、STB-A1のR100mmの中心付近に探触子を置きR100mmの面に向けて、探触子を前後走査し、エコー高さが最大になったところで採触子を止め、入射点のマークをしたところを拡大して示したものである。入射点のマークの正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
(a)
29
次の文は、JIS Z 3060によって鋼溶接部の斜角探傷を行う場合の。STB-A2を用いた探傷感度の調整方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
5C10×10A65の探触子を用いて調整する場合は、Φ4↓4mm(Φ4✕4mm)の標準穴からのエコー高さをM 線に合わせる。
30
次の図は、5Z10×10A70の斜角触子で,STB-A1のR100mm面を用いて測定範囲を250mmに調整したときの探傷図形である。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
(a)
31
次の図は、STB-A1にある直径1.5mmの貫通穴をSTB屈折角70度の探触子で探傷した場合の探触子位置と探傷図形を示したものである。正しい探傷図形を一つ選び、記号で答えよ。なお、測定範囲は 125mmに調整してある。
(c)
32
次の文は、鋼溶接部の斜角探傷における、探傷装置の調整要領について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
測定範囲の調整は、STB-A32のR100mmとR50mmの曲面部分を利用して行う。
33
次の文は、JIS Z 3060により鋼溶接部の斜角探傷を行うための準備作業について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷前の試験体の準備として溶接部近傍に付着しているスパッタなどは、ケレン棒などにより除去する。
34
次の文は、水浸法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
水浸探傷法には、全没水浸法と局部水浸法がある。
35
次の文は、鋼材の水浸法による垂直探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探触子が試験体表面と非接触であるため、探触子表面の損傷が少ない。
36
次の文は、鋼材の水浸法による垂直探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
水浸法は、探触子と試験体の間に水を満たして探傷するので、試験体の表面粗さの影響をあまり受けない。
37
次の文は、水浸法による垂直探傷試験について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
水浸探傷では、特殊な場合を除き、超音波ビームが試験体の表面に垂直に入射されるように配置する必要がある。
38
次の文は、距離振幅特性曲線について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
距離振幅特性曲線の作成は、標準試験片のSTB-A2や対比試験片のRB-41A を使用してできる。
39
次の文は、距離振幅特性曲線に影響する困子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探触子のSTB屈折角が影響する。
40
次の文は、超音波探傷を行う場合の感度補正について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
感度補正は、表面粗さによって異なるので、試験体について測定した値を使用して行う。
41
次の文は、超音波探傷試験における感度補正について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
感度補正は、探傷面の表面粗さが粗い試験体を探傷する場合に行う。
42
次の文は、斜角探傷における前後走査について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
前後走査は、超音波の伝搬方向に対して平行に探触子を移動させることである。
43
次の文は、鋼板の突合せ溶接部の斜角探傷における、左右走査について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
左右走査は、超音波の伝搬方向に対して直角方向に探触子を移動させることである。
44
次の文は、斜角探傷における探触子の基本的な走査方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
斜角探触子の基本走査には、前後走査、左右走査及び首振り走査がある。
45
次の図は、溶接部の探傷における探触子の走査方法を示したものである。走査方法の名称として正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
首振り走査
46
次の図は、溶接部の斜角探傷における探触子の走査方法を示したものである。走査方法の名称として正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
振子走査
47
次の図は、溶接部の斜角傷における探触子の走査方法を示したものである。走査方法の名称として正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
左右走査
48
次の図は、溶接部の斜角探傷における探触子の走査方法を示したものである。走査方法の名称として正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
前後走査
49
次の文は、JIS Z 3060を適用してL検出レベルで探傷する場合について述べたものである。適切なものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、探触子は 5C10✕10A70を使用し,STB-A2で感度調整した。
M検出レベルで探傷するよりも、6dB低いエコーまで検出できる。
50
次の文は、垂直探傷におけるきずの広がりの推定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
6dB低下法は,最大エコー高さを示す位置からそのエコー高さが半分の値になる探触子位置で、きずの広がりを推定する方法である。
51
次の文は、DGS線図について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
DGS線図の曲線は、等価きず直径を表している。
52
次の文は、DGS線図について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
DGS線図は、きずをSTB-Gのような円形平面きずに換算して評価するときに用いる。
53
次の文は、DGS線図について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
DGS 線図は、垂直探傷におけるきずの評価に用いる。
54
次の文は、JIS Z 3060で規定されているきずの指示長さについて述べたものである。最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。
M検出レベルは、L線できずの指示長さを測定する。
55
次の文は、斜角探傷で、きずの指示長さの測定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
斜角探傷では、きずの指示長さは左右走査により測定する。
56
板厚20mmの鋼板の突合せ溶接部を、JIS Z 3060に従って探傷した。使用探触子は5Z10✕10A70(STB 屈折角69.5度)で、STB-A2により探傷感度を調整し、検出レベルをL検出レベルに選定して、きずエコーを検出した。きずの取大エコー高さは80%で、そのときのビーム路程は50mmであり、きずの指示長さを測定するために作成した左右走査グラフは図1のとおりであった。きずの指示長さはいくらか。最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、エコー高さ区分線は図2のとおりで、測定範囲は125mmである。
51mm
57
板厚19mmの鋼板の突合せ溶接部を,JIS Z 3060に従って探傷した。使用探触子は5Z10✕10A7O (STB折角69.5度)で、STB-A2により探傷感度を調整し、検出レベルをL検出レベルに選定して、きずエコーを検出した。きずの最大エコー高さは80%でそのときのピーム路程は50mmであり、きずの指示長さを測定するために作成した左右走査グラフは図1のとおりであった。きずの指示長さはいくらか。最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、エコー高さ区分線は図2のとおりで、測定範囲は125mmである。
53mm
58
板厚19mmの鋼板の突合溶接部を,JIS Z 3060に従って探傷した。使用探触子は5C10✕10A70(STB 折角69.5度)で,STB-A2により探傷感度を調整し、検出レベルとしてM検出レベルを選定して、きずエコーを検出した。きずの最大エコー高さは70%で、そのときのビーム路程は58mmであり、きずの指示長さを測定するために作成した左右走査グラフは図1のとおりであった。きずの指示長さはいくらか。最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、エコー高さ区分線は図2のとおりで、測定範囲は125mmである。
52mm
59
次の図は、JIS Z 3060によって鋼溶接部の斜角探傷を行い、きずの指示長さを測定した結果を示すものである。この図においてきずの分類のためにきずの指示長さはいくらになるか、正しいものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、それぞれのきずは同一断面位置、 同一深さとする。
50mm
60
次の文は、数値表示超音波厚さ計による厚さ測定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
厚さ測定には、二振動子垂直探触子を使用し、表面エコー(S)と底面エコー(B1)の間の時間を測定して音速から厚さに換算する方法がある。
61
次の文は、音速の不明な試験体の厚さ測定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
厚さ測定には、音速を調整する試験片が必要であり、音速と零点を調整して測定する。
62
次の文は、超音波探傷器による厚さ測定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
内部きずや底面エコーの確認ができるので、厚さの異常値を判別できる。
63
次の文は、ニ探触子法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
またぎ走査は、二探触子法である。
64
次の文は、二探触子法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
二探触子法は、送信側探触子と受側探触子の組合せで使用される。
65
次の文は、超音波探傷における透過法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
透過法は、反射法と比べてビーム路程は1/2になる。
66
次の文は、透過法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
透過法は、超音波の伝搬が片道であるので板の探傷では、表裏面に探触子の設置が必要である。
67
次の文は、タンデム探傷法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
二探触子法で行う。
68
次の文は,タンデム探傷法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
探傷は周波数、屈折角,振動子寸法が同じものを送信と受信用として2個を使用して行う。
69
次の文は、鋼材の音響異方性について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
音響異方性があると、探傷方向によって探傷感度は変わる。
70
次の文は、斜角探傷におけるビーム路程の値を計算で求めたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
屈折角 70度で板厚15mmにおける1スキップのビーム路程は、約90mmである。
71
次の図は,5Z10✕10A70(STB 屈折角69.5度)の斜角探触子を用いて直線溝の探傷を行っているものである。スリットまでのビーム路程はいくらになるか。正しいものを一つ選び,記号で答えよ。ただし答は小数点以下第1位を四捨五入せよ。
54mm
72
次の文は、エコー高さの評価方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
F/BGを用いる場合、試験体の材質、及び形状法が同じならば同じゲイン値で探傷し、評価できる。
73
次の文は、垂直探傷における底面エコーときずエコーについて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
大きなきずがあると、底面エコー高さが異常に小さくなることがある。
74
次の語句は、JIS Z 3060により、きずの分類をする場合に必要な項目について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
きずエコー高さの領域
75
次の語句は、JIS Z 3060により、きずの分類をする場合の必要事項について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
きずの指示長さ
76
次の文は、JIS Z 3060による鋼溶接部の斜角探傷において、きずを分類するためのエコー高さの領域について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。
エコー高さ区分線のM線を超え、H線以下は領域IIIである。
77
次の文は、試験報告書の作成について述べたものである。最適なものを一つ選び、記号で答えよ。
報告書は、JIS規格に決められた項目から必要なものを選んで書類を作成する。
78
次の文は、試験報告書の作成における様式について述べたものである。最適なものを一つ選び、記号で答えよ。
報告書の様式は、工事が異なっても共通する部分と各工事に必要な部分を分けて様式を決める。