問題一覧
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臓腑病症 肝の主な症状は?
下記作用が失調すると出る症状 【疏泄を主る】 気滞、血虚、脹痛・脹満、抑うつ、イライラ、チアノーゼ、舌下静脈の怒張、月経に血塊が混ざる 【血を蔵す】 色体表の肝の項目に血虚の症状、 女性では月経に症状が出る(月経過多・過少・無月経、崩漏性不正性器出血→【量の問題/どちらかというと少ない】月経痛はない) 【色体表の身体に関係する事】 ・目に開竅(五官・五竅) 乾燥、疲れ目、かすみめ→血虚(充血→肝) ・筋を主る(五主) 痙攣(攣り/硬直性痙攣)、痺れ ・爪(五華) 薄い(軟らかい)、蒼白、割れやすい、乾燥 【月経不順】 疏泄→気滞、瘀血 蔵血→血虚、量の過少・過多、期間(短・長) 【脈】 弦(肝の実証の脈) 【特定腹症】 胸脇苦満→肋骨下縁に硬いもの
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肝の代表的な病症 肝気うっ結とは?
肝の【気滞】 原因 ・精神的ストレス ・【長期のふさぎ→疏泄の低下】 症状 イライラ、抑うつ、喉の閉塞感(梅核気)、胸が苦しい、腹部膨満(張った腹痛)、弦脈、胸脇苦満、口苦 月経の症状 月経痛(脹痛)、乳房の脹痛
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肝の代表的な病症 肝血虚とは?
肝の【血虚】:蔵血の低下 原因 生成不足、出血 症状 【貧血(=血虚)】 (貧血の)めまい、手足の冷え、元気がない、顔面蒼白、立ちくらみ、倦怠感、 ※貧血で一般的な症状 肝の血虚 目→かすみ目、疲れ目、乾燥、 筋→痙攣、攣る、 爪→薄い、割れやすい 月経(肝血虚) 月経血の過少、月経周期が長い、月経期間が短い、無月経 (初潮と閉経→腎)
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肝の代表的な病症 肝陽上亢とは?
原因 肝の陽気の亢進(肝の病態が進行) 実:肝うつ→肝火 虚:肝陰虚→冷やす力(水→肝は血) が足らない→肝血虚 腎陰虚 症状 【頸から上に熱が上がっている状態】 拍動性の頭痛、キレる(怒りやすい)、のぼせ、目の充血、顔面紅潮、口渇、めまい、耳鳴り、不眠 【五心煩熱】→陰虚が原因→火(陽)が強くなる→水の蒸発→陰虚
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肝の代表的な病症 肝胆湿熱とは?
肝胆に湿熱の邪が入ったもの 症状 ・【じくじくした湿っぽい湿疹】 ・口苦、口が粘る↘ ・めまい、耳鳴り→他でも出る症状 ・尿の色が濃い↗ ・【舌苔黄膩/おうじ】、脈は弦
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肝の代表的な病症 肝脾不和とは?
肝と脾の機能が協調できない状態 ・精神的ストレス⇒肝が実する→脾を克し過ぎる 症状 【お腹症状(消化器症状)】 下痢、腹痛、食欲不振、腹部脹満など 「過敏性腸症候群」→肝脾不和
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心の主な症状は?
五精【神を蔵し神明を主る】 集中力がなくなる、不眠、健忘、多夢 五主【血脈を主る(循環器)】 動悸、息切れ、高血圧、不整脈、心煩 五官【舌に開竅】 味覚異常、構音障害、できもの 五液【汗】 自汗、盗汗、多汗、減少
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心の代表的な病症 心気虚とは?
心の気虚→虚弱な病症 (心が弱っている病症) 症状 心の症状 + 気虚の症状 息切れ 倦怠感 動悸 元気がない ⇒活動後に増悪する(特徴) ※心の症状で見極める!
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心の代表的な病症 心陽虚とは?
心の陽虚(虚寒) 症状 心気虚の症状 +陽虚の症状(冷え) 動悸、息ぎれ 手足の冷え 自汗、盗汗 寒がり 活動後に増悪 ※心気虚との見極めは【冷えの症状】 があるかどうか!
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心の代表的な病症 心血虚とは?
心の血虚 症状 心の機能減退 + 血虚の症状 動悸、息切れ 顔面蒼白、舌白 不眠、健忘、多夢 唇の色悪い ↓ (チアノーゼ) 精神活動の基本的 物質はこれ
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脾の主な症状は?
運化 ・消化器症状(胃薬を飲むような症状) 【腹部膨満】、消化不良、下痢、腹痛 ・気血の生成不足 【痩せる】、気虚、血虚 ・津液の生成不足:津傷 昇清 内蔵下垂、胃下垂、浮腫、水腫、下肢のむくみ、軟便、口渇、汗を掻かない、脱肛 (まずは上に上げられないので浮腫・水腫) 統血(出血傾向→血がでてしまう症状) 内出血、月経過多、不正性器出血(崩漏)、血便、血尿、鼻血 五主:肌肉【筋が痩せる】 五華(竅):唇・口 【口内炎】、唇が荒れる 五液:涎 【涎が垂れる】→分泌異常
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脾の代表的な病症 脾気虚とは?
脾の気虚 症状 脾の機能低下 +気虚 消化器症状(食欲不振 元気がない 消化不良、腹部膨満、 疲れやすい 軟便)
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脾の代表的な病症 脾陽虚とは?
脾の陽虚 症状 脾気虚の症状+ 陽虚(冷え)の症状 手足が冷える、 冷たい食べ物を食べ て下痢になる
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脾の代表的な病症 脾胃湿熱とは?
原因 油っこいもの、甘いものの食べ過ぎ、偏食、飲酒 →脾胃の損傷 →湿熱の邪が生じる 症状 食欲不振、腹部膨満、腹部のつかえ、【口苦、口が粘る→湿の症状】 【便が臭う、舌質紅、舌苔黄膩→熱】
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肺の主な症状は?
【気を主る(呼吸器症状)】 息切れ(気短)、呼吸困難、咳(咳嗽)、喘息 【宣散・粛降】【水道】 ・浮腫、汗が出ない→汗の異常→尿量 過多 ・水腫、汗が出過ぎ →尿量 減少 ・乾燥、水分が出過ぎ ◎水の症状=肺→国試大好き! 五主:皮毛 肌の乾燥、痒み、湿疹 五官:鼻・洟 鼻腔の乾燥、鼻水、鼻づまり、(乾燥からの鼻血)
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肺の代表的な病症 肺気虚とは?
肺の気虚 症状 呼吸器系の激しくない症状 + 気虚 力のない咳嗽 自汗 喘息、息切れ (感冒にかかりやすい) ※肺気虚は暑さ、辛味に弱い
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腎の主な症状とは?
症状 ・精を蔵す 虚弱、成長が遅い、早老死 (虚弱は後天の精で補える) ・納気を主る 息切れ(呼吸困難) ・成長・発育・生殖 低身長、初潮が遅い、第二次性徴の遅れ、早老死、閉経が早い、不妊、ED ※月経の遅れ、閉経、不妊=腎 ・五主:骨(髄) 骨粗鬆症(骨が脆い→折れやすい、変形)足腰が痛い、弱い、歯が脆い ・五官:耳 耳が遠い、耳鳴り、難聴 ・五華:髪 抜け毛、白髪、髪が痩せる ・腰は腎の府(居場所):腰痛
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腎の代表的な病症 腎気虚とは? (腎虚という時もあり)
腎の気虚 症状 腎の機能低下 + 気虚の症状 足腰がだるい 疲れやすい 耳鳴、難聴 元気がない 脱毛、白髪 呼吸困難 尿量異常
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腎の代表的な病症 腎陽虚とは?
腎の陽の気の不足 症状 腎気虚+陽虚(手足の冷え、寒がり)
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腎の代表的な病症 腎陰虚とは?
腎の陰液不足→ 熱の症状 足腰がだるい 尿量減少 耳鳴・難聴 盗汗 五心煩熱