問題一覧
1
短期記憶と長期記憶によって記憶の構造を説明するモデル
多重貯蔵モデル
2
リハーサルしないと短時間しか保存できない記憶
短期記憶
3
永続的に情報を保存できる記憶
長期記憶
4
情報を保持される形に変換すること
符号化・コード化
5
情報を蓄えること
貯蔵
6
記憶した情報を探し取り出すこと
検索
7
情報処理に利用するために、情報を復唱する処理のこと
リハーサル
8
符号化・コード化の種類
音韻的コード、視覚的コード、意味的コード
9
目や耳などの感覚器が感じた。情報がしばらくそのまま残っている記憶
感覚記憶
10
感覚記憶 視覚
アイコニックメモリ、〜1秒
11
感覚記憶 聴覚
エコイックメモリ、2〜5秒
12
短期記憶の特徴
15から30秒保持する、リハーサルで長期記憶に転送、選択的注意の元情報処理が行われる、7±2個のチャンクを記憶できる
13
短期記憶の記憶効率を上げる方法
数字をそのまま覚えるよりも音や意味によってまとまりを作る、他の情報と関連付けて検索やリハーサルしやすいようにする
14
最初の方をよく覚えている
初頭効果、首位効果
15
最後の方をよく覚えている
親近性効果
16
初頭効果、首位効果へ影響するものは
情報の速い提示、低頻度の語、相互に無関係な語
17
時間が過ぎることで失われる記憶
減衰による忘却
18
他の記憶があることで失われる記憶、記憶が促進されることもまれにある
干渉による忘却
19
ある記憶がそれ以前の記憶によって妨げられる
順行性忘却
20
ある記憶がそれ以降の記憶によって妨げられる
逆行性忘却
21
ケッペルとアンダーウッドの実験結果
1度目の試行が2度目の試行に影響を及ぼし、正答率を低下させる
22
仕事・処理に密接に関わる記憶、作業記憶
ワーキングメモリ
23
ワーキングメモリ・モデル
音韻ループ、視・空間スケッチパッド、中央制御部
24
2000年にエピソード記憶との情報のやり取りをするエピソードバッファが組み込まれたモデル
マルチコンポーネントモデル
25
言語・音韻情報を保持する記憶貯蔵庫
音韻ループ
26
音韻ループの二つの機能
音韻貯蔵、調音リハーサル部
27
長い言葉は覚えにくい
語長効果
28
似た言葉を間違って再生する
混同誤答
29
発音タスクを与えると成績が落ちる
構音抑制
30
左側頭葉に損傷を受けて、視覚刺激では再生できても言語刺激では再生できないという人がいる
神経心理学的証拠
31
音節数が多い語は?
1秒あたりに読める語数も少なく、正再生率も低い
32
視覚系からの視・空間情報と言語から生成される視覚イメージ情報(特徴)を保持・操作する記憶貯蔵庫
視・空間スケッチパッド
33
視・空間スケッチパッドの二つの部
受動的視覚貯蔵部、動的空間リハーサル部
34
視・空間スケッチパッドの特徴
関心領域以外の変化に気づきにくい、経験などに基づくトップダウン的処理の影響も受ける
35
視・空間スケッチパッドの心理実験の結果は
空間配置しやすい情報は再生率が高い、2つの視・空間課題を同時に遂行するのは困難
36
空間情報を使う課題をさせるとどうなるか
空間的なイメージを再生しにくくなる
37
イメージについて答えてもらうと左側の空間が無視される
半側空間無視
38
目標に応じて認知・記憶システムを制御するのは
中央制御部、中央実行系
39
中央制御部の働きは
音韻ループ、視・空間スケッチパット、エピソードバッファからの情報を処理する、記憶を保持する機能はない、読解・推論・計算などの高次認知機能に関与し、新しい知識の獲得や問題行動に貢献して目標志向的な行動を支えている
40
中央実行系の機能
注意の焦点化、注意の分割、課題のスイッチング、長期記憶とのインターフェース
41
ランダムな数字を言う課題で他のことを考えるとどうなる
ランダム性が低くなる、中央制御部の働きが低下する
42
文字の色と文字情報の不一致による色情報の反応遅れ
ストループ干渉
43
文字の色と文字情報の不一致による文字情報の反応遅れ
逆ストループ干渉
44
それぞれ
CE中央制御部、AR調音リハーサル部、PS音韻貯蔵、IS動的空間リハーサル部、VC受動的視覚貯蔵部
45
記憶は短期記憶から長期記憶へ機械的に転送されるのではなく刺激の水準によって記憶成績が違うことを示したモデルは
処理水準(LOP)モデル、処理の深さモデル
46
よく記憶されるのは
深い意味的処理
47
記憶されにくいのは
感覚的処理
48
処理水準に関する実験ではどのような結果が出たか
処理水準が高いほど成績がいい
49
符号化されるときの文脈と想起するときの手がかりとなる文脈が一致するかどうかが、記憶に影響を与える原理は
符号化特殊性原理
50
同時に経験した刺激のことを
文脈
51
学習時の部屋のような文脈は
外的文脈
52
体の状態は 文脈
内的文脈
53
学習時の環境について、再認課題と再生課題ではどうか
再生には影響するが再認には影響しない
54
形態処理や音韻処理が重要であるような課題をテスト段階で用いる場合、符号化時に形態処理や音韻処理を行った方が、意味処理を行った時よりも再認成績が高いことをなんと言うか
転移適切処理
55
ワーキングメモリから情報が送られ、永続的かつほぼ無制限に情報を保持することができる記憶
長期記憶
56
長期記憶が無制限について
神経回路が変化して元に戻らない、脳全体で約1ペタバイト
57
長期記憶には二つ種類がある
宣言的記憶、手続き的記憶
58
意識できる記憶、顕在記憶、想起を伴い言葉やイメージで表現可能な記憶
宣言的記憶
59
宣言的記憶の種類
エピソード記憶、意味記憶
60
意識されない記憶、潜在記憶、想起に伴わず活動の認知や行動のレベルでの情報処理に関連した記憶
手続き的記憶
61
手続き的記憶の種類は
技の記憶、プライミング、古典的条件付け、非連合学習
62
プライミングとは
刺激に関連して呼び起こされる記憶
63
類似した出来事の経験回数が多くなるとどうなるか
意味記憶の強度が上がり、エピソード記憶の強度は下がる
64
顕在記憶課題として挙げられるのは
再生法、再認法
65
潜在記憶課題としてあげられるのは
プライミング課題、技能学習課題
66
再生法3つ
系列再生法、自由再生法、手がかり再生法
67
プライミング課題3つ
知覚的プライミング、非言語的プライミング、概念的プライミング
68
プライミング効果の種類
直接プライミング効果、間接プライミング効果
69
知覚的プライミング
単語同定課題、単語完成課題、語彙決定課題
70
非言語的プライミング 実験
部分絵画命名課題
71
概念的プライミング 課題
語連想課題、カテゴリー事例生成課題
72
記憶の加齢効果が大きいのは
意味記憶、エピソード記憶
73
記憶の加齢効果が小さいのは
再認課題、潜在記憶
74
情報の保持の形式
記憶表象
75
記憶表象二つ
命題説、二重符号化理論
76
自由再生法の成績はどのようになる
絵>具象語>抽象語
77
心の中のスクリーンにイメージを投影して考える
心的比較
78
心的比較のあっと驚く不思議
スクリーンの中で小さいものは見にくい
79
イメージ走査について
イメージの中での焦点の移動も遠いほど時間がかかる
80
記憶表象はどんな性質を持つか
アナログ的性質
81
出来事を場所と共に覚える
場所法
82
未来に行うべき行為の記憶
展望的記憶
83
展望的記憶の種類
時間ベース、事象ベース
84
展望的記憶の研究法
日誌をつける方法、課題を実行してもらう方法
85
展望的記憶の特徴
記憶の方略に関する知識などのメタ認知と関連、加齢で時間ベースの展望的記憶の成績が落ちる
86
加齢により何がしにくくなるか
自己開始型処理
87
ショッキングな出来事は高い関心度によって記憶されやすいが、必ずしもリハーサル回数が多いわけではない
フラッシュバルブメモリ
88
人生で経験した出来事に関する記憶、エピソード記憶の一種
自伝的記憶
89
3歳前の記憶は非常に少ない
幼児期健忘
90
10〜30歳の記憶が多い
レミニセンス・パンプ
91
コンウェーによる階層モデル
第一層人生のテーマと時期、第二層一般的な出来事、第三層出来事固有の知識
92
動的な記憶の再構成
想起体験
93
目撃記憶に影響を与える要因・性質
符号化・保持、検索、面接法
94
目撃知覚
目撃者の特徴、犯人の特徴、現場の要因
95
ストレスの影響で凶器のことしか覚えてないこと
凶器注目効果
96
別の時点で見かけた人を混同する現象
無意識転移
97
質問に埋め込まれた情報が想起に大きな影響を与える
誤導情報効果
98
認知面接法で大切なこと
開かれた質問をする、想起を援助するような質問をする、思いのまま自由なやり方で事件を表現してもらう
99
偽りのエピソードについて思い出してもらうことで詳細で確信のある記憶が生じる実験を
偽りの記憶形成実験
100
想像を膨らませることによって確信度が高くなる
イマジネーション膨張