第3類の危険物は、自然発火性物質および禁水性物質である。

自然発火性とは、空気中において発火するものである。

禁水性物質とは、水と接触して、発火または可燃性ガスを発生する。

黄リンは、自然発火性物質である。

リチウムは、禁水性物質である。

禁水性物質は、水との接触を避ける。

自然発火性物質は、空気との接触を避ける。

自然発火性物質は、炎、火花、高温体との接触、加熱をさける。

第3類危険物は、湿気を避け、容器を密封する。

3類の危険物は、換気の良い冷暗所に保管する。

第3類の物品のうち一部のものは、不活性ガス中で貯蔵したり保護液の中に小分けして貯蔵したりする。

第3類危険物のほとんどが、禁水性の性質があるため、水系、泡系の消火器を使えない。

乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩は、第3類すべての消火剤として利用できる。

カリウム、ナトリウムは、イオン化傾向が大きく、1価の陽イオンになりやすい。

カリウム、ナトリウムは、酸化されやすく、水と接触すると激しく反応する。

カリウムは、銀白色の柔らかい金属である。

カリウムの比重は、0.86、融点は、63.2℃である。

カリウムは、吸湿性、潮解性がある。

カリウムは、アルコールに溶けて水素と熱を発生する。

カリウムは、融点以上に加熱すると、紫色の炎を出して燃焼する。

カリウムは、空気に接触すると、すぐに酸化する。

カリウムは、金属(鉄、銅など)を腐食する。

カリウムは、ハロゲン化物と激しく反応する。

カリウムは、有機物に対して強い還元作用を示す。