鉄筋コンクリート部材に圧縮鉄筋を配置すると、コンクリートの負担圧縮応力が小さくなる。

はりや柱では、せん断破壊ではなく、曲げ破壊するように配筋する。

せん断補強筋は、せん断耐力を増大させ、主（鉄）筋の座屈を防ぐために用いられる。

鉄筋比が同じはりの曲げひび割れ幅を小さくするために、主（鉄）筋の径を大きくした。

曲げひび割れ幅を小さくするためには、主（鉄）筋の応力度を小さくすることが有効である。

曲げ耐力を大きくするためには、断面の幅を大きくするよりも有効高さを大きくすることが有効である。

主（鉄）筋の継手位置は、引張応力が最大となる位置に設けるのがよい。

一般に、せん断破壊よりも曲げ破壊が先行して生じるように設計するのがよい。

ひび割れは、はりの引張応力縁から鉛直に発生する。

ひび割れ幅は、引張鉄筋量が多い方が小さくなる。

ひび割れ本数は、引張鉄筋量が同じ場合，細径の鉄筋を用いた方が多くなる。

ひび割れ発生荷重は、引張鉄筋量に比例して大きくなる。

主（鉄）筋は、圧縮力を分担しない。

コンクリートと主（鉄）筋の界面には、付着力が生じない。

コンクリートは、引張力を分担する。

帯（鉄）筋は、せん断力を分担する。

断面を小さくできるので、スパンの大きなコンクリート橋梁に適している。

曲げモーメントが卓越するはり部材より、軸圧縮力が卓越する柱部材に適している。

プレテンション方式は、工場製品の製造に適している

ポストテンション方式は、大型のプレキャスト部材の現場での組立・接合に適している。

部材に導入されたプレストレスは、コンクリートの乾燥収縮やクリープによって時間の経過とともに減少する。

部材に導入されたプレストレスは、PC 鋼材のリラクセーションによって時間の経過ととも に増大する。

プレテンション方式においては、コンクリートとPC 鋼材との付着によってコンクリートにプレストレスが導入される。

ポストテンション方式においては、緊張されたPC 鋼材を定着具でとめることによってコンクリートにプレストレスが導入される。

コンクリートのクリープや乾燥収縮によって、時間の経過に伴いプレストレスが増大する。

常時荷重下でコンクリートに引張応力が生じないようにする設計種別を，フルプレストレスという

プレテンション方式では、PC鋼材端部に定着部を設けない。

ポストテンション方式のボンド工法では、PC鋼材を定着した後、シース内部にグラウトを充填する。

鉄筋は空気中ではさびるが、アルカリ環境下にあるコンクリート中に埋め込めば、さびは生じにくい。

鉄筋とコンクリートの付着強さは、協同して外力に抵抗するため十分に大きい値を持っている

コンクリートと鉄筋のヤング係数はほぼ等しいので、その差を設計で考慮する必要はない。

鉄筋の熱膨張係数はコンクリートの熱膨張係数とほぼ等しいので、その差を設計で考慮する必要はない。

鉄筋コンクリート柱では、鉄筋は圧縮力を受け持たないものとして設計する。

偏心圧縮力を受ける鉄筋コンクリート柱では、断面内に引張応力が発生することがある。

軸圧縮力のみを受ける鉄筋コンクリート柱では、鉄筋とコンクリートの応力はほぼ等しい。

柱に作用する圧縮力は、軸方向鉄筋で囲まれた部分のコンクリートで負担する。

断面は、曲げモーメントを受けた後も平面を保持するものとする。

中立軸から圧縮側に等しい距離にある鉄筋と，コンクリートの軸方向ひずみは等しい。

鉄筋コンクリートのはりでは、引張側の部分のコンクリートは、引張力を受け持たないもの として設計する。

はりの軸方向筋は主としてせん断力に対して、またスラーラップ（あばら筋）は曲げモーメ ントに対して設計する。

持続荷重の作用を受ける鉄筋コンクリートはりのたわみは、コンクリートのクリープのため、時間と共に増加する。

鉄筋コンクリートはりの破壊時のたわみは、曲げ破壊する場合の方がせん断破壊する場合よりも大きい。

鉄筋コンクリート部材の変形は、鉄筋およびコンクリートのそれぞれの断面積およびヤング係数に関係がある。

鉄筋コンクリート部材が乾燥収縮を受けると、鉄筋に引張応力が生じる。