問題一覧
1
バリスムスが見られる時、どこの病変を疑うか
視床下核
2
小脳症状を3つ答えよ
①企図振戦 ②ジスメトリー ③変換運動障害
3
深部腱反射は①の病変で亢進、②の病変で低下、消失する
錐体路, 末梢性
4
ロンベルグ検査は①、②の障害により位置覚が障害されると陽性になる
末梢神経, 脊髄後索
5
筋ジストロフィーで見られる歩行は
動揺性歩行
6
鶏歩が見られる場合疑う麻痺は
腓骨神経麻痺
7
小脳疾患では①様歩行を呈する
酩酊
8
バビンスキー徴候は①病変で見られる
錐体路
9
ラクナ梗塞は①支配領域に一致した直径②未満の③梗塞
①穿通動脈②1.5cm③皮質下
10
橋出血で特徴的な所見は
四肢麻痺、縮瞳、眼球下方動揺
11
くも膜下出血では眼底検査で①を認めることがある
網膜前出血
12
筋トーヌス検査で痙直、固縮、低下のそれぞれで示唆されるのはどこの病変か
痙直→錐体路、固縮→錐体外路、低下→小脳病変や末梢神経病変
13
川崎病と診断される6症状を答えよ
①持続する発熱②眼球結膜充血③口腔所見④不定形発疹⑤四肢末端の変化⑥リンパ節腫脹
14
溶連菌により発生する二次疾患を2つ答えよ
リウマチ熱(抗菌薬にて予防する) 急性糸球体腎炎(予防不可)
15
川崎病の治療を答えよ
免疫グロブリン大量投与+アスピリン 免疫グロブリン不応が予想される場合はステロイド併用
16
上腕骨顆上骨折の合併症で重篤なものは
フォルクマン拘縮
17
手関節を背屈させると痛みが誘発される疾患は
上腕骨外上顆炎(テニス肘)
18
肘部管症候群とは①徴候がみられる、②麻痺である
①Tinel ②尺骨神経
19
橈骨遠位端骨折では、何麻痺を合併するか
正中神経麻痺
20
手根管症候群ではどこの痺れが見られるか
母指から環指の橈側(正中神経の支配領域)
21
デュケルバン病では、手をどのように動かすと痛みが増強するか
母指と一緒に手首を小指側に曲げる
22
急性中耳炎の重症の場合の治療は
鼓膜切開と抗菌薬
23
急性中耳炎の合併症で、耳介部の発熱腫脹を来すものは
乳様突起炎
24
滲出性中耳炎の診断は貯留液の確認や何で判定されるか
ティンパノメトリー
25
反復性中耳炎や難治性中耳炎の場合に行われる治療は
鼓膜チューブ留置
26
慢性穿孔性中耳炎や真珠腫性中耳炎の症状は
難聴と耳漏
27
真珠腫性中耳炎は進展すると骨破壊が起こりどのような症状をきたすか
めまい、髄膜炎、顔面神経麻痺
28
急性難聴で伝音性難聴と感音性難聴のそれぞれの疾患を2つずつ答えよ
急性:急性中耳炎、滲出性中耳炎、耳垢閉塞 慢性:メニエール病、突発性難聴
29
突発性難聴の治療は
14日以内にステロイドを投与
30
小児の片側性膿性鼻汁で疑われるのは
鼻腔異物
31
咽頭痛を症状とする緊急治療を要する疾患を2つ答えよ
急性喉頭蓋炎、扁桃周囲腫瘍
32
めまいが日単位で起こる場合に疑う疾患を2つ答えよ
前庭神経炎、脳梗塞
33
前庭神経炎は①を前駆症状として発症し②症状を伴わない③性のめまいである
①上気道炎 ②蝸牛 ③回転性
34
顔面神経麻痺で、ベル麻痺とハント症候群ではどちらの予後が悪いか
ハント症候群
35
緑内障の種類を3つ答えよ またそのうち治療しなければ数日で失明するものは
開放隅角緑内障 正常眼圧緑内障 閉塞隅角緑内障
36
網膜剥離の術式を2つ答えよ
強膜内陥術 硝子体手術
37
全ての肺炎菌に効果のある薬剤は
レボフロキサシン
38
セプシスの状態と思われたら行う検査は
血液培養 尿培養、尿検査 胸部レントゲン
39
qSOFAの基準を答えよ
意識障害:GCS15点未満 収縮期血圧:100mmHg以下 呼吸数:22回/分以上 のうち2項目
40
蜂窩織炎の起炎菌と選択抗菌薬は
黄色ブドウ球菌、β溶連菌 セファゾリン
41
梅毒の治療薬は
ペニシリン
42
HIV患者に多い髄膜炎の起炎菌は
クリプトコッカス
43
早期がんは①内にとどまっているがんである
粘膜と粘膜下層
44
抗がん剤の種類を6つ答えよ
アルキル化薬 抗生物質 白金製剤 代謝拮抗剤 トポイソメラーゼ阻害薬 微小管作用抗がん剤
45
白金製剤であるシスプラチンの主な副作用は
腎障害
46
5-FU、ゲムシタビン、メトトレキサートはどの抗がん剤の種類に分類されるか
代謝拮抗剤
47
ゲムシタビンを投与する際の注意点は
半減期が短いため30分で投与
48
メトトレキサートを投与したあとに投与される薬剤は
ロイコボリン
49
微小管作用抗がん剤のドセタキセルを投与する際に注意する副作用は
アナフィラキシーショック (溶媒に油やアルコールが使用されているため)
50
微小管作用抗がん剤であるタキサンの主な副作用は
脱毛
51
トポイソメラーゼ阻害薬であるドキソルビシンの主な副作用は
心毒性
52
白金製剤であるオキサリプラチンの主な副作用は
末梢神経障害
53
5-FUの主な副作用は
骨髄抑制、下痢
54
ほとんどの抗がん剤で起こり得る骨髄抑制に対して投与するのは
G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)製剤
55
分子標的薬の分類を2つ答えよ
抗体薬(大分子)〜mab シグナル伝達系阻害薬(小分子)〜ib
56
がんによる骨破壊に対して投与される薬剤は
抗RANKL抗体
57
陳旧性心筋梗塞で見られる特徴的な波形は
QS波 異常Q波
58
狭心症の可能性が高い波形はどれか
真ん中2つ 水平型、下降型
59
巨大陰性T波が見られる時に考えられる病態は
肥大型心筋症
60
トルサド•デ•ポアンに先行して出る心電図波形は
QT延長
61
インスリンが働く臓器を全て答えよ
肝臓 脂肪 筋肉
62
インスリンの分泌を促進するホルモンは
インクレチン
63
インスリン分泌促進系の薬剤を、3つ答えよ
スルホニル尿素薬(SU薬) 速効型インスリン分泌促進薬:グリニド薬 DPP-4阻害薬
64
敗血症の定義と診断に用いるスコアは
定義:感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされる状態 SOFAスコア
65
敗血症性ショックの診断は
適切な輸液にも関わらず、平均血圧65mmHg以上を維持するために循環作用薬を必要とし、かつ血清乳酸値が2mmol/Lを超える
66
CRT(Capillary refilling time)の見かた
爪床を5秒間圧迫後、2秒以内に色が戻るかを見る
67
舌をベーと突き出して見えた軟口蓋の状態で分類するスコアは
マランパチスコア
68
ショックの種類を4つ答えよ
循環血液量減少性ショック 血液分布異常性ショック 心原性ショック 心外閉塞•拘束性ショック
69
qSOFAの基準を答えよ
GCS15未満 収縮期血圧100以下 呼吸数22以上 のうち2項目を満たす
70
急性心筋梗塞の症状の特徴は
30分以上続く胸痛(圧迫感)発汗、嘔吐、顎や、左肩の放散痛
71
大動脈解離の症状の特徴は
30分以上続く裂かれるような移動性の胸痛や背部痛
72
肺塞栓の症状の特徴は
30分以上続く胸痛と呼吸困難
73
浮腫の原因となる病態
毛細血管内圧の増加 血漿の膠質浸透圧の減少 間質液膠質浸透圧の増加 毛細血管の透過性の亢進 リンパ液が回収されない
74
縦隔陰影で、右第1弓、第2弓、左第1弓、左第4弓を反映しているのは何か
右第1弓 上大静脈 右第2弓 右心房 左第1弓 大動脈 左第4弓 左心室
75
AMI発症直後から3時間以内に上昇する血液検査項目は
白血球 心筋クレアチニンキナーゼ ミオグロビン クレアチニンキナーゼ トロポニンT トロポニンI
76
冠動脈を答えよ
右冠動脈 左冠動脈前下行枝 左冠動脈回旋枝
77
右心不全で見られる病態は
頸動脈怒張 下肢浮腫 胸水 腹水 肝腫大
78
左心不全で見られる胸部所見は
心濁音界の拡大 心拍動の左方偏位 Ⅱ音、Ⅲ音の聴取
79
Forrester分類のⅠ〜Ⅳ群の各治療を答えよ
Ⅰ群 不整脈管理 β遮断薬の投与 Ⅱ群 利尿薬 血管拡張薬 Ⅲ群 補液 ドパミン、ドブタミン ペーシング Ⅳ群 カテコラミン ジギタリス 血管拡張薬 利尿薬 大動脈内バルーンパンピング(IABP)
80
高血圧治療薬を7種類答えよ
Ca拮抗薬 ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬) ACE阻害薬 SAB(選択的アルドステロン受容体拮抗薬) 利尿薬 β遮断薬 α遮断薬
81
Ca拮抗薬の作用と主な薬剤と禁忌を答えよ
血管拡張 ニフェジピン アムロジピン 房室ブロック
82
ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)の主な薬剤と禁忌を答えよ
ロサルタン カルデサルタン オルメサルタン 妊婦、高カリウム血症 両腎動脈狭窄
83
ACE阻害薬の主な薬剤と副作用
エナラプリル トランドラプリル イミダプリル 空咳、高カリウム血症 血管浮腫
84
β遮断薬の作用機序と主な薬剤と禁忌は
β1受容体を遮断して心拍出量を低下させ、レニン分泌も抑制する。 アテノロール ビソプロロール カルベジロール 喘息 房室ブロック 末梢神経障害
85
α遮断薬の作用機序と主な薬剤は
血管平滑筋のα1受容体を遮断して血管抵抗を下げる ドキサゾシン
86
頻脈性不整脈 PAC PSVT PVC とは
心房期外収縮 発作性上室頻拍 心室期外収縮
87
カテーテルアブレーションの適応は
WPW症候群 房室結節リエントリ頻拍 AF AFL
88
ペースメーカーの適応は
めまい、失神を伴う徐脈 3秒以上の心停止 HR<40 Ⅲ度房室ブロック MobitzⅡ型
89
ペースメーカーのモードの意味は
刺激する部位 感知する部位 抑制、同期、両方 A:心房 V:心室 D:両方
90
不整脈治療薬を7つ答えよ
Naチャネル遮断薬 Kチャネル遮断薬 Ca拮抗薬 A₁(アデノシン)受容体刺激薬 M₂(ムスカリン)受容体刺激薬 β遮断薬 M₂受容体遮断薬
91
不整脈治療薬のヴォーン・ウィリアムズ分類のⅠ〜Ⅳ群に使用する薬剤は
Ⅰ群 Naチャネル遮断薬 Ⅱ群 β遮断薬 Ⅲ群 Kチャネル遮断薬 Ⅳ群 Ca拮抗薬