問題一覧
1
整形外科とは元々子供の…
子供の変形を矯正し、予防すること
2
整形外科と美容整形の違い
整形外科 ⬇️ ※定義 一言で言うと「骨、関節、靭帯、筋、末梢神経、脊髄など『運動器』に関わる疾患および外傷を扱う科」とされる ・運動機能を元に回復させる ・残った機能を最大限活用して、元の状態に近づける ・痛みの改善 美容整形→身体各部における表面の器官、組織(眼、鼻、顔面、皮膚など)の形成(一重瞼、低鼻、皺など)について、形状をより美的に形成する
3
骨強度にかかわる要素(国試) ※分かりませんでしたすみません。
不明です。 要素としては「骨密度」と「骨質」
4
骨組織(骨を形成する、矯正する)3つの細胞
骨芽細胞 破骨細胞 骨細胞
5
海綿骨、皮質骨の組成比率(%)の違い(各部位で)
皮質骨が全骨量の80% 海面骨が全骨量の20%
6
軟骨組織の種類
硝子軟骨 線維軟骨 弾性軟骨
7
?関節軟骨の弾力性にかかわる成分(ヒアルロン酸、コラーゲンの種類)
??
8
MRIの禁忌
ペースメーカー装着者 動脈クリップ装着者:昔のもの 胎児:安全性が確立してない 妊娠中:安全性が確立してない 身体に金属装着者 閉所恐怖症者 入れ墨者:熱傷をおこしたり絵が崩れる
9
牽引療法を用いる疾患
スピードトラック牽引→上腕骨顆部骨折、股関節疾患 頚椎持続(グリソン)牽引→頚部の安静 頚椎牽引→頚椎疾患 骨盤(腰痛)間歇牽引→腰椎疾患 腰椎持続牽引 コトレル牽引→側弯症 大腿骨骨折直達牽引 右前腕骨折直達牽引 頭蓋直達牽引→頚椎脱臼骨折 Halo牽引
10
ギプス固定後の注意する3つの障害
循環障害(皮膚の色、皮膚温に注意) 神経障害(しびれ、手術、足趾の動き) 皮膚障害
11
変形性膝関節症に関して(国試) ※解説に国試問題あります。
原因→体重増加、筋力低下 女性に多い→骨粗鬆症の関与 膝関節の弛緩性が大きい 閉経後のエストロゲンの低下 関節裂隙失消、骨頭変形破壊、骨硬化
12
神経筋疾患に用いられる検査(筋電図など)
・運動神経伝導速度測定(MCV) ・知覚神経伝道速度測定(SCV) ・筋電図 ・F波と末梢神経中枢側潜時
13
神経断裂
☆Neurotmesis(神経断裂) (Neurapraxia(一過性伝導障害)) (Axonotmesis(軸索断裂))
14
可動関節構成要素
関節軟骨、関節包(joint carsule)、関節腔(joint cavity)、関節液(滑液:Synovial fluid)、滑膜(Synovia)
15
関節拘縮と関節強直の違い
関節拘縮→「可動域の制限された状態」関節包、靭帯が短縮したり癒着して起こる 関節強直→「関節包内」の構成体である軟骨、骨、滑膜の病変によって起こる「可動域停止」 (骨性強直:相対する関節面の骨組織の癒合) (繊維性強直:滑膜や軟骨の癒着)
16
筋収縮について
①筋小胞体からのCa2+の放出 ②Ca2+のトロポニンへの結合 ③トロポミオシンの変形 ④アクチンとミオシンの再接触 ⑤ミオシン頭部からATPase放出 求心性収縮→筋収縮の方向と運動方向が同じ 遠心性収縮→筋収縮の方向と運動方向が逆 等尺性運動→筋収縮に伴い運動を伴わない 等張性運動→筋肉の緊張の程度は同じ運動を伴う
17
創外固定を用いる疾患
下腿骨折 脚長差(3cm以上) 変形矯正 偽関節 関節拘縮 低身長 関節固定 開放性骨折
18
滑膜切除術を行う疾患
関節内炎症性疾患で滑膜に病変があるものが適応 ・関節リウマチ ・化膿性関節炎 ・結核性関節炎
19
変形性脊椎症・関節症(ヘバーデン結節?)
変形性脊髄症 ⬇️ 椎間板が退行変性した状態。 骨棘が形成される 関節症 ⬇️ へバーデン結節:指の第1関節が変形し曲がってしまう原因不明の疾患。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブができるのが特徴
20
人工関節で最も多い種類
人工膝関節 人工股関節
21
ガス壊について(菌は一種類じゃない)
起炎菌によりクロストリジウム性と非クロストリジウム性に分けられる クロストリジウム性 ↓ Clostridium perfrinjensなど… Welch菌(著名なガス発生)、Novy菌(高度の浮腫特徴) 非クロストリジウム性→大腸菌、嫌気性連鎖球菌、クレブシェラ属菌など…
22
偽痛風(結晶の形、年齢、蜂窩織炎との鑑別)
結晶の形→ピロリン酸カルシウム(Ca2、P2、O7、2H2O)(CPPD)が原因となって痛風に似た急性関節炎をおこす 年齢→高齢者に多い 鑑別→化膿性関節炎
23
関節リウマチの代表的な変形
指尺側偏位 白鳥の首(スワンネック) Z状変形 ボタン穴変形 ムチランス型 オペラグラス手 外反母趾 趾変形(ハンマー趾、マレット趾、鉤状趾)
24
コーレス骨折 ※特徴
・転倒して手掌から地面についておこる。 ・高齢者や10歳前後の子供に多い。 ・遠位の骨片が背側へ転位している。 ・末梢の骨片が背側へ転位。 ・骨折によりフォーク状に変形している。 分類 ①単純型 ②関節面の転位を伴わない粉砕骨折 →前腕ギプス固定 ③関節面の転位を伴う粉砕骨折 →前腕中間位-回内位、手関節を軽度掌屈尺 屈で上腕ギプス固定。その後前腕ギプス
25
半月板の構造 ※国試
外側半月板は外側側副靱帯に付着しない
26
筋性斜頚(右が患側だったらどっちに頭向く?)
患側と反対側に顔を向け、同側に頚が傾く形。 右が疾患だった場合→左に顔を向けて、右に首が傾く。 左が疾患だった場合→右に顔を向けて、左に頚が傾く。
27
DDH(発達性股関節形成不全)について
周産期及び出生後の発育過程での(亜)脱臼 男女比は1:9 半数は両側性 頻度は出生1000人に対して1-3人 (高度の脱臼例は先天性多発性関節拘縮やLarsen症候群の可能性) 遺伝的要因→大腿骨・骨盤の形態、関節弛緩性 関節弛緩性の関与→妊娠末期に母親からリラキシン分泌亢進 力学的要因→骨盤位では正常分娩の約10倍に発生。出生後のおむつの装着法の謝り
28
DDH(発育性股関節形成不全)で使用される装具は?
リーメンビューゲル法
29
軟骨無形成症(遺伝、小人症)
肢短縮型低身長 出生1人/2-3万人 ☆遺伝→常染色体優性遺伝 軟骨内骨化障害 大きな頭蓋、頭頂部突出、鼻根部陥凹、鞍鼻 ☆低身長(17歳時の平均身長) 男性 130cm 女性 124cm (O脚またはX脚、胸腰椎移行部の亀背、発達性脊柱管狭窄、大後頭孔狭窄、知能正常も言語発達遅延あり、指骨は短く太い、三尖手、骨幹端部の拡大)
30
シンスプリント(誰のどこに好発)
誰→中・高校生くらいの女性に多い どこに→脛骨中央-遠位1/3部の後方内側、前脛骨筋部、骨膜に痛みが生じる
31
急性化膿性骨髄炎(汚溝はどんなん?子供は二次感染)
汚溝→腐骨と骨きゅう間の膿 二次感染→血行性感染 子供の急性化膿性骨髄炎→ハバース、フォルクマン管を通って皮質骨を貫き、骨膜下に達する骨膜下膿瘍
32
原発性骨腫瘍(好発年齢、部位、性別、悪性度の種類)
好発年齢→10-20歳代 部位→膝周辺 性別→男性にやや多い 悪性度の種類 ⬇️ 高度集積→骨肉腫、Ewing肉腫、悪性線維性組織球腫 中等度集積→軟骨肉腫 集積に乏しい→脊索腫、骨髄腫
33
滑膜肉腫は内側にできるのか外側にできるのか
外側
34
骨粗鬆症とは
・骨梁数の減少 ・骨梁幅の減少 ・骨梁の連結数の減少 脊椎圧迫骨折をおこす 大腿骨頸部骨折をおこす
35
頭椎の外傷(椎骨動脈の走行で気を付けないといけないこと、環軸関節回旋固定症)
椎骨動脈→High-riding:内側、後方、尾側 環軸関節回旋位固定症→小外傷や頚部周囲の炎症による(咽頭炎、中耳炎:発熱、感冒様症状に注意)環軸関節の非称性、回旋性亜脱臼。 急激な斜頸位の固定と頚部痛。 小児に多い。
36
腰椎間板ヘルニアの好発部位とテスト名
好発部位→L5/S1、L4/L5次にL3/L4 テスト名→SLRTテスト
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骨盤製離骨折
・筋収縮によって起こる骨折。OKCでの過剰な求心性収縮による。 ・「縫工筋」収縮による上前腸骨棘骨折、「大腿直筋」収縮による下前腸骨棘骨折、「ハムストリング」収縮による坐骨結節骨折が代表
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特発性側弯症は装具を使用すれば治る
✕
39
離板損傷 とは (ドロップアームサインとは何か)
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の大結節を中心とした付着部周辺こ断裂。 (棘上筋が最も断裂しやすい) ドロップアームサイン→急性期、外傷直後に陽性になりやすい。断裂が大きくても起こる。 上肢を外転内旋90位に挙上させ、ゆっくり上肢を下ろすように支持するとできない。
40
外傷性肩関節脱臼について
腱板広範囲損傷、関節窩骨折、大結節骨折の影響が大きい 外傷性脱臼の45%を占める 前方脱臼 約90% 後方脱臼 約2-3% 上方脱臼 極めて稀 垂直脱臼 極めて稀
41
上腕骨顆上骨折の合併症
Volukmann拘縮 変形治癒 内反肘 肘関節強直 筋損傷、神経麻痺→橈骨神経、正中神経 無腐性壊死 滑車
42
頭椎損傷の原因と固定法 棘突起の骨折の原因 ハングマン骨折の原因
頚椎損傷→原因:Hangman骨折(頚椎の過伸展と伸延力による。過屈曲でおこることもあり) 固定法:Halo-vest 棘突起骨折→原因:直達外力
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手の舟状骨骨折ではMRIは有用か
○
44
舟状骨骨折でのアナトミカルスナフボックスとは何か?
長母指屈筋と長母指外転筋間にできる陥凹。 そこに圧痛があれば舟状骨骨折を疑う。
45
脊髄損傷(好発部位、高齢者は?、呼吸できるレベルはどこ)
好発部位→中下位頚椎と胸腰椎移行部 高齢者→転倒、転落による 呼吸できるレベル→C4から下
46
末梢神経診断テストの種類 (肘部管症候群からも出します)
テストの種類 ⬇️ Infraspinatus test(棘下筋テスト) 肘部管症候群→尺骨神経溝付近にTinel sign 指交叉が出来ない。 Elbow full finger test手関節伸展位で肘を最大屈曲位で5分間維持させると環・小指に痺れ Wartenberg sign 骨間筋麻痺により指を伸展させると小指が離れる
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?腱靱帯疾患とテスト(組み合わせで出す)
?
48
疲労骨折(跳躍型、疾走型とか) ・脛骨疲労骨折 ・腓骨疲労骨折 ・中足骨疲労骨折 ・足舟状骨疲労骨折 ・踵疲労骨折 ・尺骨疲労骨折 ・肋骨疲労骨折
種類 ・脛骨疲労骨折→☆近位1/3疾走型 ☆中央1/3跳躍型 ☆遠位1/3疾走型 ・腓骨疲労骨折→☆近位1/3跳躍型 ・中足骨疲労骨折→第2.3中足骨骨幹部 ・足舟状骨疲労骨折 ・踵疲労骨折 ・尺骨疲労骨折 ・肋骨疲労骨折 ・骨盤疲労骨折 ・恥骨疲労骨折
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ジョーンズ骨折
ジョーンズ骨折とは
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熱傷の治療上の要点(低温熱傷、1度2度3度)
熱傷進達度は写真を見てください。
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熱傷の重症度基準
熱傷の重症度基準は写真を見てください。 熱傷の重症度→熱傷の範囲と合併損傷により決まる。 Ⅱ度、Ⅲ度合わせて大表面積の15%受傷は重症。 熱傷の重症度→熱傷の範囲と合併損傷により決まる。 Ⅱ度、Ⅲ度合わせて大表面積の15%受傷は重症。
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アキレス腱断裂の特徴と治療
歩行は可能だけどつま先立ちは出来ない。 スポーツ時の受傷に多い 30-40歳の男性に多い Thompson test(把握テスト) ⬇️ 下腿三頭筋を掴んで反射的に足部が底屈すれば正常だが、動かなければ陽性。 治療 保存療法→底屈位ギプス、装具、女性やスポーツ活動をしないもの 手術療法→腱縫合術(再断裂に注意 術後5-8週 5-6%)短期での筋力獲得には優れる
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骨形成不全(国試、タイプによって予後変わる、遺伝性疾患、骨折しやすい1型コラーゲン異常)
タイプ Ⅰ型-IV型→優性遺伝85% V型-X VI→劣勢遺伝 15% の16種類に分類。遺伝性疾患。 Ⅰ型が全体の50%を占める Ⅲ型が最も重症 コラーゲン 90%がⅠ型コラーゲンの質的・量的異常 骨基質内の正常Ⅰ型コラーゲンが低下、Ⅲ・IVコラーゲンの相対的増加。
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閉鎖神経(今年の国試、閉鎖乳通る、支配筋、仙骨神経から出る、麻陣による症状)
閉鎖神経はL3、L4の腰神経からなる。 仙骨神経から出る。 骨盤内で腰筋からでて、閉鎖孔を通って股関節内側後方から骨盤外に出る。 閉鎖神経麻痺→骨盤内腫瘤などの圧迫によって起こる。足を内側に閉じることが困難。 支配筋→外閉鎖筋、○長内転筋、○短内転筋、小内転筋、大内転筋、○薄筋、○恥骨筋
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オスグッド病の特徴
☆男児に多い ☆急激な発育による膝蓋腱機構の過緊張に、スポーツ活動による牽引力の繰り返しによる。(身長の伸びが大きい時期) 症状→脛骨粗面部の圧痛、運動痛、腫脹 膝屈曲制限 尻上がり現象 Heel cuttock distance オスグッド病はPhaseⅡに発症多い
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胸郭出口症候群の検査(国試、ルーステスト)
腕神経叢、鎖骨下静脈が前斜角筋、中斜角筋の間・肋骨の間・小胸筋の下層を走行。 神経性は90% 首が長く、なで肩の女性に多い 特殊テスト ・アドソンテスト 頭部を患側に回旋させ、深呼吸 →患側の橈骨動脈の脈拍停止 ・モーレイテスト 鎖骨上窩(斜角筋三角部)で腕神経叢を指で圧迫 →上肢への放散痛 ・ライトテスト 両上肢を外転・外旋 →患側の橈骨動脈の脈拍停止 ・ルーステスト 両上肢を外転・外旋でグーパーを3分間する ・エデンテスト 胸を張り、両肩を後下方に引く →患側の橈骨動脈の脈拍停止 ・アレンテスト 肘90°屈曲・肩外旋、過外転、頭部を反対側に回旋 →患者の橈骨動脈の拍動停止