問題一覧
1
TOTAPSのそれぞれの評価方法は何か?
T(talkー問診) O(Observationー視診) T(touchー触診) A(active Movementー自動運動) P(Passive Movementー他動運動) S(Special testー整形外科的テスト)
2
ABCDEアプローチのそれぞれを答えなさい
A(Air wayー気道の開通性) B(Breatingー呼吸) C(Circulationー循環) D(Disfunction of Central nervous system Disabilityー中枢神経とその他の神経機能) E(Exposure & Environmental controlー脱衣と体温管理)
3
スポーツ傷害とは何か
スポーツ外傷とスポーツ傷害を合わせたもの
4
スポーツ外傷とは何か
転倒、衝撃などの一回の外力により組織が損傷されること。一般的な怪我。
5
スポーツ障害とは何か
明らかな外傷の既往がなく、スポーツを続けることで(通常は繰り返す負荷、慢性的な負荷により)組織が損傷されること。 例)疲労骨折、オスグッド、テニス肘、シンスプリントなど
6
運動連鎖とは何か
連なって配列された複数の関節の連携のこと。
7
運動連鎖OKCとは何か
OKC(Open Kiketic Chain:開放性運動連鎖) 四肢遠位の体節が地面に付いていない状態の運動。 ※MMTでやる筋トレは大体OKC
8
運動連鎖CKCとは何か
CKC(Closed Kiketic Chain:閉鎖性運動連鎖) 四肢遠位の体節が地面に付いている状態の運動 ※腕立て伏せ、スクワッドなど
9
単関節運動とは何か
一度に一つの関節を動かす運動のこと ※中臀筋のエクササイズ、レッグエクステンションなど
10
多関節運動とは何か
多くの関節を一度に動かす運動のこと ※スクワット、ランジなど
11
単関節運動のメリットは何か
比較的容易で集中的に行える
12
単関節運動のデメリットは何か
日常生活やスポーツ動作に反映されにくい、ダイエットに不向き
13
多関節運動のメリットは何か
スポーツに反映されやすい、ダイエットに向いている
14
多関節運動のデメリットは何か
時間がかかる、間違えたやり方だと鍛えられない
15
筋肉の種類を3つ答えなさい
・骨格筋(手足を動かす筋肉) ・平滑筋(内臓の筋肉) ・心筋(心臓の筋肉)
16
骨格筋の種類で遅筋線維について説明しなさい
・タイプⅠ線維 ・色は赤 ・ミオグロビンは多い ・ミトコンドリアは多い ・代謝方法は有酸素(酸素と結びつく) ・収縮速度は遅い ・疲労性は疲れにくい ・筋トレで太さは変化しない ・最大の力を発揮するまで0.1秒かかる
17
骨格筋の速筋線維タイプ2aの説明をしなさい
・色はピンク ・ミオグロビンの量は中間 ・ミトコンドリアの量は中間 ・代謝方法は有酸素と無酸素性 ・収縮速度は速い ・疲労性は疲れやすい ・筋トレで太さが変化する ・最大の力を発揮するまで0.05秒かかる
18
骨格筋の速筋線維タイプ2bを説明しなさい
・色は白 ・ミオグロビンの量は少ない ・ミトコンドリアの量は少ない ・代謝方法は無酸素性 ・収縮速度は速い ・疲労性はとても疲れやすい ・筋トレで太さが変化する ・最大の力を発揮するまで0.0025秒かかる
19
等張性収縮とはどんな収縮か
張力が等しい収縮(力が変わらない)
20
等張性収縮の利点と欠点は何か
利点(可動範囲全体に負荷をかけられる) 欠点(重力によって負荷の変化が出る)
21
等尺性収縮とはどんな収縮か
尺(長さ)が等しい収縮(長さが変わらない)
22
等尺性収縮の利点と欠点は何か
利点(関節に負荷がかかりにくい→固定して圧かける) 欠点(一定の角度しか負荷がかけられない、血圧上がりやすい)
23
等速性収縮(等運動性収縮)とはどんな収縮か
速さが等しい収縮(速さが変わらない)
24
等速性収縮の利点と欠点は何か
利点(求心・遠心性交互に負荷をかけられる) 欠点(場所が特定される)
25
筋トレによる骨格筋の変化を2つ答えなさい
・骨格筋の肥大(1ヶ月は筋肥大が起きず、3ヶ月程度は肥大に期間が必要) ・神経調節機構の発達
26
体力トレーニングの3原理は何か
・過負荷の原理(一定水準以上の運動負荷を与えないと体に変化は起きない) ・可逆性の原理(運動・トレーニングをやめれば運動効果は無くなっていく) ・特異性の原理(運動・トレーニングをした内容に応じて効果が表れる)
27
体力トレーニングの5原則は何か
・全面性の原則(身体能力のバランスよく総合的に高める運動・トレーニングをする) ・意識性の原則(運動・トレーニングの内容、意義、目的を理解して積極的に取り組む) ・漸進性の原則(運動・トレーニングの強度や回数等を体力レベルの向上に合わせて徐々に上げていく) ・反復性の原則(運動・トレーニングを継続して規則的に繰り返し行うこと) ・個別性の原則(個々人の能力・身体特性に合わせてトレーニングを実施する)
28
RICE処置はそれぞれ何か
R(Rest:安静※シーネ固定、テーピング固定など) I(Ice:冷却※氷嚢、氷水で熱感を下げる) C(Compression:圧迫※内出血や腫れを防ぐ) E(Elevation:挙上※患部に血流が流れるのを抑える)
29
炎症の五つの徴候は何か
1、発赤 2、熱感 3、腫脹 4、疼痛 5、機能障害
30
外傷の初期治療で重要なRICEの原則に含まれるのはどれか。全て選べ。
圧迫, 安静, 挙上, 冷却
31
外傷と固定肢位との組み合わせで誤っているのはどれか。全て選べ。
腓骨筋腱脱臼ー足部回内位, 膝蓋骨脱臼ー膝関節屈曲位, 脊椎圧迫骨折ー脊柱屈曲位, 足関節内果骨折ー足関節背屈位
32
頭部外傷で脳以外に影響を及ぼす外傷は何か
・頭皮裂創 ・皮下血腫 ・頭蓋骨骨折
33
頭部外傷で脳に影響を及ぼす外傷(脳実質に問題)は何か
・脳震盪 ・脳挫傷などの脳損傷 ・急性硬膜下血腫
34
脳震盪はどのように引き起こされるか
・頭部への直接的な衝撃 ・体の他の部分への衝撃
35
脳震盪とは何か
・脳の外傷 ・頭部、顔面、頸部または身体の他の部位への直接的な打撃が与えられるか、他の部位の衝撃が加わりそれが脳に伝達されることで発症する ・一般的な画像診断はCTやMRIでは正常 ・意識消失を伴う脳震盪は全体の10%未満
36
脳震盪の症状は何か
頭痛、疲労感、混乱、視野がぼやける、嘔気、ぼんやりする、意識消失、痙攣、足元がふらつく、霧の中にいる感覚など
37
スポーツに関わる頭部外傷で重篤なものは何か
・脳震盪と受傷直後の症状が似ているもの (急性硬膜下血腫) ・繰り返しの衝撃で生じるもの (SIS、脳震盪後症候群、慢性外傷性脳症)
38
脳震盪後の対応は何か
・直ちにプレーから離れさせなければならない ・医学的な評価を受けるまで活動を再開してはならない ・受傷後の24時間は1人にしてはならない ・最初の24時間は禁酒 ・24時間以内は車の運転はダメ ・血流が良くなってしまうだめお風呂もシャワーのみ
39
筋・腱のタイトネステストを4つ答えなさい
・SLR(ハムストリングス) ・エリーテスト(腸腰筋) ・トーマステスト(腸腰筋) ・Oberテスト(大腿筋膜張筋)
40
FTAはどことどこの角度か
大腿骨の長軸と脛骨の長軸のなす角度 ※正常値:170〜175° 内反膝(O脚):FTA≧180° 外反膝(X脚):FTA≦165°
41
ミクリッツライン(下肢機能軸)はどことどこを結んだ線か
大腿骨頭の中心と距腿関節の中心とを結んだ線
42
Q-angleはどことどこを結んだ線との角度か
大腿四頭筋の牽引方向を表す ・上前腸骨棘と膝蓋骨中心を結んだ線 ・膝蓋骨中心と脛骨粗面を結んだ線 ※男性≒10°、女性≒15°
43
内側・外側側副靱帯損傷の整形外科的テストは何か
内・外反ストレステスト
44
半月板損傷の整形外科的テストは何か
・マックマレーテスト ・アプレーテスト
45
前十字靭帯損傷(ACL)の整形外科的テストは何か
・ラックマンテスト ・前方引き出しテスト
46
後十字靭帯損傷(PCL)の整形外科的テストは何か
・サギング徴候 ・後方引き出しテスト
47
膝蓋大腿関節の整形外科的テストは何か
・膝蓋骨圧迫テスト ・膝蓋骨不安定感テスト
48
足関節LHAはどことどこを結んだ線の角度か(アライメント)
荷重時の下腿に対する後足部のアライメント評価 ・下腿下1/3中央部と踵骨隆起部を結ぶ線と踵骨隆起部と踵点を結んだ線との角度
49
Too many toe signはどうなると陽性か
立位で後方から観察したときに健側と比べて指が多く見える場合を陽性とする
50
舟状骨高の求め方は何か
アーチ高率(%)= 舟状骨高(mm)÷足長(mm)×100
51
足関節の整形外科的テストは何があるか
・足関節前方引き出しテスト ・足関節後方引き出しテスト ・足関節内反ストレステスト ・足関節外反ストレステスト ・トンプソンテスト ・ホーマンズ徴候
52
足関節をつま先立ちで捻りやすい理由は何か
つま先立ちの状態では、関節の後方の細い部分が関節に噛み合うことになり、隙間が大きくなるため不安定となり捻りやすい。 内果より外果が低い状態となっており運動軸が傾いているため内側に捻りやすい
53
筋力増強法で誤っているのはどれか
肩腱板損傷術後の棘上筋
54
姿勢のアライメントで全額面において上から順に5ヶ所答えない
1、外後頭隆起 2、椎骨棘突起 3、殿裂 4、両膝関節中心 5、両内果間中心
55
姿勢のアライメントで矢状面において上から順に答えなさい
1、耳垂 2、肩峰 3、大転子 4、膝関節前部 5、外果前方
56
腰椎分離症の整形外科的テストは何か
Kemp Test
57
腰椎椎間板ヘルニアの整形外科的テストは何か
・SLRテスト ・Lasegue(ラセーグ)テスト ・Bragard(ブラガード)テスト
58
脛骨神経痛の整形外科的テストは何か
・Bowstring Sign ・Flip Test
59
大腿神経痛の整形外科的テストは何か
FNSテスト
60
閉塞性動脈硬化症、脊柱管狭窄症の整形外科的テストは何か
Buerger Test ※間歇性跛行、チアノーゼ →下肢の動脈系の疾患に対するテスト (下肢に酸素が足りなくなり痛みが発症する) (血流が悪くなり蒼白になる)
61
仙腸関節に圧迫ストレスをかける整形外科的テストは何か
Newton Test
62
椎間板内圧が高い姿勢は何か
内圧が高くなる動作 →座位での前屈、立位での前屈、座位、荷物を体の前方に持つ姿勢
63
椎間板内圧が上がらない姿勢は何か
臥位
64
L4の支配神経はどこか
前脛骨筋、膝蓋骨腱反射、内果(知覚)
65
L5の支配神経はどこか
長母指伸筋、腱反射なし
66
S1の神経支配はどこか
長・短腓骨筋、アキレス腱反射、外果(知覚)
67
腰椎体操はどれか
Mackenzie(マッケンジー)体操, Williams(ウィリアムズ)体操
68
Williams体操に含まれているのはどれか。2つ選べ。
腹筋強化訓練, 背筋伸張訓練
69
運動療法で正しいのはどれか
等速性運動では低速運動の方が高速運動より大きな筋力が発揮できる