問題一覧
1
脳幹部に存在する脳幹網様体と呼ばれる領域は大脳半球に下行性の刺激を送っている
✕
2
セロトニン作動性ニューロンは脳幹の正中領域に分布し、青斑核を形成する。
✕
3
黒質は線条体との相互作用により運動の調節を行っている。
○
4
青斑核は前脳、小脳、脊髄などの広範にアセチルコリン神経を投射し、特に痛みに対して強い興奮を示す。
✕
5
全身麻酔は意識の消失、通学の遮断、筋弛緩、反射の遮断または均衡の取れた反射の抑制の4つの要素からなる
○
6
バランス麻酔とは目的にあった麻酔薬を単独投与することで、全身麻酔の4大要素の意識の消失、鎮痛、有害反射の抑制、筋弛緩のいずれかを発現させる麻酔法である。
✕
7
全身麻酔では大脳皮質→間脳→中脳→延髄→脊髄の順で抑制する下行性抑制がおこる。
✕
8
バルビツール酸誘導体、プロポフォール、ベンゾジアゼピン系薬物はGABAA受容体に結合しその機能を抑制する。
✕
9
ハロタン系麻酔薬はグリシン受容体チャネルの機能抑制作用、ムスカリン性アセチルコリン受容体抑制作用を示す。
✕
10
ケタミンはグルタミン酸AMPA/カイニン酸受容体を遮断することで意識、記憶、疼痛を抑制する。
✕
11
ハロタンは肝毒性、腎毒性、( )感受性上昇作用をもつことによる( )の誘発が見られたため販売中止となった。
○
12
麻酔の強度は( )で示され低いほど作用が( )。
○
13
亜酸化窒素は血中から肺胞への移行が早いため、吸入中止後に肺胞内酸素濃度が大気中の酸素濃度よりも低下する( )を起こすことがある。
○
14
セボフルラン、イソフルラン、デスフルランは副作用として( )がありこれは筋小胞体カルシウムチャネルである( )の遺伝子突然変異による異常活性化が原因であるためその治療として( )が用いられる。
○
15
セボフルラン、イソフルラン、デスフルランには気道刺激性がある。
✕
16
( )は強力な神経遮断薬と強力な鎮痛薬を併用することで患者の意識は保たれているものの周囲に全くの無関心で鎮静無痛の状態をもたらす静脈麻酔法である。
○
17
神経遮断性麻酔にはブチロフェノン系ドパミンD₂受容体拮抗薬のドロペリドールと麻薬性鎮痛薬のモルヒネが用いられる。
✕
18
神経遮断性麻酔にはジアゼパムと( )の組み合わせも用いられる。
○
19
( )は静脈から投与する薬物だけで麻酔の導入から維持まで行う手法であり、近年最も臨床で用いられる静脈麻酔法である。 組み合わせとしては、静脈麻酔薬の( )、麻薬性鎮痛薬の( )、筋弛緩薬の( )がある。
○
20
全静脈麻酔にケタミンを用いることもある
○
21
プロポフォールは麻酔作用発現が早く回復も早い超短時間型静脈麻酔薬であり、注入時に( )を生じるためリドカイン、フェンタニル、ミダゾラムの前投与やプロポフォールの冷却希釈、太い静脈への投与が試みられている
○
22
プロポフォールは妊産婦や小児にも用いる事ができる。
✕
23
チオペンタールは短時間型の麻酔薬であるが体内薬物量の調節が難しい。その理由を作用機序とともに答えよ。
○
24
チアミラールはヒスタミン遊離作用も有しているため喘息患者に使用すると( )を起こしやすいため禁忌
○
25
ケタミンはNMDA受容体の競合的拮抗薬である
✕
26
ケタミンは視床や新皮質などは抑制するが海馬などの大脳辺縁系が賦活されるため( )と呼ばれている
○
27
ケタミンは脳の手術には向かない、その理由を答えよ。
○
28
麻酔前投薬において鎮痛閾値の上昇を目的とするためにペチジンなどの麻薬性鎮痛薬が用いられる。
○
29
麻酔前投薬として抗コリン薬であるアトロピンが用いられることがある。この理由を答えよ。
○
30
麻酔前投薬において胃液の逆流や上部消化管出血、肺障害を軽減する目的で胃酸分泌を抑制する必要があるがこの際に用いられるのはプロトンポンプ阻害薬である。
✕
31
ベンゾジアゼピン系睡眠薬はバルビツール酸系睡眠薬と比べ( )の抑制が少なく、( )の酵素誘導が起こらないため薬物耐性や薬物相互作用が少ない。
○
32
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用として、睡眠薬の効果が翌日まで持続し、眠気ふらつきなどを引き起こす( )がある。
○
33
ベンゾジアゼピン誘導体による記憶障害は主に( )であり、( )作用型のほうが起こりやすい。
○
34
ベンゾジアゼピン系睡眠薬において急に服用を中断することで服用前よりも強い不眠が出現することを( )といい( )作用型を連用している際に起こりやすい。
○
35
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用としては筋弛緩が挙げられるがこれはα1サブユニット選択性の低い短時間型で出現しやすい。
✕
36
ベンゾジアゼピンα1ザブユニット含有受容体(ω₁受容体)は催眠鎮静作用を媒介し、脊髄、海馬に多く分布する
✕
37
ベンゾジアゼピンα2,3,5,6サブユニット含有受容体(ω₂受容体)は( )、( )作用を媒介し、( )などに分布する
○
38
非ベンゾジアゼピン系のゾルピデムは超短時間型であり、α1サブユニットを有するGABAA受容体に選択的に結合することで、脱力や転倒などのベンゾジアゼピン系の副作用が少ないことが挙げられる。
○
39
ゾピクロンはシクロピロロン骨格を有する非ベンゾジアゼピン系であり、比較的ω₂受容体に結合親和性が高いため筋弛緩や依存性などの副作用が少ないことが挙げられる。
✕
40
ゾピクロンには苦みを感じるといった味覚障害が報告されているがこれはR-ゾピクロンが原因である。
○
41
リルマザホンは超短時間型睡眠薬であり、体内で素早く代謝されて環を巻きベンゾジアゼピン誘導体となって作用を発現する
✕
42
エチゾラム、ブロチゾラムは短時間型ベンゾジアゼピン系睡眠薬であり、睡眠導入剤として使用される。
✕
43
チエノジアゼピン系であるエチゾラムは睡眠導入剤としての使用に加え麻酔前投薬としても用いられる。
✕
44
ニトラゼパムは中時間型ベンゾジアゼピン系睡眠薬であり、筋弛緩作用、抗痙攣作用を持つため抗てんかん薬としての適応をもつ。
○
45
クアゼパムは長時間型ベンゾジアゼピン系睡眠薬であるがα1サブユニットに選択的に結合するため反跳性不眠の副作用をもつ
✕
46
ベンゾジアゼピン拮抗薬であるフルマゼニルはベンゾジアゼピン系による過度の鎮静および呼吸抑制を解除できるが非ベンゾジアゼピン系のゾルピデムなどには使用できない
✕
47
長時間型のバルビツール酸系睡眠薬であるフェノバルビタールはレム睡眠の短縮をするため催眠薬としては使いづらい
○
48
バルビツール酸誘導体の副作用としては( )、( )、( )、( )などがある。
○
49
非バルビツール酸系睡眠薬であるブロモバレリル尿素は鎮静、催眠、抗痙攣作用をもち、バルビツール酸系とことなり、依存性はない。
✕
50
ラメルテオンは視床下部の視交叉上核に存在する( )、( )受容体に作用してサーカディアンリズムを整える作用を持つ。
○
51
デクスメデトミジンは集中治療において理想的な鎮静薬である。その理由を作用機序も含めて答えよ。
○
52
ベンゾジアゼピン誘導体は抗不安薬としても使用されるが、短時間型に加え中時間型も反跳が起こりやすいことが挙げられる
○
53
ヒドロキシジンは第一世代のヒスタミンH₂受容体拮抗薬であり、中枢性のH₂受容体遮断による中枢抑制作用に基づき不安、緊張、抑うつに適用される
✕
54
タンドスピロンはセロトニン5-HT₁A受容体の部分アゴニストであり、抑うつ、恐怖に対して抗不安作用を示す。
○
55
てんかん重積症は強直間代発作が( )分以上持続するか、または短い発作でも( )分以上反復し、その間の意識がない状態である。
○
56
第一世代抗てんかん薬であるバルプロ酸は( )を阻害することで、脳内GABA濃度を上昇させる。また( )チャネルの( )作用に加えて、( )チャネルの( )作用ももつため( )発作に対して使用される。( )によって代謝されるのと同時に阻害してしまうため( )と併用してはいけない。
○
57
フェノバルビタールは( )の( )発作における第二選択薬とされており、シナプス後膜の( )受容体の( )部位に結合し、( )を亢進させることで( )する
○
58
プリミドンは肝臓で酸化を受けて( )とフェニルエチルマロンアミドに代謝される
○
59
強直間代発作などに用いられるフェニトインは( )の阻害および( )の( )結合部位に結合し、GABAA受容体機能を亢進させる。 また長期連用することで( )、( )、( )や( )などの( )といった副作用を示す。 ホスフェニトインは( )によってフェニトインになるプロドラッグであり、てんかん重積状態において第二選択薬として( )剤が用いられ、これは( )を抑える
○
60
フェニトインが誘導する酵素を答えよ。
○
61
クロルプロマジンとハロペリドールの類似点相違点を答えよ。
○
62
統合失調症治療薬クロルプロマジンの副作用として錐体外路症状の( )、( )、( )などがあり、また長期間の遮断による受容体の過感受性による( )を引き起こす可能性がある。
○
63
片頭痛の原因はセロトニン5-HT1A受容体の機能低下が原因とされている
✕