問題一覧
1
人間の行動は内面的な欲求と、環境からの圧力の相互作用によって規定されると提唱した。
Murray,H.A.
2
生体の内部環境における最適な衡状態を保とうとする傾向をホメオスタシスと呼び、内部環境の不均衡状態が行動の動機づけとなり、行動は均衡が回復されるまで続くとするホメオスタシスの原理を提唱した。
Cannon,W
3
生体の内部環境の不均衡状態を解消するために要求及び動因が生起し、それに導かれた行動によって要求や動因が低減されることが、当該行動を強化するための最も大きな要因であるという動因低減説を提唱した。
Hull,C.L.
4
人間は自己実現に向かって絶えず成長していくという人間観に立ち、人間の行動を動機づける欲求を低次から高次の順序で分類し、低次の欲求が充足されると、より高次の欲求が現れるという欲求階層説を提唱した。
Maslow,A.H.
5
人間の行動は内面的な欲求と、環境からの圧力との相互作用により規定されると考えて、欲求ー圧力理論を提唱し、この欲求一圧力理論をもとに絵画続覚検査(TAT)を作成した。
Murray, H.A
6
達成行動を、達成目標への接近傾向(達成欲求✕成功の確率✕成功の誘因価)と失敗回避傾向(失敗回避求✕失敗の確率✕失敗の負の誘因価)の合成であると定式化し,達成行動の動機づけに関するモデルを提唱した。
Atkinson, J.W
7
自律神経系を活性化させる作用があるエピネフリンを用いた実験を行い、情動状態が、生理的喚起といった生理的要因と、その喚起の状況を認知的に評価するという認知的要因との相互作用によって生起するとし、情動の二要因説を提唱した。
Schacther, S
8
各人が自己に課する要求の高さ、又は達成への期待の程度を要求水準というが、予想された水準に結果が達する、達しないで個人の満足感が異なってくると提唱した。
Hope, F.
9
期待には所与の行動がどの程度結果を生み出すかという結果期待と、ある結果を生み出すのに必要な行動をどの程度うまくやれるのかという効力期待の2つのタイプがあるとした。また、知覚された効力期待を自己効力とよび、結果期待だけでなく、自己効力が人間の行動に大きく影響を及ぼすと提唱した。
Bandura,A.
10
成功と失敗の帰属に関して、内的一外的、安定一不安定、統制可能一統制不可能の三次元で分類し、帰属の規定因・先行条件だけでなく、帰属の結果がその後の動機づけなどに影響を及ぼすとした。たとえば、失敗の原因を能力(内的、安定、統制不可能)に帰属させやすい人は、努力(内的、不安定、統制可能)に帰属させやすい人に比較して達成への動機づけが低減するという帰属理論を提唱した。
ワイナー
11
アンダーマイニング効果を提唱した心理学者を2人挙げよ。
レッパーとデシ
12
感情の古典的理論。「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」という言葉で知られている。刺激によって喚起された身体反応が感情体験を引き起こすという考え方はなんという説か。 また、感情の末梢説とも言われる。
ジェームズ=ランゲ説
13
身体反応と並行して感情が生じるとする説 感情の中枢説とも言われる
キャノン=バード説
14
感情体験に至る過程を、刺激の中性的確認である知覚、刺激の自動的な価値判断である評価、感情、感情に随伴する生理的・身体的変化パターンである表出、そして行動の5過程からなる連鎖ととらえる、感情の力動説を提唱した。
ラザルス
15
感情を知覚する環境に対して人が有益か有害かという認知的評価に基づいて、その環境に対処するために生体を準備し、起動させるものであるとし、感情の生起に関して認知的過程が不可欠であるとする、感情の対処説を提唱した。
ザイアンス
16
他人の感情を心から推し量るように、自分自身の感情も行動から捉える自己知覚理論を提唱した。
ベム
17
知覚者(自分)をP、相手をO、対象をとしてP-0-Xのユニットを設定する。それぞれの関係がポジティブかネガティブかによってまたは不均衡の状態になる。不均街の場合には、状態に向かわせるようPの態度を変化させる力が働くものと考える認知的均衡理論を提唱した。
バイダー
18
例えば、校則違反を繰り返す生徒に対して、生徒自身に原因を求めるのではなく、“問題児”というレッテルを貼る(ラベリングする)ことが原因だとする考え方である。茶髪にしたことによって“問題児”というラベリングをされると、その後はラベルに沿った行動をとるようになる。それが強化され、問題行動が繰り返されるというラベリング理論を提唱した。
ベッカー
19
人は行動の自由を脅かされると、それを回復しようとして抵抗する。これが心理的リアクタンス理論である。「勉強しなさい」と強く言われると、かえってやりたくなくなるのもこの理論で説明がつく。勉強を強制されたことによって、その自由を取り戻すためにかえって勉強しなくなる。 これを心理的リアクタンス理論というが、これを提唱したのは誰か。
フレーム
20
ある状況から生じた生理的興奮が、その状況とは直接関係ない別の状況にも影響を及ぼすという興奮転移理論を提唱した。
シルマン
21
他者の社会的行動の原因を推測する際、状況や環境といった外的要因を十分に考慮しないで、行為者の性格や態度といった内的要因に過度に帰属させる一般的な傾向のことを根本的な帰属のエラーと呼ぶが、これを提唱したのは誰か。
ロス
22
ひとは、刺激に対して有益(または有害)と判断した方へ近づこう(または遠ざかろう)と感じる、その兆候をこそ感情であるとみなした。そして、刺激→認知的評価→感情→表出→行動の5過程のメカニズムを明らかにしたのである。一般に「評価説」として知られている説を提唱した人物。
アーノルド
23
自分では避けることのできない状況で、不快な刺激を与えられ続けると、自分で刺激に対処しようとしなくなる。 これを学習性無力感というが、提唱した人物はだれか。
セリグマン
24
様々な基本的感情について、対極的なものを対立した位置におき、類似したものを隣におくことによって、感情が円環状に位置付けられるとした。例えば、喜びの対極は悲しみである。さらに、日常場面で生じる感情を基本的感情の混合として説明しようとした。例えば、驚きと悲しみの混合したものが落胆である。 これは情動の立体モデルと言われるが、これを提唱した人物とは誰か。
プルチック
25
幸福、焼き、怒り、鉄器、悲しみ、恐れという六つの基本的な感情について、表情との関連を検討した。 その結果として、民族や文化によって表情が異なるものではなく、人類に普遍的なものであると考えた人物はだれか。
エクマン