問題一覧
1
投資のリスクに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
標準偏差はマイナスの値であることもあります。
2
資本資産評価モデル(CAPM)を想定したポートフォリオのリスクに関する記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
市場リスクに対してリスクプレミアムは支払われません。
3
配当割引モデルに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか?
配当割引モデルでは、理論株価は、株主が受け取るキャッシュフローとして、将来の配当収入を前提に導出されます。
4
行動ファイナンスの基礎となる意思決定理論に関する一般的な次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
投資家は、ある選択をする場合、これから支出する費用と得られる便益を考慮し、選択前に既に支払っていた費用は、その選択には影響を及ぼさない傾向があるとされています。
5
コーポレートファイナンスにおけるフリーキャッシュフロー(FCF)の計算式として、最も適切なものはどれですか?
営業利益× (1 −法人税率) +減価償却費−運転資本増減−投資
6
会社更生に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
会社更生の申立権者は、債権者です。
7
運用パフォーマンスの測定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
インフォメーション・レシオは、シャープレシオとは異なり、あらゆるアセットクラスの評価には利用できません。
8
ディスカウントキャッシュロー法(DCF法)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか?
DCF法は、将来の各時点における期待キャッシュフローの現在価値の合計値を企業価値として計算するものです。
9
デリバティブ取引等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
現時点(契約時)において、取り決められる先渡価格(理論値) は、原資産の将来の価格(フォワード価格)と金利水準によって決定されます。
10
為替レートの決定理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか?
アセットアプローチとは、為替相場の決定理論の1つで、国際的に統合された資産市場における各国の通貨建てで表示された資産ストックに対する受給関係から為替相場が決定されるとする考え方です。これは、近年における各国の金融自由化、資本規制緩和に伴い、国家間の資本移動が急増し、この結果、為替取引の大部分は実需取引ではなく、資本取引から発生していることに依っています。
11
行動ファイナンス理論において、金融取引の様々な場面で、個人投資家も非合理的な行動を引き起こすとされるバイアスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか。
ギャンブル等で儲けたお金は、就労で得たお金よりも簡単に使ってしまうと言うように、お金に色をつけて見てしまうバイアスを「アンカリング」と言います。
12
減損会計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか?
減損処理の実施後に回収可能額が回復しても、減損損失の戻し入れは行いません。
13
損益分岐点分析に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
損益分岐点売上高は、固定費を固定比率で割ることによって求めることができます。
14
ドメインに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか?
ドメインを定めることには、①意思決定者たちの注意の焦点が定まる、②必要な経営資源が明確になる、③組織の一体感を醸成するといった意義があります。
15
輸出品1単位と交換に入手できる輸入品の数量のことを交易条件といいます。一般的に公益条件は、輸出物価指数を輸入物価指数で割って求めます。交易条件が悪化すると、自国にとって貿易を行うことが不利になります。下記、交易条件に関する記述のうち、最も適切なものはどれですか?
円安は交易条件を改善させます。
16
供給曲線に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
価格の変化に対して、その供給がどの程度変化するかを示す指標を供給の所得弾力性といいます。
17
国際収支統計に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
国際収支統計において、第二次所得収支は、対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示します。例えば、①直接投資収益(親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払)、②証券投資収益(株式配当金及び債券利子の受取・支払)、③その他投資収益(貸付・借入、預金等にかかる利子の受取・支払)などが主な項目です。
18
1980年代になって、外国為替市場では、国際金融論上の「国際金融のトリレンマ」が認知されるようになりました。「国際金融のトリレンマ」とは、1つの国が対外的な通貨政策を取るときに、3つの政策のうち、必ずどれか1つをあきらめなければならないことを言います。ところで、次のうち、「国際金融のトリレンマ」の政策に該当しないものはどれですか?
財政政策の独立性
19
行動ファイナンス理論において、金融取引の様々な場面で個人投資家も非合理的な行動を引き起こすとされるバイアスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
イメージを判断の根拠にしてしまうことを「利用可能性バイアス」といいます。
20
資産・負債の流動・固定の区分表示に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
主目的たる営業取引以外により発生した借入金等の債務については、正常営業循環基準の適用により、流動負債または固定負債に分類されます。
21
民事再生法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
再生計画案が債権者集会において可決されるためには、議決権総数の2分の1超の同意が必要です。
22
債券ポートフォリオ運用に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
ダンベル型(バーベル型)ポートフォリオ運用は、長短両極端の債券に投資するため、同じデュレーションの個別の債券に比べて、金利変化に対するデュレーションの変化の割合を表すコンベクシティが小さくなることから、金利変動リスクを軽減することができます。
23
債券投資に関する次の文章の空欄(ア) (イ)に当てはまる適切な極の組み合わせはどれですか? 債権の投資収益は、インカムゲイン(クーポン収入)とキャピタルゲイン(価格変化)から成り立っています。イールドカーブ一定の仮定のもと、一定期間に債権から得られるインカムゲインをキャリー、キャピタルゲインをロールダウンといいます。すなわち、所有期間利回りはキャリー効果とロールダウン効果で構成されています。 右肩上がりのイールドカーブの下では、時間の経過に伴い、イールドカーブを転がるように、各年間の債券利回りが低下し(ロールダウン)価格が上昇するため、所有期間利回りは( ア )なります。例えば、t年物割引債に投資し、1年後のスポットレートカーブが現在と同じ場合、1年間の所有期間利回りは「現在のt-1年後からt年後にかけての1年物( イ )」になります。
(ア)高く (イ)フォワードレート
24
需給ギャップに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
需給ギャップは、「(潜在的なGDP −実質GDP) ÷潜在的なGDP × 100」で求められます。
25
外貨建て有価証券の期末評価及び換算差額等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
外貨建ての満期保有目的の債権の邦貨換算は、外貨による取得原価、または償却原価に決算時の為替相場を乗じて行い、換算差額は、原則として部分純資産直入法によって処理します。
26
価格戦略に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれですか?
需要の価格弾力性とは、需要が1%変化したときに価格が何%変化するかを見る指標です。