フォークリフトは二年を超えない期間ごとに一回、定期的に自主検査を行わなければならない。

作業開始前の手順は外回り点検、徐行点検、車上点検の順で行う。

定期自主点検(月例)は2月を超えない期間ごとに1回自主検査を行わなければいけない。

労働災害を防止する為の法律には、労働安全衛生法から分離独立して制定された労働基準法がある。

労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を守る為に必要な最低基準である。

労働安全衛生法の目的は、職場における労働者の安全と肩甲を確保するとともに快適な職場環境の形成を促進する事を目的としている。

労働安全衛生法では事業者とは労働者を使用するものをいう。

労働安全衛生法では労働者とは労働安全衛生法施行令規定する労働者をいう。

労働安全衛生規則では貨物自動車は車両系荷役運搬機械等には含まれない

労働安全衛生規則ではヘッドガードの強度はリフトの最大荷重の2倍の値に耐えられるものであることとしている。

労働安全衛生規則では、自主検査を行った時は検査項目を5年間保存しなければならないとある。

労働安全衛生法とは労働者の安全と健康を守る為に必要な最低基準を定めたもので、関係する省庁が定めたものである。

フォークリフト業務に従事する者はこれに関わる免許証、又はその写しを携帯しなければいけない。

資格を持っていなくても敷地内だけで、一般道にでなければ運転しても良い。

車両系荷役運搬機械等とはフォークリフト、ショベルローダー、フォークローダー、ストラドルキャリヤーのいずれかに該当するものをいう。

労働安全規則ではフォークリフトは前照橙、後照橙を備えていなければならないとあるが、安全に作業を行える環境ならば付いてなくも良い

カウンタバランスフォークリフトは前二輪が操舵輪で後二輪が駆動輪となっている。

エンジン式カウンタバランスフォークリフトのパワーステアリングは、エンジンの回転力で操向用油圧ポンプを駆動している。

ディーゼルエンジンの騒音、振動はガソリンエンジンに比べて大きい。

ディーゼルエンジンは電気火花による点火でガソリンエンジンは空気の圧縮熱による着火である。

ガソリンエンジンはディーゼルエンジンより運転経費が安い。

クラッチ車は変速レバーを希望の位置に変えることによりアクセルペダルを踏んだまま変速できる。

倍力装置付ブレーキはエンジン停止の状態では作動しない。

立席式リーチフォークのブレーキは走行ブレーキと駐車ブレーキを兼ねている。

立席式リーチフォークのブレーキはペダルを踏むとブレーキが掛かり、離すとブレーキが解放される。

カウンタバランスフォークリフトは小回りできる三輪の座席式や立席式は該当しない。

3.5t以上のカウンタバランスフォークリフトの動力源はディーゼルエンジンが一般的である。

リフトチェーンの強度は安全係数を制限荷重の3倍以上と決められている。

油圧ポンプはエンジン、またはモーターによって駆動され油を圧力エネルギーに変える装置である

フォークポジショナとはフォークが左右にシフトし目的位置が多少ずれてもシフト操作だけで決められた場所へ積み付けすることが可能な装置である。

場内フォークリフトの制限速度は5km/h，場外は10km/hである。

立席式フォークリフトはブレーキペダルを踏むと止まり、放すと開放される。 デッドマンブレーキと言われている。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと空気との混合ガスを圧縮し、これに点火して得られる燃焼した力を回転エネルギーに変える装置である。

フォークリフトのドローバーピンで台車等を牽引しても良い。

パレットを使用して物品を荷役、運搬し保管したり輸送する作業方式をパレチゼーションという。

フォークに掛かる荷重がフォークリフト本体中心から離れるほど許容荷重は増加する。

タイヤの空気圧は普通自動車の空気圧と同一である。

フォークリフト作業者は概ね5年に1回、フォークリフト運転業務従事者安全衛生法教育を受ける事が望ましいとされている。

積荷状態で坂道を走行する時はフォーク上の荷が坂の下方にあるようにする。

中央に空間を設けそれを取り囲み、風車形に踏みつける方式をレンガ積みという。

ボックスパレットは主にプッシュプル装置付きのフォークリフトで使用される。

フォークリフトの油圧式足ブレーキは後車輪に作用する。

フォークリフトは一般の自動車に比べ車速が低く走行時の風速によるラジエーターの冷却効果が少ないため、冷却ファンはファンの枚数を増やし外形は小さいものを装着している。

フォークリフトに使用されるニューマチックタイヤの空気圧は自動車よりも高圧で500〜680kPAが一般的である。

スプリット積付けとはレンガ積付けをした場合、品物の形状により品物相互の間に隙間ができるものをいう。

油圧シリンダーは流体エネルギーを機械的エネルギーに変える装置である。

複動形はピストンの片側にのみ油圧がかけられ一方向にのみ力を出す。

荷を積んだ時はマストを垂直にして目的の場所に移動すること。

ラムリフトは複数の荷を上から抑えて荷崩れを防ぐ作業に便利である。

リーチフォークは立席式しかない。

サイドフォークリフトは長尺物の横持ち運搬の多い作業に適している。

ストラドルフォークは左右の操作はできるが前後の操作はできない。

ストラドルフォークは一般的にウォーキー型である。

ストラドルフォークリフトは車両重量が軽い為、床面強度が制限されている場所に適している。

ストラドルフォークリフトの動力源はバッテリーである。

オーダーピッキングトラックは運転者が荷役装置と共に昇降する運転台に乗車して操縦するフォークリフトである。

オーダーピッキングトラックは小出し作業に対応する為のフォークリフトである。

オーダーピッキングトラックの動力源はディーゼルエンジンである。

ガソリンエンジンはディーゼルエンジンに比べ小型軽量で運転時の振動や騒音も少ない。

ガソリンエンジンは大型のフォークリフトに多く使用されている。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ振動や騒音が少なく、軽いうえに価格も安い。

LPGエンジンは液化石油ガスの略である。

LPGは空気より重く、漏洩するとピット内部に滞留して爆発を起こす危険がある。

バッテリ式エンジンは運転操作が比較的簡単だが車体が大型である。

バッテリ式エンジンは充電時に塩素が発生するので風通しの良いところで行わなければならない。

ヒンジドフォークは油圧によりフォークを前傾または後傾できる構造である。

ヒンジドフォークは木材等を抱え込んで運搬し、前傾して抱えた荷を放出する事には向いていない。

ヒンジドフォークはフォークを水平位置にすればパレット作業も可能である。

サイドシフトとはフィンガーバー等を油圧により横方向に移動させるアタッチメントである。

サイドシフトは荷と荷の間隔を詰めて積み付けるのに便利だが装着率の低いアタッチメントである。

リーチフォークはフォークがマストに対して前後に移動できるアタッチメントである。

マスト装置とはフォークリフトが荷物を左右に移動させる為の装置である。

荷役装置を駆動する為の作業油は油圧ポンプによって加圧(10〜50MPa)されている。

エンジン式フォークリフトは荷役装置の操作レバーを操作したときだけ油圧用電動機で油圧ポンプが回転する。

エンジン式フォークリフトはリフトレバーを一杯に倒すとリフトシリンダに作業油を送り込む。 油圧回路は全て閉じる。

バッテリ式フォークリフトはレバーを倒す角度が大きくなると油圧回路の開き具合と油圧ポンプの回転数が増え、作業油の圧力が高くなる。

フォークリフト走行時、フォーク又は荷の下面の高さを地上から50cmに保つ。

リーチフォークリフトは荷崩れが予想される時はバンド掛けをする。

リーチフォーク走行時はフォークを前傾角一杯に倒し走行姿勢にする。

カウンタバランスフォークリフトは後輪の操舵角が80度程度もあることから急旋回に適している。

荷をフォークで持って坂道を登る際は、荷の高さに囚われず必ず荷を前にして後進走行すること。

デットマンブレーキとは運転者が車両から落ちたりした場合に自動的に車体を止める為に付けられたブレーキである。

フルフリーマストとはリフトシリンダーを伸ばさずに一定の位置まで昇降できる為、天井の低い位置でも荷役が可能である。

フォークムーバー等のアタッチメントをつけた車両でも乗車位置からの視界は変わらない。

エンジン式フォークリフトで高い位置から荷を下ろす際は早く荷を下げて荷崩れ等を防止する為、エンジンを吹かし気味にして早く下ろす。

走行中は何が起きても対応できるように常にブレーキペダル、インチングぺだに足を乗せておいた方がいい。

フォークリフトは必ずしも搭乗式とは限らない。

1.5積みフォークリフトのヘッドガードは安全を確保できるようにする為、最大荷重の2倍の強度がある。

フォークはパレットなどを持ち上げる事に使うが、その強度は2本合わせて最大荷重に対し3倍あれば良い。

自家用車のブレーキと同様にフォークリフトのブレーキも4輪全てに装着されている。

リーチフォークリフトはカウンタバランスフォークリフトと違い、バッテリーその下部取り付けられている重りによってバランスを取っている。

バッテリーフォークリフトで充電直後バッテリー液の不足に気づいたので精製水を補充した。

バッテリーフォークリフトのバッテリーの爆発事故はバッテリー液切れが原因で起こることが多い。

カウンターバランスフォークリフトのバッテリー液量点検は液量が規定位置の最上部位置まであることを確認する。

厚労省の「陸上貨物運送事業における荷役作業安全ガイドライン」によると荷役作業を行う場合は作業指揮者を選任するする必要があるとされているが、作業を熟知しその知識、教育を受けていれば資格は必要ない。

厚労省の「陸上貨物運送事業における荷役作業安全ガイドライン」によると荷役作業時の労働災害の発生場所は約70%が荷主、元請事業者等の事業場で起きているとされている。

前方の視界が悪い状態で前進走行する際は出来るだけ運転席から左右に身を乗り出して、よく見ながら前進するのがより安全である。