問題一覧
1
プロセスサーベイランスを選択せよ
個人防護具使用状況サーベイランス, 手術部位感染対策サーベイランス
2
医療の質評価(ドナベディアンモデル)の3要素を答えよ
構造, 過程(プロセス), 結果(アウトカム)
3
感染による経済的損失が大きいとされるものを順に選択せよ
血流感染, 下気道感染, 手術部位感染, 尿路感染
4
有病率が高く、発生率が低い場合の解釈で正しいものを選択せよ
病原体の伝播リスクが高いにも関わらず、実際の伝播は抑えられている状態
5
病原体サーベイランスの有病密度率の分子を選択せよ
一定期間の耐性菌分離患者日数
6
病原体サーベイランスの発生密度率の分子を選択せよ
一定期間の新規発生耐性菌分離患者数
7
病原体サーベイランスの発生率の分子を選択せよ
一定期間の新規発生耐性菌分離患者数
8
病原体サーベイランスの有病率の分子を選択せよ
一定期間の耐性菌分離患者数
9
JANISの部門の中で、データの提出頻度が年2回の部門を選択せよ
手術部位感染部門, 集中治療室部門
10
5類感染症のうち、診断したのち直ちに発生届が必要な感染症を3つ答えよ
侵襲性髄膜炎菌感染症, 風疹, 麻疹
11
アウトブレイクとは( )に、( )で発生した院内感染の( )が通常よりも高い状態であること。目安として( )名以上、または因果関係が否定できない死亡者が確認された場合( )する
一定期間内, 一定の場所, 集積, 10, 保健所に速やかに報告
12
外来感染対策向上加算について正しいものを選択せよ
専任の院内感染対策管理者を置く, 感染対策部門は医療安全管理部門と同一で良い, 加算は6点である, カンファレンスへの参加は加算1主催でなく、医師会主催のものでも良い
13
表層切開部SSIはどこまでの切開創であるか
皮膚、皮下組織
14
深部切開創SSIはどこまでの切開創であるか
深部軟部組織(筋膜、筋層)
15
SSIの病原微生物の1位、2位を答えよ
1位 黄色ブドウ球菌, 2位 CNS
16
SSIサーベイランスについて適切なものを選択せよ
リスク区分はASA分類、創分類、手術時間、である, 身体状態(ASA)分類はP3以上で1点である, 長期手術の場合、抗菌薬の追加投与は半減期の2倍の間隔で行う, 手術時間のT値とは、手術の75%が終わる時間のカットオフ値である。, 培養陰性であればSSIにならない, 人工物の埋め込みに、メッシュは含まれる, ASA分類は麻酔科医による評価を優先する, ASA分類で評価されていない場合、サーベイランス担当者が評価をしてよい, 複数の手術を行った場合(合併手術)、該当術式であれば手術件数はその数で登録して良い, 切開創を縫合しなかった場合、サーベイランスの対象から除外する
17
血液培養で汚染(コンタミネーション)菌として扱われる細菌を4つ答えよ
コリネバクテリウム属(一部), プロピオニバクテリウム属, スタフィロコッカス属, バシラス属
18
SUTI 1aの判断基準を述べよ ・( )以上カテーテルが留置されている ・( )にカテーテルが留置されている、または( )の前日にカテーテルが抜去されている ・右記の症状が少なくとも一つある( )( )( ) ・尿培養で( )CFU/ml以上の1つの微生物が検出 ・尿培養で微生物の種類が( )以下
2暦日, イベント発生日(DOE), >38.0℃の発熱, 恥骨上の痛み, 肋骨脊柱角の痛み, 10^5CFU/ml, 2種類以下
19
SUTIの判断基準について適切なものを選択せよ
すべての判断基準の要素は感染ウインドウ期に発生する, 真菌、寄生虫は判定に用いることはできない
20
これはUTIか。また、その場合の判断基準は何か
SUTI 1a 感染あり
21
ターゲットサーベイランスの特徴を選択せよ
具体的な問題点や対策の評価を行いやすい
22
症候群サーベイランスで着目する症状を挙げよ
発熱, 咳や呼吸困難などの呼吸器症状, 下痢、嘔吐, 発疹, 結膜の充血、眼脂
23
常在菌を選択せよ
コアグラーぜ陰性ブドウ球菌, コリネバクテリウム属菌, プロピオニバクテリウム属菌, アシネトバクター属菌
24
手指衛生の5つのタイミングを答えよ
患者に触れる前, 患者に触れた後, 清潔/無菌操作前(処置前、手袋使用前), 血液/体液に触れた後(処置後、手袋使用後), 患者周辺環境に触れた後
25
環境表面において、芽胞菌に対し有効な消毒方法を選択せよ
徹底的な清掃
26
水や水回り環境で感染症を起こすリスクのある病原体を4つ答えよ
緑膿菌, レジオネラ, セラチア, クリプトスポリジウム
27
空気感染における飛沫核の大きさを答えよ
5μm以下
28
エアロゾルの大きさを答えよ
10μm以下
29
エアロゾル感染対策を5つ答えよ
個室管理, N95マスク着用, 人数制限, 時間制限, 換気
30
空気感染対策において、正しいものを選択せよ
病室の空気を外部へ排出する前はHEPAフィルタを通す必要がある, 1時間に少なくとも6回(既存の施設)または12回(新築または改装)の空気の交換を行う
31
飛沫感染とは、飛沫がどこに付着することで感染することか
粘膜
32
介護施設に入所している、90日以内に退院した、介護を必要とする高齢・障害者において発症する肺炎はどれか
NHCAP
33
晩期VAPは人工呼吸器開始後何日以降か
5日
34
血流感染サーベイランスの対象外のものを選択せよ
動静脈グラフト, 体外式膜型人工肺(ECMO), ミッドラインカテーテル, IABP
35
以下のCLABSIの基準を答えよ ・1回以上の血液培養から認定された病原体が分離される ・血液から培養された微生物は他の部位の感染に関係がない
LCBI基準1
36
以下のCLABSIの基準を答えよ ・一般の皮膚汚染菌が、別々の機会の採取された2回以上の血液培養から検出される ・血液から培養された微生物は他の部位の感染に関係がない ・発熱、悪寒、低血圧が1つ以上ある
LCBI基準2
37
以下のCLABSIの基準を答えよ ・一般の皮膚汚染菌が、別々の機会の採取された2回以上の血液培養から検出される ・血液から培養された微生物は他の部位の感染に関係がない ・1歳以下で発熱、または低体温無呼吸徐脈がある
LCBI基準3
38
LCBIの別々の機会の採取された血液培養について正しいものを選択せよ
異なる採血部位から採取されていれば対象である, 異なる時刻に採血すれば対象である
39
CSEP基準1の4項目を答えよ ・以下の項目が少なくとも1つ以上ある ( )度以上の発熱 ( )mmhg以下の血圧 ( )cc/h以下の尿量 ・血液培養が未検、または( ) ・他の部位に明らかな感染がない ・医師が( )に関する治療を開始する
38℃, 90mmhg, 20cc/h, 陰性, 敗血症
40
CSEP基準2の5項目を答えよ ・以下の項目が少なくとも1つ以上ある ( )度以上の発熱 ( )mmhg以下の血圧 ( )cc/h以下の尿量 ・血液培養が未検、または( ) ・他の部位に明らかな感染がない ・医師が( )に関する治療を開始する ・( )歳以下である
38℃, 90mmhg, 20cc/h, 陰性, 敗血症, 1歳以下
41
サーベイランスを条件を答えよ ・デバイスは( )以上使用されている ・患者は入院してから( )以上経過している ・サーベイランス期間はデバイス抜去の( )まで含む ・転棟/退院した場合、DOEが転棟から( )以内であれば移動元の部署に起因する
2暦日, 2暦日(48時間以上), 翌日, 2暦日(つまり転棟当日〜翌日)以内
42
透析関連感染サーベイランスの対象を選択せよ
慢性腎不全者
43
透析のバスキュラーアクセスでもっとも感染率が高いのはどれか
非カフ型留置カテーテル
44
VAEサーベイランスについて適切なものを選択せよ
胸部X線検査の項目がなくなったため、看護師でも判断が可能, 主観的項目がない, HFVやECMO,ECLSはサーベイランスから除外するが、デバイスデイはカウントする, 2013年にVAPから定義が変わった
45
VAEサーベイランスにおけるVACを説明せよ
人工呼吸器関連状態のことであり、 安定した2暦日以上の呼吸管理状況があり、 PEEP≧3、またはFiO2≧0.2の上昇がある場合、判定できる
46
VAEサーベイランスにおけるIVACを説明せよ
感染に関連した呼吸器合併症のことであり、 VACを満たした上で、感染ウインドウ期間内に 1.体温>38.0 or <36.0または白血球≧12000 or ≦4000 2.抗菌薬を4日以上使用開始した の2項目を満たす場合、判定できる
47
VAEサーベイランスにおけるPVAPを説明せよ
人工呼吸器関連肺炎可能性のことであり、IVACを満たした上で 1.定量培養陽性 2.膿性分泌物 3.レジオネラ・ウイルスの検出 のいずれかがある場合、判定できる。 ただし真菌やCNS、市中肺炎病原体の場合は除外される
48
VAEサーベイランスにおいて適切なものを選択せよ
2暦日以上安定したPEEPまたは,FiO2期間のことをベースラインという, PEEP:0〜5cmH2Oは、一律5cmH2Oとして同等に扱う, 酸素化悪化の1日目がDOEとなる, ウインドウ期間にIVAC,PVAPが存在する, 人工呼吸器を開始した2日目まではウインドウ期間から除外する, 抗菌薬の投与は異なる抗菌薬でも連続していればカウント可能である
49
4-6月の有病密度率を求めよ
26.55