問題一覧
1
50歳の男性。新規製作のため右股義足(カナダ式、股継手7E7、膝継手3R106、単軸 足部)の仮合わせを行った。スタティックアライメント調整時に両足の運を揃えて、足底を平らに接地させて立ったところ、腰が前方に押されるとの訴えがあった。また足踏みをしたところ、膝継手伸展位で義足足部が前方に位置し、前足部が浮き上がっていた。調整で正しいのはどれか
ヒップバンパーの高さを低くする
2
長期安静臥床で増加するのはどれか
心拍数
3
糖尿病と関係ないのはどれか
蕁麻疹
4
関節リウマチの足部変形で起こりにくいのはどれか
凹足変形
5
脳卒中片麻痺者の短下肢装具歩行で立脚中期の膝折れの原因はどれか
膝関節の屈曲拘縮, 膝関節伸展筋力低下
6
歩行補助具の説明で誤っているのはどれか
歩行車は片側上肢で操作する
7
体幹装具と特徴の組み合わせで正しいのはどれか
モールド式 ー 接触圧力の分散
8
筋力増強訓練で正しいのはどれか。
求心性等張性運動訓練は抵抗運動訓練の一つである。
9
24歳の男性。スキー中に転倒した際に右膝関節を損傷した。関節鏡検査の結果、半月や関節軟骨の損傷はなく、内側側副靱帯損傷、前十宇靭帯損傷と診断された。保存的に治療することとなり、両側支柱付き膝装具が処方された。膝継手は段階的に膝関節の伸展角度を調整する機能が求められている。 適切な継手はどれか
レーマン, ダイヤルロック式
10
35歳の女性。右下腿切断。下腿義足(PTS式)のダイナミックアライメント調整中にソケット前方上縁部(食い込み部分)の強い圧迫感に加え、 道を上っているような感じがするという訴えがあった。スタティックアライメントを確認したところ。 ソケット前方上に過度な圧迫はなく、足底は平らに接地していた。原因はどれか
足部の踏み返しが硬い
11
手指の動きを妨げない掌側支持のカックアップ装具で誤っているのはどれか
前腕支持部は近位端が肘窩に達している
12
50歳の男性。糖尿病性足潰痛で左ショパール切断となり、足根中足義足が処方され た。創の治りが悪く、足底に皮膚潰癌が形成されているため切断測への荷重が十分 にできない状況である。しかし早期に歩行訓練を実施するため義足を製作すること となった。適切なのはどれか。
ノースウエスタン式
13
特発性側弯症に対する装具の説明で正しいのはどれか
側弯の進行を防止する, 骨成長が完了するまで装着する
14
35歳の女性。外傷による左上腕切断。断端長は健側上腕長の90%である。外観上で きるだけ健建側と同じ長さでの上腕能動義手の製作を希望している。 肘継手の選択で 適切なのはどれか。
能動単軸肘ヒンジ継手
15
図の頭部のエックス線CT画像所見から生じる可能性がある症状はどれか
右上下肢運動障害
16
自律神経過反射の症状で正しいのはどれか
徐脈
17
55歳の男性。10年前に事故により右上腕切断中断端となった。現在、能動義手(能動フック)を使用している。ここ数カ月で体重が10kgほど増え、不用意に肘継手のロックが外れ、立位で肘継手が屈曲しやすいとの訴えがあった。ソケット以外に調整しなければならない構成要素はどれか。
簡易電動車椅子の選択
18
図における床反力に対して、膝関節の角度を保持するのに必要な膝関節伸展モーメントはどれか。ただし床反力の大きさは600Nとする
78Nm
19
クリープの説明で正しいのはどれか
3年使用した熱可塑性プラスチック製大腿義足ソケットに変形が生じた。
20
30歳の女性。左大腿切断中断端。シールインライナーを使用した坐骨収納型ソケッ トを製作した。スタティックアライメント調整時に疼痛の訴えがあり確認したとこ ろ、坐骨収納壁と坐骨結節内側部との間 に1横指以上のゆとりを認め、 坐骨結節直下 に 入れた人差し指に圧迫を感じなかった。 疼痛を感じる部位はどこか
恥骨下枝, 大腿骨骨端部
21
肘内障で正しいのはどれか
幼児に多い
22
疾患と装具の組み合わせで正しいのはどれか。2つ
腕神経叢麻痺 ー 肩外転装具, 橈骨神経麻痺(高位型) ー 手関節背屈保持装具
23
前腕電動義手で誤っているのはどれか
筋電位で制御できるのは電動ハンドの開閉に限られる
24
骨粗鬆症による脆弱性骨折の好発部位はどれか
脊椎
25
靴型装具で足部横アーチの支持になるのはどれか
デンバーバー, トーマスバー, メイヨーバー, メタタルザルパッド
26
55歳の男性。10年前に事故により右上腕切断中断端となった。現在、 能動義義手 (能 動フック) を使用している。ここ数カ月で体重が10kgほど増え、不用意に肘継手の ロックが外れ、立位で肘継手が屈曲しやすいとの訴えがあった。ソケット以外に調 整しなければならない構成要素はどれか。
ハーネスクロス, 肘関節の固定解除ベルト
27
35歳の女性。右大腿切断長断端で吸着式大腿義足(MAS)を3年前に製作した。最近、ダイエットの効果で断端が痩せ、ソケット内への断端の落ち込みが見られ、恥骨下枝の痛みを自覚している。この状態で義足歩行を行った場合に生じる現象で 誤っているのはどれか。
切断側股関節の可動域が増大する
28
42歳の男性。作業中に建設現場の足場から転落して、第12胸椎および第1腰椎の破裂 骨折と診断された。保存的に治療することとなったが、骨片が脊柱管内に侵入する恐れがあるため、骨折部の固定を目的に体幹装具が処方された。 適応となる装具はどれか。
スタインドラー型
29
足継手の底屈制限、背屈遊動の適応で正しいのはどれか。2つ選べ
反張膝, 総腓骨神経麻痺
30
大腿骨に付着する筋
中殿筋, 腓腹筋
31
副交感神経優位のときに起こる現象
消化管運動亢進
32
作業療法士が行わないのはどれか
障害等級判定
33
前腕義手のハーネスでないのはどれか
3本制御コントロールハーネス
34
50歳の男性。新規製作のため右股義足(カナダ式、股継手7E7、膝継手3R106、単軸 足部)の仮合わせを行った。スタティックアライメント調整時に両足の運を揃えて、足底を平らに接地させて立ったところ、腰が前方に押されるとの訴えがあった。また足踏みをしたところ、膝継手伸展位で義足足部が前方に位置し、前足部が浮き上がっていた。 この状態で歩行した場合、どのような減少が生じるか
立脚相でヒップバンパーの接触が早くなる, 立脚相でソケット後方近位部と前方遠位部に過度の圧迫が生じる
35
車椅子における衝突回避支援を目的とした距離センサーで数メートル先の大きな無色透明ガラスを検知できるのはどれか
超音波センサー
36
35歳の男性。交通事故により右下腿切断。義足製作時に本人のスニーカーを履いた状態でアライメント調整を行った。仕事に合わせて革靴に履き替えたところ、歩きにくさを訴えた。革靴はスニーカーに比べて腫が硬く、差高が10mm高かった。革靴を履いて歩行した時に起こる現象で誤っているのはどれか
義足を長く感じる
37
スパイダースプリントで正しいのはどれか。2つ
手指の伸展補助を行う, ウェブスペースを確保できる
38
パラスポーツ競技について適切なのはどれか。2つ選べ
共生社会の実現に有効である, 障害程度に応じたクラス分けが行われる
39
45歳の男性。脳出血による左片麻痺。発症後8週で膝関節の支持性が不十分なため、両側支柱付き長下肢装具の製作を予定している。現在は評価用の両側支柱付き長下 肢装具(リングロック膝継手、ダブルクレンザック足継手:鹿風ロッド構)で歩行 訓練を行っている。麻痺側の立脚初期に長下肢装具による後方からの圧迫を強く感じ、十分な荷重ができていない。医師からは患者が安心して荷重できる構造にするよう指示があった。継手選択の組合せで適切なのはどれか。2つ
SPEX ー シングルクレンザック(底屈ロッド棒), 3 way joint ー ダブルクレンザック(底屈バネ)
40
肩腱板構成筋
棘上筋, 棘下筋, 小円筋, 肩甲下筋
41
外傷の初期治療でRICEの原則
安静, 圧迫, 挙上, 氷冷
42
58歳の女性。結節性多発動脈炎による両側大腿切断。日常生活での主な移動手段として車椅子を製作することとなった。体幹の機能に問題はなく普通型車椅子での自走が可能である。車椅子からベッドへの移乗は正面から行っている。車椅子の設計で適切なのはどれか。
転倒防止装置をつける
43
上腕能動義手(随意開き式フック型)でチェックアウトの基準を満たしているのはどれか
肘の最大屈曲に要する肩関節の屈曲角度が30度, 肘90度屈曲位で手先具に対し内外旋方向への1kgの力に抵抗可能
44
数値が低いほど良好な状態を示す評価法はどれか。
Modified Ashworth Scale (MAS)
45
図の頚部エックス線CT画像所見の疾患による症状で誤っているのはどれか
構音障害
46
並目ねじ(M4×0.7)で正しいのはどれか
1回転すると0.7mm進む
47
体幹装具(金属枠)の基本構成で正しいのはどれか。3つ
左右の後方支柱内側縁間隔は4~6cmとする, 肩甲間バンドの下縁は肩甲骨の遠位1/3の高さに位置させる, 後方支柱は体幹矢状面において腋窩中央と大転子頂点を結ぶ線上にレイアウトする
48
リハビリテーション医療で行われるもの。4つ
嚥下訓練, 義足処方, 住宅環境調査, 関節可動域訓練
49
48歳の男性。左大腿養足(四辺形ゾケット)を使用している。新たな義足製作にあたり、スタティックアライメント調整で問題はなかったが、ダイナミックアライメント調整で遊脚初期に運が外側に蹴り上げられる現象が確認された。座位姿勢を正面から確認したところ、下腿部は床面に垂直に立っていた。異常歩行の原因で考えられるのがどれか。
ソケットに対して足部が内向きになっている
50
12歳の女児。胸椎右凸(頂椎T10、Cobb 角28度)、腰椎左山(頂椎L2、Cobb角23度) の特発性側弯症に対して装具療法を行うこととなった。裝具は1日23時間の全日装用 を目標とした。適応とならない装具はどれか。
チャールストンブレース
51
40歳の女性。外反母趾があり母趾の付け根に痛みを訴えている。また、第2中足骨頭に繰り返し胼胝ができ歩行時痛もあるため、靴型装具が処方された。留意点として適切なのはどれか。2つ
ロッカーヒールを用いる, 蝶番踏み返しを用いる
52
義足膝継手のバウンジング機構で誤っているのはどれか
階段交互歩行可能
53
リハビリテーション診療について適切なのはどれか
高血圧症には有酸素運動が効果的
54
PTB式下腿義足のベンチアライメントで正しいのはどれか。3つ
矢状面の基準線は足部のトウブレークと踵の間の二等分点を通す, 矢状面でソケットの中心線は基準線に対して約5度屈曲位をとる, 前額面でMPTレベルのソケットM‐L径中心からの垂線は足部踵中心を通す
55
脳卒中片麻痺者に対する長下肢装具て誤っているのはどれか
ブルンストロームステージ4が適応となる
56
計測器と検出対象の組み合わせで誤っているのはどれか
光学式モーションキャプチャ ー 紫外線
57
普通鋼と比較した純チタンの特性で正しいのはどれか
密度が小さい, 耐食性が高い, ヤング率が小さい
58
障害者総合支援法に基づく日常生活用具給付等事業で誤っているのはどれか。
障害児が訓練に用いるいすは、自立生活支援用具の種目である。
59
肩関節周囲炎に対する治療で適切なものはどれか
温熱療法, 超音波療法, 徒手伸長法, ゴッドマン体操
60
30歳の男性。1年前に労災事故で右前腕切断中断端となった。作業療法中に筋電位分離を確認したのち、筋電義手を製作した。電動ハンドの操作は2個の電極で2つの機能(伸筋の筋電位でハンドが開、屈筋の筋電位でハンドが閉)とした。訓練中、義手を机上に置いた状態での操作に問題は無かったが、空間上での操作では誤動作が起きた。原因で誤っているのがどれか。
バッテリーの残量が少ない
61
感染対策のための個人の防護具で使用後に最初に外すのはどれか
グローブ
62
30歳の女性。左大腿切断中断端。シールインライナーを使用した坐骨収納型ソケッ トを製作した。スタティックアライメント調整時に移痛の訴えがあり確認したとこ ろ、坐骨収納壁と坐骨結節内側部との間 に1横指以上のゆとりを認め、 坐骨結節直下 に 入れた人差し指に圧迫を感じなかった。 ソケットの外壁を内側方向に押し込んだところ、外側壁に隙間はなく、適合は良好であった。適切な処置はどれか。ただし図はソケット前額面であり、実線は修正前、点線は修正後を示している (左から1.2.3.4.5.)
3
63
脳性麻痺の下肢緊張異常への対応で全身に影響を及ぼすのはどれか
薬物内服療法
64
下腿義足の以上歩行と原因の組み合わせぇ正しいのはどれか
重心の著しい上下動 ー 前足部が硬すぎる, 断端外側近位の圧迫感 ー ソケットが、足部に対して内側に位置しすぎている
65
見当識障害を確認する質問はどれか
今日は何日ですか, ここはどこですか, あなたは何歳ですか, あなたの名前はなんですか
66
24歳の男性。スキー中に転倒した際に右膝関節を損傷した。関節鏡検査の結果、半月や関節軟骨の損傷はなく、内側側副靱帯損傷、前十宇靭帯損傷と診断された。保存的に治療することとなり、両側支柱付き膝装具が処方された。膝継手は段階的に膝関節の伸展角度を調整する機能が求められている。陽性とならない検査はどれか
McMurrayテスト
67
介護保険制度の告示で定める福祉用貸与の種目で、正しいのはどれか
車椅子付属品
68
IADL(手段的日常動作)に含まれないのはどれか
食事動作
69
前腕能動義手(随意開き式フック型)でチェックアウトの基準を満たさないのはどれか
義手伸展位で約20kgの引っ張り荷重(下垂力)でソケットのずれが4cmである
70
12歳の女児。特発性側湾症と診断され、胸椎右凸(頂推T8、Cobb角38度) )、腰椎 左凸(頂椎し2、 Cobb角29度) であった。装具療法が選択され、アンダーアーム型が 処方された。装具装後に再度エックス線検査を行ったが、 Cobb角に改善が見られ なかった。原因として考えられるのはどれか。
肋骨の押さえが頂椎と同レベルである
71
21歳の男性。転倒して左肩を強打し、肩鎖関節脱臼と診断された。装具療法が選択され、肩関節脱臼用装具が処方された。仮合わせ時のエックス線検査で整復が不十分であり、確認すると図のような装着状況であった。原因として考えられるのはどれか。
押さえストラップの肩の接触部分(D) が内側に位置している。
72
Functional Independence Measure (FIM評価項目に含まれないのはどれか。
清掃
73
72歳の男性。右骨格構造下腿義足(PTB式) を使用している。問題なく1年使用でき ていたが、最近になって断端末および肺骨頭部に圧痛が生じた。また義足が短く なったような感覚があり、以前よりも義足が重く感じるとの訴えがあった。義足の 調整として適切なのはどれか。
断端袋を厚いものに交換する
74
PTBカフベルトで誤っているのはどれか
ソケットの前後径中心より前方に取りつける
75
ペルテス病装具で股関節外旋位固定を行うのはどれか
SPOC装具
76
足関節を構成する靭帯はどれか
三角靭帯
77
下腿切断端の採寸で正しいのはどれか
下腿断端長はMPTレベルから断端末の距離を指す
78
パーキンソン病の症状でないのはどれか
多動
79
尺骨神経麻痺に用いる装具はどれか
ナックルベンダー
80
股義足の動作で正しいのはどれか
ソケットの前傾角度は膝の安定性に影響する
81
19歳の女性。左前腕切断短断端で外観を重視した装飾用義手の製作を希望している。ミュンスター型ソケット、シリコーン製装飾手袋を選択することとなった。義手の特徴の説明で誤っているのはどれか
軽量物の能動的な把持ができる
82
大腿義足の異常歩行と原因の組み合わせで正しいのはどれか。3つ
外転歩行 ー ソケット内側上縁ほ突き上げ, 伸び上がり歩行 ー 膝継手の屈曲抵抗不足, ターミナルインパクト ー 伸展補助装置の張力過大
83
異常歩行と疾病の組み合わせで正しいのはどれか
動揺性歩行 ー デュシェンヌ型筋ジストロフィー
84
靴型装具の靴底の補正と説明の組み合わせで誤っているのはどれか
トーマスヒール ー 外側縦アーチの支持