問題一覧
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問9 ① ② ① 管理は二つの活動で構成され、ひとつは改善の活動、もうひとつは (1) の活動である。 (1) の活動は 「 (2) のサイクル」 を回すと言われることもある。 ② 職場においてはさまざまな問題が発生し、それぞれの問題を生じさせている原因は無数にある。しか し、原因の対処にかけられる費用,時間,人員などの (3) は限られている。そのため、すべての原因に対処するのではなく、結果に大きな影響を与えている原因を抽出し、それに対して処置するという (4) が大切である。
維持, SDCA, 資源, 重点指向
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問9 ③ ④ ③ 顧客に適切な品質を提供するためには、検査で不適合品を取り除くだけでなく、製品を生み出すプロセスに目を向け、プロセスとその成果の因果関係を見つめてプロセスの維持・改善を行うという、プロセスで品質を (1) ことが必要である。 ④ 顕在化した不適合品に対しては、不適合品を発生させた原因を除去し、同じ原因で再び不適合品を発生させないように (2) ことが必要である。同様に、製品・サービスの特性や構成要素などから潜在的な不適切事象の発生を予測し、それに対する対策を講じて (3) ことも重要である。
作り込む, 再発防止を図る, 未然防止を図る
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問10 ① ある組織の茶飲料の新製品開発会議において、製品開発関係者と議長のX部長が意見交換を行った。 ①企画開発課の課長が、“社会的品質に対して、我われの新製品開発においては配慮しなければなりません。したがって当組織の製品・サービスやその提供プロセスが第三者のニーズを満たしていなければならないと考えます。”と発言した。それに対しX部長は、“ (1) ”と補足した。
A課長が言った第三者とは、我われ供給者と購入者・使用者以外の不特定多数を指す。
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問10 ② ある組織の茶飲料の新製品開発会議において、製品開発関係者と議長のX部長が意見交換を行った。 ② 生産技術課のB課長は、“新製品の茶飲料で設計部門が設定した抽出温度と抽出時間は、現行の生産設備では設定できないため、製造品質に問題が出そうである。”と指摘した。それに対しX部長は、“(1)”と指示した。
B課長の懸念は,設計品質の課題ととらえて、設計部門は再検討するように、
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問10 ③ ある組織の茶飲料の新製品開発会議において、製品開発関係者と議長のX部長が意見交換を行った。 ③ 新製品企画課のC課長は、“当たり前品質の物理的特性をより充足すれば、魅力的品質と受け取られ、満足度を高められると思います。”と言った。それに対しX部長は、“ (1)”と指導 した。
いや、当たり前品質は、少しでも充足されなければ不満につながる。したがって、不満足 なものを徹底して調査・分析して不満を引き起こさないようにするとよい。
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問10 ④ ある組織の茶飲料の新製品開発会議において、製品開発関係者と議長のX部長が意見交換を行った。 ④ 機能性飲料開発室のD室長は、“新製品の茶飲料は、機能性飲料という観点から新製品の中身は競合組織の動向を踏まえたうえで、人工甘味料を使用しない配合とする。 この設計品質の考え方は、健康社会を目指すという当組織の事業方針に沿って考えている。"と報告した。それに対しX部長は"(1)"と話した。
わかった。 D室長の考えは事業方針に沿った新製品開発とみなせる。
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問11 ① ② ある組織では、市場において、A商品の計量値データで示される特性の不適合が発生しており、この改善を進めることになった。 ① 改善を進めるうえで有効な手順にはいくつかの種類がある、今回の場合は (1) の手順を活用するのが適切である。この手順では、特性に影響している原因を特定し、これに対して改善策を実施する。この原因を特定する行為を (2) と呼び、重要なステップである。このステッ プを効率的に行うためには、その前のステップである現状把握をしっかり行うことが大切である。 ② 現状把握は、改善すべき特性がどのような状態 (内容) なのかを (3) に基づいていろいろな情報を集め分析する。その中でも、まずは市場で発生している実際の不適合品の特性を測定して、規格に対してどの程度外れているのかなどを調査する必要がある。
問題解決型, 要因の解析, 三現主義
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問11 ③ ある組織では、市場において、A商品の計量値データで示される特性の不適合が発生しており、この改善を進めることになった。 ③次に、組織内での特性の不適合に関して情報を調査した。この組織では、1日の生産分を1ロッ トとし、その中から5個のサンプルを抜き取って特性を測り、すべてが規格内であればロットを出荷するという出荷検査を行っており、その測定データは記録として残っていた。そこで、(1) を使って1か月のロットについて平均値とばらつきの時系列変化を調べた結果、工程は安定状態であることがわかった。次に、1か月間のデータをもとに工程能力指数を計算して、 CpとCpkの値がそれぞれ 1.50 および 0.78となったので、この工程は、ねらいの値に対して(2) ということがわかり、改善の方向が得られた。
X-R管理図, ばらつきはよいが平均値がずれている
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問12 ① 品質保証は、消費者および社会へ向けての(1)である。出荷検査においては、品質要求事項に関して提供しようとする製品が (2) において間違いなく適合しており、(3) 責任をもつことの表明である。 ② 出荷検査は、それまでの過程がどのようなものであろうとも不適合品を出荷しないための最後の関所であり、出荷された製品が適合品であるという (4) を担保するための工程である。 ③検査以前の一連の工程が適合品しか作られない仕組みになっていれば、検査頻度を下げることができる、許容される不適合品率と工程能力次第では無検査も可能となる。こなような、工程での品質の作り込みを実現するために行われる製造段階での一連の活動が(5) である。
約束, 出荷段階, 将来にわたって, 結果の保証, プロセスによる保証
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問13 ①組織に対して、市場トラブルの通報や苦情の申し入れがあった場合には、いつ、どこで、どのような市場トラブル・苦情が発生したのかを (1) に把握し、顧客が何に困って (2) をもち、どのような要望をもっているのかを正確に確認する必要がある。 ② ①を受けて組織は、製品交換、修理など即応可能な (3) と顧客への損害補償などを直ちに 実施する。あわせて、トラブル・苦情の拡大を防止し、早期に収束させるために (4) をし、再発防止を行う。 ③ ②ができたなら、市場トラブル・苦情に関する一連の情報を記録として保持し、組織全体で共有・ 活用する。このことで、組織は他の製品や関連技術に関する市場トラブル・苦情の (5) に 役立てることができる。
具体的, 不満, トラブル解消策, 原因究明, 未然防止
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問14 ① 製品の品質特性と要因との因果関係を調査・確認する品質保証の過程を(1) という、十分確認されたその結果をもとにQC工程図、技術指示書などによって、要因系の管理項目や結果系の品質特性に対する管理項目などの点検・管理の方式が現場に指示される。現場はその指示に準拠した工程の管理を徹底することが、品質保証において重要である。 ② 要因系の管理項目のチェック時においては、工程の状況を (2) 見て、仕事が標準どおり行われているかどうかを確認することが必要である。作業者の資格の取得、設備や治工具の保守・ 点検、設定された条件の実際や使用材料などに間違いないことを一つひとつ確かめることが品質保証につながる。しかし、結果に影響を及ぼす要因は (3) する。したがって、(1) によって、影響力の大きな要因と品質特性との因果関係を把握したうえで点検・管理の方式を設定し、現場に指示することが大切である。
工程解析, 直接, 多数存在
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問14 ③ 工程において、できばえの状況の確認は、仕事の結果として得られた特性値(例えば、寸法・外 観等の品質、単位時間あたりの出来高数量、生産計画に対する進み遅れの状況等)から (1) を観察することである。そして、 (2) と判断された場合には、直ちにその原因を追究し、原因を除去しなければならない。この行動は、 (3) などとも言われており,「決め事の順(遵) 守・実行は、決められていない事項の異常検知にも寄与する」ことを意味している。
工程の安定状態, 工程に異常が発生している, 品質で工程の良し悪しを管理する
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問15 日常管理に関する問題 ① ① 日常管理とは、組織の各部門において、日常的に遂行される(1) について、その業務目的を達成するための活動である。その進め方は図15.1のように管理のサイクルに従って行われる。 すなわち、現状のやり方などを (2)した後に実行する。実行結果を (3) し、評価を行いその結果をもとに必要な (4) をとることを意味している 。
職務分掌, 標準化, 確認, 処置
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問15 日常管理に関する問題 ② ② 日常管理を実施するにあたっては、共通で反復使用するために管理項目を定め、活用するために(1) (中心値および管理限界)を定める。組織は要員がその目標の達成度合いを計る尺度として、(2) を設定する。さらに、異常の発生を予防する手段、また発生した場合の原因追売の手段として、 (3) を選定する。
管理水準, 管理点, 点検点
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問16 標準化に関する問題 ① 社内標準化を実施するにあたってはまず社外標準について理解する必要がある。社外標準は大別 して表 16.1 のように分類される。 ②社内標準化を実施する場合、表 16.1にある標準類との整合性にも留意する必要がある。国際標準 (1)、 IEC などや、地域標準である CENやCENELEC 規格、国家標準である (2)、ANSI、BS、DIN など、産業界などで定めた団体標準である ASTM や ASME との 整合性も検討して進めなければならない。 ③ 社内標準化活動の結果として作成される社内規格や作業標準などによって、コストの削減につながる互換性や品質の向上、安全・健康の確保などのほか、 (3) にも貢献できることが期待さ れる。 ④社内標準は(4) にチェックを行い、国家標準などと乖離していないか、時流に合っているか、現場の実態に則しているか、といった観点から必要に応じて見直しをする必要がある。
ISO, JIS, 技術蓄積, 定期的
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問17 ① ② ①小集団活動 (QCサークル活動)は、「第一線の職場で働く人々が (1) に製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う小グループである」と『QCサークルの基本』に定義されている。実際の運営は (2) に行い、QCの考え方・手法などを活用し、(3) を発揮して自己啓発・相互啓発を図りながら活動を進める。 ② 小集団活動における代表的な改善の手順には2種類あり、困りごとは何かを明確にして原因究明などを行う (4) 型と、ありたい姿と現状とのギャップを明確にして攻め所を決めるなどの(5) 型がある。
継続的, 自主的, 創造性, 問題解決, 課題達成
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問17 ③ ③ 小集団活動の運営を効果的に行うには経営者・管理者の指導・支援が必要不可欠である。特に活動を効率的に行うための (1) と活動をしやすくする職場活性化が重要となる。活動が効果的に運営されれば組織は繁栄し、個人レベルでは能力向上・ (2) が図られる。
教育・訓練, 自己実現
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問4 サンプリングに関する問題 ① ① 工程や製品ロットなど、問題や処置の対象となる集団を母集団という、母集団に関する情報を得 るため、母集団から標本 (サンプル) をとり出す。このように標本をとり出す行為を (1) という、また、標本を構成する要素の数 (または単位)を標本の(2)という。 その標本を構成する要素を (3) してデータを得る。
サンプリング, 大きさ, 測定
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問4 サンプリングに関する問題 ② ②母集団に対して適切な処置を行うためには、母集団をかたよりなく代表するように標本をとり出す必要がある。一方,母集団の一部である標本に基づく結果には誤差が含まれる。この誤差を (1) という、このような誤差を小さくするために、通常 (2) が行われる。 (2) は、 母集団を構成する要素が (3) で標本に含まれるようにとり出す方法である。
サンプリング誤差, ランダムサンプリング, 等確率
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問5 ① ② QC七つ道具のひとつとして、2つの特性xとyを横軸と縦軸に取り、測定値(x,y)を打点して作る グラフで、2つの特性x、yの関係を図的に表して見るために利用するものを (1) という。 (1) を作成する手順は次のとおりである。 手順1: 期間を定め、対のデータ(x,y)を採取する。 手順2:縦軸、横軸に目盛りを入れる。 手順3: 対のデータ(x,y)を打点する。 手順4:必要事項(目的、サンプルサイズ,期間,作成者など)を記入する。 ②対になったデータ (x,y)の特性xとyの関係を数量的に表すには (2)(以下記号で表す)が よく用いられる。r は (3) の範囲の値をとる。rを計算するには、データから直接計算する 方法と相関表から計算する方法がある。測定値の数が少ない場合は直接計算する方法を用いる。 測定値の数が多い場合は相関表から計算する方法を用いることもできる。
散布図, 相関係数, -1 ≤ r ≤ 1
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問5 ③ 散布図と相関係数の見方は次のとおりである。 a) 点(x,y)の並び方に何らかの傾向があるか。 i) xが増加すれば,yも直線的に増加するとき, xとyには (1) があり, r の値の範囲は(2) となる。xの各値に対するyのばらつきが小さいほど (1) が強くなり、r の値は1に近くなる。 ii) xが増加すれば,yが直線的に減少するとき, xとyには(3) があり,rの値の範囲は (4) となる。xの各値に対するyのばらつきが小さいほど,(3) が強くなり、r 値は-1に近くなる iii) xとyが無関係であれば,rの値はほぼ0 (ゼロ)となる。 b) 異質な集団が混合していないか。 異質な集団が混合していれば、層別して調べる必要がある。 c) 飛び離れた点はないか。 飛び離れた点については,その原因を調べ、処置する必要がある。
正の相関, 0 < r < 1, 負の相関, -1 < r < 0