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lpic 101 ハードディスクのレイアウト設計 ブートマネージャのインストール
  • サラリーマンサラリーマン

  • 問題数 52 • 6/25/2024

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    問題一覧

  • 1

    LVM(LogicalVolumeManager)とは?

    物理的な記憶デバイスの領域(物理ボリューム:PV)を複数まとめてひとつの大きな仮想的な領域(ボリュームグループ:VG)とし、そこから仮想的なパーティション領域(論理ボリューム:LV)を切り出すことで、従来の物理的なパーティションを用いた方法よりも柔軟に記憶領域を管理することができるようにする仕組み

  • 2

    LVMができる具体的なことは?

    各論理ボリューム(LVM を利用しない場合のパーティションに相当)のサイズを後から変更したり、単体のハードディスク(LVM では物理ボリュームと呼ぶ)の容量を超えるサイズの論理ボリュームを作ったり、後から新たな物理ボリュームを追加してボリュームグループ全体のサイズを増やしたり、不要な特定の物理ボリュームだけをボリュームグループから削除したり、といったことが可能

  • 3

    物理ボリューム(PV : PhysicalVolume)とは?

    物理的なハードディスクやパーティション

  • 4

    ボリュームグループ (VG:Volume Group)とは?

    物理ボリュームを集めて作る、仮想的な領域(仮想的なハードディスクのようなものだと思ってよいです)

  • 5

    論理ボリューム (LV:Logical Volume)とは?

    ボリュームグループの一部(または全部)を使って作る、仮想的なパーティション。従来のパーティションと同じように、この論理ボリューム上にファイルシステムを作って利用可能。

  • 6

    論理ボリュームを作成する際の主な手順は?

    物理ボリューム(PV)の作成 (pvcreateコマンド) ↓ ボリュームグループ(VG)の作成(vgcreateコマンド) ↓ 論理ボリューム(LV)の作成 (lvcreateコマンド)

  • 7

    論理ボリューム(LV)のデバイスファイルは?

    /dev/VG名/LV名

  • 8

    作成した論理ボリューム(LV)を実際に使用するには?

    mkfsコマンドで、作成した論理ボリュームにファイルシステムを作成し、mountコマンドでマウントを行う

  • 9

    LVMのスナップショットという機能は?

    LVへの変更前の情報を保持する。バックアップの対象をスナップショットにすることで、運用を停止することなく、安全にバックアップを行うことができる。

  • 10

    /homeディレクトリとは?

    一般ユーザのホームディレクトリ(書き込みが頻繁に発生)。分割適。

  • 11

    /usrディレクトリとは?

    起動には不要なプログラムなどを格納(読み込みが頻繁に発生)。分割適。

  • 12

    /varディレクトリとは?

    ログファイルやメールなど可変ファイル群を格納(書き込みが頻繁に発生)。分割適。

  • 13

    /optディレクトリとは?

    追加でインストールしたパッケージを格納(容量が大きくなる可能性がある)。分割適。

  • 14

    /bootディレクトリとは?

    Linuxカーネルなど起動に必須のファイルを格納。分割△。

  • 15

    /tmpディレクトリとは?

    一時ファイルを格納。分割△。 あらゆるユーザが書き込むことができる。また、格納されているファイルやディレクトリは再起動すると消去される。

  • 16

    /binディレクトリとは?

    一般ユーザ用のコマンドを格納。分割×。

  • 17

    /sbinディレクトリとは?

    管理者用のコマンドを格納。分割×。

  • 18

    /etcディレクトリとは?

    システムの設定ファイルを格納。分割×。

  • 19

    /libディレクトリとは?

    共有ライブラリを格納。分割×。

  • 20

    /devディレクトリとは?

    デバイスファイルを格納。分割×。

  • 21

    パーティションとは?

    ハードディスクを論理的に分割した単位のこと

  • 22

    Linuxのパーティションに最低限必要な2つのパーティションとは?

    ・ルートパーティション ・スワップ領域

  • 23

    ルートパーティションとは?

    最上位のディレクトリであるルートディレクトリ(/)を割り当てたパーティションのことで、その配下に様々なディレクトリやファイルが含まれている

  • 24

    スワップ領域とは?

    物理メモリに収まらなかった情報を一時的に格納する為の領域

  • 25

    ディレクトリの用途に応じて、特定のディレクトリを別のパーティションに割り当てる理由は?

    障害時の被害を、障害が発生したパーティション内に抑えられる可能性がある。また、Linuxでもパーティション毎のバックアップやリストアが可能なため、バックアップしたいディレクトリに専用のパーティションに割り当てておくと、それらの作業も容易になる

  • 26

    ルートパーティションから分割することはできないディレクトリは?

    システムの起動に必要なディレクトリ(/bin、/sbinなど)

  • 27

    最低限必要なパーティションのみを作成した場合どうなる?

    全てのディレクトリがルートパーティションに収まることになる

  • 28

    なぜ「/tmp」ディレクトリを専用のパーティションに割り当てる?

    一時ファイルが増えることが予想される場合。 容量オーバーなどの障害が発生しても他のディレクトリ(ルートディレクトリ等)への被害を最小限に抑える事ができるから。

  • 29

    なぜ/homeディレクトリはルートパーティションとは別のパーティションを割り当てる?

    利用ユーザが多い場合は特に頻繁に書き込みが発生するため、障害時に備えるため

  • 30

    スワップ領域無しでシステムが構築されるようになったのはなぜ?

    昨今大容量のメモリが搭載されるようになったため

  • 31

    なぜ/bootだけをRAIDに含めない構成を取る場合がある?

    システムがRAID上に構成されている場合、カーネルがブートローダから参照できる場所に配置されている必要があるため

  • 32

    Red Hat Enterprise Linux 8でのスワップ領域の推奨値は?

    RAMが2GB以下の場合:RAMの2倍 RAMが2GBを超過~8GB以下の場合:RAMと同量 RAMが8GBを超過~64GB以下の場合:4GBからRAMの0.5倍 RAMが64GBを超過:負荷に依存するが、少なくとも4GB

  • 33

    システムを起動しブートローダがカーネルをロードする際にできることは?

    ブートローダの設定ファイルに記載されていないオプションを、起動オプションとして起動プロンプトで指定できる

  • 34

    linuxカーネルの主な起動オプションは?

    ・init=パス : initの代わりに指定コマンドを実行 ・root=デバイス名 : ルートパーティションを指定 ・数字(0〜6): 指定したランレベルで起動 ・quiet : 起動中のカーネルからの情報出力を抑制する

  • 35

    ブートローダからカーネルに渡された全てのオプションを確認するには?

    「/proc/cmdline」ファイルで確認する

  • 36

    linuxカーネルの起動オプションを起動プロンプトで指定する方法は?

    ・GRUBLegacy…kernel カーネルイメージ[オプション] ・GRUB2 … linux カーネルイメージ[オプション]

  • 37

    ブートローダとは?

    記憶装置内のカーネルをロードし、カーネルに制御を移す役割を果たす。 ブートローダは第一段階と第二段階に分かれています。第一段階部分はMBR(Master Boot Record)に格納、第二段階部分は記憶装置内(HDD)の別の場所に格納されています。 第一段階のブートローダはMBRの先頭446バイトの領域にインストールされる。

  • 38

    MBRとは?

    ハードディスクなどのストレージ(外部記憶装置)の最も先頭にある、起動に必要なプログラムや情報を記録した小さな領域。コンピュータの起動時に最初に読み込まれる。 サイズは512バイトで、先頭から446バイトはOS読み込み用の小さなプログラム(ブートローダ/ブートストラップローダ)、続く64バイトはメディア内の各パーティションについての情報を記したパーティションテーブル(16バイト×4パーティション分)、末尾の2バイトは「ブートシグネチャ」と呼ばれるMBRの有効性を示す決まった値のデータ(0xAA55)が記録される。

  • 39

    MBRのパーティション領域には何が書かれている?

    パーティションテーブル領域には最大で4つまでのパーティションの情報を記録することができ、テーブルの先頭から順番に16バイトづつの領域が割り当てられている。各パーティションの情報は、ブートフラグ(OSなど起動可能なプログラムが記録されているか否かを表す値)、開始位置(セクタ)、識別子(種類を表す値)、終了位置、先頭位置のLBA方式での値、セクタ数で構成される。

  • 40

    LBA(LogicalBlockAddressing)とは?

    ストレージ(外部記憶装置)の記憶メディア上の個々の記憶単位(セクタ)の位置を表す方法の一つで、すべてのセクタに通し番号を付けて先頭からのセクタ数で位置を識別する方式。

  • 41

    GRUB(GRand Unified Bootloader)とは?

    多くのファイルシステムに対応している高機能なブートローダ。GRUBには操作を対話的に行うことができるGRUBシェルと呼ばれるプログラムが付属している。

  • 42

    GRUBをインストールするには?

    grub-installコマンドを利用する(ディストリビューション等により、grub2-install)

  • 43

    GRUB Legacy と GRUB2の違いは?

    GRUBLegacyはGRUBのバージョンが0.9系のもの。GRUB2はGRUBのバージョンが1.9以降のもの。

  • 44

    GRUBLegacyの設定ファイルは?

    「/boot/grub/menu.lst」、ディストリビューションによっては「/boot/grub/grub.conf」

  • 45

    GRUB Legacyの設定ファイル「/boot/grub/menu.lst」でルートパーティションを指定するには?

    「root (hdディスク番号,パーティション番号)」と指定する。その際、番号はどちらも0から数える(例:1番目のディスクの1番目のパーティション → root (hd0,0))。

  • 46

    GRUB2の設定ファイルは? どのようにして編集する?

    /boot/grub/grub.cfg 直接編集はできない。設定内容は「/etc/default/grub」ファイルおよび「/etc/grub.d」ディレクトリ内のファイルに記述し、「grub-mkconfig」コマンドで設定内容を「/boot/grub/grub.cfg」ファイルに反映させる。

  • 47

    grub-mkconfigコマンドはディストリビューションによってどのような差異がある?

    ・CentOS7ではgrub2-mkconfigという名前でインストールされている。実態はgrub-mkconfigと同じシェルスクリプト。 ・Ubuntuではupdate-grubおよびupdate-grub2というコマンドが存在するが、いずれもgrub-mkconfigを実行している。

  • 48

    GRUB2で、カーネルイメージ、ルートパーティション、モジュールの指定などはどこで行う?

    「/etc/grub.d」ディレクトリ内のファイルで行う

  • 49

    GRUB2のカスタムの設定を記述するファイル「/etc/grub.d/40_custom」で設定を記述する構文は?

    「menuentry 'メニューのエントリ名' [オプション] { 設定 }」

  • 50

    「/etc/grub.d/40_custom」内のinsmodには何を記載する?

    ロードするモジュール。 モジュールファイルは通常「/boot/grub/i386-pc/」や「/boot/grub/x86_64-efi/」に「XX.mod」の形式で格納されている。insmodには「.mod」を除いた形式で指定する。

  • 51

    「/etc/grub.d/40_custom」内の「set root=(hdディスク番号,パーティション番号)」には何を記載する?

    ルートパーティションの指定。GRUB2では、ディスク番号は0から、パーティション番号は1から数えます(例:1番目のディスクの1番目のパーティション → set root=(hd0,1))。

  • 52

    systemdが動作するシステムにおいて、起動時のターゲットを指定するカーネルパラメータは ?

    systemd.unit。 systemd.unit パラメータの値に起動時のターゲットを指定する。ターゲット名は .target を省略することができる。