問題一覧
1
取り立ててはかばかしき"後見"しなければ
うしろみ
2
髪は扇を広げたる"やうに"ゆらゆらとして
比況
3
かかる事の起こりに"こそ"
強意
4
恨みを負ふ積もりにや"ありけむ" の意味
たのだろう
5
人の御おぼえ"なり"
断定
6
この御にほひには並び給ふ "べく" もあら "ざり" ければ
可能, 打消
7
髪のうつくしげに"そがれたる"末も の意味
切りそろえられている
8
いみじく"生ひ先"見えて の意味
成人後
9
"寄せ重く"
後見人が強く
10
"めづらかなる"児の御かたちなり の意味
類いまれな
11
楊貴妃の例も引き出で "つ" "べく" なりゆくに
強意, 推量
12
"まみ"のほど の意味
目元
13
いと"あつしく"なりゆき の意味
病気がち
14
"あぢき"なう の意味
苦々しく
15
"おほかた" の "やむごとなき" の御思ひにて の意味
並ひととおり, 大切な方
16
"惟光朝臣"とのぞき給へば
これみつのあそん
17
"前"の世にも
さき
18
ただこの西"面"にしも
おもて
19
いづれの"御時"にか
おおんとき
20
"私"物に思ほしかしづき給ふこと限りなし
わたくし
21
世になく清らなる玉の男"皇子"さへ生まれ給ひぬ
みこ
22
いとやむごとなき際 "に" はあらぬ "が"
断定, 同格
23
唐土にも、
もろこし
24
いづれの御時 "に" "か"
断定, 疑問
25
何事の儀式をも"もてなし給ひけれど" の意味
お取り計らいなさった
26
"いと" "やむこと" なき "際" にはあらぬが の意味
たいして, 高貴な, 身分
27
やうやう"天の下"にも の意味
世間
28
我はと思ひあがり給へ"る"御方々
存続
29
白き"衣" の意味
下着
30
十ばかりにやあら"む"と見えて
推量
31
簾少し上げて、花奉る"めり"
推定
32
"四十"余ばかりにて
しじゅう
33
この御"にほひ"には並び給ふべく の意味
美しさ
34
"かたじけなき" "御心ばへ" の類ひなきを の意味
もったいない, ご愛情
35
"唐土"にも の意味
中国
36
世にもて"かしづき"聞こゆれど の意味
大切に扱う
37
"上人"などもあいなく目をそばめつつ
うえびと
38
上達部
かんだちめ
39
世の例にもなりぬべき"御もてなし"なり の意味
ご待遇
40
人の"譏り"をもえ憚らせ給はず、 の意味
非難
41
例にもなりぬべき御もてなし"なり"
断定
42
世も乱れ悪しかり"けれ"と
過去
43
急ぎ参ら"せ"て御覧ずるに
使役
44
山吹などの萎えたる着て走り来たる"女子"
おんなご
45
清げなる"大人"二人ばかり の意味
年配の女房
46
"簾"少し上げて
すだれ
47
上人なども "あいなく" 目を "そばめつつ" の意味
不快そうに, 背けて
48
いとやむごとなき際にはあら"ぬ"が
打消
49
"いつしか" と "心もとながら" せ給ひて の意味
早く, 待ち遠しく
50
同じほど、それより"下臈"の更衣たちは
げろう
51
更衣あまた"候ひ"給ひける中に の意味
お仕え
52
髪のうつくしげにそが"れ"たる末も
受身
53
世の"例"にもなりぬべき の意味
語り草
54
恨みを負ふ積もり"に"やありけむ
断定
55
同じほど、それより"下臈"の更衣たちは の意味
身分の低い
56
ただこの西面に"しも"
強意
57
恨みを負ふ積もり "に" やあり "けむ"
断定, 過去の原因推量
58
いと"まばゆき" の意味
見ていられない
59
人の"譏"りをもえ憚らせ給はず
そし
60
世の例にもなり "ぬ" "べき" 御もてなしなり
強意, 推量
61
"脇息"の上に経を置きて
きょうそく
62
持仏据ゑ奉りて行ふ尼なり"けり"
詠嘆
63
かたじけなき"御心"ばへの
みこころ
64
人の譏りをもえ憚ら"せ"
尊敬
65
いと"悩ましげ"に読みゐたる尼君 の意味
大儀そうに
66
世になく清らなる玉の男皇子 "さへ" 生まれ給ひ "ぬ"
添加, 完了
67
"山吹" などの "萎えたる" 着て走り来たる女子 の意味
山吹襲の上着, 柔らかになっている
68
"さしあたり" て世の "おぼえ" はなやかなる の意味
現在のところ, 評判
69
御契り"や"深かりけむ
疑問
70
楊貴妃の例も引き"出でつべく" の意味
しまいそうだ
71
ただこの"西面"にしも の意味
西に面した部屋
72
"すぐれて" "時めき" 給ふありけり の意味
とりわけ, ご寵愛を受ける
73
世になく清らなる玉の男皇子"さへ"生まれ給ひぬ の意味
までも
74
御時にか、"女御"
にょうご
75
いと"はしたなき"こと多かれど の意味
いたたまれない
76
何事の儀式をももてなし給ひ"けれ"ど
過去
77
更衣あまた"候ひ"給ひける中に
さぶら
78
童べと"腹立ち"給へるか の意味
喧嘩する
79
"めざましき" ものに "おとしめ" そねみ給ふ の意味
気にくわない, 蔑んだり
80
顔はいと赤く"すりなして"立てり の意味
手で擦って
81
朝夕の"宮仕"へにつけても
みやづかえ
82
山吹などの萎え"たる"着て走り来たる女子
存続
83
いと白う"あて"に痩せたらど の意味
上品
84
持仏 "据ゑ" 奉りて "行ふ" 尼なりけり の意味
安置し, 勤行する
85
世の"例"にもなりぬべき
ためし
86
あまた見えつる子どもに似る"べう"もあらず
当然
87
"四十余"ばかりにて の意味
四十歳
88
あまた見えつる子どもに"似る"べうもあらず の意味
比べようもなく
89
私物に思ほし"かしづき"給ふこと限りなし
大切に育てる
90
なかなか長きよりもこよなう今 "めかしき"ものかな の意味
当世風
91
取り立てて "はかばかしき" "後見" しなければ の意味
しっかりした, 後ろ盾
92
"つらつき"ふくらかに の意味
頬
93
下臈の更衣たちは、"まして" "やすからず" の意味
尚更, 心穏やかでない
94
世の例にも"なりぬべき"御もてなしなり の意味
なってしまいそうだ
95
やうやう"天"の下にも
あめ
96
いとやむことなき"際"にはあらぬが
きわ
97
いにしへの人のよしある"に"て
断定
98
顔はいと赤くすりなして立て"り"
存続
99
いにしへの人の "よしある" にて 、"親うち具し" の意味
教養のある人, そろっていて
100
"御契り"や深かりけむ の意味
ご因縁