食品成分表八訂は18食品について可食部100gあたりの成分値を示す。

こんにゃくのエネルギー値はAtwaterの係数を適用して求め値に0.1を乗じて算出されている。

レチノール活性等量は、ベーターカロチン等量に係数1/12を乗じたものとレチノール量を合計して算出されている。

ビタミンCの成分値は、マイクログラムで表示されている。

「Tr」は食品成分表の最小記載量の1/20未満であることを示している。

たんぱく質量は、ケルダール法、または燃焼方によって定量した窒素量に「窒素 ー たんぱく質換算係数」を乗じて算出している。換算係数が定められていない食品には、6.25を乗じている。

脂質には新たにコレステロールの項目がとりあげられている。

すべての食品につけられている食品番号数は5桁の数字である。

無機質には、μgの単位で示されているものもある。

たんぱく質量は、食品に含まれる窒素量から算出する。

有機酸のエネルギー換算係数は、アルコール量は大きい。

肉類の炭水化物は差引法を適用する。

食物繊維の定量はガスクロマト法を適用する。

脂肪酸やコレステロールの定量にはガスクロマト法を適用する。

「 - 」は測定していないもの。検出されないことを示す。

1/10未満、または検出されなかったものを示す場合は、「 Tr 」と示す。

八訂ではエネルギー換算係数を乗じてエネルギーを算出した。食物繊維は2.0kcalであり、アルコールは7.0kcalである。

食品の収載食品数は3000を超えている。

食品群別の収載食品数は野菜類が最も多い。

炭水化物の成分値には、食物繊維が含まれるが、水溶性と不溶性に分別されて表記されている。

食品の検索を容易にするために索引番号が設けられている。

食塩相当量には、グルタミン酸ナトリウムに由来するナトリウムは含まれる。

アミノ酸組成によるたんぱく質の値と糖アルコール等量の値は新たに収載された。

ビタミンCは、還元型と酸化型の成分値の合計で示されている。

「kcal」、「KJ」の2種類の単位によるエネルギー値は新たに収載された。

アミノ酸組成によるたんぱく質(g)のエネルギー換算係数は4.0kcal/gである。

八訂に使用するエネルギー換算係数で、糖アルコールのソルビトールは2.6kcal/gであり、クエン酸は3.5kcal/gである。

調理済み食品に関する情報を充実させ、調理済み流通食品の収載、調理関係の各種係数の掲載を行った。

収載食品数の増加を行い、2191食品から2400食品とした

炭水化物の細分化とエネルギー算出方法の変更を行った

掲載食品群の増加が行われ、18群の中で、第3番目に多い食品群は穀類である

18食品群の中で、最も多い収載食品は魚介類である

ナイアシン等量の計算では、トリプトファン等量が用いられる

ナイアシン等量(mgNE)＝ナイアシン(mg)＋1/30トリプトファン(mg)として算出される

大豆(納豆類)のビタミンK値は、メナキノン-7含量が考慮されている

メナキノン7含量に分子量比447.7/649.0を乗じてメナキノン4換算値とした後ビタミンK含量に合算している

アミノ酸組成によるたんぱく質、脂肪酸のトリアシルグリセロール等量が収載されている

冷凍食品は、調理加工食品類に分類されている

成分分析とための調理に使用する水は、一般的な環境を考慮し、水道水を用いる

ナイアシン等量、難消化性オリゴ糖などを含む食物繊維などの成分も追加された

レチノール活性等量μg＝レチノール(μg)＋1/12×ベーターカロテン等量である