問題一覧
1
チアノーゼは何に分けられるか
中枢性チアノーゼ, 末梢性チアノーゼ, 血液性チアノーゼ
2
チアノーゼはどうなると起こるか
還元ヘモグロビン5g/dL以上, メトヘモグロビン15%以上
3
チアノーゼが出現しやすいのはどの病気か
多血症
4
チアノーゼが出現しにくい病気は何か 3つ
貧血, 大量出血, 一酸化炭素中毒
5
血液性チアノーゼは何が原因で起きるか
メトヘモグロビン
6
メトヘモグロビンとは何か
ヘム鉄が3価鉄になっているため酸素と結合できない異常ヘモグロビン
7
薬剤性メトヘモグロビン血症の原因は 4i
フェナセチン, ニトログリセリン, リドカイン, メトクロプラミド
8
中枢性チアノーゼの特徴は 3つ
動脈血酸素飽和濃度が低下して生じる, 全身の皮膚や粘膜にチアノーゼが生じる, 皮膚温は低下しない
9
中枢性チアノーゼの原因は 3つ
呼吸器疾患, 血液疾患, 心疾患
10
末梢性チアノーゼの特徴は 3つ
動脈血酸素飽和濃度は低下しない, 還元ヘモグロビンが増加して、指や爪、鼻先など四肢末端にチアノーゼが現れる, 四肢末端の皮膚温が低下する
11
末梢性チアノーゼの原因は
毛細血管内血流速度の低下
12
浮腫の原因は 5つ
毛細血管内圧の上昇, 血漿膠質浸透圧の低下(低アルブミン血症), 血管透過性の亢進, リンパ管の閉塞 (リンパ節郭清によりリンパ管が閉塞), NSAIDs ACE阻害薬 ARBによるもの
13
高度な浮腫では何が現れるか 3つ
胸水, 腹水, 肺水腫
14
全身性浮腫は何が原因で起こるか 6つ
うっ血性心不全, 肝不全, 糸球体腎炎 , ネフローゼ症候群, 甲状腺機能低下, ニフェジピン アムロジピン NSAIDsの投与
15
局所性浮腫の原因は 4つ
リンパ管の閉塞, 深部静脈血栓症, ACE阻害薬やARBの投与, 蜂窩織炎
16
圧痕性浮腫とはなにか
指で圧迫して指を離した跡に痕がのこる
17
40秒以内に圧痕から回復すると何の可能性があるか
低アルブミン血症に伴う浮腫
18
40秒以上で圧痕から回復すると何が考えられるか
心不全 腎不全に伴う浮腫
19
非圧痕性浮腫とはなにか
指で圧迫しても痕が残らない浮腫
20
非圧痕性浮腫を示すものは何か 5つ
粘液水腫 {甲状腺機能亢進(前脛骨粘液水腫)}, 甲状腺機能低下 (全身性の粘膜浮腫), リンパ性浮腫, 蜂窩織炎, 血腫
21
意識障害のうち一次性とは何が原因であるか
脳自体の障害
22
意識障害のうち、二次性の原因は何か
脳血流や代謝異常により脳の機能が低下する。
23
意識障害は何に分けられるか
意識混濁, 意識変容
24
意識混濁とはどのような状態か 軽い順に選べ
明織困難状態 (正常よりやや不活発でぼんやりしている), 昏蒙 (覚醒しているが、精神活動は浅い眠りに近い), 傾眠 (放置すると眠りに落ちる 刺激されれば容易に覚醒), 嗜眠 (強く刺激すれば覚醒する), 昏迷 (中等度の意識混濁、閉眼 強い刺激をしなければ覚醒しない) , 昏睡 (重篤な意識混濁 対光反射など減弱 失禁状態)
25
意識変容に含まれるのは何か 4つ
せん妄, 錯乱, 振戦せん妄, もうろう状態
26
高齢者に多い意識障害は 幻覚、妄想、睡眠障害、見当識障害が出現
せん妄
27
意識混濁は見られないか、軽度で 錯覚、幻覚、妄想により暴力などの異常行動を呈するのはなにか
錯乱
28
アルコール中毒の禁断症状で見られるのは何か
振戦せん妄
29
急性アルコール中毒や、てんかん発作後、 薬物中毒などで見られるのは何か
もうろう状態
30
意識レベルの評価に用いるものは何か
JCS, GCS
31
JCSはどのような状態であるほど悪いか
点数が高いほど悪い
32
GCSはどのような状態であると悪いか
点数が低いほど重症
33
嘔吐中枢の刺激経路はどれか 3つ
咽頭や胃、小腸などからの刺激が弧束核を経由して嘔吐中枢へ伝える経路, CTZを経由する経路, 大脳皮質、脳幹、前庭系などの中枢神経から伝えられる経路
34
CTZを介したり、直接嘔吐中枢を刺激するものは何か
中枢性嘔吐
35
CTZを介して発症するものは何か 5つ
糖尿病, 妊娠, 甲状腺疾患, 薬剤(ジギタリス、抗がん剤), 食中毒
36
脳疾患による嘔吐は何か 4つ
脳腫瘍, 髄膜炎, 脳血管障害, うつやてんかんなどの心理的要因
37
迷走神経や前庭神経など末梢神経を介して嘔吐中枢を刺激するものはなにか
末梢性嘔吐
38
末梢性嘔吐は何があるか 5つ
メニエール病, 胃腸炎やイレウスなどの消化管疾患, 心筋梗塞や心不全などの循環器疾患, 腎盂腎炎や尿路結石などの泌尿器疾患, 卵管炎や子宮周囲炎などの婦人科疾患
39
腹痛は機序により分けられるが 何に分けられるか
内臓痛, 体性痛, 関連痛
40
内臓痛はどのようなものか
管腔臓器の固有筋層や臓器の臓側腹膜に知覚神経が分布しており、 平滑筋や臓側腹膜の伸び縮みによって痛みを感じる, うずくような疝痛, 冷や汗や悪心を伴い 間欠性の疝痛
41
内臓痛の例は 3つ
十二指腸潰瘍, 尿路結石, 胆嚢、胆管炎
42
体性痛とはどのようなものか
壁側腹膜や腸間膜に分布する知覚神経が炎症や牽引、捻転などによって起こる, 限局性の持続的な鋭い痛み, 体動や咳によって増強
43
体性痛の例は 4つ
胃腸穿孔, 急性虫垂炎, イレウス, 急性腹膜炎
44
関連痛とはどのようなものか
臓器における疼痛刺激を同じ神経分節に属する皮膚領域の疼痛として感じる, 鈍く体表面に限局, 一定部分を圧迫した場合圧痛を認めることがある
45
空腹時に痛みが増強し、 摂食で改善する心窩部痛を生じるのは
十二指腸潰瘍
46
食後に痛みが増強し、 心窩部痛を生じるのは
胃潰瘍
47
発熱、右季肋部痛、黄疸を認めるのは何か
急性胆嚢炎
48
脂肪分が多い食事をとった後や夜間に 右季肋部から心窩部に突発する痛みが生じ、 背部から右肩に放散するのは何か
胆石症
49
食後や飲酒後に突発する心窩部から背部の持続性の痛みで、悪心、嘔吐、発熱を伴うこともあるのは何か
急性膵炎