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◾︎臨床薬理学 薬物治療・管理(9月20日)

問題数51


No.1

小児の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 新生児の薬物代謝酵素活性は体重あるいは体表面積で標準化しても成人の値より未発達で小さいことが多い。 b.小児にとって成人用の錠剤やカプセルは大きく、誤聴のリスクもあるため細粒、ドライシロップなどの剤形を用いることが多い。 c.小児の薬物副作用に対する感受性は成人と同じである。 d.近年では、ほとんどの薬物において2歳以下の小児に対する薬用量が添付文書に記載されている。

No.2

妊婦の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 妊娠4週から7週末までは胎児奇形リスクの観点から絶対過敏期である。 b.メトトレキサートはヒトにおいて催奇形性がない薬物である。 c.健康な妊婦で妊娠中に薬物の服用がなければ新生児に形態異常·奇形が生じる確率はない。 d. 分娩前の時期に精神神経系薬物を服用していると、新生児に薬物離脱症候群が生じることがある。

No.3

高齢者の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 高齢者の薬物除去に関係する腎機能や肝機能は若年成人と比べていずれも低下していない。 b. 高齢者の薬物飲み忘れ対策として薬剤の一包化は役立たない。 c. 高齢者の副作用にはポリファーマシーが関係している。 d. 薬物の服用により認知症の症状が悪化することがある。

No.4

薬物相互作用について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 薬物相互作用により薬物効果が減少することはない。 b. 食後に服用すると食物との相互作用で、消化管吸収が減少する薬物がある。 c. 薬物代謝酵素活性の阻害は、重大な薬物副作用に関係することがある。 d. 添付文書には薬物の相互作用に関する情報は記載されていない。

No.5

業物相互作用について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.グレープフルーツジュースの飲用が、ジヒドロピリジン系の降圧薬の効果を増強することがある。 b. 薬物の腎排泄過程で薬物相互作用を生じる事はない。 c. 棄物の受容体における相互作用で棄物効果が変化することはない。 d. 薬物相互作用を利用して治療効果を高めている配合葉物もある。

No.6

肝機能または腎機能障書患者の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 全ての薬物は肝代謝よりも腎排泄で消失する。 b.薬物の腎排泄能力の指標にeGFR (糸球体ろ過速度推算値)を用いる。 c. ダビガトランは典型的な腎排泄型薬物である。 d.肝障害による薬物代謝能力低下は、通常Child-Pugh分類A群の患者から出現する。

No.7

循環器疾患の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 過去1年間3回異なる日に測定した血圧が160-165/100-105mmHgであれば高血圧と診断してよい。 b. 白衣高血圧とは、家庭血圧は正常値であるが診療所で測定した血圧が高血圧である病態である。 c. 生活習慣の修正をしても血圧は下がらない。 d. 高血圧症の第1選択薬はカルシウムチャネル遮断棄のみである。

No.8

循環器疾の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 狭心症発作一アンギ(ジ) オテンシン変換酵素阻害薬 b.急性冠症候群ーアスピリン c. 労作性狭心症発作予防一利尿薬 d. 心不全-ーアンギオテンシンⅡ受容体適断薬(ARB)

No.9

心不全の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 心不全の患者は例外なく左室駆出率が低下している。 b. 薬物服用が心不全の急性増悪の原因となることがある。 c.急性左心不全では肺水腫による低酸素血症が生じることがある。 d. βアドレナリン受容体返断薬は心不全患者に投与する場合には開始時から高用量投与が原則である。

No.10

血液凝画疾患の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.非心原性脳梗塞の再発予防には抗凝固薬を使用する。 b.深部静脈血栓症の再発予防には抗血小板薬を用いる。 c. 脳梗華に血栓溶解療法を用いる場合には、発症の早期(例:4.5時間以内)でなければならない。 d. 最近では血管カテーテル経由で脳梗塞の血栓を機械的に回収するリトリバー治療が行われることがある。

No.11

心原性脳血栓症の薬物治療と非薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.ワルファリンの投与量はプロトロンピン時間の国際標準化比(PT-INR)の測定値で個別化する。 b.直接経口抗凝固薬(DOAC)であるダビガトランの投与量は腎機能障害患者で減量する必要はない。 c. 深部静脈血栓症予防に弾性ストッキングが用いられる。 d. ヘパリンは経口投与可能な抗疑固薬である。

No.12

血栓溶解療法に用いる築物について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 血栓溶容解薬の薬理作用はプラスミノーゲン阻害である。 b. 急性心筋梗塞の治療に適応がある。 c. 急性脳梗塞の治療に適応がある。 d.副作用として歯内出血は生じない。

No.13

呼吸器疾の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 気管支喘息発作の治療にBアドレナリン受容体遮断薬が用いられる。 b.喫煙は慢性閉塞性肺疾患(COPD) 発症のリスク因子である。 c. COPD患者にも吸入気管支拡張薬は有効である。 d. 吸入副腎皮質ステロイド薬の主要な薬理作用は直接的な気管支拡張張作用である。

No.14

呼吸器感染症の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.いわゆる「かぜ症候群」の治療には抗生物質が有効である。 b.健康人が市中で感染する肺炎の原因菌には緑濃菌が多い。 c. 病院内で感染する肺炎の原因菌には抗菌薬耐性菌が多い。 d.誤勝性飾炎の原因菌は市中肺炎の原因菌とは異なる事が多い。

No.15

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. アンピシリンが有効である。 b.クラリスロマイシンが有効である。 c. バンコマイシンが有効である。 d. テイコプラニンが有効である。

No.16

てんかんの棄物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.てんかんの薬物治療の薬物選択は発作の病型には関係なく年齢で決められる。 b.てんかんの薬物治療は発作が類発する時期のみ行うのが原則である。 c. パルプロ酸は全般強直問代性発作(いわゆる大発作)に有効である。 d. 抗てんかんの服薬アドヒアランスの確認に薬物血中濃度モニタリングが有用である。

No.17

気分障害(うつ病性障轄と双極性障害)とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.うつ病の生涯催患率は女性の方が男性より高い。 b.選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)はうつ病の薬物治療に有効である。 c. SSRIは薬物代謝酵素(シトクロームP450) に対して阻害作用を持たない。 d. 双極性障害の薬物治療にはSSRIが第1選択薬である。

No.18

統合失調症とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 統合失調症の代表的な症状は幻聴·幻覚と妄想である。 b.多くの統合失調症患者は発症時から明確な病識がある。 c. 近年、統合失調症治療の中心となった非定型的抗精神病薬の代表的な副作用はパーキンソン病様症状である。 d. オランザピンやクエチアピン服用患者で体重増加や糖尿病悪化の副作用が生じることがある

No.19

消化性潰集の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 胃十指腸粘膜障害には胃酸が関係している。 b.非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)の服用は消化性潰湧発症リスクに関係しない。 c. プロトンボンプ阻害薬(PPI) は十二指腸潰病治療に有効であるが、胃潰病の治療には無効である。 d. スクラルファートは粘膜保護作用を有する潰瘍治療薬である。

No.20

炎症性腸疾患(IBD)とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.クローン病(CD)と潰瘍性大陽炎(UC)は代表的な炎症性腸疾患である。 b. 軽症者では5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤が治療薬である。 c. 副腎皮質ステロイド薬を坐薬または注腸剤で用いることはない。 d. 副腎皮質ステロイド薬で効果が不十分な場合にはγグロブリン製剤の大量投与が適応となる。

No.21

慢性ウイルス性肝炎とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 急性C型肝炎ウイルス感染後に持続感染が生じるのは5%前後に過ぎない。 b. 慢性C型肝炎に有効な抗ウイルス薬が開発されている。 c. C型肝炎ウイルス (HCV)に有効な直接型抗C型肝炎ウイルス薬(DAA)には薬物代謝酵素の阻害を介して相互作用を生じるものがある。 d. 非代償性肝硬変に合併する腹水の治療にはアンギオテンシン変換酵素阻害薬が第1選択である。

No.22

糖尿病とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 1型糖尿病は小児~思査期に多く、インスリン分泌能が急速に欠乏することが多い。 b.1型糖尿病の治療にはインスリン分泌を刺激するスルホニルウレア薬が使用される。 c. 2型糖尿病は中高年に多く、インスリン抵抗性が病因に関係している。 d.メトホルミンは直接膵臓のインスリン分泌を刺激して血糖を降下させる。

No.23

2型糖尿病とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. DPP-4阻害薬の単独投与で低血糖を生じることは少ない。 b. SGLT2阻害薬は消化管からのグルコース吸収を阻害して血糖を低下させる。 c. 腎機能障吉患者がメトホルミンを服用すると副作用として乳酸アシドーシスを生じることがある。 d. 血糖コントロール不良で、高血糖が持続すると、強い空腹感、冷や汗、 動悸、振戦などが生じる。

No.24

糖尿病治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.インスリン製剤はいずれも静脈投与可能である。 b.1型糖尿病患者では内因性インスリンの基礎分泌と血糖に依存した追加 分泌を模倣するために2種類以上のインスリン注射を投与するごとがある。 c.糖尿病の長期合併症は、網膜症、 腎症、神経障害である。 d. 糖尿病網膜症の治療にアンジオテンシン変換酵素阻害薬が有効である。

No.25

脂質異常症とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 血清コレステロール分画で動脈硬化に対して促進的に働く悪玉コレステロールはHDLコレステロールである。 b. HMG-CoA還元酵素阻害薬(いわゆるスタチン薬)はコレステロール合成を阻害する機序で作用する。 c.空腹時の中性脂肪が100mg/dLであれば脂質異常症である。 d. 脂溶性スタチン(シンパスタチンなど)と薬物物代謝酵素CYP3A4阻害作用を持つ 抗真菌薬イトラコナンゾールの併用により横紋筋融解症発症のリスクが上昇するため 併用禁忌となっている。

No.26

高尿酸血症とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 血清尿酸値が7mg/dLであれば高尿酸血症と診断される。 b. 高尿酸血症は痛風発作のリスク因子である。 c. 痛風発作の治療はアロプリノール等の尿酸低下薬を用いて行う。 d. 抗がん剤投与後に生じる高尿酸血症の治療には尿酸の尿中排泄促進薬を用いる。

No.27

骨粗鬆症とその薬物治療について、 正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 骨粗鬆症患者は骨強度が低下し、軽度の外力でも椎体や大腿骨近位部骨折が生じる。 b.女性ホルモンは骨量維持作用があるので、 女性では閉経後急激に骨量が低下する。 c. 治療に経口ビスホスホネート薬を服用する場合には、食後に服用する。 d. 副甲状腺ホルモン製剤、テリパラチド、を治療に用いる場合には最大効果を得るために5年間以上投与する必要がある。

No.28

感染症とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 細菌の抗菌薬に対する感受性は、各菌種に対する最小発育距止濃度(MIC)で表現される。 b.ペニシリン薬とセフェム薬の抗菌効果は、MIC以上に菓物濃度が維持された時間に関係する。 c. 感染症発症リスクに患者側の免疫力要因は関係しない。 d.第3世代のセフェム薬の抗菌スペクトルは天然型ペニシリン(ベンジルペニシリン)より狭い。

No.29

抗菌薬の薬物動態について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 全ての抗菌薬の主要消失経路は腎消失である。 b. どの抗菌薬も2日問以上繰り返して投与すると体内薬物量は、それ以上蓄積せず一定となる。 c.体内の消失半減期が短い抗菌棄の血液中濃度をMIC以上に維持するためには、短い投与問隔で頻回投与する必要がある。 d. 抗菌薬の中には乳幼児·小児や妊産婦において、一般成人では見られない特有の副作用を生じる薬物がある。

No.30

感染症の薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.発熱があり咽頭痛があれば抗菌薬を投与しても良い。 b.広域スペクトル抗菌薬は原因細菌を同定しなくても、ほとんど場合に有効なので外来診療では積極的に使用すべきである。 c.初期治療は広域スペクトル薬で抗菌治療を開始しても、経過中に原因菌が確定すれば、 原因菌に有効な非広域スペクトル薬にデ·エスカレーションすべきである。 d. 広域スペクトル薬の濫用は、耐性菌出現の原因の1つである。

No.31

悪性腫病とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.殺細胞性抗がん剤はがん細胞だけでなく、細胞分裂が盛んな正常細胞(造血細胞など)にも作用する。 b. 白金製剤であるシスプラチンは催吐作用がほとんどない薬物である。 c.遠隔転移がある固形悪性腫病の薬物治療は通常除痛や症状の緩和が目的である。 d. 殺細砲性抗がん剤の薬理作用は、みな細胞周期依存的である。

No.32

悪性種病とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. イリノテカンの副作用には重症の便秘がある。 b.パクリタキセルを静注投与する場合には過敏症状の予防目的で副腎皮質ス テロイド薬、ヒスタミンH1とH2受容体遮断薬の前投薬をする。 c. アントラサイクリン系抗がん剤ドキソルビシンの副作用として心筋障害による心不全がある。 d. 抗がん化学療法における制吐療法として今日最も強力なのは副腎皮質ステロイド薬と ドパミン受容体遮断薬メトクロプラミドの2剤併用療法である。

No.33

悪性腫病とその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 免疫チェックボイント分子阻害薬は、活性化したT細胞のがん細胞に対する免疫攻撃を増強させる。 b.トラスツズマブはエストロゲン受容体が過剰発現している乳がんの薬物治療に有効である。 c. がん細胞の増殖因子受容体本に対する刺激を遮断する抗体薬(セツキシマブなど)は消失半減期が短いため、1日1回投与するものが多い。 d. グフィチニブなどのがん細胞の増殖を促進する細胞内情報伝達系のキナーゼの阻害を機序とする小分子薬物が臨床で使用されている。

No.34

乳がんとその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.乳がんの抗エストロゲン療法は、がん細胞にエストロゲン受容体が発現していなくても有効である。 b. 乳がん細胞にHER2の過剰発現があればトラスツズマブの適応となる。 c. 閉経後の抗エストロゲン療法には、アロマターゼ阻害薬が用いられる。 d.抗エストロゲン療法は手術後1年間を超えて行う必要はない。

No.35

前立腺がんとその薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.デガレリクスは下垂体に作用してLH/FSH分泌を抑制し、精巣のテスト ステロン合成を低下させる機序で抗アンドロゲン効果を発揮する。 b. 外科的に両側の精巣を摘除しても脂肪組織でテストステロンが合成される ので血清テストステロン値は低下しない。 c. 抗アンドロゲン薬の投与により女性化乳房が生じることがある。 d. 血清PSA値の測定は前立腺がんのスクリーニングに役立たない。

No.36

女性ホルモンによる薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 更年期障害はおよそ閉経5年前に発症し、閉経後には速やかに消失する。 b.更年期障害の薬物治療にはエストロゲンが単独で使用される。 c. 乳がんの既往がある患者では更年期障害の治療に女性ホルモン補充療法は、禁忌である。 d.子宮内膜症の治療に低用量エストロゲン·プロゲステロン療法を行うと血栓症のリスクが増加する。

No.37

医薬品、医療機器の品質等、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (略称: 薬機法)について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 対象は病の治療に用いる医薬品だけでなく、疾病の診断に用いる試薬や疾病予防のワクチンも含まれる。 b. iPS細胞等を利用した再生医療等製品も規制の対象となる。 c. 同法中で医療関係者として定義されているのは医師のみである。 d. 要指導医薬品は非処方薬であるので、購入に際して処方せんは不要であり、薬剤師による情報提供や指導も必要とされない。

No.38

薬機法について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 毒薬の急性毒性(致死量で評価する)は劇薬よりも強い。 b.毒薬は白地に赤枠、赤字でその医薬品品名が書かれる。 c. 毒薬は専用の施錠のできる保管庫に貯蔵·陳列しなければならない。 d. 筋弛緩剤であるベクローウムは劇薬である。

No.39

麻薬とその取り扱いについて、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.麻薬にはケシから生成される麻葉性鎮痛薬のオピオイドやオピエートの他に、コカイン、大麻も含まれる。 b. 麻薬施用者でなければ、麻薬処方せんを交付してはならない。 c. 麻薬は他の医薬品と区別し、鍵をかけた堅固な設備内に貯蔵しなければならない。 d. 病棟で使用した麻薬注射液の残液を病棟で放流廃棄した場合には、事故として届け出なければならない。

No.40

市販前の医薬品安全性確認が不十分なために、市販後に重大な副作用が 生じる薬害例について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.サリドマイドによる胎児奇形 b.ヒロポン(メタンフェタミン)乱用による中毒多発 c.ソリブジンと抗がん剤併用による骨髄抑制による死亡 d. 危険ドラッグ乱用による健康被害

No.41

新規医薬品の開発に関係する臨床試験について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 第1相試験では少人数の治療対象患者で治療効果を評価する。 b.第2相試験では新薬の典型的な治療対象と想定される比較的少人数の患者 において多くの場合プラセボと比較して棄物効果と副作用を評価する。 c. 第3相試験では、健康人を対象として新規医薬品の薬物動態と耐容性を評価する。 d. 医薬品医療機器総合機構(PMDA) は厚労省からの委託を受けて新規医薬品·医療機器の承認審査業務を行っている。

No.42

新規医薬品の市販後安全管理について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 医療人は医薬品·医療機器等安全性情報報告制度(副作用の自発報告制度)を行う責務がある。 b.医薬品販売企業は製造販売後調査を行う責務がある。 c. 患者自身も副作用を疑う症状を医薬品医療機器総合機構(PMDA) に報告できる制度がある。 d. 医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により被害を被った 場合には被害者に対して医療費や年金などの給付を行う公的な制度がある。

No.43

医薬品の添付文書について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.添付文書(は医薬品の製造販売企業が主体的に作成したもので、厚労省の承認を受けた公文書ではない。 b. 添付文書には法令などで取り扱いに特別な配慮が必要な薬物を規制区分に記載してある(例、向精神薬など) c.添付文書では警告や禁忌の情報が、効能又は効果の項目よりも前に記載されている。 d. 添付文書における「禁忌」主旨は、記載された患者の病態における使用、 あるいは特定の薬物との併用には副作用リスクが増加することを情報提供することである。

No.44

医薬品の添付文書について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 医薬品に関する「警告」は、赤字、赤枠で記載されている。 b.注射液の浸透圧が高いと静脈内注射時に血管痛や、筋肉内注射時に注射部痛、硬結がみられることが多い c.注射液の調整に特定の注射用液と容量(日本薬局方注射用水5mLなど)で 溶解するように記載があるのは単なる例示であり、遵守しなくても良い。 d. 用法及び用量の記載は典型的な数値の例示であり、医師は自らの経験に基づき遵守しなくてもよい。

No.45

医薬品の添付文吉について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.添付文書の「組成·性状」には創形の形状、サイズ、重さ、識別コードなどの情報が記載されている。 b.医棄品の相互作用が食事やサプリメントとの間に生じることはない。 c.添付文書には副作用の種類は記載されているが頻度の記載はない。 d.添付文書に記載されている効能 又は効果は、その医薬品使用の薬理作用で あり、究極的な治療目標における効果が記載されている訳ではない。

No.46

特定行為における薬物治療について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.手順書に従って行うので、実施に当たり思考力·判断力は必要とされない。 b.従来から業務で実施している内容と本質的に同じであり、高度で専門的な知識や技能の研修は不要である。 c. 手順書の内容の理解力が必要である。 d. 患者の病態の変化に対応して、手順書の適応範囲内かを判断する必要がある。

No.47

特定行為におけるカテコラミン(ドブタミン)持続点滴中の投与量調節について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 行為自体には手順書があるので、治療開始前に添付文書を通読し理解する必要はない。 b. ある時点から投与速度を開始時の6倍にしないと血圧が維持できなくなったので病態の変化を疑い医師に連絡した。 c.手順書で投与速度の計算は医師が行うことになっているので、投与開始前に看護師が投与速度の計算の要当性を再確認する必要はない。 d.カテコラミンの投与速度調節では血圧維持が目的であるが、経過中の心電図波形 の変化、心拍数の増加や不整脈の出現には注意し、必要と 判断すれば医師に連絡 する。

No.48

処方せんの書き方について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 用量は1回量と1日服用回数とタイミング、服用日数の記載が基本である。 b. 剤形の指定はなくても薬剤師が判断するので構わない。 c. 処方せんにコデインリン酸塩15mg 3Xとの記載があれば、1回投与量15mgを3日3回、食後投与と考えて良い。 d. 電子カルテと処方システムが導入されても、処方せんの入力ミスの問題は無くなっていない。

No.49

薬物を定速で持続静派投与する場合について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.ドブタミンの消失半減期は短いので、定速で静注投与を開始すると薬物の血中 農度は急速に増加し短時間(10分程度)で一定の状態(定常状態)となる。 b. 設定した投与速度に対するドブタミンの昇圧作用の評価は投与直後1分以内に評価して良い。 c. 非力テコラミン系強心薬ミルリノンの消失半減期は45分とドブタミンよりも長いので血中濃度が一定になるまでには2時問以上かかる。 d. 薬物投与の中止後に効果が消失する時間経過は体内から薬物が消失する速度と関係せずほぼ3日間かかる。

No.50

特定行為におけるドブタミン(カテコラミン)持続点滴中の安全管理について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a.シリンジポンプにシリンジを装着する場合には、シリンジのフランジをスリットに正しくセットする。 b.シリンジの押し子とシリンジポンプのスライダ間には2mm程度の隙間をあけて装着する。 c. シリンジのフランジが正しくセットされないとサイフォニング現象により過量の薬物が注入されることがある。 d. 3方活栓のタイプ(1バータイプと3バータイプ)が異なっても、コック/バーの位置と流路の開放と閉鎖の位置関係は同じである。

No.51

抗不安薬の臨時投与について、正しい組み合わせは次のうちどれか。 a. 身体疾患が不眠症の原因となることはない。 b. 併用されている薬物が不眠の原因となることがある。 c. 睡眠薬には作用時間が短いベンゾジアゼピン薬(トリアゾラム)やその類似薬 (ゾルピデムなど)が良い適応である。 d. ベンソジアゼビン薬の副作用には筋緊張作用による歩行障害がある。

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