問題一覧
1
『更級日記』の作者の名前を次の中から選べ。
菅原孝標女
2
阿仏尼には、夫藤原為家の死後、子為相の領地相続訴訟のために、鎌倉へ下向したときの紀行的日記がある。その作品名を漢字五文字で答えよ。
十六夜日記
3
平安時代の女流日記文学として最も早く成立した作品はどれか。次の中から選べ。
蜻蛉日記
4
『更級日記』より成立時期の遅い女流日記を、次の中から選べ。
讃岐典侍日記
5
次の日記文学のうち、成立が最も早い作品を選べ。
蜻蛉日記
6
『たまきはる』は藤原俊成の娘である建春門院中納言の日記である。この作品より後に成立した作品を次の中から選べ。
十六夜日記
7
和泉式部と最も近い時期に活躍した人物を、次の中から一つ選べ。
紫式部
8
活躍した時代が紫式部と同時代ではない人物名を、次の中から選べ。
阿仏尼
9
『源氏物語』の作者の書いた日記の中に出てこない人物を、次の中から一人選べ。
菅原孝標
10
『蜻蛉日記』の作者名と、その夫の名(氏と名)を漢字で記せ。
藤原道綱母, 藤原兼家
11
「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」の書き出しで始まる平安時代の有名な日記のA作者とB作品名を書け。
紀貫之, 土佐日記
12
次の文章の空欄部( A )・( B )に入る事項として最も適当なものを、それぞれ一つずつ選べ。 『更級日記』の作者菅原孝標女は多くの物語類を愛読したが、とりわけ( A )を読みふけった。また、母方に伯母がいて、この伯母は女流日記の先駆となった( B )を書いて、夫との生活や子供への愛情を描いた。
源氏物語, 蜻蛉日記
13
菅原孝標女の書いた日記の内容として、最も適当なものを次の中から選べ。
ある女性の人生の回想記
14
「生まれしも帰らぬものをわが宿に小松のあるを見るが悲しき」(『土佐日記』より)の和歌の解釈として正しいものを次の中から選べ。
京の我が家の庭のかわいい小松を見るにつけ、ここで生まれて土佐の任地で死んだ自分の幼い女児が、自分といっしょに京の家に帰ってこないことが悲しまれる。
15
次の本文の趣旨に合うものを、後の中から選べ。 六月になりぬ。暑さ所狭きにも、まづ去年のこの頃は、事もなく(堀河帝は)御心地よげに遊ばせ給ひて…(以下は皆で扇引きを楽しんだ話が続いて行く) 『讃岐典侍日記』より
作者は去年の今ごろは壮健であった天皇の、思い出を記しながら偲んでいる。
16
次の文章は『和泉式部日記』の一節である。和歌A〜Eは、それぞれ誰が詠んだ歌か。後の中からそれぞれ選べ。 A「時雨かも何にぬれたる袂ぞとさだめかねてぞ我もながむる」とて、「まことや、 B もみぢ葉は夜半のしぐれにあらじかしきのふ山辺を見たらましかば」とあるを御覧じて、 C 「そよやそよなどて山辺を見ざりけんけさはくゆれど何のかひなし」とて、はしに、 D 「あらじとは思ふものからもみぢ葉の散りや残れるいざ行きて見ん」とのたまはせたれば、 E 「うつろはぬときは山のもみぢせばいざかしゆきてとうとうも見む」 《選択肢》 ア:帥の宮 イ:和泉式部 ウ:それ以外の人
イ, イ, ア, ア, イ
17
次の中から説話集でないものを一つ選べ。
愚管抄
18
『宇治拾遺物語』は鎌倉初期頃成立の説話集であるが、次の中から説話集ではないものを選べ。
無名抄
19
『宇治拾遺物語』と分野が異なる作品を次の中から選べ。
宇津保物語
20
『今昔物語集』と異なるジャンルに属する作品を選べ。
玉勝間
21
『今昔物語集』より古い時代に成立した説話集を、次の中から一つ選べ。
日本霊異記
22
『続古事談』は鎌倉時代初期に成立したと考えられている説話集である。これとほぼ同じ時期に成立した、同じジャンルの作品を選べ。
宇治拾遺物語
23
次に挙げる説話集の中で、最も成立の早い作品はどれか。
日本霊異記
24
『古今著聞集』は説話集ですが、これと同じ時代に成立した説話集を一つ選びなさい。
十訓抄
25
出家・往生説話を中心に集めた仏教説話集を、次の中から選べ。
発心集
26
『発心集』の編者は『方丈記』の筆者でもある。この人の名前を次の中から選べ。
鴨長明
27
次の文学史に関する文章の空所に、後の選択肢から、適切なものを選べ。 『宇治拾遺物語』は( 1 )に成立した( 2 )である。このジャンルのものとしては( 3 )に成立した( 4 )が最も古い。奈良の僧、景戒が編纂した仏教に関する内容の物語である。このジャンルで最も有名なのは、( 5 )に成立した( 6 )で、天竺・震旦・本朝というこの当時、全世界と認識されていた三国の話に分かれる。この三ヵ国の中で日本を指すのは、( 7 )という言葉である。
鎌倉時代, 説話集, 平安前期, 『日本霊異記』, 平安後期, 『今昔物語集』, 本朝
28
室町時代に活躍した人物は誰か。次の中から一つ選べ。
世阿弥
29
個人の和歌を集めた私家集を次の中から一つ選べ。
金槐和歌集
30
謡曲『通小町』は、観阿弥・世阿弥父子が作者として成立に関与したと言われている。このふたりに関係の深い作品を、次の中から一つ選べ。
風姿花伝
31
次の作品の中で、連歌集はどれですか。一つ選びなさい。
菟玖波集
32
『古来風体抄』の筆者とはどのような人物か。合致するものを次の中から一つ選べ。
『新古今和歌集』の撰者の一人である藤原定家の父で、『千載和歌集』の撰者である。
33
『和泉式部日記』とほぼ同じ頃に書かれたとされている作品を、次の中から選べ。
紫式部日記
34
次の中から『蜻蛉日記』の筆者を選べ。
藤原道綱母
35
『枕草子』に関する説明として誤りを含んでいるものを次の中から一つ選べ。
『紫式部日記』『十六夜日記』『和泉式部日記』とほぼ同時代の作品である
36
『源氏物語』の作者と同じ時期に活躍したのではない人物を、次の中から一つ選べ。
式子内親王
37
『土佐日記』より「都へと思ふ心のわびしきは帰らぬ人のあればなりけり」の帰らぬ人とは誰のことか。次の中から選べ。
女児
38
和泉式部に関する次の文章の空欄にあてはまる言葉を後の中から選べ。 和泉式部は、平安時代( 1 )の女流文学者で、為尊親王や敦道親王の兄弟との恋愛を描いた( 2 )日記や、和泉式部集の歌集を残した。藤原道長の娘である中宮( 3 )に仕え、藤原保昌と再婚し、情熱的な恋愛歌人として生涯を過ごした。また、この和泉式部と交流があり、藤原道長の妻倫子に仕えた女房に( 4 )がおり、彼女は、藤原道長の繁栄を描いた( 5 )の作者(あるいは編者)と言われている。
中期, 和泉式部, 彰子, 赤染衛門, 栄花物語
39
『撰集抄』は説話集に分類される作品である。次の中から同じく説話集に分類されるものを一つ選べ。
宇治拾遺物語
40
『宇治拾遺物語』と同じジャンルに属する作品を次の中から選べ。
今昔物語集
41
『十訓抄』の成立した時代として正しいものを次の中から選べ。
鎌倉時代
42
『沙石集』と同じ仏教説話集として最も適切なものを、次の中から選べ。
発心集
43
「家の集」に分類される和歌集を、次の中から一つ選べ。
金槐和歌集